読んで字の如く空気と間がくっついていますが、音の世界では別々の意味を持っています。 空気は、詩の持っている曲の雰囲気。 例えば、夜明け、小鳥のさえずりが聞こえてき、朝日が昇ってくる瞬間、の生きている喜び。 お葬式の重苦しい、あの雰囲気。 人生の喜怒哀楽を歌手によって、空気として表現されていきます。 それが、寿美ちゃんの夢一夜での1コーラス終り頃、一夜限りに 咲く花のよう 匂い立つ の所、一瞬、寿美ちゃんの清楚な体臭が、ふあ〜っと香ってくる感じがします。 又、雪が降るのラスト、降っても降っても積もりきれない、海に降る雪、の所では雪が解けていく様子が目に浮かびます。
それと、間。 間とはリズム、これは、簡単にはいきません。 一人一人違うリズムを持っています。 落語なんかでもよく使う、間が悪いとか。 独特の、その人が持っている言葉のタイミング。 音楽的リズムは、ある程度、訓練により克服出来ます。 それを加味して、間、という重要なリズムを寿美ちゃんは完成させつつあります。 今回のブルーライト ヨコハマはリズムに乗って唄っていますが微妙な表現法が織り込まれています。 あまりに繊細すぎて聴き取れない方もいるでしょうね。 寿美ちゃんの唄いは、良い機器が必要です。
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