[60] 
「 いってらっしゃーい。ごゆっくりィ 」
[59] 
「 失神した銀時くんの様子に気づいた近藤先生は、慌てて小さな身体を抱いて園長室へと駆け出しました。坂本園長先生は医師の資格も持っているのです。 」
[58] 
「 そうか！ 良かったな、銀時…！！………って、草場の陰って……うわわわわ、坂本先生ィィィィ！！！ 」
[57] 
「 これからは、くさばのかげでおれたちのしあわせをみまもっているってよ 」
[56] 「 そうそう。のろいがとけて、ばかなあまとうにもどれたんでさァ 」
[55] 「 ひじかた、せんせいのおかげで、ぎんときは、きゅうけつのやまいからときはなたれたんだぜ 」
[54] 「 仰け反ったままがくりと脱力して動かない銀時くんを、土方くんは心配します。しかし、総悟くん＆高杉くんが両側から心配ないよとうそぶくのでありました。 」
[53] 
「 ぎ、ぎんとき？ だいじょうぶ？ 」
[52] 「 ゴリせんせい、グッジョブですぜィ（ぐっと親指を突き出す） 」
[51] 「 あ、おちた 」
[50] 
「 ぐえーーーーーっっ………（ガク） 」
[49] 「 そう言うと、近藤先生は銀時くんをぎゅううううっと力一杯抱き締めました。 」
[48] 「 なにっ！そうなのか銀時！？ でも大丈夫だぞ！ お前がたとえ血に飢えた吸血鬼になっても、先生はお前の味方だからな！ 安心しろ！！ 」
[47] 「 『よーこーせーーーーっっ』だとよ。もう、まっきだな 」
[46] 「 びーがーぶーーーーーっっ！！！（ちーがーうーーーーっっ） 」
[45] 「 ほらね、ひじかたさん。『そうだ！ おまえのちをくれっ！』っていってますぜ 」
[44] 「 ぶぶぶ！ ぼぐわぐわごごご！（ううん！ そんなことないよっ！） 」
[43] 「 ……（総悟くんと高杉くんを見てから銀時くんを見て)…そうなの？（小首を傾げる） 」
[42] 「 そうそう。あいつは、みさかいのないきゅうけつきだから、ちかづくとちをすわれちまうぜ？（土方くんの肩をだく） 」
[41] 「 あ、ちかよっちゃいけませんぜ（ぐいと土方くんを自分の方に引き寄せる） 」
