労働時間短縮について、読書会が 開催されました。 以下は、掲示板に載っていたものを 再掲してみました。
標茶町職員自殺。長時間労働。 雄武町職員自殺。過重労働。
基本的に、「超過勤務を命じる ことは犯罪である」ことが、あた り前の社会とせねばならない。
・三菱電機で、裁量労働制で働いていた男性社員3人が相次いで労災認定を受けた。(内1人は自殺。) ・労災認定を受けていたのは、システム開発の技術者や研究職の男性社員3人。 ・三菱電機は、14年前から裁量労働制を適用していた。 ・3人は脳梗塞、くも膜下出血を発症したほか、うち1人は自殺していて、2015年3月から2017年8月にかけて労災認定を受けていた。 ・三菱電機は、2018年3月、「働き方改革の中で《厳格に労働時間を管理するため》」として、裁量労働制を廃止した。 [408] 2018年10月06日 (土)
※裁量労働の28歳男性 過労死認定 <北海道新聞> ・東京都のIT企業で、裁量労働制を適用されていた当時28歳の男性社員が、昨年、くも膜下出血で死亡し、労働基準監督署が今年4月に過労死として労災認定した。死亡前、最長で月184時間の残業があった。
『NHK、1週間で資本論(2011年放送?)的場昭弘さん』 ・マルクスは、(資本論前半はむずかしいので)第8章(労働日)から読め、と示唆している。マルクスは、労働者にこそ資本論を読んでもらいたいと思っていた。第8章に、労働者の姿がえがかれており、その姿をみてほしいという願いをこめて、第8章から読め、という言い方をしている。 『資本論』第8章 ・ここでマルクスは、当時の労働者の証言をもとに、その過酷な労働の実態を明らかにしました。 ・ある壁紙工場では、繁忙期には、大人も子供も、朝6時から深夜まで、ほとんど休みなく働かされていました。 ・労働者ダフィーの証言です。「子供たちは、しばしば、疲れで目をあけていられなかった。実際、わしらでさえ、目をあけていられないことがよくあった。」 ・さらにマルクスは、数百人の乗客が亡くなった鉄道事故について分析。事故を防げなかった鉄道員の声を引用しています。「10年ほど前は8時間労働にすぎなかったんです。この5〜6年の間に14時間、18時間、20時間と引き上げられ、バカンスの時など客が多い時は40〜50時間休みなく働くこともめずらしくありませんでした。」 ・「あとは、どうとでもなれ」とでもいうのか。資本は、社会が対策を立て、強制しないかぎり、労働者の健康と寿命のことなど、何も考えない。資本論第8章には、マルクスの怒りが満ちています。
『資本論』 第8章 労働日 「今こそ資本論」 フランシス・ウィーン 著 中山元 訳 ポプラ新書 ・マルクスは、生存のための必要な全体量は、1日6時間の労働に相当すると計算している。 ・労働者が、賃金を手にするためには、さらに5時間から6時間は働く必要がある。この「剰余労働」が、資本家にとっての利益を、生み出すのである。「他者の不払い労働によらない剰余価値は、初めからそこにはひとかけらも存在しない」のである。 ・資本家が剰余価値をより得るための、もっともわかりやすい方法は、労働者に長い時間働かせることである。 ◎資本論の第8章「労働日」では、この非人間的な定式が、人間にどのような負担をもたらしたかを詳細に説明している。
[1028] 2024年09月20日 (金) 11時11分
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