| [252] 稲垣物語 1話 |
- W.S - 2007年01月03日 (水) 17時48分
この話はフィクションです、実際の人物とは何の関係もありません
・・・以上で今年度のドラフトを終わります
阪木「・・・稲垣」
稲垣「・・・実は俺な、プロ志願書書かなかった・・・」
阪木「なっ!?」
稲垣「俺はアメリカに行く」
石室「アメリカだと・・・」
弓野「訳を話してくれないか?、稲垣」
稲垣「・・・俺はこの3年間で自分の甘さに気が付いたのさ」
弓野「甘さ?お前は150キロの速球に加えて人並み外れたコントロールがあるじゃないか」
稲垣「それでも阪木には勝てなかった、・・・何かが足らないって事だろ」
阪木「稲垣、お前は俺に勝ったわけじゃないし、実際勝負も・・・」
稲垣「でも監督はお前を選んだんだ、何か原因があるんだろ、予選のときも俺が打ち込まれたとき、自分で何かが違うって感じたからな」
阪木「稲垣・・・」
稲垣「阪木、石室、弓野、氷、プロ入りおめでとう、・・・じゃあな俺は先に帰るぜ」
阪木「あっ、おい!」
タッタッタッ・・・
稲垣「・・・リリーフってのは評価しにくい場所だと改めて感じるな、ちっ・・・」
2月下旬
〜空港〜
稲垣「この投球がどこまで通用するかはわからないが、行ってみるしかねーしな・・・」
稲垣はアリゾナに向かった・・・稲垣の行くところ、それはダイヤモンドバックスである
稲垣「マイナーでの契約だが、約2年くらい残らねーとな・・・」
〜アリゾナ〜
稲垣「通訳を短期間契約してんだが・・・どこにいるんだ?」
???「はーい、あなたが稲垣さん?」
稲垣「あ、ああそうだ、あんたが通訳さん?」
???「いえーす!私、グッドマン・西野・コージでーす、よろしくー稲垣さん」
稲垣「よろしく、達彦・稲垣だ」
???「それでは早速移動しましょー!」
稲垣「おう」
〜2A Mobile BayBears 〜 (モービル・ベイベアーズ 2Aサザンリーグ所属)
コージ「ここがあなたの過ごす場所でーす、よく見ときなさーい」
稲垣「うっす」
その時奥のほうから、とある人物が現れた
???「Hello, are you future baseball people from Japan?」
コージ「Yes, it is Kohji and besides this is so Inagaki at the start」
???「Is building Stanton where besides Inagaki, I act so as supervision at the start; thank you」
稲垣「い、いえす・・・あー・・・せんきゅー、まいねーむざいながき、よろ・・・しく!」
上の文を訳すと
監督「やあ、あなたたちが日本から来た未来の野球人かい?」
コージ「そうです、初めまして、コージです、そしてこちらが稲垣選手です」
監督「そうですか、初めまして稲垣選手、2A監督のビル・スタントンだ、よろしく」
・・・略す手間を考えると共通語が一番ですね(汗
監督「生活のほうは寮長に聞いてください、では、私はこれで」
コージ「オーケー、グッバーイ」
稲垣「こ、コージさん、監督は何て言ってたんです?」
コージ「とりあえず挨拶だけ、後は寮長に聞いてくれだってさ」
稲垣「あまりの唐突さに頭が真っ白になったよ・・・、頼むよつ・う・や・く・さ・ん!」
コージ「おっとそうだった、ごめんごめん、んじゃ行こうか」
稲垣「はい」
稲垣は疲れた感じで寮に向かった
〜寮〜
コージ「へい、寮長?」
寮長「ああ、あんたらが新しく入る奴かい、んじゃ早速説明すっかね」
コージ「オーケー」
稲垣「通訳!通訳!」
コージ「おっと、とりあえず寮の説明だってさ」
稲垣「ふーん」
そういうと稲垣は寮に案内された
寮長「一部屋8人で寝てもらう、そしてここが君の部屋だ」
コージ「ここが君の部屋だって、一部屋8人で」
稲垣「なるほど」
その後部屋の使い方について説明され、食堂へ
寮長「ここで食事をしてくれ、日本食は・・・米っぽいものくらいなもんで何も無いがな」
コージ「食事はここで、日本食は米っぽいものがあるんだって」
稲垣「何だよ米っぽいものって・・・」
その後その他諸々話を聞いて説明を終えた
寮長「んじゃね、またわかんないことあったら聞きに来い」
コージ「センキュー」
稲垣「・・・3Aより食事が豪華なのかな?、パンだけかと思ったんだが」
コージ「年齢的にだろ、まだまだ育ち盛りな奴がたくさんいるからな」
稲垣「なるほどねぇ」
こうして俺のマイナーでの生活が始まった

|
|