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[365] 傭兵団 第24章
セン傭兵団 - 2006年06月08日 (木) 22時40分

二人はにらみ合ったまま動いていなかった

セン「・・・ネイル、さっさと来てくれや」

ネイル「こっちから行って毎回負けてたんだけど」

セン「・・・こんな時に学習しなくてもいいもんだけどな・・・仕方ない、じゃ、俺から行かせて貰うか・・・」

センは右足を後ろに一歩下げて腰を低くした、そして一気に走り、ネイルに向かって刀を振り下ろした

ネイルはそれを自分の剣で受け止め、すぐにセンに向かって剣を振った、振られた剣はセンの服をかすめた

セン「うおっと・・・あぶないな〜、おい」

ネイル「・・・兄さん、本気でやらないと死ぬよ」

セン「へぇ、お前からそんな言葉が聞けるとは思わなかったな、仕事での山賊退治の時でも情けをかけて鞘を付けて戦ってるお前が」

ネイル「それとこれとは話が違うの、今はあの人を殺すだけ」

セン「・・・考えは変わらない、か・・・仕方ない」

センは瞬時に刀をネイルに向かって振った、ネイルは不意をつかれ、右手に鞘が直撃した

ネイル「・・・っ・・・」

ネイルは右の腕を左手で押さえて片膝をついた

セン「ネイル、悪いが、これだけは退けんのでな、ある程度は覚悟しとけよ」

ネイルは立ち上がり、剣を構えた

ネイル「覚悟はしてるよ」

ネイルはセンとの距離を詰めて斬りかかった、センは普通に避け、流れるような連続攻撃を食らわせ、最後に蹴りでネイルを吹き飛ばした

セン「・・・ネイルさ、これで分かったろ、ノイセル殺すのは無理だって事だ」

センは刀を腰に差して、倒れているネイルに背中を向け、歩いていった

ネイル「・・・いや・・・違うよ!」

ネイルは剣を拾った後、すかさず立ち上がり、センを刺した、剣はセンの体を貫通した

セン「・・・な〜るほど、そうくる・・・か」

センは倒れた

ネイル「・・・はぁ・・・はぁ」

セン「おい・・・やっぱり・・・行くのか?」

ネイル「うん、勿論・・・兄さん・・・ごめん・・・でも、ありがとう」

セン「・・・そう言う言葉が聞けるとは・・・思わなかったな・・・」

ネイル「・・・それじゃあ・・・」

ネイルは茂みのなかへ消えていった
______________________________________________________
セン「・・・全く・・・ダメだな・・・俺は」

バロン「[いかなる敵でも余裕を見せると負ける]・・・確か君の言った言葉だったよね」

セン「・・・バロン・・・見てたか・・・」

バロン「いつも余裕を見せない君がこのざまとはね」

セン「・・・今は・・・何言われても結構だよ・・・妹一人すら・・・止められなかっただからな」

バロン「とりあえず、シオンに報告しておくよ」

バロンは一瞬にして消えた
_______________________________________________________
ネイル「もう後には退けない・・・やるしかないんだ」

________________________________________________________
セン「[今日〜の敗因なんだろう はい!反省会はじめ〜♪]」

作者「ひっさびさ〜!何ヶ月ぶり?」

キルス「知らん・・・ってか俺何時になったら帰ってくんの?」

作者「さぁ、どうだろう」

サリア「私にもいい加減出番を出してはくれないか?」

作者「あ〜はいはい、分かったからさっさと帰って・・・[はい!反省会終わり〜♪]」



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