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[182] 夢のオールスター パワフルVS池橋+稲垣物語(完)
W.S - 2006年07月18日 (火) 20時47分

小説書く人もいないので、とりあえず自分の書きたい小説を
丸ごとスレ立て(汗
とりあえず文章の練習にはなります

この小説は某サイトで書いた小説チームと
自分の今書いている小説のチームを対決させたものです
成り行きは特にありません
さあ間もなくプレイボール!(蹴

上原「さて、何故こんなことになったのかはわからないがよろしく頼む」


阪木「ああ、よろしく・・・」


両チームのキャプテンの挨拶が終わりスタメンが発表された

後攻 パワフル高校
1 ショート 上原
2 セカンド 久万里
3 キャッチャー 秋田
4 ファースト 大須賀
5 サード 安達
6 レフト 国松
7 ライト 野口
8 センター 久保
9 ピッチャー 柳原

ベンチ
10 石黒 16 桑島
11 田坂 17 吉川
12 美濃 18 毛利
13 倉田
14 芦野 監督 森晴海
15 市野

先攻 池橋高校
1 セカンド 坪口
2 ショート 氷
3 レフト 真鍋
4 サード 石室
5 ライト 弓野
6 ファースト 月野
7 センター 船田
8 キャッチャー 京瀬
9 ピッチャー 阪木

ベンチ
10 水神 16 銀山
11 鱒尾 17 高岡
12 三間坂 18 稲垣
13 大宮
14 小島 監督 卯月エイオン
15 木下

河路「こんにちは、今日はパワフル高校対池橋高校の試合を河路でお伝えします」


ちなみに球場は地方球場

河路「パワフル高校の先発がエースの柳原、対する池橋高校の先発は阪木となっております、さあ間もなくプレイボールです!」


プレイボール!


続く(多分

[183] 2話
W.S - 2006年07月19日 (水) 21時02分

1番 セカンド 坪口


坪口「さあーうっていこーかねぇ〜」


柳原「はぁぁ・・・せっかくのオフだったのによぉ・・・」


シュッ


坪口「それはオイラも同じさぁ〜」


パコーン!


柳原「うぉっ!?」


打球は強烈なピッチャー強襲ヒット


2番 ショート 氷


柳原「ちっ、マジメにやるか」


ピシュッ!


卯月「(バントバント!)」


氷「(了解)」


カッ


柳原は1塁にボールを投げ1アウト


3番 レフト 真鍋


柳原「さてと・・・プロ3勝の力を見せてやるか!」


ピッ!


ブンッ!


真鍋「くっ!?」


シュッ!


バシッ!


審判「ストラーイク!」


柳原は速いテンポであっさり追い込んだ


シュッ!


コン


真鍋「何とかミートの先に当てた・・・な」


柳原は1塁へ送球で2アウト3塁


4番 サード 石室


柳原「ここは敬遠だな」


4番の石室を敬遠、そして・・・


5番 ライト 弓野


柳原「ここも敬遠・・・っと」


5番弓野も敬遠、そしてバッターは月野


6番 ファースト 月野


柳原「初っ端から満塁だが、どうせオールスターだ、点を取られたって意味ないさ」


月野「それは同感、点を取ったってねぇ・・・でも打つが」


シュッ


ズバン!


審判「ボール!」


柳原はその後1つボールを出してその後の2球をストライクにする


カウントは2−2


ビシュッ!


カーン!


柳原「おっしゃ!ショートフライだな」


上原「・・・よっと!」


パシッ


月野「ちっ、まあいいか」


1回表、チャンスを作るが点が取れない池橋高校


そして1回裏へ


続く(無理 蹴

[184] 登場人物紹介
W.S - 2006年07月21日 (金) 16時05分

紹介するの早っ!?


と言うわけで人物紹介〜池橋編〜

池橋高校の元ネタ〜池田高校(某有名高校です)


要注意人物のみの紹介

1番 坪口 甲子園で1試合6盗塁の俊足
4番 石室 パワーがとんでもなく高い、チャンス+左に激強い
5番 弓野 総合能力なら上原に次いで高い、パワーもかなりある
8番 京瀬 バントやリード、そしてブロックは鬼レベル、打撃はダメダメ
9番 阪木 甲子園で3度ノーヒットノーランを記録、球速の速さが売り、柳原と違い甲子園優勝経験が4回中3回ある
18番 稲垣 すでにメジャー行きが決まっている、阪木より球速が速く、投法が印象的

〜パワフル編〜

1番 上原 文句なしの強さ、投手能力も高め(ぇ
3番 秋田 改造手術を受けているために能力はずば抜けている
9番 柳原 無名の大エースとはこいつのことである(たぶん、甲子園準優勝投手
10番 石黒 投手総合能力ならNO.1、野手能力は★3つ

投球回数記録(甲子園)

阪木 1試合(2試合) 566球 ●青森山田 5 VS 6 池橋○ 準々決勝(延長15回+延長15回)
柳原 決勝初球デッドボール(爆、1試合被本塁打6(笑

ちなみに能力の差はこれくらい


池橋 打撃★★★★ 守備★★★ 走塁★★★ 投球★★★★★
パワ 打撃★★★ 守備★★★ 走塁★★★ 投球★★★★

わずかに池橋が能力が高いはず・・・(汗


パワフルの打撃について、上原と秋田しか強くない、以上!(殴
パワフルの投球について、石黒は高いが柳原は微妙


そしてスペースが空いたことによる元ネタ

池橋高校

坪口=日ハム坪井
石室=日ハム田中幸雄
弓野=元阪神の真弓
京瀬=元・ヴェルディ川崎GK菊池
阪木=花咲徳栄(字合ってたかな?蹴)の福本
稲垣=元・ロッテオリオンズ村田兆治

パワフル高校

上原=読売ジャイアンツ上原
秋田=サッカー秋田豊
柳原=実は猪狩守なのだが、最初は星野仙一だった(似てない)&F1佐藤琢磨
石黒=一ノ瀬塔哉(そのまんま)

おまけ

氷=氷川きよし
月野=阪神タイガース桧山
卯月エイオン=セルジオ越後サッカー解説者

田坂=元・西武ライオンズ田辺
高岡=卓球福原愛
森晴海=ごくせん=仲間氏(ちなみに私は見たことありません 蹴)


ためになったでしょうか?驚きになったでしょうか?
ちなみに日本バスケの田○さんも元ネタになったボツネタもありました(汗
ゴルフももちろん!しかも片○です(殴
まあ、そんなことはどうでもいいと思いますが
次回にはきちんと話進めますよ〜

[186] 3話
W.S - 2006年07月30日 (日) 00時13分

1回裏 パワフル高校の攻撃

1番 ショート 上原


上原「さてとお手並み拝見するか」


阪木「ふん、言ってろ」


ビシュッ!


ドボォォォォォン!


審判「ストラーイク!」


キャッチャーミットの音が響く


上原「(こいつ・・・球が速いな・・・しかもキャッチャーも上手く投手に球の威力を出させている・・・)」


ビッ!


ククッ!バスッ!


審判「ストラーイク!」


上原「くっ・・・」


ギュン!


上原「!?、なっ!?」


ドボーォォォォオォン!


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


柳原「上原が・・・見逃しただと!?」


阪木「ふん、こんなもんか?パワフルは」


上原「(ストレートがさらに加速した・・・こいつは手ごわいな・・・)」


2番 セカンド 久万里


久万里「速球派か・・・まあミートに徹してれば大丈夫だろ」


しかし・・・


ズバーン!


審判「ストラーイク!バッターアウト!」


久万里「・・・ウソだろ・・・」


あっという間に三振し、秋田に打順が回る


3番 キャッチャー 秋田


秋田「ふぅ、どうするべきかな・・・」


ここでもあっという間に2ストライク取られ、ボールが1球


そして・・・


ブンッ!


京瀬「(スイングか?1塁球審は!?)」



京瀬が素早くアピール


審判「ストラーイク!バッターアウト!」


秋田「回っていたか・・・残念」


阪木「余裕すぎだな」


パワフル高校、あっという間に1回裏終了・・・


上原「3者連続三振はまずいな・・・」


柳原「ったく、せめて当てろよ」


久万里「ノビがすごいんだよ!、しかも球速表示は150キロだぞ!」


柳原「マジかよ・・・」


上原「こいつは速めにたたみかけるしかないな」


秋田「ああ、とりあえず大須賀、次頼むよ」


大須賀「了解」


こうしてイニングは2回を迎える・・・・

[187] 無駄にテンションを上げてみた4話
W.S - 2006年08月05日 (土) 21時30分

2回表


7番 センター 船田


船田「はよこいゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


柳原「無駄にテンションの高い奴だな・・・」


上原「タイトルと酷似してるぞ、これはやり逃げだな」


秋田「作者め、手抜きか」


ビシュッ!


カキーン!


柳原「また初球打ちか!?」


打球はセンター前にポトリ


続いて8番 キャッチャー 京瀬


柳原「こいつは犠打で有名だったな」


上原「確か甲子園記録では犠打が記録になっていたはずだ」


京瀬「僕を知っているのか、ならやる事は1つだよねぇ」


秋田「(当たり前だ、シフトを切り替えるに決まってる)」


上原「(しかしあいつは曲者肌なんだよな?大丈夫か?)」


シュッ!


ククッ!


バシッ!


審判「ストラーイク!」


柳原「おかしいな・・・、バントの構えは見せているんだが・・・何かこう・・・違うんだよなぁ」


ビシュッ!


京瀬「・・・今だ!」


キッ!


秋田「流し打ち!?、しまった!」


上原「甘い!」


上原の好プレーが・・・


パシッ! シュッ!


久万里「おっしゃ!」


ポロッ


久万里「あっ、やべっ!」


上原「げっ!?」


京瀬「ラッキー!」


上原の好プレーがあったが久万里の補球エラーでランナーは1,2塁


柳原「おいおい・・・まあ仕方ないか、切り替えてくか」


久万里「めんごめんご・・・」


上原「これも運なのか?」、奴はバントのほかにも何故か四死球が多い・・・」


9番 ピッチャー 阪木


柳原「やべえな・・・こいつは打撃上手いんだよなぁ・・・」


秋田「(まあ直球で攻めていくか)」


ビシュッ


柳原はカウントを2−1に持っていったところで・・・


ビシュッ!


ブンッ!


阪木「ちくしょっ!」


ここは抑える


1番 セカンド 坪口


柳原「・・・外野前進!」


柳原の一言で外野が前進、タッチアップ防ぎか?


続く

[252] 稲垣物語 1話
W.S - 2007年01月03日 (水) 17時48分

この話はフィクションです、実際の人物とは何の関係もありません


・・・以上で今年度のドラフトを終わります


阪木「・・・稲垣」


稲垣「・・・実は俺な、プロ志願書書かなかった・・・」


阪木「なっ!?」


稲垣「俺はアメリカに行く」


石室「アメリカだと・・・」


弓野「訳を話してくれないか?、稲垣」


稲垣「・・・俺はこの3年間で自分の甘さに気が付いたのさ」


弓野「甘さ?お前は150キロの速球に加えて人並み外れたコントロールがあるじゃないか」


稲垣「それでも阪木には勝てなかった、・・・何かが足らないって事だろ」


阪木「稲垣、お前は俺に勝ったわけじゃないし、実際勝負も・・・」


稲垣「でも監督はお前を選んだんだ、何か原因があるんだろ、予選のときも俺が打ち込まれたとき、自分で何かが違うって感じたからな」


阪木「稲垣・・・」


稲垣「阪木、石室、弓野、氷、プロ入りおめでとう、・・・じゃあな俺は先に帰るぜ」


阪木「あっ、おい!」


タッタッタッ・・・


稲垣「・・・リリーフってのは評価しにくい場所だと改めて感じるな、ちっ・・・」


2月下旬


〜空港〜


稲垣「この投球がどこまで通用するかはわからないが、行ってみるしかねーしな・・・」


稲垣はアリゾナに向かった・・・稲垣の行くところ、それはダイヤモンドバックスである


稲垣「マイナーでの契約だが、約2年くらい残らねーとな・・・」


〜アリゾナ〜


稲垣「通訳を短期間契約してんだが・・・どこにいるんだ?」


???「はーい、あなたが稲垣さん?」


稲垣「あ、ああそうだ、あんたが通訳さん?」


???「いえーす!私、グッドマン・西野・コージでーす、よろしくー稲垣さん」


稲垣「よろしく、達彦・稲垣だ」


???「それでは早速移動しましょー!」


稲垣「おう」



〜2A Mobile BayBears 〜 (モービル・ベイベアーズ 2Aサザンリーグ所属)


コージ「ここがあなたの過ごす場所でーす、よく見ときなさーい」


稲垣「うっす」


その時奥のほうから、とある人物が現れた


???「Hello, are you future baseball people from Japan?」


コージ「Yes, it is Kohji and besides this is so Inagaki at the start」


???「Is building Stanton where besides Inagaki, I act so as supervision at the start; thank you」


稲垣「い、いえす・・・あー・・・せんきゅー、まいねーむざいながき、よろ・・・しく!」


上の文を訳すと


監督「やあ、あなたたちが日本から来た未来の野球人かい?」


コージ「そうです、初めまして、コージです、そしてこちらが稲垣選手です」


監督「そうですか、初めまして稲垣選手、2A監督のビル・スタントンだ、よろしく」


・・・略す手間を考えると共通語が一番ですね(汗


監督「生活のほうは寮長に聞いてください、では、私はこれで」


コージ「オーケー、グッバーイ」


稲垣「こ、コージさん、監督は何て言ってたんです?」


コージ「とりあえず挨拶だけ、後は寮長に聞いてくれだってさ」


稲垣「あまりの唐突さに頭が真っ白になったよ・・・、頼むよつ・う・や・く・さ・ん!」


コージ「おっとそうだった、ごめんごめん、んじゃ行こうか」


稲垣「はい」


稲垣は疲れた感じで寮に向かった


〜寮〜


コージ「へい、寮長?」


寮長「ああ、あんたらが新しく入る奴かい、んじゃ早速説明すっかね」


コージ「オーケー」


稲垣「通訳!通訳!」


コージ「おっと、とりあえず寮の説明だってさ」


稲垣「ふーん」


そういうと稲垣は寮に案内された


寮長「一部屋8人で寝てもらう、そしてここが君の部屋だ」


コージ「ここが君の部屋だって、一部屋8人で」


稲垣「なるほど」


その後部屋の使い方について説明され、食堂へ


寮長「ここで食事をしてくれ、日本食は・・・米っぽいものくらいなもんで何も無いがな」


コージ「食事はここで、日本食は米っぽいものがあるんだって」


稲垣「何だよ米っぽいものって・・・」


その後その他諸々話を聞いて説明を終えた


寮長「んじゃね、またわかんないことあったら聞きに来い」


コージ「センキュー」


稲垣「・・・3Aより食事が豪華なのかな?、パンだけかと思ったんだが」


コージ「年齢的にだろ、まだまだ育ち盛りな奴がたくさんいるからな」


稲垣「なるほどねぇ」


こうして俺のマイナーでの生活が始まった

[253] 稲垣物語 2話
W.S - 2007年01月03日 (水) 20時35分

稲垣が何故2Aにいるかと言うと、実力は買われたが若さと経験、そして3Aのレベルでは高すぎ、1Aでは低すぎると判断した球団側の判断である、そのため2Aが無難と察知した球団側が独断で入れたのである


稲垣「俺としちゃ3Aでも大丈夫だと思うんだがなぁ」


コージ「3Aは厳しいぜ、メジャー選手がゴロゴロいるんだからな、稲垣君の実力はわからないが、それでも3Aよりは劣ってるんじゃないかい?」


稲垣「まあ・・・全部抑えるのは無理だわな、とりあえず経験を積んでからだな」


コージ「そうそう、んじゃ寮に戻ろうか」


稲垣「はい、コージさん」


コージ「おっと、「さん」づけはよしてくれ、アメリカじゃ特別な人以外はほとんど呼び捨てだぜ、そこんとこ頼むよ」


稲垣「わかった、コージ」


コージ「んじゃ行くか」


〜寮〜


寮に戻ると部屋の住人の3人が戻っていた


???「何だ?東洋人がいるぞ?」


???「そういや今日日本人が入ってくるって言ってたな」


???「この部屋に住むのか?、また狭くなるな」


稲垣「あ、あの・・・」


コージ「やあ君たち、初めまして、今日からここにお世話になる稲垣だ、皆よろしくしてやってくれ」


???「やっぱりか」


???「ったく、日本人がこんなとこ来てんじゃねーよ」


???「よせ、どうせすぐ帰るのがオチだ」


2人「ははははははは!」


コージ「どうやらあまり良い環境とは言えないな、稲垣、十分注意してくれよ」


稲垣「マジっすか・・・」


コージ「それじゃ、また何かあったら呼んでくれ、んじゃ」


稲垣「ちょ、ちょっと!コージはここにいないのかい!?」


コージ「私は選手じゃないからねぇ、まあ大丈夫さ、上の人には面倒かけるとは言ってあるからね」


稲垣「はあ・・・これは契約外か・・・」


コージ「そういうこと、まあ君ももう子供じゃないんだから、頑張れ、じゃねー!」


バタン


稲垣「・・・」


???「おい、英語しゃべれんのか?」


稲垣「え、えーと・・・」


???「ダメだこいつ、英語もしゃべれねーのにアメリカ来たみたいだ」


???「ってことはさっきのは通訳か、日本人がこっちに来る際に必ずすることだな、ったく少しは覚えろってんだ」


稲垣「くっ、部屋には居づらいな、とりあえず外行くか・・・」


稲垣は仕方なく外に出た


稲垣「グラウンド汚ねーな・・・、まあ仕方ないか」


???「へい!、お前が新しく来た選手か?、俺はボブ、投手コーチと守備コーチをまとめてやっている、よろしく」


稲垣「あ・・・えー・・・まいねーむいず稲垣!、せんきゅーべりーまっち!」


稲垣「(えーい!もうやけくそだ!コンチクショー!)」


ボブ「あー、君は投手・・・だっけか?」


稲垣「ぴ、ぴっちゃー!」


ボブ「そうか、丁度いい、ちょっと1球見せてもらえるか?」


稲垣「ジェスチャー?、ああ1球見せてくれってか?、イエス!」


ボブ「それじゃこっちだ」


稲垣「ついてこいってか?」


タッタッタッ


ボブ「ここだ、さて・・・受けるキャッチャーだが・・・アイバーソン!」


アイバーソン「はい、何です?コーチ」


ボブ「ちょっとコイツの球受けてくれ」


アイバーソン「はい」


ボブ「とりあえず稲垣、投げてみてくれ、まずはそれからだ」


稲垣「お、オーケー!?(か?)」


アイバーソン「早くしてくれ、休憩したいんだ」


稲垣「あ、あー・・・っと・・・」


稲垣「投球のサインとかは・・・どう言うんだ?」


アイバーソン「早く!」


ボブ「どうした?稲垣?」


稲垣「えーい!やけくそだ!」


稲垣は大きく振りかぶった


ボブ「何!?トルネードだと!?」


アイバーソン「(しかしサウスポーだが・・・)」


シュッ!


アイバーソン「(来る!)」


シュパァァァァァァァァッ!!!!!


アイバーソン「思ったより速い!」


バシッ!


ボブ「何と・・・左投げのトルネードとは・・・」


アイバーソン「い、いい投球してんな!、そ、それじゃ俺はこれで・・・」


稲垣「ど、どうなんだ?」


ボブ「良い投球だ、2Aから出発する理由がわかった、ありがとう」


稲垣「い、イエス!」


タッタッタッ・・・


稲垣「高評価だったのか?それとも低評価だったのか・・・どうなんだ?」


???「やあ、君の投球見せてもらったよ」


稲垣「え!?」


???「おっと驚かせてすまない、僕はミゲル・ローレン、ところですごいな、あのトルネードのスピード」


稲垣「に、日本語しゃべれるんですか?」


ミゲル「まあ多言語は趣味みたいなものだけど、一応日常会話的なことはしゃべれるよ」


稲垣「(た、助かった・・・マジで俺一人だけかと・・・)」


ミゲル「あのトルネードはどこで覚えたんだい?」


稲垣「それは・・・ライズボールの研究でちょっと覚えて・・・」


ミゲル「ライズボール?ソフトボールじゃないか、それで覚えたのかい?」


稲垣「はい、あの縦方向に回す投法をみて、あれを逆の要領で覚えたらどうなるだろうと思ったら、いつのまにかこれができたんです」


ミゲル「投法とライズボールの融合ってやつかい?、ずいぶん変わってるね」


稲垣「そ、そうですか・・・ところでミゲルさ・・・」


ミゲル「おっとそろそろ失礼するよ、休めるうちに休めないと疲れが速く溜まるからね、それじゃ」


稲垣「は、はい・・・」


ミゲル「(単なる凡人なら、声をかけなかったが、あれを見せ付けられちゃあねぇ・・・面白い存在だ)」


稲垣「さてと戻るか、ここにいたって何もならない、自分の力で立ち向かうしかないんだな・・・」


コーチも驚かせた稲垣のピッチング、しかしマイナーはそれほど甘くなかった・・・

[254] 稲垣物語 3話
W.S - 2007年01月04日 (木) 01時41分

とりあえず同じ部屋にいるやつの名前はわかったが、やはり環境の違いか馬が合わない点もしばしばある


稲垣「昨日はあまり寝られなかったな、まあ仕方ないか・・・」


ミゲル「やあ、おはよう」


稲垣「おはようございます、ミゲルさん」


ミゲル「「さん」付けはいらないよ、・・・ところで君の名前を聞いてなかったね、教えてもらえるかい?」


稲垣「あっ、すいません、俺の名前は達彦稲垣です」


ミゲル「達彦か、改めてよろしく」


稲垣「よろしくお願いします」


ミゲル「しかし君もわざわざこっちまで来て勉強かい?ずいぶんハードルを上げるね」


稲垣「・・・今は日本には帰れないんです、いろいろと訳があって・・・」


ミゲル「へぇ、どんな訳だい?」


稲垣「ある人物との再戦です、そいつに負けて悔しくってこっち来たんですよ」


ミゲル「そうか・・・なら頑張るしかないな」


稲垣「はい、ところでミゲルさんはやはりメジャー昇格を目標に?」


ミゲル「当然、ここに来ている奴は皆そうだ、稲垣は違うのかい?」


稲垣「まあ・・・留学って感じで来てます」


ミゲル「そうか、君がメジャーリーガーになったら面白そうなんだけどな」


稲垣「メジャーに興味が無いわけじゃないんですけどね」


ミゲル「まあ君の目標は君の目標さ、僕が指摘するものじゃない、ところで達彦は一人でここに?」


稲垣「いえ、通訳と一緒に来てます」


ミゲル「ふーん、まあ通訳いないといろいろ大変だしね」


稲垣「ええ、それでもうすぐ来るはずなんですが・・・」


ミゲル「ん・・・?、あの人かい?」


稲垣「んーと・・・あっそうですね、あの人です」


コージ「やあ稲垣、おはよう」


稲垣「おはようございます」


コージ「あれ?君はミゲル選手じゃないか!」


ミゲル「は、はい」


コージ「メジャー通信読んだよ、未来のスーパースターって取り上げられるほど大物だそうじゃないか?」


ミゲル「いえいえ、僕もまだまだですよ」


コージ「またまた〜謙遜しちゃって、サインもらえるかな?」


ミゲル「ええ、いいですよ」


サラサラサラ・・・


ミゲル「よ・・・っと、こんな感じでいいですか?」


コージ「サイコーだよミゲル選手!、ありがとう」


ミゲル「いえ、それじゃ達彦、また練習でね」


稲垣「は、はい」


タッタッタッ・・・


稲垣「コージ、ミゲルってそんなに大物なの?」


コージ「ああ、メジャー通信では2Aながら専用コーナーまで書いてあるほどの大物だ、しかし彼と知り合いになったのか、稲垣も運がいいね」


稲垣「ミゲルが・・・すごいな」


〜練習〜


バスッ!


ボブ「・・・ビル、どうだい?」


監督「なかなかじゃないか、面白そうな逸材だな」


コージ「なかなか良いってさ、よかったじゃん」


稲垣「・・・まだまだ、阪木のほうが上だ」


コージ「阪木?誰だい?それは」


稲垣「俺の当時行っていた高校のエースです、俺はリリーフで、アイツは先発だったんです」


コージ「なるほど、先発を任せられなかったんだね?」


稲垣「まあ、そうですね、そういうことでまだ何も変わっていないので満足はできないです」


コージ「君の実力を見させてもらったけど、3Aの選手にも引けをとらない能力の持ち主なのに、まだそれ以上の選手がいるんだな・・・」


ビル「・・・弱点はあるといっちゃあるな」


コージ「弱点を見つけたみたいだぜ」


稲垣「!?、どこです?」


コージ「Where is a weak point?」


ビル「直球は走っている、コントロールはメジャー級、だが揺さぶれるほどの変化球が足りない」


コージ「直球はOK、コントロールもメジャー並、ただ相手を揺さぶれるほどの変化球が足りないだそうだ」


稲垣「!?、俺の変化球はダメなのか・・・」


ビル「その投法だと、今持っている球種ではそれ以上の期待はできない、だから新球開発を勧める」


コージ「その投法じゃ、今の持ち球では自分の思う以上の期待はできないだそうだ、それで新球開発をやってみる必要があるかもだそうだ」


稲垣「新球開発・・・」


コージ「どうする?」


稲垣「・・・少し考えさせてください」


コージ「May I think a little?」


ビル「わかった、だがその前に試合で様子を見る、緊急登板だ」


コージ「いいって、だけどその前に試合の登板が先だって」


ビル「試合は明日の午前、調整しておけ」


コージ「登板は明日の午前、しっかり調整しておけだそうだ」


稲垣「はい!」


〜翌日〜


カーン!


稲垣「くそっ!150キロのストレートも役に立たないのか!?」


カキーン!


マイナー初登板は5回4失点と不調


稲垣「・・・くそっ」


ボブ「(今日は体調が悪かったのか?やや制球に乱れがあったが・・・)」


体調が悪いだけで結果は出せなくなるマイナーリーグ、稲垣の新球開発は・・・

[255] 稲垣物語 4話
W.S - 2007年01月04日 (木) 18時14分

ビル「調整してこいと言ったはずだがな、失望した、今日はもう上がれ」


コージ「調整をしてこなかったから失望した、今日はもう上がれだってさ」


稲垣「・・・はい」


〜部屋〜


稲垣「くそっ!、変化球が気になって投げれなかった・・・」


コージ「まあ、その辺は深く考えるなって、最初は悪評だがこれから取り戻していけば良い、そうだろ?」


稲垣「ああ、だが・・・150キロを久々に出したのに軽く打ち返されるとはな・・・、予選や甲子園ではそこそこ抑えられたのに・・・」


コージ「ドンマイ、コーチにまたフォーム修正してもらえ」


稲垣「そうですね、まだ終わったわけじゃないですし、・・・とりあえずこのままクールダウンして夕食にします」


コージ「そうそう、その切り替えよ、それじゃ私は失礼するよ、おつかれ」


稲垣「お疲れ」


バタン


稲垣「切り替え・・・か、俺の場合そこじゃないんだと思うんだが・・・」


稲垣は心痛な面持ちで食堂に向かった


〜食堂〜


稲垣「ふぅ・・・」


稲垣はパスタをフォークでクルクル回していた


ミゲル「どうした?」


稲垣「ああミゲル、お疲れ」


ミゲル「お疲れ、元気ないな」


稲垣「俺、やっぱり甘いよな」


ミゲル「何だ?もう挫折したのか?」


稲垣「うーん、挫折はしていないけど、何か・・・違うんだよな」


ミゲル「環境の違いだろ?」


稲垣「それはあるけど、また何か違うんだよな・・・」


ミゲル「・・・フォームの問題か?」


稲垣「そう、トルネードの修正がわからないから困ってるんだ」


ミゲル「そうか、でも自分でこのフォームがいいって決めたんだから、限界まで体を苛め抜いて、絶好のフォームを見につけないと」


稲垣「ああ・・・、でもストレートも自信あったんだがな・・・」


ミゲル「直球がちょっと速いからって図に乗らないほうが良い、ここはマイナーとはいえアメリカだ」


稲垣「・・・ごめん」


ミゲル「まだ君は伸びる、もうすこし自分を見つめなおせ、・・・それじゃ」


稲垣「・・・」


タッタッタッ・・・


稲垣「(・・・これがアメリカ、か・・・)」


稲垣は項垂れながら部屋に戻って就寝


〜次の日〜


ミゲル「おはよう、達彦」


稲垣「おはよう、昨日はゴメン」


ミゲル「・・・立ち直ったのか?」


稲垣「・・・いや、まだだが先には進めそうだ」


ミゲル「そうか、ならいい」


タッタッタッ・・・


稲垣「(・・・そうだよな、まだ俺は18歳だ・・・ここからだよな)」


150キロのストレートを軽々と打ち返されたショックから立ち直った稲垣、今後の彼を待ち受けるものとは・・・

[257] 稲垣物語 5話
W.S - 2007年01月09日 (火) 16時20分

稲垣「ほっ!」


ビッ!


ドッ!


ボブ「よし、その調子だ!」


コージ「良い調子!良い調子!」


稲垣「・・・」


ビシュッ!


ククッ!


バシッ!


稲垣「・・・(いくら速いフォークが投げられても、キレが甘いか・・・)」


ボブ「・・・なるほどな」


コージ「・・・?」


ボブ「稲垣!、新球開発はどうするか?」


コージ「稲垣、新球開発はどうするかって?」


稲垣「え?・・・はい、じゃあ試してみます、フォークもキレが微妙なので」


コージ「It seems to be new ball development OK」


ボブ「そうか・・・お前の指を見る限り、投げられる変化球は限られている」


コージ「君の指を見る限り、投げられる変化球は限られているってさ」


稲垣「はい」


ボブ「その指ではフォークのキレはそこまでだ、ならば空振りを獲れる球を身に付けろ」


コージ「その指ではフォークのキレはそこまでだって、んで空振りを獲れる球を身に付けろだって」


稲垣「その球は?」


コージ「The ball?」


ボブ「自分で考えろ!、お前の球だろうが」


コージ「自分で考えろだって」


稲垣「うーん・・・とりあえず思いついたの投げてみても良いですか?」


コージ「May I try to throw the curve ball which I hit on?」


ボブ「・・・いいだろう、ためしに投げてみろ」


コージ「いいってさ」


稲垣「わかった、ビリー、また受けてくれ」


コージ「In addition, receive my ball」


ビリー「はいよ」


シュッ!


キッ!


バシッ!


ボブ「ダメだ、何だそれは?」


コージ「ダメだって、んでその変化球は何?」


稲垣「カットボールですが・・・あー・・・カッター」


ボブ「カッター?、お前には向いていない、やめとけ」


コージ「ダメだって」


稲垣「ならば・・・」


シュッ


フッ


バシッ


ボブ「・・・多少面白いかもな、シュートか?」


コージ「多少面白い球だって、んでそれはシュート?」


稲垣「ええ、シュートです」


ボブ「それも覚えといて損は無い、だが決め球には程遠い」


コージ「それも覚えといて損は無いってさ、でも決め球には程遠いってさ」


稲垣「ほうほう・・・それじゃ、これはどうかな・・・」


ビッ!


ギュン!


ボブ「(ん?ストレートか?)」


キュルルルルルルルル


ボブ「(何っ!?)」


ビリー「うおっ!」


ドッ


コロロロロロロロ・・・


稲垣「・・・しまった、コントロールが定まらなかった・・・」


ボブ「何だ!?今の球は!?」


コージ「今の球は?」


稲垣「ナックルですが・・・、ちょっと失敗しましたが」


ボブ「ナックルだと!?、ストレートの軌道じゃないか!?」


コージ「ストレートの軌道じゃないのか?」


稲垣「何かストレートになっちゃうんですよ、指が短いから」


コージ「Because a straight finger is short for some reason」


ボブ「うーん・・・しかしコントロールが定まってないからすると、相当訓練がいるな・・・使えはするんだが・・・」


コージ「コントロールが定まっていないから、相当訓練がいるって、使える球になりそうだけど」


稲垣「・・・とりあえず、もうちょっと他の変化球もやってみます」


コージ「I try to test other curve balls a little more」


ボブ「あ、ああ・・・」


しかしその後はコーチが納得する球は出てこなかった・・・

[258] 稲垣物語 6話
W.S - 2007年01月10日 (水) 02時00分

ボブ「・・・仕方ない、さっきの球が決め球になりそうだな」


コージ「さっきのナックル?が決め球になりそうだって」


稲垣「え?あれが?」


ボブ「正直トルネードのフォームでナックルとは信じがたいが、確実性があるのはそれしかな」


コージ「トルネードのフォームでナックルは異例中の異例、でも確実性のあるのはそれだけだって」


稲垣「あれが・・・か」


ボブ「投げていて変な感覚はないか?」


コージ「投げていて変な感覚はある?」


稲垣「いや、ありませんが・・・ノー」


ボブ「そうか、なら決まりだな、それを確実にコントロールできるように身に着けろ」


コージ「それを確実にコントロールできるようにしとけだって」


稲垣「は、はい、イエス!」


その後、ナックルボールの練習を取り入れるようになり・・・


ボブ「しかし、ウェークフィールドだけかと思ったんだがなぁ、また新たなナックルボーラーが出てくるとは・・・」


コージ「へぇ・・・そんなにすごいんだ」


開発から約半年間、ナックルの練習に励んだ、その結果・・・


ビッ!


ギュン!


キュルルルルルルルル


バンッ!


稲垣「で、できたぞ!」


ボブ「完成だな、よしエマーソン、上がっていいぞ」


エマーソン「お、オッケー、・・・やれやれやっと終わったか・・・」


タッタッタッ


稲垣「半年もかかったが・・・ようやく完成か・・・」


ボブ「何か名前でも付けるか?、そのナックルは異例だし」


コージ「名前をつけるかだって」


稲垣「うーん・・・チェンジアップのようなリリースで握りこぶしみたいだから・・・パンチボール!」


ボブ「パンチボールか・・・確か誰か使っていたような気もするが・・・まあいいか」


コージ「おめでとう稲垣」


稲垣「ああ、ありがとう」


〜その夜〜


コージ「それじゃ、私の役目はここまでだ、後は頑張れよ」


稲垣「ああ、半年間ありがとうコージ」


コージ「日本でのプレイ注目してるからな!」


稲垣「期待していてくれ」


コージ「・・・それじゃ元気で」


稲垣「コージも」


コージ「グッバイ!」


タッタッタッ・・・


通訳として呼んだコージの契約期間が終わった、これからは稲垣一人で生活をすることとなる・・・


稲垣「半年ここにいて大体の英語はわかるようになった、後は実戦だな・・・」


ミゲル「コージは帰ったのかい?」


稲垣「ああ、契約切れたから」


ミゲル「延長すればよかったのに」


稲垣「俺も小遣い全部使って通訳雇ったんだぞ、もうあれ以上は出せないさ」


ミゲル「そうなんだ、出世払いでもよかったんじゃないかい?」


稲垣「あの人にも次の仕事がある、俺がそれを妨げちゃ悪いだろ?」


ミゲル「人が良いね、まあ君らしいが」


稲垣「まあ俺も英語の訓練にはなったし、コージには助けられたよ、こっからは自分で全部やらないとな」


ミゲル「頑張りな、何かあったら呼べよ」


稲垣「サンキュー、いざと言うときは頼む」


ミゲル「オッケー」


稲垣「じゃ、寮に戻ろうか」


2年の期間を目標にして向かってきた稲垣、半年間野球の練習に明け暮れた中、個人の目標としていた決め球をついに見つける、日本に帰るまでの間、彼は一体他に何を見つけるだろうか?

[260] 稲垣物語 7話
W.S - 2007年01月14日 (日) 19時58分

ミゲル「そういや達彦はライバルを倒したいために、ここに来たって言ってたけど、ライバルって誰だい?」


稲垣「阪木って言う奴です、俺の通ってた高校での野球部エースです」


ミゲル「へぇ、そいつは達彦みたいに、トルネードなのかい?」


稲垣「いえ、普通の投法です」


ミゲル「そうか、しかし達彦も剛速球投げれるのに、エースになれなかったんだ」


稲垣「・・・」


ミゲル「ごめん、失言した」


稲垣「事実上そうなんですから、別にいいですよ」


ミゲル「ま、まあ、その自分でエースになれなかった原因はわかったのかい?」


稲垣「高校のときの監督が言うなら、強いて言うならスタミナ不足ということらしいです」


ミゲル「その投法だと体力消耗も大きそうだからね、そこはわからなくもないけど・・・」


稲垣「でも、それだったら継投策などを使ってもたぶんエースになれるはずだと思うんですよ、だから何かが・・・足らないんだと思います」


ミゲル「うーん・・・阪木って奴はどんな投手だったんだい?」


稲垣「阪木ですか?、アイツはとりあえず体力バカでしたね、球も速いですし」


ミゲル「達彦より速かったのかい?」


稲垣「いえ、スピードガンで計測したところ、俺のほうがわずかに速かったくらいです」


ミゲル「その速さでコントロールも良し・・・スタミナ不足、それだけじゃエース剥奪の理由にはならないよな・・・うーん・・・」


稲垣「あ、あとアイツはノーヒットノーラン記録を塗り替えたみたいです」


ミゲル「ノーヒッターかい?、そいつはすごいじゃないか」


稲垣「何せ3回もやってますからね、化け物ですよアイツ」


ミゲル「3回も!?、そりゃ怖いな」


稲垣「強豪校もバッタバッタ倒しちゃって、やっぱり違うなとは思ったことはあります、甲子園の経験の違いもわかるんですよ、でも1年当時から俺はエースの視界には入れなかった、やっぱり違うんです」


ミゲル「監督が阪木の能力を見切ったってことじゃないのかい?」


稲垣「当時アイツは外野手だったんですよ、1年で甲子園入り、確かにそうかもしれません」


ミゲル「達彦はずっと投手だったのかい?」


稲垣「リトルリーグの頃はファーストでしたよ、それなりに打てましたし、投手はリトルリーグを辞めてからですね」


ミゲル「そうか、まあ君も野手の経験があることからして阪木とはセンスの違い、だからエースの座を取れなかった・・・ってことかな?」


稲垣「・・・そうかもしれません」


ミゲル「その阪木とは経験面だけで他は互角と言う君の見方からして、センスの差としか思えないし、ノーヒッター3回の時点でもうエースは無いと判断できるだろう」


稲垣「あれは悔しかったですね、アイツにできて俺に出来ないのは先発登板、経験ですからね」


ミゲル「それでここに来て何かわかったかい?」


稲垣「・・・当時俺は決め球が直球だと思ったんです、でも打たれるなら直球を磨くしかない、それの繰り返しだったんです、でもあの投法では直球はここまでだと自分の中で思ったんです、だから今新たな決め球を捜しています」


ミゲル「答えは出たのかい?」


稲垣「・・・はい、完全じゃありませんが、まだ実験段階ですし、半年間何もなかったわけじゃありません」


ミゲル「それなら、2Aのエースも狙えるかもね」


稲垣「2Aのエース?」


その言葉が発せられたとき、俺の新たな目標が出来たと確信した

[263] 稲垣物語 8話
W.S - 2007年02月08日 (木) 00時25分

ギュルルルルルッ!


ズバーン!


球の音が響き渡る・・・


ビル「おいおい、稲垣!飛ばしすぎだ!ちょっとはペースを落とせ・・・」


稲垣「?、何かまずかったか?」


ミゲル「ペースが速いってさ、もう少しスローにだとさ」


稲垣「わかった、サンキュ」


ミゲル「(しかし本当球が速いな・・・、変化球もコントロールも一級品だし・・・)」


ビル「まさかここまで成長するとはな・・・いいだろう、名誉挽回で明日投げてもらうか」


ミゲル「明日投げろってさ、よかったね」


稲垣「お、オッケー!」


ミゲル「(近々日本に行く予定だから、阪木とか言う奴にでも会ってみるか・・・)」


ー練習後ー



ミゲル「なあ、達彦」


稲垣「ああミゲル、今日は助かったよ、通訳いなくて苦労してるからな」


ミゲル「それはどういたしまして、んでさ、前阪木って奴の話したろ?」


稲垣「ああ、それがどうしたんだい?」


ミゲル「阪木は日本のプロでやってるのか?」


稲垣「うん、オリックスでプレーしているはず」


ミゲル「オリックスか、わかった」


稲垣「???」


ー次の日ー


ビシィッ!


審判「ストライク!バッターアウト!」


稲垣「今日は調子がいいな、このままいくぜ!」


ビル「やるじゃないか稲垣、エースのコーリーも危ないな、あれでは」


ボブ「すぐにでもメジャーでプレーさせたいですが、お呼びがなければねぇ・・・」


ビル「本人はメジャーリーグでプレーする意欲はないみたいだが・・・」


ー試合後ー


???「へい!稲垣!ナイスピッチング!」


稲垣「ああガルバ、サンキュ」


ガルバは俺と同じ部屋で生活している、日本語は片言ながらそこそこ教えてみた、なかなか読み込みが早いようだ


ガルバ「そういや、ミゲルが、伝えてくれって言ってたからよ、言うぜ」


稲垣「ミゲルが?ああ・・・」


ガルバ「僕はちょっと日本に行くことになったから、阪木に会ってみるよ、それじゃ、また1ヵ月後、だとよ」


稲垣「ミゲルが日本に!?、しかしどうやって会うんだ・・・?プロとの面会時間なんてほとんどないのに・・・」


ー日本ー


阪木「へっくしゅっ!オラー!・・・くそっ、くしゃみが出やがる・・・」


石室「誰かがうわさしてるんじゃないのか?」


弓野「ありえそうだね、あれだけ甲子園で騒がれたしね」


阪木「ったく、有名人は辛いぜ、この前は稲垣から手紙が来るしよ」


弓野「稲垣か、彼本当にマイナー行っちゃったんだよな・・・」


石室「泣き言言って帰ってくるオチは聞きたくないがな」


阪木「いや・・・稲垣の手紙なんだが稲垣の字じゃないんだよな・・・」


弓野「・・・気味が悪いな、今流行の詐欺じゃないのか?」


阪木「でも稲垣のことについて書かれているから間違いではないと思うんだが・・・」


石室「何て書かれているんだ?」


阪木「阪木へ、近々俺の友人がそっちに行くと思うからいろいろ話聞いてやってくれ、だとよ」


弓野「ふーん友人ねぇ、会ってみたら?」


石室「うらみの手紙かもしれないがな」


阪木「やめろよ、とりあえず会ってみるわ、知り合いっぽいのは間違いないし」


弓野「気をつけてな」


阪木「ああ」


突然のミゲルの訪問、果たしてミゲルは何を語るのか・・・

[265] 稲垣物語 9話
W.S - 2007年02月10日 (土) 00時44分

〜オリックスの寮〜


阪木「ダンナ!ちょっと出てくる」


ダンナ?「寮長と呼ばんかい!、どこ行くんだい?」


阪木「千葉!、そんじゃ」


寮長「ち、千葉ぁ!?、おい!門限は・・・行っちまったか・・・、まあ門限だけ守ってくれりゃ俺は文句ないが・・・」


〜千葉のとある喫茶店〜


阪木「〜リリィ〜か、洒落た名前だが、店内は殺伐としてんな・・・大汗」


店長「いらっしゃい」


阪木「あー待ち合わせしてんだが・・・名前は知らないが稲垣って奴の連れ、そういう奴知らないか?」


店長「ああ、アンタが阪木選手かい、アイツがお待ちだ」


店長はそういって指を刺した


阪木「そうか」


阪木は1人の青年の隣に座った


阪木「アンタかい?稲垣の友人ってのは」


ミゲル「うん・・・ってことは阪木選手かい?」


阪木「ああ、オリックスの阪木だ、アンタは?」


ミゲル「僕はミゲル・ローレン、ダイヤモンドバックスの2Aの選手だ」


阪木「ミゲルね・・・んで、用件は何だ?千葉まで呼び出して」


ミゲル「ごめんごめん、ここしか行き着けの店がなくて、しかももここしか場所がわからなかったから・・・」


阪木「わかったわかった(こいつ日本語上手いな・・・)、んで用件は?」


ミゲル「率直に言おう、君の実力を見たい」


阪木「断る、用件はそれだけか?」


ミゲル「ああ、それだけ」


阪木「・・・何故俺の実力を見たいんだ?稲垣に何か言われたのか?」


ミゲル「いや、僕個人の意見さ、それで答えはNOかい?」


阪木「俺はプロだ、アンタが2Aの選手だろうが、飄々と見せるわけにも行かない」


ミゲル「・・・わかった、なら僕の実力を見せよう、これでいいか?」


阪木「いきなり何を・・・、アンタが上手かろうが下手だろうか俺には関係ないしな」


ミゲル「・・・達彦とバッテリーを組むかもしれないと言ったら?」


阪木「ふーん、そいつはよかったな、アイツも球速くなってるだろ」


ミゲル「堅いね・・・なら特注のピアノをあげるけど?」


阪木「・・・何っ!?、俺の趣味をどこで知った!?、稲垣も知らないはず・・・」


ミゲル「マイナーとはいえアメリカの野球選手をなめないほうがいいよ、こう見えても日本の戦力になる選手はすべて測りきっているし」


阪木「くっ・・・ピアノ・・・か」


ミゲル「どうだい?」


阪木「品によるな・・・見せてもらおうか」


ミゲル「わかった、マスター」


店長「あいよ、これだけど」


阪木「こっ、これは・・・20世紀前半に生産されてで数少ない代物・・・」


・・・その後阪木は目を輝かせピアノを見続けた


阪木「わかった、いいだろう、俺の実力見せてやるよ」


ミゲル「商談成立だね、それじゃ、そこの公園でいいか」


阪木「それはいいが・・・このピアノ、本当にもらっていいのか?」


ミゲル「・・・元々は祖父のものなんだけど、本人がいらないって言ってたから、もらったのさ、ちなみに価値までは知らなかったみたいだけど」


阪木「・・・まあいい、保持者のアンタが言うなら」


〜公園〜


阪木「全力で投げるぞ、いいな?」


ミゲル「いいよ、ただしコントロールミスは勘弁してね」


阪木「いくぜ!」


シュッ!


阪木VSミゲル、勝負の決着は・・・?

[266] 稲垣物語 10話
W.S - 2007年02月10日 (土) 23時48分

ギュルルルルルルッ!


バスッ!


ミゲル「・・・なるほどね」


阪木「どうだ?、もういっちょやろうか?」


ミゲル「うん、それじゃもう1球」


阪木「おらよっ!」


ビシュッ!


ギュルルルルル


ドボッ!


ミゲル「・・・うん」


阪木「まだいくか?」


ミゲル「それじゃもう1球」


阪木「おらっ!」


ビシュッ!


ギュルルルルル


バスィッ!


ミゲル「・・・OK、直球はもういいよ、次は変化球を見せてくれるかい?」


阪木「わかった、じゃフォークな」


ミゲル「うん」


阪木「・・・ふんっ!」


ビシュッ!


ギッ!


ククッ


ミゲル「むっ」


パシッ


阪木「どうだい?」


ミゲル「なかなかのキレだね、これは難しいよ」


阪木「もう1球か?」


ミゲル「いや、フォークの力は大体わかった、他にはある?」


阪木「ゴロ用にスライダーがあるが・・・」


ミゲル「一応見ておくよ」


阪木「OK、・・・てやっ!」


ビッ


キッ


パシッ


ミゲル「・・・わかった」


阪木「俺の持ち球はこれだけなんだが・・・」


ミゲル「そうか、じゃあもうやめよう」


阪木「それで・・・俺の実力をわかっていただけたかな?」


ミゲル「うん、流石甲子園でノーヒットノーランを3回もやったなって実力は褒めるよ」


阪木「・・・他に何か?」


ミゲル「君の特徴はどうやらスタミナにありそうだね、球質にバランスがあるから、速球派1本ってわけじゃないだろう」


阪木「流石、恐れ入るな」


ミゲル「・・・だが、今の達彦とは差があるけど」


阪木「何だと!?俺が稲垣より劣っているだと!?」


ミゲル「直球に回転がかかっているけど、もう1つノビれるよ」


阪木「そうか・・・しかし、アイツとの差はコントロールだけかと思ったんだが・・・そんなに成長してんのかアイツ・・・」


ミゲル「達彦は新球を身につけている、2Aのエースも時間の問題だろうね、君にはフォークがあるだろうけど、将来は直球で三振を獲るしかなくなるだろう」


阪木「魔の2年目って奴か、・・・しかしその台詞をはくからには俺も新球を身につける必要があるってか?」


ミゲル「それは自分自身の問題だ、その辺は自分で考えてくれ」


阪木「ああ・・・」


???「あっ、こんなところにいた!先輩!」


阪木「なんだツッキーか、どうした?」


ツッキー「こっちに来てるんなら連絡くださいよ〜、俺たち選抜負けてアドバイスとか聞きたいんですから・・・」


ミゲル「???」


阪木「ああ悪いな、俺の後輩の月野、愛称はツッキーだ、とりあえず現・キャプテン」


月野「どうも、池橋高校キャプテンの月野です」


ミゲル「ご丁寧に、ダイヤモンドバックス傘下2Aのミゲルです、よろしく」


月野「よろしく・・・ってええーーーーー!!!!!ダイヤモンドバックスってメジャーじゃないですか!」


ミゲル「そんなに驚かなくても・・・僕マイナーですし」


月野「先輩ずるいっすよー!、勝手にメジャー選手と交流なんて・・・」


阪木「俺は呼ばれただけだ、そもそも何でここにいるのを知ってるんだ!」


月野「妹が阪木さん見かけたって飛んできたんすよ!」


阪木「妹?・・・ああ、そういやこっちの高校行ってるって言ってたな」


月野「関西まで遊びにいけないんですから、顔くらい見せに来てくださいよ〜・・・」


阪木「あーあーわかった、悪りぃ、悪りぃ!」


ミゲル「それじゃ僕は失礼するよ、ピアノはマスターに言えば運んでくれるから、プロの生活頑張ってくれ、それじゃありがとう」


阪木「あっ、おい!」


ミゲル「え?」


阪木「ほらよっ」


パスッ


ミゲルは阪木にあるものを投げつけられた


ミゲル「何だい?これは」


阪木「俺のケータイ番号だ、アンタが使ってもいいし、使わないなら稲垣に渡してくれ」


ミゲル「・・・ああ、ありがとう、それじゃ」


タッタッタッ・・・


阪木「・・・あの野郎、俺を見下した・・・?」


月野「先輩?」


阪木「最後に振り返る際、何事も無かったように去りやがった・・・」


月野「先輩・・・」


ーとある場所ー


ミゲル「さて、目的の浅草についたな、いろいろ見ていくか」


実はミゲルの目的は東京観光であったのである


・・・


ミゲル「さて、時間もないし帰るか、すぐに試合だろうし」


ー空港ー


ミゲルは稲垣にケータイをかけた


TEL・・・・・


稲垣「ミゲル!日本にいるのか?」


ミゲル「ああ、今そっちに帰るよ、それで阪木君から電話番号を受け取ったから、君に回すよ」


稲垣「・・・その様子から聞くと、何事も無かったようだな、・・・わかった受け取っとくよ、メールで送信してくれ」


ミゲル「わかった、それじゃ」


プチッ


ミゲルはすぐさまに稲垣にメールを送った、そして・・・


ミゲル「・・・」


ビリッ!ビッ、ビリリッ!


ミゲルは突然阪木からもらった電話番号の紙を破いたのである


ポイッ


ミゲル「所詮、日本の野球はこんなものであったか、達彦が目指す阪木があの程度とはな、全く時間の無駄だったな」


ミゲルは怒った表情で飛行機に乗った


表の顔のミゲル・ローレン、裏の顔のミゲル・ローレン、果たして本心はどちらのほうに出ているのか・・・

[267] 稲垣物語 11話
W.S - 2007年02月11日 (日) 23時56分

〜アリゾナ〜


稲垣「ミゲル!」


ミゲルを出迎えに来た稲垣


ミゲル「やあ達彦!出迎えに来てくれたのかい?」


稲垣「ああ、いろいろ話も聞きたいしな」


ミゲル「そうか、まあとりあえず寮に戻ろうか」


稲垣「ああ」


〜2A寮〜


ミゲル「いろいろと観光してきたよ、浅草や五反田」


稲垣「ご、五反田!?」


ミゲル「おっと、今のは聞き流してくれ、それで何が聞きたい?」


稲垣「わかってるくせに、阪木だよ!阪木!」


ミゲル「ははは、ごめんごめん、んで阪木選手に会ったが・・・」


稲垣「彼の実力はどうだい?、俺とあんまり変わんないだろ?」


ミゲル「・・・まあ、いいんじゃないか?」


稲垣「何だよ、見せてもらったんじゃないのかい?」


ミゲル「見せてもらったよ、良かった」


稲垣「・・・どこが?」


ミゲル「スタミナ、速球がかなり面白かったかな」


稲垣「やっぱりな、ミゲルもそこはわかるか」


ミゲル「・・・ああ」


稲垣「?、どうしたんだ?」


ミゲル「達彦」


稲垣「ん?」


ミゲル「君は本当に阪木を超えることを目指しているのかい?」


稲垣「いきなり何を・・・そりゃ甲子園の大エースだったからな、もちろんだが・・・」


ミゲル「率直に言おう、やめておいたほうがいい」


稲垣「な、何だと!?」


ミゲル「・・・球は速いが・・・、1年が限界だろう、球威はあってもリリースにばらつきがある、あれでは2年目以降難しい」


稲垣「その台詞をはくって事は、弱点を見つけたんだな?


ミゲル「今言ったとおりだ、まあ君の場合はまだ成長しそうだけどね」


稲垣「・・・ミゲル、君は阪木をなめすぎているよ」


ミゲル「正論を言ったまでだ、フォームに無理がありすぎる、達彦のフォームのほうが先がある」


稲垣「論すればそうなのかもしれない、ただアイツはバカなんだ・・・」


ミゲル「いきなり悪口かい?」


稲垣「バカはバカでも、天性のセンスのバカなんだ・・・」


ミゲル「センスだけでカバーするにも無理があるけど」


稲垣「アイツが投手になってから、最速150キロ前半を記録したのは投手転向後からたったの4ヶ月だ」


ミゲル「!?」


稲垣「ただのバカじゃないさ、だがそこからはコントロールの修正にこだわって、フォークボールを見につけた、それまでに1年半かかった」


ミゲル「・・・それはすごいと見るが、今の君が言うことによると、成長は止まっているってことじゃないのか?」


稲垣「ああ、だけど、あれで終わらないのがアイツだ、今はさっきの言葉取り消してくれ・・・、もしダメなら何を言ったっていいさ」


ミゲル「・・・わかった、取り消すよ」


稲垣「すまない、同じ高校同士だとどうしてもかばいたくなるんでね」


ミゲル「わかってる」


稲垣「まあ何事も無いならそれでいいけどね、それじゃ話題を変えるけど、浅草はどうだった?」


ミゲル「あ、ああ・・・、浅草はね・・・」


〜2時間後〜


ミゲル「・・・と、これくらいかな?」


稲垣「そうか〜、もうちょっと行けばよかったのに」


ミゲル「シーズンオフだったらよかったんだがね」


稲垣「それじゃ、食堂行こうか」


ミゲル「ああ」


タッタッタッ


稲垣「・・・ん?どうしたんだいミゲル」


ミゲル「いや、何でもない・・・」


ミゲル「(4ヶ月で150キロ前半・・・か、見直す必要ありだな)」


今後しばらくは、ミゲルから阪木の話題について語られることは無かったと言う・・・

[270] 稲垣物語 12話
W.S - 2007年02月18日 (日) 16時58分

稲垣は2Aのエースに昇格した、・・・期限付きではあるが


ミゲル「やぁ、おめでとう達彦」


稲垣「ああ、ありがとう」


ミゲル「しかし1年限りのエースとは、ある意味残念だね」


稲垣「どうせ2年しかいるつもりはなかったし、気にしちゃあいないよ」


ミゲル「そういや達彦がここに来てもう1年2ヶ月か・・・結構たったね」


稲垣「うん、まあおかげさまでだいぶ実力はついたけど」


ミゲル「得るものがあれば、何も問題はないか」


稲垣「そうだね、さあ今日も練習行こうぜ」


ミゲル「あ、ああ・・・」


この日、ミゲルの様子が少しおかしかった


〜練習後〜


ミゲル「・・・達彦、ちょっといいか?」


稲垣「ん?ああいいけど」


稲垣はグラウンドに呼ばれた


稲垣「何だい?突然」


ミゲル「君に僕のポジションを教えておこうかなと思ってね」


稲垣「え?練習の時には外野やってたじゃないか」


そう、ミゲルは練習の時にはいつも外野・レフトを守っていたのである


ミゲル「あれは本職の守備ではない、僕の本当のポジションは捕手さ」


稲垣「え・・・」


ミゲル「そもそも、外野手がピッチャーに声をかけることはほとんどないはずだけどね」


稲垣「なるほど・・・捕手だからこそ、僕の力にこだわっていたのか・・・」


ミゲル「そこで、率直に言おう、君の球を見せてほしい」


稲垣「・・・」


ミゲル「それが終わったら、僕は3A行きだ」


稲垣「え・・・」


ミゲル「上から呼ばれたんだ、だから最後に受けておこうとね・・・」


稲垣「(今までそんな素振りすら見せなかったのに・・・ミゲルが3A・・・?)」


ミゲル「頼むよ」


稲垣「・・・わかったよ」


ミゲル「よし!じゃあストレートからいこうか!」


ミゲルはキャッチャーの装備をして、しゃがんだ


稲垣「・・・」


稲垣「行くぜ!」


ビシュッ!


バシッ


ミゲル「OK!ナイスボール!」


ミゲル「(なるほどな、阪木との差は明らかだ・・・だが球質に重みがあるな・・・このストレートは日本向けだ)」


ミゲル「次は・・・細かい変化球をたのむよ」


稲垣「じゃあスライダー、スローカーブを投げるよ」


ビシュッ!


ククッ!


パシッ


ビシュッ


ギッ


パシッ


稲垣「・・・後、まだ公式戦で投げたことの無いシュートがあるけど・・・」


ミゲル「わかった、投げてみてくれ」


稲垣「OK」


ビシュッ!


ククッ!


パシッ


ミゲル「やるじゃないか、これなら公式戦でも使える」


稲垣「そ、そうかありがとう」


ミゲル「それじゃ、お得意のフォークいってみようか」


稲垣「得意ってわけじゃないけど・・・いくよ!」


ビッ


クククッ!


バシッ


ミゲル「(速い!・・・がキレはほどほどか)」


稲垣「(流石ミゲルだ・・・座っているだけで威圧感を感じる・・・)」


ミゲル「それじゃ・・・最後にアレを・・・」


稲垣「・・・わかった、ケガをしないようにな」


ミゲル「ああ」


そして稲垣はあのボールを投げた・・・


ビシュッ!


ギュン!


ググググッ!


ミゲル「(くっ!、こ、これは・・・明らかに以前より威力が上がっている!?)」


ドッ


ボールはミゲルの右足に当たった


ミゲル「ぐっ!?」


稲垣「み、ミゲル大丈夫か!?」


ミゲル「あ、ああ・・・しかしますます磨きがかかってるな・・・」


稲垣「え?今までどおりだけど・・・」


ミゲル「ストレートの軌道を通りつつ、揺れるボールになっていたのが、軌道が緩いU字型になりほぼ錯覚を起こすボールと認識できる・・・」


稲垣「・・・」


ミゲル「パンチボールは進化を呼んだな」


稲垣「そ、そうか!・・・じゃあ名前変えなきゃな」


ミゲル「進化したしね」


稲垣「・・・ドカベンって漫画があるんだよ」


ミゲル「ああ、見たことあるけど・・・」


稲垣「ある球を文字って、「スカイナックル」ってのはどうかな?」


ミゲル「・・・聞いたことあるようなないような・・・、でもいいんじゃないか?」


稲垣「よし!「スカイナックル」にしよう!」


ミゲル「おめでとう達彦」


稲垣「(阪木、俺は新球を身につけたぜ、お前はどうなんだ・・・?)」


その後、ミゲルの3A昇格が正式に決まり、彼は次の日試合先に向かった


彼とはまた会える、そんな日々のマイナー生活である


そして、稲垣の2年間はあっという間に過ぎ去った


次回、稲垣物語最終話!+14話目(番外編)

[271] 稲垣物語 13話 最終話
W.S - 2007年02月18日 (日) 20時32分

日本ではペナントレースも終わり、新たな戦力補強のためにスカウトは転々と世界を回っている


そんな中、稲垣にプロの世界への招待状が来たのであった


稲垣「・・・いいですよ、僕はもうプロにしか行かないつもりでしたし、メジャーで活躍しようなんても思ってません」


球団スカウト「OKと言う事だな?わかった、監督とも話し合って君の入団を認めてもらえるよう頑張るよ」


稲垣「はい、ありがとうございます」


スカウト「それではまた後日・・・」


タッタッタッ・・・


ミゲル「・・・おめでとう達彦、いや稲垣選手」


稲垣「ミゲル!?いつ戻ったんだい?」


ミゲル「ついさっきさ、チームメイトから聞いたよ契約の話」


稲垣「そうか、ところでメジャー昇格おめでとう」


ミゲル「ああ、サンキュ、しかし稲垣選手にはこちらで残ってほしかったけどね」


稲垣「まあ俺も国が恋しくなることもあるさ、また対戦することもあるさ、世界大会で」


ミゲル「ははは、まあそうだけどね」


稲垣「・・・俺はまだまだ伸びるつもりだ、日本に戻っても続かなきゃ意味がない」


ミゲル「誰だってそうだけど、新人は特に厳しいからね」


稲垣「しかし、ミゲルもすごいよな、たった5ヶ月でメジャーか、本当にとんでもない奴と知り合いになったものだよ」


ミゲル「僕だって同じさ、日本の選手がここまで成長するなんて夢にも思わなかったよ」


稲垣「・・・やはりアメリカとの壁はまだ厚いんだな」


ミゲル「さあね、ただ日本は強くなったと思うよ、今後が楽しみだ」


稲垣「ミゲル・・・」


ミゲル「そろそろ行くよ、キャンプには顔をあわせなきゃならないからね」


稲垣「君にはとても感謝している、ありがとうミゲル」


ミゲル「こちらこそ、いろいろ面白かったよ達彦」


稲垣「・・・頑張れよ」


ミゲル「ああ、そっちも頑張れ、じゃあね」


稲垣「・・・じゃあな!」


稲垣はミゲルとがっちり握手を交わし、日本に戻っていった


そして・・・


石室「おいおい!稲垣が西武入団だとよ!」


弓野「本当!?、こっちに戻ってくるんだ!」


石室「月野や京瀬も入団してくるし、池橋のメンバーがまた増えるな」


弓野「・・・やっぱり僕たちって強かったんだな、って思っちゃうね」


石室「あとは阪木のヤローが立ち直ればいいんだが・・・」


弓野「阪木君、だいぶ苦しんでいるからね・・・」


〜稲垣の実家〜


稲垣「阪木のヤロー、何をもたついてんだか・・・」


???「達彦、戻ったのか」


稲垣「兄さん・・・」


稲垣の兄「アメリカはどうだったか?」


稲垣「・・・よかったよ、俺も身体的にも精神的にも鍛えられたって感じがするから」


稲垣の兄「そうか、そいつはよかった、西武ライオンズへの入団が決まったって聞いたから飛んできて正解だったようだ、おめでとう達彦」


稲垣「・・・ありがとう、兄さん・・・」


〜昔の話〜


???「お前の兄さんのせいで、地方の決勝負けちまったじゃねーか!」


???「サヨナラ3ランなんか打たれてよー!バカじゃねーの!?」


稲垣「・・・」


???「へっ、何もいえねーのかよ!」


???「兄弟揃って、情けない奴だ」


???「おい!センコーだ!逃げるぞ!」


???「うぃっす!」


・・・


稲垣「俺は・・・俺は・・・絶対プロになってやる!」


・・・


稲垣「・・・頑張らなきゃな、俺」


稲垣の兄「え?」


稲垣「いや、何でもない・・・」


稲垣「(・・・待ってやろうじゃねーか、阪木・・・、本当のエースを負かせてこそ、あいつらに見返してやれる気がする、・・・だから戻って来い!、それまでは俺は・・・プロはやめない!)」


ここに稲垣の海外での物語が終わりはしたが、日本での戦いはまだ終わらない・・・


そう、夢と希望と目標がある限り・・・


〜稲垣物語 完〜

[272] 稲垣物語 14話 番外編
W.S - 2007年02月18日 (日) 21時26分

アナ「稲垣選手!今日12個目の奪三振です!」


選手A「やべえな・・・あの海外から来た新人、強ぇえぞ・・・」


選手B「しかし、何でアメリカいたんだろ?あんなに強いのに・・・」


選手A「さあな、とりあえず攻略しづらい投手には違いは無い」


世間では稲垣の存在が広まるそんな中・・・


ビリッ


阪木「くそっ!・・・ミゲルの言うとおりになっちまったじゃねーか!」


パシッ


阪木は持っていた新聞を力強く投げつけた


そう、阪木は1年目は8勝4敗とそこそこの戦跡を残したものの2年目に捕まった


2年目の阪木は3勝7敗で途中に2軍へ落とされたのであった


3年目の彼は昔の甲子園の大エースとは打って変わってしまい、実力が出せなくなっていたのであった


阪木「フォーム改良しようにも、投手コーチには、まだ若いんだからって言われて聞いてくれもしねーし!」


4年目は3年目よりさらに悪く1軍すら出れなくなっていた


阪木「・・・石室、弓野、稲垣頑張ってんなぁ・・・」


石室は若くしてシーズンホームラン記録を38に打ち立てた


そして弓野は若いながらも今じゃ誰もが憧れる存在となってきている


稲垣は左トルネード投法を上手く使い、西武のエースになりつつある


阪木「・・・このままではクビだな、何とかしねーとな・・」


そんな中阪木にとある人物が訪れる


ピンポーン


阪木「・・・誰だ?、今は誰とも会いたくねーのに・・・」


ガチャッ


阪木「はいよ・・・」


???「よう」


阪木「た、田川さん!」


田川「自主トレしないか?」


田川さんとはオリックスの先輩投手、キレのあるスライダーでエースの座を奪う


阪木「・・・わかりやした、ちょっと待っててください」


田川「ああ、・・・しかし部屋汚ねーな・・・」


阪木「アパートに引っ越してからはほとんど掃除してないっすからね」


田川「病気になるぞ、せめてごみくらい出せよ」


阪木「へいへい・・・」


田川「・・・ふーっ・・・ったく」


そして阪木は田川との合同自主トレをやることになった


シュッ


パシッ


田川「しかしお前がここまで腐るとは誰も思わなかっただろうな」


阪木「・・・そうですね」


シュッ


パシッ


田川「・・・何がお前をそうさせたんだ?」


阪木「・・・さあね」


シュッ


阪木「!」


バシィッ!


田川「お前、俺が先輩だってこと忘れてないか?」


阪木「・・・すいません」


田川「・・・まあいい続けるぞ」


シュッ


パシッ


阪木「オリックスも調子いいですし、俺がいなくても・・・」


田川「・・・お前が高校生のドラフトのときあの当時なんでお前が1位指名が多数だったかわかってるか?」


阪木「そりゃ、実績でしょう」


田川「まあ普通そう見るよな、だが監督は違ったようだぞ」


阪木「・・・え?」


田川「・・・コーチから聞いた話だがな、ほとんどの球団は1年目から活躍させようとしようとしたところ、監督は「まだ未完成だ、だがそのうち花開くだろう、その時アイツは日本のエースになる、と言ったそうだ」


阪木「でも実際には1年目はそれなりに投げましたが」


田川「そりゃ使わざるを得なかったんだろうよ、あの当時は強くなかったし、監督も上からいろいろ言われていたんだろ」


阪木「・・・」


田川「まあ結果的にはその年の順位は今ひとつだったが、監督はあきらめてなかったぜ」


阪木「・・・しかし、もう待ってはくれないでしょう、そろそろクビ切られてもおかしくないですしね」


田川「・・・お前、監督の期待を裏切るつもりなのか」


阪木「・・・期待って言うか、何で俺を期待するんです?、俺みたいなそれなりのピッチャーはそれなりに世間に出回って・・・」


バキッ


田川「この大馬鹿野郎!、かつてドラフト1位だった輝きを自ら捨てるのか!?、俺だって高評価を得たかったよ!だが俺は結果的に5位だ!それでもエースを任されてんだよ!わかってんのか!」


阪木「・・・」


田川「あの時、フロント側は本来は弓野を取ろうとしてたんだよ!、だが監督は阪木1本で勝負した!確率の薄いくじ引きでもよ!」


阪木「・・・!」


田川「監督も年も年だ、もう監督をやる期間も長くないだろう、せめてお前が1軍に戻ってくることを期待しているはずだ!」


阪木「・・・」


田川「・・・悪い、つい熱くなっちまった、まあお前の好きにすればいいさ、お前の人生だ、俺には関係ないしな」


阪木「・・・田川さん」


田川「ん?」


阪木「俺、まだ野球辞めませんよ、続けます」


田川「そうか・・・」


阪木「速球に衰えは感じてませんし、まだまだやれます」


田川「・・・ジム行くか?」


阪木「うっす!」


田川「んじゃ、ランニングでジム向かうぞ、これもトレーニングよ」


阪木「うっす!負けませんよ!」


田川「ははは、確かに体力じゃ負けるかもな・・・」


こうして阪木は野球に関する情熱を思い出した、ここから彼の野球が再び始まる・・・


実は前日・・・


石室「田川さん」


田川「ん?石室、何だ?」


石室「・・・ちょっと稲垣に会ってもらえませんか?」


田川「稲垣?西武のか?」


石室「はい、ちょっと話したいことがあると」


田川「わかった、どこでだ?」


石室「近々こっち来るそうなんで、その時連絡すると・・・」


田川「そういやアイツから携帯の番号もらってたな、わかった」


〜数日後〜


稲垣「田川さん!」


田川「やあ稲垣、とりあえず優勝おめでとうと言っておこうか?」


稲垣「はは・・・どうも・・・」


田川「それで、話って言うのは?」


稲垣「実は・・・阪木を説得してほしいんですが・・・」


田川「阪木・・・か、何で敵チームのおまえがそんなことをするんだ?、直接言えばいいのに」


稲垣「アイツ、プライドが高いんですよ、同級生や後輩の言うことにはあまり聞き入れない感じなんで・・・、1度勝負したいこともありますし」


田川「なるほどな、しかし阪木のことは多少知っているものの俺なんかが説得やって大丈夫なのか?」


稲垣「田川さんは口が上手な野球選手とよく耳にします、どうかお願いします・・・」


田川「口が上手い・・・か、そうでもないはずだが、まあそれは相手のことをそれなりに知って、習得するものであってな・・・」


稲垣「アイツの特徴はすべて話します、お願いします!」


田川「・・・」


稲垣「・・・」


田川「・・・わかった、それで阪木の特徴は?」


稲垣「阪木の特徴は・・・」


田川「おっと、その前にこのことは外部に漏らすなよ、いろいろめんどいことになるからな、後、礼も要らない、どっちにしたって復帰してほしいことに変わりはないしな」


稲垣「・・・はい!、それで特徴は・・・」


田川「うん」


稲垣「ナルシストです」


田川「・・・は?」


稲垣「だからナルシストなんですよ、アイツ、ピアノとかドラマが大好きなので・・・」


田川「あ、あの豪快な阪木にそんなイメージがあるとはな・・・意外だ・・・」


稲垣「だからドラマみたいな台詞で言えば、意外に通用するんじゃないかと思います」


田川「は、は、はは・・・」


稲垣「では、よろしくお願いします」


田川「あ、ああ・・・・・」


こうして田川は阪木を説得させるのに成功したのである


そして・・・


5年目、8月に1軍復帰で2勝、何とかクビを免れた


6年目、最初は1軍に居なかったものの5月に1軍昇格、その後6勝をあげる


7年目、開幕1軍で9勝6敗、甲子園のエースの復活である


8年目に入る前のキャンプで、とある球種を覚える


阪木「・・・どうっすか?」


コーチ「なるほど・・・シュートか、面白い」


阪木はシュートを覚えた、しかし覚えてから春季キャンプを終えた後


シュッ


阪木「あれ?、おかしーな、変化が・・・」


コーチ「どうした?」


阪木「あっコーチ、シュートボールが・・・」


シュッ


コーチ「な、何だ?」


阪木「シュートせずに沈みます、でもシンカーっぽくもないですし・・・」


コーチ「・・・新たな変化球だな」


阪木「マジっすか?、おっしゃ!これ試合に使うぜ!」


コーチ「違和感があるならやめとけ」


阪木「大丈夫っすよ」


こうして阪木のシュートはシュートでもなくシンカーでもなく、新たな球種を生み出した


そして8年目、この球種と直球、そしてフォークを武器にチーム最多の18勝をあげる


そしてこの8年目でとうとう稲垣との決着がついたのである


7年目にも勝負はあったが引き分けと言う形で終わった


彼らは全力で戦い、全力で勝敗をきっちり分けた


今後の彼らのプロ野球人生に一つのピリオドが打たれた


それはライバル関係でもなく、強さを示すものでもなく、一つの閃きを生むものであったことだった


その結果、彼らは長いような短いようなプロ野球人生を歩んでいる


彼らの魂に幸あれ!

[288] 稲垣物語 14話 番外編その2
W.S - 2007年05月20日 (日) 13時58分

それは稲垣が1年目のシーズンを終えた頃にあった出来事・・・


〜ジム〜


稲垣「ふぅ、トルネードを維持するって大変だな、数々の筋肉の衰えをキープしなきゃならないし」


タッタッタッ


???「・・・ん?」


稲垣「次は・・・どうすっかな・・・」


???「君、日本人?」


稲垣「わっ!、え?ええ、そうですけど・・・」


???「そうか、驚かせてすまない、ここに日本人がいるのは珍しいからな、ついつい声をかけてしまったよ」


稲垣「そうですか、・・・あなたは?」


???「俺かい?俺は佐村栄吉、一応メジャーリーガーなんだけどね」


稲垣「ええっ!?、メジャーリーガーなんですか!?、すごいですね、あ、すみません、俺稲垣って言います」


佐村「稲垣君か、よろしく、まあ、メジャーリーガーって言っても中継ぎだから今ひとつ目立ってないけどね」


稲垣「いえいえ!俺も2Aと契約しているんですよ、だからメジャーリーガーは凄いなって間近に感じられるんですよ」


佐村「へぇ、君も球団所属なんだ、若そうだけど・・・どこの球団だい?」


稲垣「ダイヤモンドバックスです」


佐村「ふーん、ナ・リーグか、ア・リーグ人気なのに珍しいな」


稲垣「いえ、俺は武者修行みたいなものでして、プロに行かなかったから、ここで野球させてもらってるんですよ」


佐村「ほうほう・・・ってことはプロに行くつもりはないのか」


稲垣「いえ、修行を積んでからもう一度行くつもりです」


佐村「そうか・・・おっとそろそろトレーニングに戻るよ、・・・そうだ!何か相談事があればここに連絡してくれ、まあオフのときにしか出れないが」


稲垣は佐村のケータイ番号を手に入れた


稲垣「ありがとうございます、電話させていただきます!」


佐村「それじゃ、頑張れよ」


タッタッタッ・・・


稲垣「メジャーリーガーか、あっ!どこの球団か聞くの忘れた!」


〜2ヵ月後〜


稲垣「オフもそろそろ終わりだし、佐村さんのところに電話してみようかな」


TEL・・・


プッ


佐村「はい、佐村」


稲垣「あ、佐村さんですか?」


佐村「え?誰?」


稲垣「稲垣です、ジムのときの・・・」


佐村「・・・ああ!あの時の!、いやー電話が来ないから、どうかな?って思ったんだけど・・・」


稲垣「すんません、あまりに早くから電話するのも悪いかなって思ったんすけど・・・」


佐村「そんなの別にいいのに・・・、ところで何の用だい?」


稲垣「いえ、特に用事はないんですけど、メジャーの先輩の話を少し聞こうかと・・・」


佐村「そうか、・・・君は今どこに住んでいるんだ?」


稲垣「え?アリゾナですけど・・・」


佐村「うーん、ちょっと遠いな、近かったら喫茶店でもよかったんだが、電話でいいか」


稲垣「すいません」


佐村「それで、具体的にどういうことを聞きたいんだい?」


稲垣「俺、特別な投法で投げてるんですけど、技術面とか大丈夫ですかね?」


佐村「特別な投法?」


こうして稲垣は佐村にいろいろな投球術を学んだ


佐村「・・・こんなもんかな」


稲垣「最後に1つ!」


佐村「何だい?」


稲垣「佐村さん、どこの球団なんですか?」


佐村「俺?俺はオリオールズだが」


稲垣「そうなんですか」


佐村「ただ、トレードの噂が上がっているから、なんともいえないけどね」


稲垣「・・・頑張ってください」


佐村「ははは、頑張るよそりゃ」


稲垣「では、そろそろ失礼します」


佐村「うん、また何かあったら言ってくれ」


稲垣「はい、ありがとうございました、それじゃ」


プチッ


稲垣「・・・経験って言うのも大変だな」


こうして稲垣の投球術はさらに進化を遂げるのである


そして2年目のシーズンが始まる中、稲垣はとある試合を見た


稲垣「あっ、佐村さんが先発で出てるな、ちょっと見るか」


球場のブルペンに居た稲垣は片手に水を持ちながら椅子に座った


稲垣「ふーん、ストレートは普通か、次は変化球を見たいな・・・」


しかしそのイニングではフォークしか確認が出来なかった


稲垣「うーん・・・フォークの切れ味も微妙だし、決め球は何だろ?」


???「栄吉の決め球は大きく割れるカーブだよ」


稲垣「やあトム、佐村さんを知ってるのかい?」


トム・ブルース、3Aのセカンドキャッチャーであるが、腰痛のため2Aで調整


トム「まあね、彼の球は受けたことはないけど、アンソニーからはいろいろ聞いている」


アンソニー・ネロス、Dバックスのメイン捕手だったがトレードでロイヤルズへ、今は3Aのメイン捕手


稲垣「ふーん、昔からいるらしいけど、結構活躍してるのかい?」


トム「それだったら日本人のおまえさんの方がよく知ってるだろ、そっちだったらいろいろ言うだろ?こっちではチーム紹介だけしか取材はないよ」


稲垣「ってことは・・・日本ではあまり言われなかったから・・・微妙なんだろうなぁ・・・」


トム「まあ、仕方ないさ、助っ人は当たりハズレがはっきりしているからね、そんなもんだ」


稲垣「うーん・・・」


トム「そろそろグラウンド行くぞ、もう集合時間もギリギリだしな」


稲垣「そうか、それじゃあ行くか」


佐村の投球は通用していなさそうと見た稲垣、しかしそれは大きな間違いであったことが後に気づく


〜後日〜


トム「おい、稲垣、佐村が出てるぞ」


稲垣「え?ああ、出てるな」


トム「・・・丁度いい、このピッチングは見ておけ」


稲垣「?、ああ」


稲垣はトムの言われるがままテレビを見た


稲垣「・・・まずまずか」


トム「・・・何か気づかないか?」


稲垣「え?」


トム「この前のピッチングは見たな?」


稲垣「ああ、覚えているよ」


トム「2安打打たれたが、打たれ方に気づいたか?、そしてどうやって後続を抑えたか」


稲垣「打たれ方は普通だったような・・・抑えたのは下位打順だから・・・わざとか?」


トム「違うな、わざと打たれるようなピッチングを出来る状況ではないだろ」


稲垣「確かに・・・マイナーに行ってもおかしくない成績の中でやるピッチングではないな・・・それじゃあ・・・?」


トム「前に言っただろ?、佐村は大きく割れるカーブが武器だって」


稲垣「ああ、それが?」


トム「カーブと言う変化球はどうしても低めに決めたがる、だから打者は低目を待つはずだ、そこを突いたのさ」


稲垣「えーと、打たれてからのピッチングは・・・ほとんど高めの直球だったけど・・・」


トム「打たれたときの球とコースはどこだ?」


稲垣「ストレートとカーブで低め・・・」


トム「打たれた後に修正して、そこにさらにインコースを攻めて確実性を高めた抑え方をしたのさ」


稲垣「なるほど・・・計算済みってやつかい?」


トム「そうだな、投手で言う送りバントみたいな感じだ」


稲垣「そこを冷静に考えれるのもすごいな・・・、俺みたいな若い選手にはちょっと経験をつまないとダメかな」


トム「経験もそうだし、何よりピンチでの根性が必要だな」


稲垣「うーん、努力するよ」


トム「ああ、・・・んじゃ練習するか」


稲垣「おう!」


こうして佐村から、試合での投球術をピッチングを見て覚え、稲垣はさらに進化したという


しかし稲垣のプロ入り後、佐村はメジャー球界で引退を発表、まだまだやれた選手だったが、肘に違和感を感じてからは元のピッチングに戻れずに終わった、彼はその後母校の監督をしていると言う


ここで豆知識(何故?)
稲垣のスカイナックルは事実上、小説の魔球であり、実際にやることは不可能です、U字型って・・・トルネードじゃ無理でしょ(汗

[292] なんとなく続けてみようの5話
W.S - 2007年07月08日 (日) 18時28分

坪口「外野前進?・・・まあいいけどねぇ〜」


柳原「いくぜ!」


ビシッ!


グググググッ!


ズバーン!


審判「ボール!」


坪口「(146キロのストレート・・・か、本気出してきたか?)」


ビシュッ!


ククッ!


ブンッ!


坪口「う・・・」


秋田「(よっしゃ、まずはストライク1!)」


ビッ!


シュルルルッ!


カッ!


審判「ファール!」


柳原「(よっしゃ!とどめだ!)」


ビシュッ!


ググググッ!


坪口「(!?、よ〜し!)」


キーン!


柳原「まずっ!読まれた!」


打球はセンターオーバーの2ベースで池橋が2点先制


柳原「アウトの先を狙おうと思ったが・・・甘かったか」


秋田「ドンマイドンマイ!次!」


2番の氷はファーストゴロに抑えて2アウト、ランナー3塁


真鍋「さて、幅広いバッティングを見せてやろうか」


柳原「・・・低めに攻めるか」


ビシュッ!


カーン!


柳原「初球か!、だが詰まってるぜ!」


野口「オーライ!オーライ!・・・よし!」


真鍋「ちっ」


2回表、池橋高校2点先制


2回裏


大須賀「俺からか、一発ぶちかますか!」


しかし・・・


ビッ


ギュルルルルルルルルッ!


大須賀「うっ!」


バンッ!


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


大須賀「は、速ぇえ・・・」


柳原「ばっかやろー!4者連続三振してんじゃねーよ!」


続く安達、国松も三振で6者連続三振であっという間に終わってしまった・・・


森「困ったわね・・・相手の阪木君はかなり優秀みたい、女房役の京瀬君も良いリードを見せているし・・・何か手を考えないと・・・」


上原「・・・」


一方・・・


卯月「うん、良い調子だね、このまま頑張っていこう!」


船田「あんまり強くないな、投手も球が速いだけみたいだし」


卯月「それでも油断は禁物だよ、一応マークする相手はいるはずだから」


坪口「つーか、タイムリーを打ったときの相手の守備位置に疑問を持ったから策は考えてあるみたいだな」


阪木「一応この回無失点だったら、タツゴ、お前投げろ」


大宮「へいOKっす、ってことは先輩上がるんですかい?」


阪木「まあな、この程度なら勝っても、勝ち星らしい白星はつかないからな」


大宮「んじゃ目一杯投げますよ」


3回表


柳原「緩急をつけて投げねーと・・・」


ビシュッ!


ググッ


石室「ふんっ!」


カーン!


秋田「ピッチャーライナー!」


柳原「おうっ!」


バシィッ!


しかしピッチャー強襲!


柳原「くそっ!」


コロコロコロ・・・


柳原「大須賀っ!」


シュッ!


パシッ!


審判「・・・アウト!」


石室「ダメか」


秋田「OK!OK!、ペース良くいくぞ!」


柳原「よっしゃ!」


しかし・・・


カウント2−3


ビシュッ!


バシッ!


審判「・・・ボール!フォアボール!」


柳原「ちっ」


5番弓野はフォアボール


月野「・・・(どうすっかな)」


秋田「(バントもありえそうだな警戒するか)」


秋田は柳原にサインを送った


柳原「・・・OK」


弓野「・・・」


ビシュッ!


タタタタタタタッ!


秋田「くっ、初球盗塁か!」


バシッ


審判「ストラーイク!」


ビッ!


秋田は素早く2塁に送球、しかし・・・


上原「間に合わないか!?」


パシッ!


審判「セーフ!」


秋田「くっ・・・」


ランナーは2塁へ


弓野「(まずまずかな?)」


柳原「・・・仕方ないか、・・・よし!」


シュッ


クククッ!


バシッ!


審判「ストラーイク!」


月野「・・・」


秋田「(ここで甘くなっちゃいけないな、ここは1つボールを・・・)」


ビシィッ!


ギュルルルル!


バシッ


審判「・・・ボール」


秋田「(やっぱり内角かな?)」


ビシュッ!


ククッ!


月野「(インローのスライダーか!?)」


キッ


秋田「大須賀!」


大須賀「おうっ!」


ここはファーストゴロにしとめて、2アウトランナーは3塁に


船田「さあてどうすっか?勝負する?しない?」


ギュルルルルル


ズバン!


審判「ストラーイク!」


船田「(油断した、あいやー・・・)」


シュッ


ググッ!


カッ!


審判「ファール!」


柳原「・・・」


シュッ!


船田「(アウトハイか、スライダー?)」


バシッ!


船田「(しまった、ストレートだった・・・)」


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


柳原「ふう、何とか抑えきったな」


秋田「3球勝負速すぎたかもな」


三回裏・・・続く

[293] 真夜中の響きの6話
W.S - 2007年07月11日 (水) 04時20分

3回裏 パワフル高校の攻撃


何とか反撃と行きたいパワフル打線だが下位打順ではどうにもならず・・・


ピッ


グググッ!


柳原「おらあーっ!」


ブンッ!


柳原「ちくしょーっ!」


河路「三振!何と阪木選手、9者連続三振!」


森「・・・あーあ、ダメね、とりあえずあのストレートを何とかしないと・・・」


阪木「(ったく、弱いな)」


3回裏、パワフル高校、全く見せ場を作れず、まだ無安打


4回表


京瀬「(代打送るかな?・・・送るみたいだな、先輩、強すぎるのも難しいっすね・・・)」


柳原「おりゃっ!」


ビシッ


スッ


カキッ


安達「OK、OK」


ビッ


パシッ


まずはサードゴロでしとめる、そしてここで・・・


上原「ん?・・・代打か?」


柳原「どっか負傷でもしたのか?あいつ」


森「・・・(どうやらなめられているようね、まあ仕方ないか・・・でもこのままでは終わるつもりは無いけどね)」


森監督は静かな闘志を燃やしていた


代打、阪木に変わり小島


小島「おれっちを代打要因だと思って甘く見ると、痛い目見るぜ!」


柳原「まあいいか、きっちり抑えていけば」


ここの打席は2−1と追い込んだ柳原


秋田「(一発注意だな、低めのスライダー行くか)」


ビシュッ


ギュッ!


小島「む!」


カチッ!


柳原「よっしゃピッチャーゴロ!、ほらよっ」


ここはピッチャーゴロにしとめる


坪口「俺も休養してえなあ」


ビシュッ


バシッ


審判「ボール!」


ビシュッ


坪口「ん・・・」


クッ


バシッ!


秋田「スイング!」


3塁球審は手を横に広げた


秋田「ちぇっ」


ビシュッ


ククッ


ボスッ


審判「ボール!」


秋田「(ちょっと荒れてるな)」


しかしその後ファールを2球打たせ、2−3になるが・・・


ビッ


ググッ


カキーン!


柳原「やべっ!」


しかしこれは内野スタンドに入るファールになる


柳原「危ねー・・・」


坪口「タイミングはわかってきた」


ビシュッ


スッ


キッ


審判「ファール!」


シュッ


キキッ


カン!


審判「ファール!」


ビシュッ


ググッ!


キン!


安達「よしっ」


パシッ


シュッ


パシッ


大須賀「OK、次行く・・・」


しかし審判はファールをジャッジした


柳原「何っ」


ギリギリのファールだったのだ


上原「まだか・・・」


結局その後4球粘られ、結果は・・・


ビシッ


グッ


クィン!


柳原「秋田!、キャッチャーフライ!」


秋田「OK!」


パシッ


秋田「ふう、終わった・・・」


パワフルはかなり粘られてしまったまま、4回裏を迎える


続く

[294] トルネードスピンを期待する7話
W.S - 2007年07月13日 (金) 16時23分

4回裏 パワフル高校の攻撃


ウグイス嬢「代打で出ました小島君の選手変更をお知らせします、ピッチャー阪木君に代わりまして大宮君」


大宮「さてと、きっちり仕事するとすっか」


上原「くそっ、なめられっぱなしにされてたまるかよ!」


しかし、この大宮も優秀な投手であるため、点がなかなか取れなかったりもする


キャッチボールが終わり、試合再開


大宮「おらっ!」


ビッ!


ククッ!


バシッ


審判「ストラーイク!」


上原「(いきなり変化球で来やがったな・・・)」


ビシュッ!


ススッ!


バシッ


審判「ボール!」


上原「(次は直球か?)」


シュッ


ギュルルルッ!


上原「よっしゃっ!」


カキーン!


大宮「ヤバッ!」


打球はライトスタンド一直線に飛んでいく


弓野「これは・・・取れないな」


そのままライトスタンドに入った


柳原「よっしゃーっ!ホームラン!」


上原「振りぬいたからな、まああれくらいは」


阪木「・・・あのバカ、何やってんだよ」


京瀬「(やっぱりリードは僕がやったほうがいいかな)」


大宮「(すまない・・・)」


パワフル、まずは1点を取り返す


しかしその後は大宮の細かい変化球と京瀬の巧みなリードに阻まれる


シュッ


ギュン!


カシィン!


大須賀「くそっ!」


大須賀はバットをたたきつけた


打球はセカンドの真上


坪口「・・・よっと!」


4回裏、パワフルが追い上げを開始する


卯月「・・・勝てない試合は常に無いからね、堅実に攻めていくのが○かな?」


石室「そろそろ俺の1発も見てもらいたいがな」


阪木「特大花火をぶちまけろよ」


石室「おう!」


続く

[295] ファイナルアンサー?、答えはみのもんたまでの8話
W.S - 2007年07月14日 (土) 22時09分

5回表 2番 氷


氷「1点差か・・・そろそろか?」


柳原「ここで抑えれば勝機は見えそうだな、きっちり抑えるか」


シュッ


シュルルルッ


カイーン!


審判「ファール!」


柳原「(大振してきたな、1点差だからか?)」


秋田「(油断するな!、当ててくる打撃もありえそう)」


柳原「(よっしゃ、インローな)」


シュッ


ススッ


バスッ!


審判「ボール!」


秋田「(・・・わからない・・・が、やるしかないか)」


スッ


ギュルルルルルルッ!


氷「むっ」


ズバーン!


審判「・・・ボール!」


秋田「(何っ!?)」


柳原「(マジかよ、今のギリギリインサイドに入っているだろ・・・!?)」


秋田「(まっすぐの147キロと悪くなかったんだが・・・仕方ない)」


スッ


ククッ!


カキッ!


柳原「よし、詰まらせた!」


上原「ファーストっ!」


シュッ


大須賀「おうっ!」


パシッ


審判「アウト!」


柳原「よし、いい感じだ」


真鍋「やるねえパワフル、だがまだ終わってないぞえ」


柳原「一気に行くぜ!」


あっという間に真鍋に対してカウントを2−0に追い込んで・・・


シュッ!


ククッ!


カチーン!


秋田「バットの先っ!ピッチャー!」


柳原「よっしゃ、ほらよっ」


大須賀「おう」


あっという間に2アウト


石室「・・・さて、オリックス4番の実力、見せてやるとするか」


柳原「(こいつはちょっとまずいな・・・)」


秋田「(変化球で揺さぶっていくか)」


柳原「(おう)」


しかしボールが続いてしまい0−3に


シュッ


パシッ


審判「ボール!フォアボール!」


石室「・・・」


森「ダメね、打者を怖がりすぎてる・・・ここは勝負しないと」


秋田「仕方ない、次!」


弓野「大体の能力はわかったよ」


柳原「(コイツも・・・まずい)」


まずはファーストストライクを奪うもののその後ボールが3つ続いてしまい・・・


シュッ


ギュルルルッ!


秋田「おっとっ!」


審判「ボール、フォアボール!」


ボールはワンバウンドしてワイルドピッチにもなりかねないフォアボールにしてしまう


森「・・・タイム!」


上原「(柳原交代か?)」


続く

[296] 夢の対談 パワフル柳原&山さん
W.S - 2007年07月15日 (日) 03時49分

柳原「つーわけで、山さんと対談です」


山さん「ミーのことを知らない人は読まなくていいっすよ」


柳原「山さん、そんな言い方・・・」


山さん「おっとスマナイネ、詳しくは池橋シリーズを見てくれればわかるですよ、〜旋風〜34話の35行目あたりから・・・」


柳原「もういいっすよ、とりあえず山さん知らない人は、コレ見てね」


山さん「さてと、やるかいな」


柳原「まずは、山さんの年齢の話から・・・」


山さん「リボルビング払いでよろしくね」


柳原「払いません」


山さん「そこのところは有料よー」


柳原「ちぇっ」


山さん「そーいや、わたしたチーの関係の話はしなくてもいいんでしょっかー?」


柳原「まとめると読者がうるさいな、とりあえず細かく詳しくすピーティーにしましょう」


山さん「わたしたチーの関係は大学の先輩後輩関係なんですYOね」


柳原「山さんが3年先輩、俺が後輩」


山さん「まー趣味の付き合いって奴サー」


柳原「同じ趣味なんで、相談にのってもらってるわけなんですよ」


山さん「え?趣味って?教えないよー」


柳原「そんな山さん・・・・、いいじゃないですか、言っても」


山さん「リボルビング払いネー!」


柳原「そんなこといったって、これでは対談の意味がないじゃないですか」


山さん「お茶を濁すネー!」


柳原「ごまかさないでくださいよ」


山さん「仕方ないアルネー、我々の趣味は・・・」


柳原「・・・」


山さん「セミの観察ネー!」


柳原「夏場しかできないからね、こういうときにはよく一緒に行くんですよ」


山さん「そーそー、我々の目的はセミの絶滅を防ぐためネー!」


柳原「え・・・?、そうでしたっけ?」


山さん「何だと思てたのYO−?」


柳原「セミの生態とか、地中にいる間の動きとか・・・そういうものかと」


山さん「どこ見てるのYO−!」


柳原「見てません・・・まあ、それはおいといて、池橋編をご覧になっていた人からメッセージが・・・」


山さん「何?」


柳原「山さんは、何で言葉遣いがおかしいんですか?と質問です」


山さん「残念ながら、お答えするわけには参りませぬ」


柳原「じゃあいいです」


山さん「うむ、それがよいのう」


柳原「ちゃんとしてください」


山さん「へいへい・・・我の言葉遣いが悪いと?それはすまなかったの」


柳原「直してください」


山さん「しょうがないですよ、我の言葉は我の言葉なり」


柳原「ハンドルネーム、G.Aさん、だそうです」


山さん「次の質問はー?」


柳原「36話で出てきた謎の男って山さんですか?」


山さん「違いますっっっよ、断じて違いまっっすよ」


柳原「本当に違います、あの人はあくまでも3話限定です」


山さん「全く、お惚気オヤジと我を間違えるとは、何と言う奴だね」


柳原「はいはーい!次行きます、山さんって時津峰子のはとこって本当ですか?」


山さん「はぁー?」


柳原「違いますよね?」


山さん「そりゃそうだ」


柳原「おっ、あっさり認めましたね」


山さん「そこ否定しておかないと、後々うるさいから・・・」


柳原「・・・はいはい!次っ!、阪木と山さんの関係は何ですか?」


山さん「特に何もないね、俺は坪口としかしゃべったことないし」


柳原「だそうです、次の質問、山さんの弟ってまさか・・・」


山さん「・・・次行こうか」


柳原「ちょい待ち!そこは言うべきでしょ!」


山さん「そうだよ、あのマジメな三太郎だよ!文句あるのか!」


柳原「だそうです、では、早くも最後の質問ですが」


山さん「ん?何ぞえ?」


柳原「池橋スクールウォーズに山さんが出てこないんですが・・・」


山さん「・・・」


柳原「・・・」


山さん「企業機密だね!あばよっ!」


ピューッ!


柳原「あっ!山さん!」


柳原「・・・どうやら作者が出したがらないそうです、ごめんなさい」


柳原「さて、そろそろ時間だな」


柳原「え?何で俺が池橋の話を知ってるかって?、それはこのオールスターで阪木さんや弓野さんにいろいろ聞いたからさ」


柳原「それじゃあ、後半戦をじっくり楽しんでくれ、じゃあな!」


番外編 終わりっ!


〜宣伝〜
池橋高校 〜強力兵器軍団(ファースト)〜 全87話 連載終了
池橋高校 〜野心〜 全17話 連載終了
池橋高校 〜龍陣〜 全12話 連載終了
池橋学園 〜旋風〜 全45話 連載終了
BW(ブルーウェーブ)グレート 〜 全52話 連載終了
池橋スクールウォーズ 10話 連載休止(飽きてきた 蹴
稲垣物語 全13話 連載終了

パワフル高校 〜俺たちパワフルナイン〜 全104話?(ペース飛ばし飛ばしですからねぇ・・・殴) 連載終了

その他 不定期更新の上に勝手に連載休止(蹴

ついでに話は多いけど、文は短いのが痛手(泣

>追記(特待生制度問題について)
この度(と、言っても、ずっと前に聞かれていたことなんですが)、この小説では特待生制度問題はないのかと質問があったのですが


断じて問題ありません、だって小説ですもの(蹴

[297] 対談2 柳原&阪木
W.S - 2007年07月15日 (日) 18時37分

柳原「・・・あれ?後半編スタートしないのか?」


阪木「作者が対談について書きたいとさ」


柳原「・・・いい加減すぎ」


阪木「とはいえ、対談と言ったって何を話せばいいんだ?」


柳原「じゃあ、やはり質問コーナーから受け付けたほうが・・・」


阪木「そうだな、それにするか」


柳原「はい、では最初の質問、阪木ってキャプテンなんですか?」


阪木「違う、俺は副キャプテン、キャプテンは弓野だ、ちゃんと読めよ」


柳原「まあまあ、選手の名前しか見ない人もいますから・・・」


阪木「ふん」


柳原「では次、パワフル編の話が途中で切れてますけど、どうしてですか?」


阪木「ふっ」


柳原「えーと・・・諸事情らしいです」


阪木「やる気ないならやめればいいのに」


柳原「・・・(汗)次行きますよ、柳原の性格が本編と変わってませんか?」


阪木「余裕ができたんだろ?いろいろと」


柳原「なっ、何言ってるんすか!」


阪木「コイツに恋人ができたらしいんだよ、だから性格に緩みが出てきたからだ」


柳原「あーあー!次ーっ!(混乱)、石室って出番少なくない?」


阪木「確かに少ないな、うん」


柳原「阪木さん、何でですか?」


阪木「そりゃあパワーと守備だけだし」


柳原「私生活面もちょっと挙げてください」


阪木「趣味がオペラ観賞だぜ?地味だって」


柳原「(池橋高校の人ってどこか趣味がずれてるな・・・)」


阪木「悪かったな、悪趣味で」


柳原「脳裏に浮かんだことを読まないでください!」


阪木「はいはい、次は?」


柳原「えーと・・・キャラクターのプロフィールを教えてください」


阪木「大図鑑見て来い、以上だ」


柳原「ま、まあ池橋はそれでいきましょうか、とりあえずパワフルは・・・」


阪木「どうした?」


柳原「・・・データ消えてます」


阪木「はぁ?」


柳原「いや、別に保管してたキャラクターファイルが・・・ログごと消えちゃってます」


阪木「・・・はっ、アホか」


柳原「すんません、次行きます、稲垣って出身どこなんですか?最初のほうではなまってますけど」


阪木「あいつの方言聞いたこと無いからわかんねーよ」


柳原「あいつは千葉ですよ」


阪木「へー」


柳原「前聞きました」


阪木「どうでもいいよな、別に」


柳原「次行きますか、ボツネタを教えてください」


阪木「ボツねぇ・・・作者がBLネタを使おうとしたが、常連が減るのでやめた、ひくだろ」


柳原「ダメっすね、人として何かが」


阪木「あと、俺のボールのストレートの名称をディープインパクトにしようとしたらしいが、ある意味でダメだったらしい」


柳原「それ馬じゃないですか、東野ネタはやめましょうよ、俺たち関係ないですし」


阪木「つづりとしてはよかったとか、んで結局ただのストレートで」


柳原「後は・・・玲奈が実は男だったとかくらい」


阪木「ふーん、印象薄いし問題ないじゃん」


柳原「でも色気がなくなるとかでボツです、なんだそりゃ」


阪木「むっさい野郎の集まりよりマシじゃん、俺らの学校男子校だし、少なくとも設定上じゃ、そっちのほうがいいし」


柳原「BLが被るからですよね」


阪木「もうNGワードギリギリだし」


柳原「後は・・・パワフルを甲子園で優勝させようかの話もありましたね」


阪木「結局準優勝だったらしいじゃん」


柳原「優勝させたらつまらない、それで決勝で完封負け・・・」


阪木「ドンマイ、後、俺の名前でも議論があったな、昔の話だけどさ」


柳原「え?どんな名前ですか?」


阪木「阪木だと、一般的だから、松浜新五とかあまり使われない名字使おうかって言う話」


柳原「全国の阪木さんと松浜さんに謝ったほうがいいですよ」


すいませんでした


柳原「後のボツ・・・は、マジシャンくらい?」


阪木「マジシャン?」


柳原「ただマジシャンを出すだけの話」


阪木「・・・そりゃボツだよな」


柳原「結構質問溜め込んだなぁ、それに答えない作者もどうかと思うけど、上村学園の池西のスパークボールの特徴について教えてください」


阪木「上村学園の池西?、ああ、そんな奴いたな、つーか対戦したっけ?」


柳原「俺はそっちのほうは知らないんで頼みます」


阪木「ちょっと待て、メールしてみる」


柳原「あれ?知り合いなんですか?」


阪木「いや、情報通の後輩の河原崎なら知ってると思う」


数分後メールが届く


河原崎「ああ、スパークボールの特徴っすか、とりあえずはじけますね、以上です」


阪木「・・・だそうだ」


柳原「・・・なるほど(わかんねえよっ!)」


阪木「上村学園で思い出した、結局対戦して無いんだよな、我部商業に完敗して、俺たちとの対戦逃したんだよ」


柳原「へえー・・・次行きますか(無関心)、最初のほうで出た野球ごっこって何ですか?」


阪木「野球に近いスポーツだ」


柳原「ええと・・・具体的には・・・」


阪木「バットを投げて、ボールで跳ね返すのがルール」


柳原「あ、危ないっすよ!それ!」


阪木「ああ、それで後輩と先輩一人ずつケガをしたな」


柳原「真似しないでくれよー!頼むから」


阪木「いや、バットとボールがあるなら普通に野球やるだろ(汗)」


柳原「そうだといいですけどねぇ、次、パワプロの小説ですよね?、両方とも」


阪木「池橋はオリジナルだから違うぞ、つーかパワプロしかないのか?ファミスタとかあるじゃん」


柳原「まあまあ・・・パワフルはその通りパワプロ使ってます、年代は5の後の話で9の14年前くらいの話だ」


阪木「なるほどね、つーことは5〜7の辺りか?年代は」


柳原「原作に忠実みたいっすからね、それなりに設定はしているみたいっすよ」


阪木「ちぃーと羨ましいな、池橋は完全なオリジナルだから、書くのには十分なデータがないと書けないらしいし」


柳原「一応言っておくが、俺は猪狩守のファンだ!間違えんなよ!」


阪木「誰に言ってんだよ・・・」


柳原「でも、よくよく考えると、友沢がメジャーに行ってる時点で年代がおかしいような・・・」


阪木「じゃあ実際はどのくらいなんだ?」


柳原「さあ?、10で友沢出ますけど、猪狩さんも10ではカイザースですからねぇ、矛盾ですよ」


阪木「ん〜、じゃあこうなるのか?、友沢はメジャー行って、猪狩はジャイアンツに戻ったって事か?」


柳原「カイザースが猪狩さんを放出する意味がわからないっすよ」


阪木「でも、それしかないだろ成立させるには」


柳原「・・・そうっすね」


阪木「14だと全く別のチームにいるみたいなんだが・・・バルカンズ?いや、バスターズか、あの後姿を見れば一目瞭然か」


柳原「とりあえず出番あってほしいですね」


阪木「まあ、俺はパワプロ小説出てないからどうでもいいけどな」


柳原「ははは・・・、一応これで最後にしましょうか、次の機会に2回目作って、伸ばしましょう」


阪木「おう」


柳原「柳原と阪木の年齢の差ってどのくらい?」


阪木「約9年違いだな」


柳原「よく聞くと、かなり離れてますよね、俺たち」


阪木「まあ、俺は永遠の18歳の称号もらってるし、別にいいけど」


柳原「ははは・・・それでは、後半戦スタート!」


阪木「うるせーな、いいじゃん18の設定でも」


番外編 終?

[298] 書ききれない9話
W.S - 2007年07月18日 (水) 22時21分

森「・・・秋田君、ちょっと来なさい」


秋田「は、はい」


森「あのリードはちょっと柳原君にはきつすぎるから、もっとアウトサイドを利用して、幅を取りなさい」


秋田「はい」


森「一応この回までは様子を見るから、きっちり抑えるのよ」


秋田「はい!」


タッタッタッ・・・


柳原「・・・交代か?」


秋田「いや、とりあえず、僕のサインをよく見てくれれば大丈夫」


柳原「おう・・・」


上原「何だ、交代はないのか」


柳原「まだまだぁっ!」


上原「ふっ」


6番 月野


月野「・・・シフトがややライト側にセットされているな、なるほどねぇ・・・」


そして試合再開


柳原「(・・・アウトコースか)」


シュッ


ギュルルルルッ!


月野「おっと」


キン!


審判「ファール!」


秋田「(初球から振ってきたな、でも振り遅れか・・・よしもう1球)」


シュッ


ギュルルルルッ!


パシッ!


審判「ストラーイク!」


月野「(アウトコースに2球・・・か)」


柳原「(次は・・・スライダーか)」


シュッ


ククッ!


月野「おっと」


パスッ!


審判「ボール!」


秋田「(よし、低めに余裕ができたな、直球でしとめて・・・)」


柳原「(低め?、・・・まあいいが)」


シュッ


ギュルルルルルルッ!


月野「もらったあっ!」


グワキーン!!!!!


秋田「しまった!」


真ん中低めのストレートをジャストミートで運ばれてしまう


上原「・・・いや!まだ間に合う!、久保っ!」


久保「くそっ!・・・うおおおおおっ!!!!!」


センターの久保がやや深めに守っていたため、追いつく可能性が出てきた


柳原「取れなかったら2点か3点か・・・センターフライ、2ベース、3ランのどれかだが・・・」


久保「うあーっ!」


パシッ!


月野「何ーっ!、くっ・・・芯を捉えきれなかったか・・・」


難しい打球だったが、久保がフェンス際でギリギリキャッチした


上原「よっしゃっ!、ナイスファインプレー!」


柳原「久保っ!お前最強っ!」


秋田「はぁぁぁぁ・・・僕のリードもまだまだだな・・・」


久保「出番が薄かったが、何とか出番取れたぜぇ・・・」


こうしてパワフルは何とかピンチを脱した


続く

[299] スピリチュアルなゴールデンルーキーを意味しない10話
W.S - 2007年07月19日 (木) 16時49分

5回裏 パワフル高校の攻撃


大宮「なかなか点が取れないな・・・まあじっくり待つとするか」


まずはパワー自慢の5番安達


大宮「ふんっ!」


ギュルルルッ!


安達「(真ん中!?もらったあっ!)」


キン!


安達「(しまった!シュートか!)」



大宮「・・・よっと」


パシッ


安達は初球を打つが、詰まらされて1アウト


国松「ふぅー、楽さしてくれないね、池橋高」


出塁率は4番目に高い国松


大宮「おらよっ!」


ピシッ


クククッ


ブンッ!


審判「ストラーイク!」


国松「(・・・チェンジアップか?)」


シュッ


ギュルルルルッ!


国松「うわっ!」


バシッ


審判「ストラーイク!」


国松「(アウトローの次はインハイの直球・・・か)」


シュッ


スッ


バシッ


審判「ボール!」


国松「(ストレートにも見えたが・・・変化があったような・・・)」


シュッ


ギュルルルルッ


国松「うっ」


クッ


バシッ!


京瀬「スイング!」


球審はストライクの判定


国松「高めだったか・・・」


大宮「余裕過ぎるな・・・、やはり上原だけか?」


野口「まだまだっ!」


シュッ


ギュルルルッ!


バシッ!


審判「ボール!」


大宮「・・・(やるか)」


シュッ


スッ


野口「(アウトコース!)」


カキッ!


野口「何っ!捉えたはずなのに・・・」


月野「よーし・・・3アウトっと!」


野口はファーストゴロに倒れ三者凡退


大宮「(甘いな・・・俺を直球だけの男と思ったら大間違いだぜ・・・)」


結局追加点は取れず、いよいよ中盤の最後を迎える


続く

[301] ジャニーズ型はたぶんいません11話
W.S - 2007年07月23日 (月) 18時28分

6回表 池橋高校の攻撃


船田「(ふん、続投か、いいだろう、喰らいついてやるぜ!)」


京瀬「(この回が限度かな・・・球のキレも悪くなってきてるし)」


柳原「(・・・まあ、俺がダメでも石黒さんがいるから、大丈夫だが・・・ったく村西のヤローが来ていれば・・・」


パワフルには村西と言う選手がいるが、今回は都合上、欠席(汗)


シュッ


ググッ


バシッ!


審判「ボール!」


初球ボールから入ったものの、2球続けてストライク、そこで様子見で1球外した


シュッ!


ククッ!


ブンッ!


船田「(やべっ!)」


審判「ストラーイク、バッターアウッ!」


柳原「・・・」


京瀬「(いいスライダーだ、まだ余裕があるか・・・?)」


秋田「(このバッターは長打が少ないから、直球で攻めるか)」


柳原「(おう)」


京瀬に対してはストライクが先行するものの、ボールが3つ続いてしまう、しかし・・・


シュッ


グググググッ!


クィィィーン!


京瀬「(詰まった・・・か)」


野口「オーライ!オーライ!・・・よっし!」


パシッ


ここまで順調な柳原、あっという間に2アウト


ウグイス嬢「バッター大宮君に代わりまして、鱒尾君」


鱒尾「さてと、結果残さないとにゃー」


秋田「(代打か・・・まあいいや)」


柳原「(変化球押しで十分だな)」


柳原は初球からストライクで飛ばしたものの2ストライクから3ボールまで戻してしまう


柳原(球数は100球くらいか・・・ここで四球は出せないっ!)」


シュッ!


クククッ!


鱒尾「うっ!」


カッ!


審判「ファール!」


柳原「(まだまだあっ!)」


シュッ


ククククッ!


鱒尾「(際どい・・・!)」


バシッ


柳原「(見たっ!?)」


審判「・・・ストラーイク!バッターアウッ!」


鱒尾「何だと!」


秋田「(危なかった・・・)」


柳原「(これで、俺の仕事は終わったな・・・)」


パワフル高校、下位打線からだったが初めて三者凡退で抑える


続く



[302] 安西先生・・・って違うっ!の12話
W.S - 2007年07月24日 (火) 17時46分

6回裏・・・の前にパワフルベンチの様子


柳原「・・・え?出ないんですか?」


石黒「ああ、ここは後輩に譲ってやろうかと思ってね」


柳原「でも1点差ですし、ここは石黒さんのほうが・・・」


石黒「まあな、でもな柳原、先輩としてここは譲るべきだとボクは判断すべきだと思う、何事も経験だしな」


柳原「わかりました、石黒さんがそういうなら・・・」


森「それじゃあ・・・1年生から出しましょうか、桑島君!」


桑島「は、はいっ!」


森「次はあなたが投げなさい、いいわね?」


桑島「わ、わかりました!」


柳原「桑島ぁ〜、打たれてもいいが、情けないマネはよせよ」


桑島「うっす!」


一方、池橋高校は・・・


卯月「阪木ー大宮と来たらやはり・・・」


阪木「点獲られんなよ、木下」


木下「任せてください、きりきり舞いにさせてみせますよ」


卯月「・・・ねぇ、阪木君」


阪木「はい、何すか?」


卯月「出番獲らないで・・・」


阪木「・・・すんません」


相変わらず影の薄い監督です


そして試合再開・・・


池橋、ピッチャーが大宮に変わって木下になる


久保「守備だけと言われた男がここにあり!今一度バッティングでもチャンスを・・・」


ブンッ!


審判「ストラーイク!バッターアウト!」


久保「・・・やっぱり堅実性だよなー・・・」


あっという間に1アウト


森「代打!」


美濃「ついにキター!」


が・・・


カキッ!


坪口「はいよーっ・・・と、ほい」


パシッ


美濃「・・・え?出番これだけ!?、ちくしょーっ!」


セカンドゴロであっという間に2アウト


上原「(やっぱり貧打線だな、うちは・・・)」


木下「(打たせて獲るのがウチの主流だけど・・・この選手は別だよねー)」


シュッ


キキッ!


カーン!


石室「おっと!」


打球は3塁線を抜けたかと思ったが、ファール


木下「(初球から来た・・・まあいっか)」


シュッ


グググッ!


バシッ!


審判「ボール!」


その後2球ファールが続く


シュッ


スッ


上原「(よしっ!)」


カキーン!


木下「うっ!」


アウトコースに放り込まれた球はピッチャーの足元を抜けてセンター前ヒット


上原「(まあまあか)」


久万里「ナイス!、さて続くとするか!」


木下「(甘かった・・・?、でもここは抑えるよ)」


京瀬「(待った・・・まず1球投げてから・・・)」


木下「(了ー解)」


シュッ


ククッ!


カキッ!


審判「ファール!」


久万里「(ちっ、ボール球か)」


上原「・・・」


木下「・・・」


シュッ!


タッ!


グググッ!


上原「(ウエスト!?、読まれた!?)」


パシッ!


シュッ


上原「くっ!」


パシッ


氷「球審!」


2塁球審「・・・タッチアウッ!」


柳原「上原が・・・刺されただと!」


上原「くそっ・・・」


久万里「あーあ・・・」


京瀬「よし」


木下「やっぱり盗塁してきたな、流石京瀬だ・・・」


森「(良い肩してるわね・・・あの捕手・・・)」


タッチアウトで3アウト、パワフル、得点できず


続く

[303] 対談3 柳原&阪木
W.S - 2007年07月25日 (水) 03時35分

柳原「つーわけで後半の対談・・・いや中盤の対談か?続くならだけどさー、(多分続きます)」


阪木「そういや、俺とお前、台詞のしゃべり方が似ているから、作者が「こいつ友人少ないな」とも思われているらしい」


柳原「レパートリーが少ないって奴ですね?」


阪木「実際はどうなんだか・・・(少ない 汗)」


柳原「まぁ、質問コーナーの続きやりますか」


阪木「おう」


柳原「阪木さんの一番の思い出の試合って何ですか?」


阪木「んーやっぱ、オリックス行ってからの試合だな、日本シリーズ第3戦延長14回(当時は15回まであった)まで、相手の投手との0−0の勝負だったからな、どっちが先にへばるかが面白かった」


柳原「え?完投の投げ合いですか?」


阪木「ああ、んで結局15回まで投げて俺の競い負け、2番に2ラン打たれてサヨナラ負けよ」


柳原「ビジターだったんですか」


阪木「ああ、・・・2アウトまでは獲ったんだが・・・思い出しただけでもむかついてくるな」


柳原「ドンマイでーす」


阪木「ま、次の試合は勝ったけどな」


柳原「次行きますか、柳原さんの一番の思い出の試合は何ですか?」


阪木「プロ1年目だし、高校でだろ?」


柳原「そうっすね、やっぱり最後の夏の地方大会決勝ですかね、相手エースとの投げあいで結局大敗、悔しいったらありゃしないですよ」


阪木「ふーん」


柳原「コホン、次行きます、柳原ってどこの育ち何ですか?」


阪木「それは俺も気になったな、数々の方言使っているからな・・・」


柳原「一応静岡なんですよね、単に家庭内問題が多発していて性がコロコロ変わるだけで、あちこち行っているわけなんですよ」


阪木「うーん波乱万丈ー」


柳原「阪木さんはどこですか?」


阪木「俺は根っからの東京育ち、江戸っ子みたいな感じだ」


柳原「へぇー、次、パワフル・池橋高校ってどんな学校?」


阪木「池橋はスポーツ専用学校みたいな感じだ、明徳義塾みたいな感じ」


柳原「パワフルは明るくて、元気のいい、夢を持った野球中心の学校・・・」


阪木「うわ、特待生丸出し」


柳原「言っておきますが、俺は普通に受験して普通に通ってます」


阪木「ありゃ、そうなんだ」


柳原「はい、次、パワフル編未収録は結局載せないんですか?」


阪木「ふーん、載せてないんだ」


柳原「いや・・・載せたいんですけど、元々他のサイトでやっていたことみたいなんで、やれないらしいですよ」


阪木「ったく、完結させる気が無いところがダメだよな、この作者」


柳原「ははは、一応、載せる予定だったのは、春の甲子園準決勝まで、夏の大会、練習試合、トラブル、勉強くらいです」


阪木「トラブルってのが気になるな」


柳原「まあ、・・・はい」


阪木「はっはーん、恋愛関係だな?、しかもお前の」


柳原「・・・ばれました?」


阪木「感情隠すのが下手だな、出直して来い」


柳原「すいません、・・・次、池橋の応援歌を教えてください」


阪木「応援歌?校歌はあるが・・・作ってないな」


柳原「校歌があるんですか?」


阪木「小説にも載せているし、よく見てくれ」


柳原「作りません?」


阪木「まあ、咄嗟に作ったものならある」


柳原「どんなのです?」


阪木「俺の場合は・・・(狙い撃ち)〜かっとばせ〜阪木(名前ではなく名字)〜一発放て〜よ〜(オー!)(リピート)とシンプル」


柳原「一発・・・そういえば打順は4番〜7番ですもんね」


阪木「打撃も上手いぜ、俺は」


柳原「ってことです、次、久万里の進路は?」


阪木「久万里って確か・・・メカニックの?」


柳原「そうです、アイツは都内の工業大学行きましたよ、「知識が足りてればロボはもっと強くなったはずだって」気合入ってました」


阪木「ふーん」


柳原「次、・・・これは作者からの自分の質問だ」


阪木「何をバカなことを」


柳原「官僚大編とあかつき大編の霧島と岡坂は出したい、だそうです」


阪木「俺は直プロだから、縁はないな」


柳原「あるなら俺ですね、南国大ですし」


阪木「ふーん、出たら面白いけどな」


柳原「次、オリックス編の実在選手の有無は?」


阪木「もちろんあるぜ、入れなきゃオリックスじゃないし」


柳原「ってことはあのイチロー選手も?」


阪木「当然、弓野ともがっちり握手を交わす名場面もあったぜ」


柳原「すごいっすね」


阪木「ま、俺はあまり会話しなかったけどな、あの頃は藤井さん(OB)との会話が多かった」


柳原「いいなぁ、次、奥義「カーニバルボンバー」って何ですか?」


阪木「そっちのことはわかんねえ」


柳原「あれ?俺のところでもないですよ」


阪木「いや、池橋ではそんなのはなかったが・・・」


柳原「間違いかな・・・?、次、2人は仲がいいんですか?」


阪木「まあな、そうでなかったら対談してねーし」


柳原「そっすね」


阪木「っても連帯保証人は避けるけどな」


柳原「そもそもそんなこと頼みませんよ、次、クロスカウンターが一度だけありましたが、結果はどうだったんですか?」


阪木「あー、ツッキーの奴な、大川内との乱闘は互角だったってことだ、両方KO」


柳原「・・・すごいっすね、何か」


阪木「おまけだ、当時のシーンを振り返るとするか(リメイク版)」


〜〜〜〜〜


阪木「うっさいな、ちっとは黙ってろよ」


月野「先輩〜、パンおごってくださいよ〜」


阪木「バイトクビになったのはお前がサボるからだろ!」


月野「だって全部、海川ちゃんがやっちゃうから」


阪木「ヒュー、もてるね色男」


月野「そんなんじゃないですってば」


ガサッ


阪木「ん!?」


???「阪木ぃ〜!、個人的なうらみは無いが、少々痛い目に遭ってもらうぜぇ〜!」


月野「先輩危ない!」


バキッ!


壁に隠れていた、磯島の部下、大川内と月野のパンチがクロスした


阪木「おお・・・クロスカウンター・・・」


バタッ!


〜〜〜〜〜


柳原「ははは・・・慕われてたんですね」


阪木「当然、俺の実力は絶対だからな」


柳原「次、村木拓也ってもしかして・・・」


阪木「○MAPの○村をモデルにしたキャラクターだな」


柳原「性格悪そうですね」


阪木「いや、割と良いよ?」


柳原「へぇ〜、次、プロテインは飲みますか?」


阪木「そりゃ飲むさ」


柳原「当然ですよ、筋肉クローさん、次、バットとグラブはどんなの使ってますか?」


阪木「バットは市販の、グラブは阪木モデルの使ってる」


柳原「阪木モデル?」


阪木「ある程度活躍したから、作ってもらえるようになった」


柳原「いいっすね〜、俺もほしい・・・ちなみに俺はバットは市販、グラブはアベックス(架空)の」


阪木「ま、こだわってはいるけどな」


柳原「俺も頑張ろっと・・・次、高校生活の中で驚いたことは何ですか?」


阪木「うーん・・・やっぱ3回の優勝だな、普通ありえないし」


柳原「俺の場合は違法高校が出たことですかね」


阪木「違法高校?」


柳原「本編では記載されてないんですけど、予選で163キロ投手と戦う羽目になっちゃいまして・・・」


阪木「1、163キロだと!?」


柳原「はい・・・んで、結局負けたんですけど、違反が発覚しまして、再試合してコールド勝ちしました」


阪木「ふーん・・・俺だったら勝てたな、たかが163キロくらいで」


柳原「いや、マジで速いんすよ!、あの上原でさえ2三振ですから」


阪木「まあ打つのは俺じゃなくて、弓野だけどな」


柳原「弓野さんですか、・・・確かに弓野さんなら打てそうですが・・・」


阪木「あいつは190キロのテニスボールをまともにコートに返す男だ、超天才肌のバカヤローだ」


柳原「しかし野球のボールでは・・・」


阪木「俺はホームランとは言っていない、あくまでも3ベースだ」


柳原「なるほど・・・」


阪木「プロ予備軍とも争える、池橋に不可能は無い!」


柳原「阪木さんも160キロ投げれますか?」


阪木「バーカ、投げられるわけねーだろ!、俺は超人じゃないんだよ!」


柳原「す、すいません」


阪木「でも俺の後輩の矢崎なら投げられるかもな」


柳原「え?160キロですよ?」


阪木「アイツは2年の時点で157キロを計測している」


柳原「ブッ!、な、何すか、それ!?」


阪木「ただ・・・ノーコンなんだよ、コントロールさえ良ければ・・・」


柳原「と、とにかく期待ですね」


阪木「ああ、ツッキーがキャプテンとしての動きも注目したいしな」


柳原「次行きます、「最強、最強、我最強!、ファントムは常に駆け巡る・・・この黒池学院に勝てるものは誰もいない!」の主将の渡辺は今どうしているんですか?」


阪木「アイツのところには苦戦したな・・・残念ながら俺にはわからないな、プロには入っていないから、どこかで野球やっていると思うぜ」


柳原「そんなに強かったんですか?」


阪木「ああ、球も速いし、変化球のキレもあったが、コントロールに苦しんで俺たちに負けたよ、原因はファントムらしい」


柳原「ふ、ファントム?」


阪木「幻影に追われているってことかも」


柳原「な、何の幻影ですか?」


阪木「サムライ、らしい」


柳原「は、はぁ・・・」


阪木「つーか気にするな、まあ俺たちにはわからない世界があるのさ」


柳原「は、はい・・・」


阪木(しかしあの時の審判団の判断は酷かった・・・マジで)」


柳原「一応、これで最後、プロ編で阪木VS柳原はいつ見れる?」


阪木「さあね、その辺はかけないと思う、世界が違うし」


柳原「戦ってみたいですけどね、ははは」


阪木「もっと経験を積んでこい」


柳原「はい・・・、では、後半戦の続きをお楽しみに」


終?

[304] 何事も無かった13話
W.S - 2007年07月31日 (火) 02時27分

7回表


坪口「・・・おせーなパワフル・・・投手は何やってるんだ?」


???「すまない、さあ始めようか」


坪口「さっさと頼むぜ(投手が変わったな、確かこいつは・・・)」


この回を迎える前にパワフルベンチでは揉め事が1つあった


柳原「え?続投!?、何で急に・・・」


上原「監督、いくらなんでもこれ以上は・・・」


森「エースとの投げあいは負けてはならないものだし、それに、なめられっぱなしも良くないわ、100球は突破したけど、あなた自身の力はまだ発揮されてないと私は思うから続投を決めたいの」


柳原「先生・・・」


石黒「・・・柳原、続投する気は?」


柳原「あるにはありますが・・・」


石黒「・・・ふぅ、仕方ないな、その様子だとまだオフシーズンの気力のまま試合を続けそうだな」


森「石黒君、ここは監督の私が決めること、いくら大学エースでも口出しは避けてちょうだい」


石黒「いえ・・・俺も投げたいんで」


森「・・・」


石黒「・・・」


柳原「え?え?」


その場で沈黙が続いた、そこで監督は重い口を開いた


監督「・・・わかったわ、石黒君出なさい、桑島君、次のイニングに変更で頼むわね」


桑島「うぃっす!」


石黒「ありがとうございます、では早速」


たったったっ・・・


柳原「ま、待ってください!先輩」


石黒「ん?どうした?」


柳原「「俺も投げたい」・・・って、さっきまでは言ってなかったじゃないですか、何故・・・」


石黒「・・・あまり気分乗リしていないだろ?、このオールスターは」


柳原「・・・わかります?」


石黒「先輩として忠告しておくが、腑抜けた試合は絶対するな、南国大学の名前に傷がつく」


柳原「!、・・・すいません」


石黒「監督はあのまま続投させる気はなかったようだが、元教え子としては、何としても結果を残してほしかったのだろう、だから続投をさせようと思ったんだと思うが」


柳原「・・・」


石黒「まあ、こうなった以上俺が頑張るしかないけどね」


柳原「すいません・・・」


石黒「・・・柳原」


柳原「・・・はい?」


石黒「高校野球も大学野球も社会人野球もプロ野球もメジャーリーグも、1つだらけたら結果はやるまでもないものになる、決して気は抜くなよ」


柳原「・・・はい!」


そして7回表


シュッ


ギュルルルルルルッ!


ドバーン!


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


坪口「くそっ・・・」


秋田「(やっぱり石黒さんは凄い・・・、ボールにキレがある・・・)」


氷「(いよいよ来たか・・・、対決を楽しみにしていたぞ)」


シュッ


シュルルルルルッ!


キッ!


審判「ファール!」


氷「(評判どおりのスライダー・・・何と言うキレだ・・・)」


シュッ


スッ


クァキーン!


審判「ファール」


氷「(やや沈んだが・・・)」


シュッ


ギュルルルルルルルッ!


氷「(うっ!?、インコースいっぱい!?)」


バシッ!


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


氷「(・・・全く勝負にならなかったな、石黒・・・覚えておけ!)」


真鍋「どの投手が来ても一緒だ!こいっ!」


シュッ


シュシュッ!


真鍋「(初球!)」


クィーン!


真鍋「しまった!真上!」


久万里「オーライ・・・オッケーイ!」


石黒「こんなものかな(接戦でなければ桑島でも問題ないんだが・・・仕方ない)」


池橋高校、追加点がなかなか奪えず終了


続く

>訂正 だから途切れ途切れに書くからミスが起こるんだってば(蹴

[306] 必殺!14話!・・・です
W.S - 2007年08月05日 (日) 17時05分

7回裏


木下「さてと・・・この回も配球に気をつけなくては」


久万里「(ここは1発狙うか?)」


シュッ


ククッ


カキーン!


久万里「よし!」


木下「!?・・・でもこれは切れる」


審判「ファール!」


久万里「ちっ」


シュッ


スルルルルッ!


久万里「(低いっ!)」


バシッ


審判「ストラーイク!」


久万里「何っ!?」


木下「(よし・・・これでとどめだ!)」


シュッ


ククッ


久万里「(際どい・・・が)」


バシッ


審判「ストラーイク!バッターアウッ」


久万里「くそっ!」


上原「(三振前のバカ当たりか?)」


秋田「まずい・・・何とか点を」


シュッ


ククッ


バシッ


審判「ボール!」


秋田「(88キロ?遅い・・・)」


その後ボール2つで3ボール、しかし次のボールは見逃しで1−3


木下「・・・」


シュッ


ククッ


秋田「(ん!?)」


バシッ!


審判「ボール!フォアボール!」


木下「・・・」


大須賀「よっしゃ、次は俺だ!」


木下「ここは・・・」


シュッ


ススッ


大須賀「ふんっ!」


キン!


大須賀「やべっ!」


京瀬「オーライ・・・よしっ」


パシッ


初球打ちはキャッチャーフライで終わる


安達「まだまだあっ!」


シュッ


木下「ん!?」


パシッ


審判「ストラーイク!」


京瀬「(盗塁!?)」


シュッ


ズザザーッ!


審判「・・・セーフ!」


秋田「(一か八かだったけど・・・よし)」


京瀬「(くっ・・・油断した)」


木下「(奴の盗塁は時々あったが・・・、強肩の京瀬からするとは・・・、まあいい切り替えだ)」


シュッ


ククッ


バシッ


審判「ボール!」


安達「・・・(いくぜ!)」


シュッ


クククッ!


安達「(うっ・・・シンカー・・・か?)」


カキョッ


鈍い音を立てて、打球はサードゴロに終わり、得点ならず


続く

[308] ハトマメってCDがあるの15話
W.S - 2007年08月08日 (水) 21時20分

8回表 パワフル高校投手交代 石黒→桑島


桑島「よっしゃーっ!、精一杯やりますよっ!」


秋田「(・・・しかし、いきなり大型野手とは、桑島もついてないな、打たれるのを覚悟しないと・・・)」


石室「さて、そろそろ打つか」


シュッ


ギュルルルッ!


バシッ


審判「ストラーイク!」


秋田「(やはり高めは苦手か、よし、このまま・・・)」


シュッ


グググッ!


バシッ


審判「ストラーイク!」


秋田「(よーし、これだったら桑島でも抑えきれる!)」


シュッ


ギュルルルルッ


石室「(へっ、やはりな)」


グワキィィィィィィーン!!!


秋田「(げっ!)」


桑島「(せ、先輩っ!、指示通り、高めのボールで・・・ですが・・・)」


打球はライトスタンドに飛び込む超特大ホームランになってしまう


石室「まだまだだな、出直して来い」


石室がホームベースを踏んでからの一言はきついものであった


秋田「くっ・・・」


桑島「先パ〜イ・・・」


秋田「・・・切り替えていくぞ!、何とかなる!」


桑島「・・・へーい」


しかし・・・秋田への不信感が極まりない桑島であった


弓野「・・・まあ、こんなものかな?パワフルは」


シュッ


弓野に投げた初球だった


弓野「(やっぱり、甘くなったね)」


ギュワキィィィィーン!


秋田「(初球!?)」


桑島「(・・・ダメだ)」


打球はセンターバックスクリーンに飛び込む特大アーチになってしまう


阪木「よっしゃ、ユーミン、ナイスホーマー!」


弓野「まあ、これで大丈夫だね」


そんな中、弓野にまでホームランを打たれたパワフル・森監督は黙っていなかった


岡本マネージャー「タイム!」


桑島「(あーあ・・・交代かぁ、良いところなかったな・・・)」


柳原「秋田!お前交代!」


秋田「え?僕?まぢ?」


柳原「リード悪すぎ、ベンチに下がれだってよ」


森監督は顔では怒っていなかったが、態度で怒っていた


秋田「・・・うっす」


岡本マネージャー「球審さん、秋田に変わって芦野で」


球審「わかった」


芦野「出番〜出番〜やってきたよっと!」


桑島「結局またいつものバッテリーか・・・1年の辛さだな」


芦野「文句あるの?」


桑島「いや・・・もういい・・・試合中だし」


月野「いいから早くしろ!待ちくたびれてんだよ」


桑島「あっ、はい、すいません」


シュッ


ギュルルルッ!


月野「(弓野さんの真似!初球!)」


コーン!


月野「しまった・・・ボールだ・・・」


芦野「・・・よっと」


高めのボールを上げてしまい、1アウト


船田「(何やってんだ・・・さて行くか)」


シュッ


ススッ


バシッ


審判「ボール!」


初球ボール後2球ストライクが続き・・・


シュッ


グググッ!


ブンッ!


船田「ちっ」


審判「ストラーイクバッターアウト!」


船田を三振にしとめ2アウト


京瀬「(バッテリーの動きが良くなったな・・・)」


シュッ


ギュルルルッ


キン!


審判「ファール!」


その後ボールが2つ続いた、そして・・・


シュッ


ギュルルルッ


カキン!


京瀬「くそっ、ゴロか」


上原「よっと、ほい!」


京瀬をショートゴロに沈めて3アウト


この回池橋高校が2点追加!


続く

[309] 16話への軌跡をたどると、そこには番外編の山が(汗
W.S - 2007年08月11日 (土) 02時59分

8回裏 パワフル高校の攻撃


柳原「(代打って言ったって・・・得点圏じゃねーと田坂使えねーし、もう今日はダメだな)」


国松「(むっ、評価するチャンス!)」


木下「まっ、ここら編の打順は・・・」


シュッ


グググッ


カキーン!


木下「うっ・・・」


国松がまずセンター前にヒットを放つ


森「(うんうん、あきらめないことね)」


野口「(さて・・・サインは・・・バントかぁ、打ちたいけどな)」


シュッ


ギュルルルッ


カキョッ!


木下「ちっ、バントか」


ランナーを2塁に進めて1アウト


久保「(・・・ええっ、またバント?、1点取りにいくのか)」


シュッ


キキキッ!


バシッ


審判「ボール!」


木下「(バントだな、まあシフトしいてるし・・・)」


シュッ


ギュルルルッ


カキッ!


木下「(よし、ピッチャーゴロ!、3塁へ・・・って、これは間に合わないか、エンドランかけてきやがったのか?)」


森監督はランナーを走らせてバントを試みたのである


森「成功ね、そして・・・田坂君!出番よ!」


田坂「やっとっすか、待ちくたびれましたよ」


木下「(・・・監督、交代っすか?)」


卯月「(続投!、これも経験だよ)」


木下「(わかりました)」


シュッ


キュキュッ!


カキッ!


審判「ファール!」


ファール後、あっという間にフルカウントになり・・・


シュッ


ギュルルルッ!


田坂「(コーナーギリギリ!?、どうする・・・)」


バシッ!


審判「ストラーイク!バッターアウト!」


木下「っしゃっ!」


田坂「やべっ・・・見逃ちまった・・・」


森「(粘らなきゃ・・・ギリギリなら・・・はぁ)」


結局パワフルはランナーは出したものの得点できず


続く

[310] マスターしようぜ!第17話
W.S - 2007年08月12日 (日) 03時14分

9回表 池橋高校の攻撃


卯月「審判さん、交代を・・・木下に変わって三間坂で」


三間坂「守備の要の力を見せてやる!・・・代打だけど」


この回からパワフルは桑島に代わって、倉田


倉田「出番がきたぜ!本編でも出番なかったのに!やったるでー!」


芦野「(バッテリーミスだけかな、怖いのは)」


シュッ


ギュルルルルッ


ズバーン!


審判「ストラーイク!」


三間坂「136キロ・・・なかなか速いな」


倉田「そらよっ!」


シュッ


ギュルルルルッ


三間坂「よし!」


カキーン!


芦野「セカンド!」


久万里「おっけ〜い」


パシッ


三間坂「あー・・・流しすぎた、センターへもって行きたかったのに・・・」


三間坂の当たりはセカンドライナーに終わる


坪口「速球はほどほどね・・・」


シュッ


坪口「・・・よっと!」


カキッ!


倉田「うっ・・・初球バント・・・」


打球はサード方向へ転がった


タタタタタタタッ!


安達「くっ・・・間に合わない・・・」


坪口「よっしゃ、まだまだだな」


内野安打でチャンスを作る


氷「・・・っと、このサインか」


シュッ


ククッ


氷「(変化球?カーブか!、・・・しかしキレが甘い!)」


タタタタタタッ!


芦野「初球盗塁!?、させる・・・」


カキーン!


倉田「(しまった、エンドラン!・・・・)」


打球は1、2塁間を越える


タタタタタタタッ!


坪口は2塁を蹴る!


坪口「おらおらおらーっ!」


野口「させるかーっ!」


すかさず3塁へ送球


シュッ


ズザザーッ!


パシッ!


審判「セーフ!」


森「(速い・・・)」


坪口「余裕余裕!」


野口「くそっ」


真鍋「さあパワフルよ、ここで抑えないと俺たちの勝利が近づくぜ?」


柳原「(くそっ、何やってんだ!)」


倉田「ふぅ・・・落ち着いてっと・・・」


シュッ


グググッ!


パシッ


審判「ボール!」


その後ボールが2球続き、ストライクが1つ入る


シュッ


グググッ!


カキーン!


坪口「(浅い外野フライだが・・・)」


ひゅるるるるるる・・・


国松「(タッチアップしてくるよな?いくぜ!)」


パシッ


審判「アウト!」


シュッ!


坪口「(これは浅すぎるな、あきらめるか・・・)」


返球がキャッチャーに返されるが・・・


上原「(ん!?まずい!、送球がずれている!、おい!何で誰も芦野をカバーしてないんだよ!)」


芦野「あっ、これは・・・」


ビシューン!


返球は捕手の芦野の頭上を越えた、暴投である


柳原「あっ、バカ!フォロー!」


しかし誰もフォローなし


坪口&氷「(よっしゃっ!)」


坪口がホームに戻り、1点追加、氷は1塁から3塁へ向かう」


坪口「おっしゃ!」


森「(あーあ・・・悪い癖が出たわね)」


国松「しまった・・・あせった・・・」


石室「送球ミスとは、終盤ではよくあることだがな」


芦野「(切り替えろ!倉田!、ここは敬遠!そして次も敬遠!)」


倉田「(お・・・おっけぃ)」


結局石室、弓野を歩かせ満塁にしたところで月野


月野「今日はいいところねえなあ、ここで・・・」


シュッ


グググッ!


バシッ


審判「ボール!」


その後ストライク、ボール、ボール、ストライクと続いた2−2


シュッ


ギュルルルッ!


月野「(今度は逃がさないっ!)」


カーン!


倉田「ジャスト!?しまった・・・」


打球はセンターとライトの間を割る3点タイムリー3ベースになる


ズザザーッ!


月野「おっしゃぁーっ!」


阪木「いいぞツッキー!」


月野「ういっす!」


森「・・・はぁ、次、吉川君!」


吉川「はい」


ここで森監督、倉田をあきらめ、吉川に交代


倉田「・・・これも経験かな」


芦野「俺もまだまだ力不足だな・・・」


吉川「きっちり抑えますよ、1人だけでも」


投球練習が終わり、試合再開


吉川「よし、いくぞ」


船田「いくぜーい!」


シュッ


船田「(サイドハンドか)」


クククッ!


バシッ


審判「ストラーイク!」


その後あっという間に追い込み・・・


シュッ


ギュルルルルッ


船田「くっ」


クッ!


バシッ!


芦野「スイング!」


審判の手が挙がった


審判「ストラーイク!バッターアウト!」


船田「くそっ!タイムリー出ないな・・・」


吉川「おっけぃ、抑えましたぜぇ」


しかしこの回パワフルは4点を失い8−1と試合はほぼ決まってしまう


続く

[311] 終わる?終わらないかは見てからのお楽しみに!の18話
W.S - 2007年08月13日 (月) 01時01分

9回裏 パワフル高校の攻撃


上原「ま、精一杯やるけどね」


この回から池橋は木下に代わり、高岡に交代


高岡「ははは、我の下手投げをとくと見るがよい!」


シュッ


上原「(アンダーか、・・・タイミングが重要だな)」


シュルルルルッ


パスッ!


審判「ストラーイク!」


上原「(遅いな・・・)」


シュッ


キュルルルルルッ


カイーン!


打球はライトのファールスタンドに入った


上原「(ちっ、こいつのリードは早いな・・・)」


シュッ


シュルルルルルッ


パシッ!


審判「ボール!」


シュッ


スススススッ


上原「くっ!」


ブンッ!


審判「ストラーイク!バッターアウッ!」


上原「(高目を振らされたか・・・)」


久万里「俺にアンダースローが通用するかな?」


シュッ


シュルルルルッ


久万里「おらよっ!」


キン!


打球は三遊間に転がるヒット


高岡「上手いな・・・」


上原「メカオタクはスピンのかかる球に強いな」


久万里「ねじ回しのトップとも呼ばれた俺にスピンは不敵!」


芦野「(困ったな、俺は打撃下手なんだが・・・代打はなしか)」


シュッ


スススススッ!


バシッ!


審判「ストラーイク!」


柳原「芦野ーっ!ぼーっと見てんじゃねーよ!」


芦野「す、すいません」


その後ボールが2球、そしてストライクが入り・・・


シュッ


スススススッ!


カーン!


芦野「よし流せ・・・」


パシッ


柳原「あーっ!」


月野「・・・アウト、そしてベースを踏んでゲームセット!」


打球はファーストライナーに沈む、そして飛び出していた久万里も戻れず3アウト、ゲームセットである


試合終了、8−1で池橋高校快勝!


〜試合後〜


森「参りました、さすが卯月先輩」


卯月「いや、まだまだですよ」


森「力の差は感じられましたけど、戦略をいろいろ使っていけば・・・と思ったんですけどねぇ、情けない試合で申し訳ないですよ」


卯月「晴美ちゃん、ババ臭くなったね、まだ若いんだからさ、そんなに暗い顔しないで」


森「・・・すみません(照」


卯月「でも悪く無かったよパワフル、連携が今ひとつだったけど、個々の力は出ているし」


森「しかしそちらの阪木君や弓野君には及びませんよ」


卯月「あの子達は別格、あの2人と石室君をスタメンに入れなかったらいい勝負してたと思うけどね、でも真剣勝負は真剣勝負、手は抜かないよ」


森「ありがとうございます・・・、あの、気になることが・・・」


卯月「何?」


森「何で・・・男装・・・しているんですか?」


卯月「好きでやってるの、かっこいいでしょ?」


森「は、はぁ・・・はい・・・(一体何があったの?)」


卯月「それはそうと、晴美ちゃん、結婚決まったみたいだね」


森「はい、来月に式を挙げる予定です」


卯月「そっか、おめでと、披露宴行くから」


森「ありがとうございます」


卯月「さて、飲もう!、酒♪〜、酒♪〜」


森「はい!」



一方・・・


柳原「完敗です、強すぎますよ」


坪口「強すぎというか・・・お前らが弱いんだよ、ひゃはは!」


ボカッ!


京瀬「このバカ!何言ってるんだよ」


弓野「いやいや、そちらもなかなか味のあるプレイがあったね、見事だったよ」


上原「流石プロ野球選手ですね」


弓野「流石、プロ・・・か、まあそうなんだろうけどさ」


石室「こうやってると俺らがプロだって言うことを忘れてしまいそうだがな」


上原「・・・今度はプロの世界で勝負しましょう、俺も上がりますよ、絶対に・・・」


弓野「君は確か中日だったね、リーグは違うけど、交流戦や日本シリーズで待っているよ」


石室「ま、とりあえず1軍上がってこいよ、上がれたら何かおごってやる」


上原「マジっすか!?、よっしゃーっ!」


弓野「ははは、まぁ、君ならすぐに上がれると思うけどね」


上原「頑張りますよ!俺!」


そして・・・


阪木「・・・」


柳原「・・・」


阪木「・・・何か用か?」


柳原「・・・あの・・・、何で降板したんですか?」


阪木「・・・お前も投手ならわかるだろ、つまらない試合だからさ」


柳原「・・・すいません」


阪木「もっと俺に本気を出させろよ、・・・どうせお前もプロ入り志望だろ?」


柳原「は、はい・・・」


阪木「若い頃の俺に似ているが・・・まだまだ発展途上の選手だ、もっと鍛えて来い」


柳原「は、はい!」


阪木「ふん・・・用が済んだのなら、あっち行ってろ」


柳原「は、はい・・・」


タッタッタッ・・・


稲垣「阪木に話しかけるなんて勇気あるな、お前」


柳原「あ、稲垣選手・・・」


稲垣「アイツに話しかける奴は大抵怖がって、結局話しかけられない奴ばかりだったんだが、なかなか度胸あるじゃん」


柳原「そうなんですか」


稲垣「質問は全部聞けたのか?」


柳原「まあ・・・はい・・・」


稲垣「プロ入りして、それなりに活躍できたら、もっと話せると思うぜ、格の問題だとか言って、あいつはレベルの低い奴とは話さないんだ」


柳原「でも俺は話しましたけど・・・」


稲垣「まあ、それなりには認めてるんだろう、そこから先はまたそっちで頑張れば完全に認めてくれるんじゃないかな?、頑張れよ」


柳原「はい!」


こうしてオールスターは幕を閉じた・・・



[312] 対談4 柳原&阪木
W.S - 2007年08月13日 (月) 19時58分

柳原「一応終了したので、後半の対談スタートっす」


阪木「うわ、俺印象悪っ!、もっと俺はマシな性格だし、何最後の」


柳原「阪木さんのイメージがああいうのだからじゃないですか?」


阪木「ショックだ・・・」


柳原「まあまあ・・・対談しましょう」


阪木「池橋ではエリートと呼ばれたのは確かだが・・・こんな羽目になるとは・・・」


柳原「(汗、では早速、レゲエのハートって何ですか?」


阪木「ああ、そのままの意味だが」


柳原「レゲエ中心ってことで?」


阪木「おう、そういうことだ」


柳原「ってことです、次、俺は○○のファンの○○を教えてください」


阪木「だ〜か〜ら〜!、教えられないっつーの!」


柳原「だそうです、次、いくぜ!とどめのパンチが荒れ狂う・・・って・・・」


阪木「はははははは・・・・・坪口のバカに聞けよ」


柳原「やっぱりパワプロ入ってますよね?」


阪木「知らねー!俺知らねー!」


柳原「いい加減にしてください、次、何で2日間で566球も投げたのに、肩やひじに影響が出ないんですか?」


阪木「超人だからよ、俺」


柳原「○ラゴン○ールですか?」


阪木「サイ○人じゃなくてよ・・・俺が化け物って言われた理由がそこにあるのよ、まあ次の日は流石に違和感あったけどよ」


柳原「へー、次、お二人は野球の日々を送るたびに、何を思っていますか?」


阪木「俺は常にスタミナをつけるために走りこんでいるな」


柳原「俺はコントロールに気をつけて運転してます」


阪木「運転?お前免許取ったのか」


柳原「ええ、阪木さんは?」


阪木「いや俺はまだだ、つーか走って球場まで行くし」


柳原「すごいっすね」


阪木「でも遠征の場合は流石に交通機関を使うけどなw」


柳原「あ、やっぱりw、次、パワフル高校に矢部がいないのは何故?」


阪木「定番ってやつか」


柳原「矢部さんは俺らの先輩ですよ、今、日ハムにいます」


阪木「日ハムの矢部・・・実は対戦したことが無い」


柳原「え?でも今彼はスタメンですよ?」


阪木「ああ、俺が活躍し始めたのは遅かったからな、その間でのスタメンだろ、俺が戻った頃には矢部と言う名前は無かった」


柳原「ああ、そういえば世界が違いましたね、次、大会の対戦表で滋賀県がなかったんですけど・・・」


阪木「後で気づいた、何故か鹿児島が2つあったよ、訂正したらしいけどね、もう一回見てくれ、ソーリー」


柳原「ははは・・・次、弓野の妹を紹介してください」


阪木「やだよ、めんどっちい」


柳原「どんな人なんです?」


阪木「んー・・・、うん、謎だね」


柳原「謎って・・・」


阪木「誰も見たことが無いんだよ、ちょっと話に出てきたくらいで」


柳原「弓野さんに直接聞いてみましょうか?」


阪木「ああ、今メールしてみる」


11分後


阪木「遅っ、今頃かよ・・・ってうおおおおおおおおおっ!」


柳原「え?どうしたんです・・・ってわあああああああっ!!!」


阪木「こっ、これはどういうことだ・・・」


柳原「わかりません・・・」


事情でこの話題を強制終了


柳原「何だったんでしょうね・・・、次、ブルーウェーブに神童と猪狩進を出してください」


阪木「あ?いらねーだろ、俺、ムロ、ユーミン、ツッキー、氷、京瀬、田川さん、その他大勢いるし、どこ守るんだよ」


柳原「ははは・・・だそうです、次、じゃあバファローズに出してください」


阪木「んー・・・無理だろ、戦力足りてるし」


柳原「だそうです、次、校歌を教えてください、玉工大付の」


阪木「知らねーよ、磯本にでも聞けよ」


磯本「ではお教えしよう、北方は〜黒〜部ダ〜ム、南〜方は東〜富士市〜心をひと〜つに持〜って、我らが闘将〜、豊かなビジネスファイナンス!、上を向いた〜ら真鍋ビル〜、陸橋飾る〜継ぎし〜玉〜川〜、中心ありき中心あり〜き〜玉川工業大学付属高校〜」


柳原「誰!?」


磯本「タマコーの磯本でやす、そいでは失礼する」


タッタッタッ・・・


阪木「元ネタがアレだからなぁ・・・ははは・・・」


柳原「もういいです・・・、次、卯月監督の本名を教えてください」


阪木「本名じゃないのがバレたか、本名は卯月暦、何故エイオンなのかは不明らしい(A級の音大生の略の噂も)」


柳原「へぇ〜、次、ポジティブシンキング橋本の能力を教えてください」


阪木「おふざけの質問だな、一応こんな感じ(咄嗟)、118キロ EE ナックル2 タイムリーエラー・・・か?」


柳原「低っ!、素人が118キロを出すのは立派ですが・・・」


阪木「だって選手じゃないし」


柳原「はぁ・・・次、柳原さんはオリ変もたないの?」


阪木「俺の場合は後付だが、そっちは聞かないな」


柳原「だって俺、変化球あまり使わないですし、コントロール+低めの速球が持ち味です」


阪木「ふーん、でも後乗せサクサク・・・とか」


柳原「もういいです・・・、次、酒飲めますか?」


阪木「俺は下戸」


柳原「俺は未成年」


阪木「酒にトラウマの石室と弓野、たぶん池橋では酒好きはいない」


柳原「ははは、次、二人のストーリーの名場面を1つ教えてください」


阪木「こっちは結構あるな・・・、友人に見せたら超人小説(意味不明)とか言ってたし、その中の1つをとりあえずリメイク版で再現」


・・・


明「さあ!延長15回裏!池橋高校、2アウト満塁!一打サヨナラのチャンス!、前日の死闘からあわせて8時間が経過!、ここで決着がつくか!?、それとも再び再試合か?」


井上「弓野ぉーーーーーっ!、俺たちの甲子園はここにあるぞーっ!!!、キャプテンとして一打みせて見ろーっ!」


橋本「弓野っ!弓野っ!、かっとばせ〜弓野っ!」


葉山「先パーイ!俺たち後輩は!打てると信じています!」


×××「(こんな状態で・・・まともにやれるかよ・・・???粘れるのか・・・?)」


△△△「(精一杯投げて来い!、魂込めろ!)」


???「クソッタレ・・・この野郎!!!!!!!」


???の投げた一球は凄まじい勢いで手元から離れた


ビシュン!


ギュルルルルルルッ!


ギュワワワワン!


弓野「うぉぉぉぉぉっ!」


カキーン!


???の超球カットボールは威力を最大限に発揮したが・・・


???「ちくしょーっ!!!!!!!!」


???は打球を見ずに、その場で吼えた、そしてマウンドで倒れた


阪木「・・・やっと終わったのかよ・・・もう限界に近いぜ・・・ははは・・・俺にも不可能はあるようだな・・・」


弓野「やった・・・、ったく・・・疲れさせる高校だぜ・・・全くよ・・・」


卯月「決勝を見ているよう・・・、勝ったのはすごいけど、明日の試合持つかな・・・」


打球はライトオーバーのサヨナラ打になった、この時阪木の・・・いや池橋が甲子園の記録を塗り替えた、延長29回と言う記録で平成の記録を打ち破った


・・・


柳原「す、すごいっすね・・・、延長29回とかって・・・」


阪木「俺も良く投げたと思ってるよ、いやー次の日は日焼けが痛かった」


柳原「え?疲れは?」


阪木「ない」


柳原「化け物ですね・・・」


阪木「ただ高野連からは警告を喰らった、2試合登板禁止とな、登板&続投させた卯月監督は決勝まで出場禁止、相手の???(名前は実際に読んでくれ)は、その後救急車で運ばれて重傷、相手監督はその後辞任とめちゃくちゃだったな」


柳原「何で止めなかったんでしょうね」


阪木「事情を知らなかったらしい、まあ最初の試合が第四試合に組み込まれていたからな、一番目立たないときか」


柳原「実際にこんなことがあってほしくないですね、さて俺の番っすね、俺の名場面は・・・リメイク版で」


・・・


上原「おい!踏ん張れよ!柳原!」


柳原「わかってる!聖皇を倒さねーと意味がねーんだ!」


シュッ


ギュルルルルッ


???「もらったぁーーーーーっ!」


不本意な1球だったのかもしれない、ただそれに魂がこもっていたのは間違いなかった、この1球は・・・


カキーン!


バットの音が響く、いや、投げたボールが叫んでいた、頼む、負けないでくれ、と、しかし無残にも打球はライトスタンドを越えた


アナ「入った〜!聖皇学園!サヨナラ勝ち!全国の頂点に輝いたのは甲子園の天才高校、聖皇学園だ〜!」


柳原「・・・」


上原「・・・(このバカ野郎・・・、だが怒る気にもなれない・・・)」


秋田「(終わっちゃったな・・・力の差だったのか?)」


久万里「(聖皇学園、か、ふん、ロボを上回る練習をしていたのか・・・それを信じたいが)」


村西「(マウンドに立てない悔しさもあるけど・・・自分の投球ができればな・・・ははは)」


森「(夏!、まだ夏があるのよ・・・ここは耐えなさい、それがあなたたちのちからになるはずだから・・・)」


柳原「(俺・・・負けたのか?・・・ははは・・・)」


・・・


阪木「なるほどね、シンプルだな」


柳原「でもまあ・・・行けたことにプラスを感じるから・・・」


阪木「まあな、と、こんなものかお互いの名場面は」


柳原「懐かしいっすね、次、阪木編って意外にワイルドな話が多いですが・・・何で柳原編はワイルドさがないんですか?」


阪木「それは個人の判断だと思うが・・・まあ阪木編のほうが現実感あふれるストーリーなのは間違いないと思うだろうな」


柳原「こっちはそれなりにいろいろカットした場面もありましたしね」


阪木「皆川と水山の話題はすでにNG、銭湯の煙突を超えるような感じだ」


柳原「ははは・・・大人ですねぇ、次、石室さんの筋肉ってどんな感じですか?、本塁打の異常記録って事は・・・すごいんですよねぇ」


阪木「あいつは清原選手をそのままにしたモデルだから、オヤジ筋肉になっている、ただ足の筋肉も異常だった、正に筋肉だるまだ」


柳原「とんでもないっすね、次、池橋高校の敵データを教えてください、パワプロで使いたいです」


阪木「やだ、めんどっちい」


柳原「俺もこれはダメっすね・・・」


阪木「まあ、データまでは載せられないが、詳細くらいは」


ということで、1部で出てきた高校、そしてキャプテンを紹介


都立錦高校


津田 初貴 つだ はつき 3年
特徴 三振をとれる投手、三振をとった後、人差し指を立てて頭の上に掲げるのが特徴


明鷹学院高校


風橋 典広 かざはし のりひろ 3年
特徴 一言で言うとホームランバッター、だが弾丸ライナーが多いため、アベレージヒッターの噂も、モーションに入った後、バットを一度引いてから打つのが印象的


渡鳥工業高校


飛島 次郎 とびしま じろう 3年
特徴 足が速い、50Mを6秒で走る俊足、守備もかなり上手い・・・が、打撃はいまひとつ、バントをする際にバットを動かすのが特徴


阪木「こんなものか?」


柳原「です、次、阪木のフォークボールのキレ具合を教えてください」


阪木「キレ具合ねぇ・・・ややシンカーっぽくて、スピードは速め、そして落差はリリースタイミングによって変わるのが特徴」


柳原「あのフォークはソフトバンクの斉藤選手に似てますよね」


阪木「斉藤選手ねぇ・・・、まあ・・・それくらいだな」


柳原「次、柳原のストレートと阪木のストレートはどっちが速いんですか?」


阪木「あー・・・俺のほうが速い、キレもあるし」


柳原「俺の場合はコーナーに攻めるストレートですから」


阪木「威力抜群、後に俺の後継者が現れるが、そいつのストレートは速いが並」


柳原「へー・・・、次、柳原と阪木の学業での成績はどうだったんですか?」


阪木「うっ、痛いところをついてくるな、だが、真鍋式トレーニングでそこそこの成績を残せた」


柳原「俺は根っからのエリート風ですから、成績はほぼクラスで上位争いっす」


阪木「お前、俺に喧嘩を売ってるのか?」


柳原「設定です、仕方ないっすよ・・・、次、最大のライバルって誰ですか?」


阪木「かっこよく「自分」だな」


柳原「じゃあ俺も「自分」で」


阪木「真似するなよ、まあ設定上、ライバルらしい人物は・・・全部持ってかれるからな」


小説上では・・・柳原は城ヶ崎、しかし城ヶ崎は天王商業の桜崎をライバルとして見ている、そして阪木は・・・実は本当にいないのである(汗、一応決勝で戦った八木代(やぎしろ)や相内を視界には入れていたが、あまりにも差がありすぎるので却下した説


柳原「まあそういうことっす、次、池橋の小説が見れません」


阪木「公開終了って形だ、だって今更やってもアクセス数伸びないし」


柳原「なるほどねぇ、サイト潰れてますし、次、なので池橋が甲子園決勝3回目の決勝をリメイクしてください」


阪木「時間がかかる上に手間もかかる、お断りだ」


柳原「じゃ、じゃあ・・・序盤と終盤だけでも」


阪木「仕方ねえな、前評判=試合前と試合後のリメイクをちょっと出してやる」


・・・


沖口「どうよ、勝てそうか?」


阪木「まあな、監督も戻ってきたし、俺も回復できたし、大丈夫だろ」


石室「三回目だからな、プレッシャーも感じないな、二回目らへんが意外に痛いが・・・」


坪口「ひゃひゃひゃ、俺に任せろ!」


阪木「期待してるぜ」


坪口「ひょーい!」


・・・一方相手ベンチは・・・


○○○監督「いいか!これに勝てば優勝だ!気合入れていけ!」


△△△「やっぱり阪木だわな」


□□□「直球中心だから、ボール球さえ振らなければいける!」


×××「なあに打ち合いでも投手戦でも任せてな、俺が主導権を握る!」


監督「会話しような・・・×××・・・」


×××「ふっ、俺の技をとくと見るが良い!池橋よ!」


・・・試合後・・・


阪木「・・・終わったか・・・俺の甲子園・・・」


???「よう、阪木」


阪木「ん?・・・笠置・・・か?」


笠置「久しぶりだな」


阪木「お前・・・北海道で修行しているとか・・・言ってたよな?」


笠置「わざわざ見に来たぜ、ありがたく思いな、とりあえず優勝おめでとうと言っておこうか」


阪木「フン、どうせ観光だろう」


笠置「いや仕事だ、北海道釧路新聞の取材班に勤めている」


阪木「ちっ・・・ってことは取材か」


笠置「そういうことだ、頼むぜ、知り合いのよしみでよ」


阪木「わかった、じゃあ明日の朝、グラブを持って旅館の裏側に来い」


笠置「グラブ?」


阪木「俺イズムだ、そうでなければ受けない」


笠置「・・・仕方ない、明日4時に行く」


タッタッタッ・・・


阪木「・・・ふっ、取材か、俺もだいぶ上にきたものだ・・・」


・・・


柳原「眠くなるオーソドックスですね」


阪木「あくまでもリメイク版だ、こんなものだろ」


柳原「しょうがないっすね、次、柳原や阪木の設定について教えてください」


阪木「つまらない話だな・・・」


柳原「とりあえず、作者に聞いてみました」


W「柳原は勝負師のタクマと呼ばれるようになりましたが、そもそも勝負師とは負けても勝つイメージですので、それに倣ってキャラクターを作りました」


W「阪木はバッターが捕らえられないスピードを持つ剛速球選手として書きましたが、打たれるのはストレートばかり、三振を獲るのは打たせて獲る用のスライダーと大きくずれてしまったのは痛手でした、ですが持ち味の完投力はイメージ通りでしたので、上手くあわせることができた」


阪木「ふーん・・・俺の直球悪くないけどな、キレもあるし」


柳原「俺も勝負師らしい勝負してませんし・・・だいぶかけ離れてますよ」


阪木「小説ってのは難しいな」


柳原「そっすね、次、石室は何でサードをやっているんですか?」


阪木「だって守備が上手くて打てるサードはあいつしかいないし、メインのファーストはツッキーや小島が守れるから必要性は薄いし」


柳原「なるほど・・・守備範囲が広いんですね」


阪木「そういうことだ」


柳原「次、上原が超最強学園を断った理由は何ですか?」


阪木「どこだよ、その頭悪そうな学校は」


柳原「ははは・・・パワポケ4に出てきましたね、あいつが言うには、実力主義を好まないからと言ってましたが」


阪木「まあ、レギュラーを確実に取れるところがベストだよな、やっぱ」


柳原「アイツのおかげで甲子園いけましたし、感謝はしてますよ、次、猪狩守は柳原ストーリーではどのような影響を出していますか?」


阪木「猪狩守ねぇ、元ネタが花○だから、オチはわかっりそうなものだけどな」


柳原「猪狩守さんは俺の憧れの対象なわけであって・・・特にストーリーには影響してないっす」


阪木「一度勝負してみたいものだな、そいつと」


柳原「俺も見てみたいですよ、次、池橋高校編で準決勝だけ試合が短縮されているような気もしますが?」


阪木「準決勝で残ったところは強いんだが、地味なんで省いたって話」


柳原「結局勝ってますしね」


阪木「俺にかかれば、甲子園レベルはチョロイ」


柳原「・・・○○高校には負けたのに?」


阪木「うっ・・・、それは・・・コンディションが悪かったんだよ」


柳原「あのエースは強かったですが、まさか投げ負けるとはねぇ・・・」


阪木「うっさい!ほうっておけ!」


柳原「はいはい、次、内藤のダイビングスカイシュートってボークでは?」


阪木「ああ、1球でボークだなってわかったが、何故かゲームが続行された、むかつく」


柳原「どんな投法なんですか?」


阪木「まずジャンプしながら体をひねり、思いっきり振りぬいてから投げるボールだ、こうすることで直球の威力が増す」


柳原「ジャンプの時点で反則ですね、んで結局勝敗は?」


阪木「相手が40球くらいでへばって、圧勝、無茶だし」


柳原「ははは・・・、次、倉松のその後について教えてください」


阪木「誰だよ、知らねーし」


柳原「ここはこっちサイドっすね、えーと倉松のオチをここで言ってしまうと、つまらなくなってしまうので、ノーコメントです」


阪木「もうどうでもいいしな」


柳原「そっすね、次、月野や京瀬を叩きのめした和田の能力を教えてください」


阪木「パワプロで言うと・・・球速148キロ、Hスライダー5 Dカーブ2 SFF2 シュート5 コントロールBスタミナAだな」


柳原「た、高いっすね!」


阪木「だって、元メジャーだぜ?、あれくらいあるし」


柳原「へぇ〜・・・」


阪木「ま、メジャーリーグの壁は厚かったみたいだが」


柳原「なるほど・・・次、今のパワプロ(14決定版)に出たいですか?」


阪木「俺は嫌だな、プロスピのほうがいい、俺のフォームは特別だからな、デフォルトはごめんだ」


柳原「俺は別にいいっすけどね、大して能力高くないだろうし・・・」


阪木「バカ野郎!作者がオートでペナントやってたら、完全試合したお前のどこが能力が低いんだ!」


柳原「完全試合したのは12ですし・・・もう今は特殊能力とかでカバーできませんよ」


阪木「うっ・・・まあ、1度やれるなら2度やれるはずだろ!」


柳原「でも石黒先輩のせいで、オートでは斉藤、和田、杉内、新垣、石黒で固定されちゃってますし、俺出番ない・・・」


阪木「6人目の先発は?」


柳原「6人目はデフォルトの外国人とか・・・何故か馬原とか・・・」


阪木「・・・それは辛いな」


柳原「そっちはどうなんですか?オートぺナは?」


阪木「意外に打たれてるな、防御率も3点台とか、勝ち星は多いんだがな」


柳原「ローテに入っているだけいいじゃないっすか・・・」


阪木「・・・この話題やめようぜ・・・」


柳原「はい・・・次、サクセスで阪木が作れません、作り方を教えてください」


阪木「うーん・・・多分無理、作者は作ってもらったって言ってるし、そもそも作り方がわからない」


柳原「能力異常ですもんね」


阪木「まあ、パスワードで作ってみてくれ」


柳原「パスワードで作れって・・・、次、野球のルールを通じて書いていますよね?」


阪木「作者は野球のルールをあまり知らなかったりするんだよな、これが、時々おかしいのは経験が無いからおかしくなってるんだよ」


柳原「じゃあ何で書いてるんすか?」


阪木「パワプラーとしての小説ってことだろ」


柳原「意外にパワプロやっている人って野球知ってて買っているはずなんですけどね・・・」


阪木「作者はバカだから」


柳原「・・・、次、久万里のロボットって、どうやって作るんですか?」


阪木「ロボット工学・・・に倣って創造すれば・・・できなくもないかも、かなり進んでいるし、って何で俺がこんなことを言うんだ?」


柳原「まあまあ・・・、次、どう見てもあの満塁ホームランはファールですよ、だって・・・(略)」


阪木「・・・実は俺もファールだと思ってるが、審判が決めたことだし、別にいいだろ」


柳原「どの場面ですか?俺にはさっぱりなんですがね」


阪木「厚木山高校との地方大会の準決勝、俺が満塁弾打ったんだけどよ、風が強かったから、一瞬ファールかと思ったんだよ」


柳原「ふむふむ・・・」


阪木「だが某球場のフェンスがライト側だけちょっと低いんだよ、だから本塁打が認められた・・・との審判の解釈」


柳原「球場に抗議文ですか?」


阪木「いや、これを投稿した人はたぶん、某球場のことを知っているな、○○○県(北海道×)のことをよく知っている人間だ」


柳原「そんなのわかりませんよ・・・」


阪木「ま、いいじゃねーか、筋書きの無いドラマだ」


柳原「いいのかな・・・、次、弓野はどうして捕手ができるんですか?サブポジは間違いでは・・・?」


阪木「それは・・・作者の名残だろ、初期設定では弓野は捕手だったんだよ、でも、目立ちすぎるということで外野になった」


柳原「へぇ〜、次、継ぎ足しで書いているみたいですが、そろそろ終わるって本当ですか?」」


阪木「そうらしいんだよ、基本的にはいろいろ事情があって、この対談を終わらせねばならないらしいんだよ」


柳原「仕方ないですよね・・・結構一杯一杯ですし・・・」


阪木「まあ、それまで対話に付き合ってくれよ」


柳原「ま、マイペースに行きましょう、突然終わるかもしれないですが、次、エナジードリンクの造り方を教えてください」


阪木「とりあえず、リポビタンDとうにとたらこを混ぜて飲めば、とんでもないことになるのは間違いない」


柳原「真似しないでくださいね、次、東野編が時々出てますが、阪木さんたちは好きな馬とかいますか?」


阪木「あー・・・吉井さんに付き合って競馬場行ったけど、負けたな、まあそういうことなんで好きな馬とかわからねーな」


柳原「競馬やったこと無い・・・」


阪木「ま、どうでもいいってことだ」


柳原「そっすね、次、ドリルモグラーズの古沢らしき人物が出ていましたが、本人ですか?」


阪木「・・・あ、俺の方か、違うし、あれは一般人だよ」


柳原「一般人・・・次、世間知らずですか?」


阪木「俺はほどほど」


柳原「俺もほどほどですが、阪木先輩は単独行動多いし、疎そう」


阪木「うっ・・・、江戸っ子のオヤジがいるから、ちょっと疎いかも・・・程度」


柳原「今度原宿行きましょ、次、ミゲル・ローレンって強いですか?」


阪木「稲垣が言うには強いらしい、つーかメジャーリーガーなら強いだろ、奴のミットには強力接着剤でもついているのか!?くらい」


柳原「阪木先輩会ってますよね、どんな人ですか?」


阪木「プロに対しての礼儀がなってない奴、とだけでも言っておくか」


柳原「ははは・・・、次、京瀬の詳細に、本来はキャッチャーではないと書かれていますが、本来はどこなんですか?」


阪木「は?、そうなの?」


柳原「チームメイトですよね・・・何で知らないんすか・・・」


阪木「俺が池橋に入学してからはずっとキャッチャーだったからなぁ・・・知らねえよ」


柳原「では作者に・・・」


作者・・・そんなデータはございませぬ・・・


柳原「だ、そうです」


阪木「ま、どうでもいいと思うがな、捕手として大成してるし、いいじゃん」


柳原「うーん・・・すいません、次、いよいよ最後の質問です、ホムペが開始されて少し経った日、あの小説(池橋)が始まりましたね、ずっと見てましたが、面白かったです、途中でやめられたのは残念でしたが、再びあの小説が見られることを期待しています!今までおつかれさまでした!」


阪木「待った・・・誰?」


柳原「作者の感想です」


阪木「何で他人表現なんだよ」


柳原「何となく、それっぽいラストを出してみたかったらしいです」


阪木「偽造だろ、これ・・・」


柳原「ま、この程度の小説ですし、こんなもんでしょ」


阪木「くっ・・・俺ら頑張ったのに・・・」


柳原「とりあえず最後になりますが、パワナイと池橋を見てくださった方、今までありがとうございました、作者はデビューしませんので、これで最後かと思います」


阪木「自分の力量をわきまえたか・・・」


柳原「そういうことみたいっすね、ではおつかれっした!」


阪木「おつかれっ!」


対談 完結

[349] 対談5のようで雑談1 久保&船田
W.S - 2008年03月14日 (金) 22時32分

富良野のスーパー内にある、ドリンクバー店にて


久保「・・・」


船田「・・・」


久保「・・・うおっ!?、何!?」


船田「あんた、前回戦ったチームの一人だろ?」


久保「はぁ?・・・ああ、池橋の人か」


船田「同じ出身だったとはな」


久保「へー、あなたも富良野出身で」


船田「ああ、・・・で、唐突なネタだ」


久保「はぁ?」


船田「作者から、野球の話でもしろとの命令」


久保「わけわからねーよ、しかも何で俺ら(超地味系)・・・・」


船田「ま、とりあえず、パワプロ12でも語ろうじゃないか」


久保「何故12−!?」


船田「12でチャンピオンモードで高校野球版があったから」


久保「それ俺ら、関係なくね?」


船田「まあまあ、ジミーズで語ろうじゃないか、すんません、アイスティーください、ミルク多めね」


店員「はい」


久保「12といってもなぁ・・・、とりあえず、対戦(CPU)やったな」


船田「つーか、あれ異常だろ、ルーチンがおかしい」


久保「完封できたら、マスタークラスだよな」


船田「ミートでホームラン打つなよといいたい」


作者ツッコミ(おめーら、馴染みすぎだろ)


久保「まあ、サクセスはもっとキツイ」


船田「アカデミーはふざけすぎ、特に猪狩守、肩壊してんのに出てくるなよ、しかも中坊相手の生徒に全力とか」


久保「でも出木はすごいな、中学生で140キロ台か、神童はもう出ないほうがいい、教育上、不可解すぎ」


船田「マイライフも11と変わらないし、ああでも楽天になったしな、かつての4番のロペスが懐かしいよ」


久保「でも、ハムの能力は低いよな、13では優勝してんのに」


船田「全くだ、プロ野球の選手が監修しろって」


久保「つーか、プロ野球中継でテレビで頻繁にハムが映ることに感謝」


船田「新庄様様だよな」


久保「他に12と言えば・・・応援歌か?」


船田「あれはダメ、応援歌の意味をわかっていない、12譜しかないのが痛い、あんなので良い曲が作れるかよ」


久保「全くだ、メダイゴス(某漫画ネタ)だ」


船田「って、こんなものか」


久保「次は?」


船田「ノリノリだな、でもネタ切れだ」


久保「早っ!」


船田「ここで今日はおしまい、今度相方連れてくる」


久保「まだあるのか・・・って相方?」


船田「ああ、俺は漫才師を目指してるんだよ、コンビ名「オンプール」、よろしく」


久保「コンビねぇ・・・って最後のは何語?」


船田「オン=英語 プール=英語」


久保「ああ、分けるのね、プールで始まる?」


船田「そう、最近潜水流行ってるじゃん」


久保「流行って・・・たか?」


船田「・・・ま、気にすんなよ、じゃ」


タッタッタッ・・・


久保「・・・芸能界に飛び込む・・・そして沈む・・・か」


よろしくないオチのようで・・・


おまけ 終了

[350] 雑談2 久保&船田&脇田
W.S - 2008年03月17日 (月) 02時50分

久保「・・・遅せえ・・・」


船田「おーい」


久保「やっとか・・・遅すぎだっつーの」


船田「すまんすまん、相方とコントの練習してたら遅れた」


???「初めまして、相方の脇田っす」


久保「ああどうも、久保です、よろしく」


脇田「よろしくお願いしやす」


船田「つーわけで、俺のうちに行こうか」


脇田「先輩んち、広いっすからね」


久保「へー、じゃあ邪魔するか」


船田「おう」


・・・


船田宅


船田「ま、テキトーにくつろいでくれ、今コーヒー淹れるから」


久保「ああ、お構いなく」


脇田「そういえば久保さんって、甲子園行ったんですって?」


久保「ああ、俺自体は地味だったが、スタメンには入れた」


脇田「すごいっすね・・・」


キッチンから船田の声がした


船田「だが、俺たちに挑むにはまだまだ速かったようだがな」


久保「くっ・・・何も言えない・・・」


脇田「ドンマイです、・・・そういえば久保さんって今、何の仕事してるんです?」


久保「あー、豊○自○車の○海道支社で仕事している、っても、まだまだだけどな、あ、名刺を渡しておくよ、よろしく」


脇田「あ、どうも」


キッチンから船田が戻ってきた


船田「豊○って、結構入社難しいんじゃないの?」


久保「高校時代の引率の先生の弟が豊○に勤めていてさ、その伝で入社させてもらった」


船田「ふーん、でも仕事大変だろ?、超大手だし」


久保「まあ、体力には自信あるし、とりあえず営業はそこそこやってるけどね、後はテクだけ」


船田「んで、休みあるんだ」


久保「あるけどね、俺の場合研修も含めると不定期休日って感じ」


船田「なるほどね」


脇田「船さん、そろそろ・・・」


船田「ああ、そうだな、じゃあ俺たちのコントとくとごらんあれ!」


久保「おう」


・・・30分後


脇田「甲子園が新しくなったってな」


船田「ああ、あれね」


脇田「高校野球に影響が出るか・・・」


船田「多分、残ったツルがボールに絡まって、ホームランになるケースも出てくるな」


脇田「そんなものあるかよ!」


バシッ!


船田「ほら、ヒゲの剃り残しとかみたいにさ、ちょっとあまってたりよ」


脇田「どんな残し方だよ、客が気づくだろうが」


船田「あれ、ヒゲの剃った奴が、地面に埋まって発芽するとか」


脇田「しねーよ、だったら今までも何回かあるだろ、あとヒゲって何だよ、ツルの話をしてるんだろ」


船田「いや、今日の俺のヒゲ・・・」


脇田「お前の話かよ!」


両方「ありがとうございました〜!」


久保「ふーん、漫才もできるのか」


船田「まあね、やっといて損はないし」


脇田「どうでした?」


久保「うーん・・・まあまあかな、両方やるのはいいが、まずはどちらかに絞ったほうがいいと思う」


船田「そうか・・・」


久保「でも、いい線行ってるんじゃないか?、ネタも一般的だし」


船田「よっしゃ!、また考えるか」


脇田「そっすね!」


・・・そして・・・


船田「しかしよお・・・やっぱ、○ンテディオの試合見てーよ」


久保「そういえば先輩いたんだっけ」


船田「中学のな、今ベンチにはいるんだけどよ、出てこないんだよ」


久保「ま、甘くないよな」


脇田「つーか、俺ら○海道出身なのに、地元応援しませんよね」


船田「いやコンサ○ーレも好きなんだけどよ、何か見ると引き分けが多いから、おもしろくねーんだよ」


久保「勝ち試合みたいよな、やっぱ」


脇田「日ハムも、人数多すぎて入らないし、あまるのは内野ばかり」


久保「内野高いよな、つーかさ、デイゲーム増やしてほしいよな」


船田「でもお前の場合、休みが不定期なんだよな?」


久保「いや、デイゲームに試合がある場合、休みもらえることあるぜ?、上司が日○ムファンだし」


船田「マジかよ、いいな」


久保「ただ・・・接待も混じるって先輩が言ってたこともあったな」


船田「うわ・・・負けたら何言われるやら・・・」


久保「つーわけで、なるべく早く出るようにはしてるけどな」


脇田「そういや、そろそろ俺帰らないと」


久保「あ、俺も帰るよ、明日朝一で東京行かなきゃならないんだよ」


船田「そうか、じゃあまた今度な」


脇田「コントか・・・漫才か・・・っすか」


船田「ああ・・・」


続く?(何故!?)

[365] 眠いんだけど、スペシャル(池橋の廃校4年前
W.S - 2008年07月02日 (水) 01時45分

〜ロッカールーム〜


山形監督「いいか?、俺たちは負けるわけにはいかない、たとえ彼らがこの試合を情を使って勝利を獲ろうとしてもだ」


伊吹「・・・」


篠原「・・・」


一川キャプテン「・・・」


山形「一川、おまえはこの池橋をどう思うか?」


一川「・・・甲子園はホームです、池橋は限界だと言われても戦い続ける野球を、この甲子園大会で教えてもらっています」


幕田「・・・」


一川「たかが強豪、されど強豪、たとえ相手が病人だろうが手加減はしません、それが俺達の答えです」


監督は安堵した表情で一川の背中を叩いた


バンっ


山形「そうだ、池橋を応援する人は数で負けても、俺たちのやることは一つだ」


篠原「また、連覇を続けましょうよ」


伊吹「だな、常勝の池橋と言う名前はもう全国に染まったはずだ」


小野崎「古豪と呼ばれるにはまだ早い!」


一川「さあ、行こうぜ!、先輩方が応援席で待っている!」


全員「おう!」


山形はチームのまとまりを感じていた、あの事件以来、観客は減る一方、さらにはリストラの影響まで受けていた
もしかしたら俺も・・・と感じていた矢先だった


しかし、もうそんなことはどうだっていい
今やることは、こいつらを再び頂点へ導くことだから
あの甲子園3連覇はまだやれる、阪木達がいなくても、能力は高い
俺は卯月さんから教えてもらった、監督としてのノウハウを2年かけて覚えた
まだまだ卯月さんには及ばないが、俺もやれることはやったつもりだ
さあ行こう、準決勝の死闘は忘れよう、今の相手は49校中の中で選ばれたチーム
再び死闘が開始されるゴングまであと30秒だ
これに勝てば、監督新記録などとマスコミは騒いでいた
・・・山形は叫んだ


山形「監督のやることは、勝つことなんだよぉぉぉぉぉーーーっ!!!!!」


そして試合は始まった


思いすごせば1回戦から凄まじい試合だった・・・

1回戦から強豪の成徳学園と対戦、乱打戦を制して突破
注目選手 大多喜 5番 サード 地方大会決勝で3HRのPH
2回戦では裏越商業との対戦、エース橋本からの8回表の決勝打
注目選手 橋本 1番 ピッチャー MAX146キロの速球に多彩な変化球を持つ
3回戦は激戦区京都の祇園東高校、9回裏に3ランを打たれて1点差にされたのは焦った・・・
注目選手 緒方 4番 セカンド 足を絡める技術は天下一品
4回戦の駿河峰学園は、あの甲子園のストッパーを出される前にたたみかけたから何とかなったが、6回に2点加えなかったらと思うと・・・
注目選手 真中 12番 ピッチャー 地方大会から甲子園までセーブを外したことがない、MAX154キロの速球が売り、抑え専門
そして準決勝、東京の英進学園との試合は・・・何かあっさり勝てちまったんだよなぁ・・・
注目選手 宇多 2番 キャッチャー 2回戦でブロックをした際に怪我をしてしまい、ベンチに引っ込んだ、彼がいたらもっとまとまっていた


>オーラを発揮した瞬間(パワフル編)
波「パワフル如きが、調子に乗るなよ・・・」


名村「(よし、ようやくノッてきたな!)」


上原「ん!?・・・波の様子が・・・」


柳原「どうした?」


上原「いや・・・何でもない」


8回表


波「俺を本気で怒らせたな・・・見てろ!」


シュッ


ギュルルルルルッ!!!!!


久万里「うっ!」


ズドォォォォォォ・・・・・ン」


上原「な・・・」


森「・・・149キロ、速いわね」


柳原「なるほどな、尻あがりタイプか・・・」


しかしそれ以上に球にオーラを感じていた


上原「ちっ・・・点を獲るのがむずかしくなってきたな・・・」


・・・書き損ねた部分を何故かここで書く

[370] 雑談3 久保と安達(某球団暴露話)
W.S - 2008年10月03日 (金) 20時06分

久保「つーわけで、あのオンプールと知り合ったんだよ」


安達「ふーん、見たことないけど」


久保「だよなぁ」


元チームメイトの安達に会うために久保は東京に来ていた


安達「それでさー、俺も甲子園で会った奴とまた会ったぜ」


久保「へー、誰?」


安達「大漁水産の小沢」


久保「もう覚えてねーよ」


安達「ま、そりゃそうだな、そもそも書かれてねーし」


テレビ「プロ野球球団が球団を通じて株式会社を買い上げる闇取引が選手裏で行われていたことが明らかになりました」


久保「そういや、柳原や上原とはずいぶん会ってねーな」


安達「俺も、つーかプロ野球選手だしな、合うタイミングすらわからねー」


テレビ「その主犯とされるチームの選手会長が今日未明、正当金銭派遣労働取引基準法に違反したとされ逮捕されました」


久保「へー、あいつらは大丈夫かな」


安達「つーか、ドラゴンズでもホークスでもないだろ」


テレビ「その他、裏で選手らも全員関わっているとされ、日本プロ野球連盟は同選手らに減俸の処分をいたしました、なお球団はキャットハ・・・」


プチッ


久保&安達「あ」


マスター「おっと、またか」


ガサッ


マスター「よいしょ」


マスターは上のほうにあったテレビのコンセントを一度抜いて、再び差した


カチッ


テレビ「続いてのニュースです」


マスター「よし」


ガタッ


マスターははしごを片づけた


久保「最後ちゃんと聞き取れなかったが、プロ野球球団も腐ったな」


安達「だな」


テレビ「選手を洗脳したとして、球団が不正に大量の薬品を隠し持っていたことが判明いたしました、選手会長の番・・・」


久保「ちょっとトイレ行くわ」


安達「おう」


タッタッタッ・・・


テレビ「オーナーは「選手たちが勝手にやったことだ」と発言し、自ら指示したということを否定しています、球団は極亜久ヤンキ・・・」


久保「おう、またせた」


安達「よし、そろそろ行くべ」


久保「おう」


タッタッタッ・・・


テレビ「4球団が、とある試合に勝ったら順位を1つ上げるということが明らかになりました、日本プロ野球連盟は4球団に事情を聞くということです」

[371] 対談リベンジ 柳原&村西(○こ伝を参考に 爆)
W.S - 2008年10月03日 (金) 23時55分

柳原「作者の都合により、お悩み探偵団(仮)を開催!」


村西「・・・何で僕がここにいるんだ」


柳原「阪木さんは忙しいそうだ、代わりにお前」


村西「ジミーズで過ごしたかった・・・」


では、早速 「バスを待っていると、トラックとバスを間違えませんか?」


柳原「あるね、何故かトラックがバス停に止まるし」


村西「電車通学〜」


柳原「しかもバス停に止めたままどこか行きやがるし、バスどーすんだよって」


村西「あのチョーク持っている職業の人を連れてくれいいじゃないか」


柳原「教師!?」


村西「違うっ!」


柳原「ま、とりあえず、間違うのは当たり前ということでまとめましょうか」


村西「まとめかたに不満・・・」


次、ガムって飲んじゃいません?


柳原「うーん、飲むねw」


村西「あるある」


柳原「特にブラックガム噛んでいる時、眠いし、いつのまにか無くなってたりするんだよな」


村西「うんうん」


柳原「残念だけどさ、これ解決不可能っぽくね?」


村西「まあ・・・食べ物だしね!」


柳原「だよな」


村西「うん」


次、スイカと日本酒が合いません、やはり合わないのでしょうか?


柳原「ふーん、今度試してみるよ」


村西「下戸です」


・・・


次、エアコンがガンガンきいていますが、電力消費がひどいです、何とかしてください


柳原「冬場は炬燵でもいいので、そっち消しなさい」


村西「北国生まれのなんじゃ・・・」


柳原「そこまでは知らね」


村西「・・・」


次、サッカーって3歩歩いたらだめなんですよね?、作者ってサッカー部だったんですよね?


柳原「何を言っているんだコイツは」


村西「しかもサッカー部・・・」


柳原「とりあえず3歩歩いたらアウトなのはバスケだと思うぞ」


村西「だよねぇ」


次、ケータイはどこがお勧めなんですか?」


柳原「人それぞれ」


村西「だよねぇ」


柳原「だよねぇ、は禁止」


村西「悪い」


次、日本の野球って本当に世界一なんですか?


柳原「たぶん」


村西「まあ、事実上はね」


柳原「阪木さんは日本代表には選ばれたくないって言ってたけど」


村西「何で?」


柳原「システムが気に入らないんだってよ」


村西「ああ、あの100球投げたら交代とかいうやつ?」


柳原「そう、俺は完投派だからだって」


村西「何か、古いっすね」


柳原「ま、阪木さんらしいけど」


次、彼女ができません、大丈夫なんでしょうか?


柳原「知らねえよ」


村西「聞くところを間違ってる」


柳原「とりあえず吉野家に来る常連さんとかをナンパすれば?」(適当)」


村西「きゃ〜遅刻遅刻〜ってパンくわえながら角でぶつかって恋が芽生えるやつとか」


柳原「今時朝飯食うやつが減っているから、無理だろ」


村西「じゃあ朝飯食いながら走ったら恋が芽生えるっていうのはどう?」


柳原「俺からしてみると、それはパン食い競争だ」


村西「w」


作者の突っ込み「柳原、つっこむところ間違えてる」


次、つい口が滑って相手にハゲと言ってしまいました、その友人とは仲直りが未だにできていません、どうしたらいいでしょうか?


柳原「口が滑ってハゲと言っているところが引っかかる」


村西「とりあえず謝れば?」


次、入れ歯洗浄剤って歯科でもらえますか?


柳原「・・・」


村西「・・・」


柳原「知るか!」


村西「何でここに投稿してくるの・・・」


次、夜眠くなる時に、急にテレビが見たくなるんですけど、朝は早いので寝たいのですが、テレビが気になるので、目が覚めてしまいます、どうしたらいいか教えてください」


柳原「うーん、テレビっ子かぁ・・・」


村西「録画すれば・・・」


柳原「バカ野郎、それは不可能だ」


村西「え?」


柳原「録画だと新鮮味がないじゃん」


村西「スタジオ収録って生じゃないでしょ」


柳原「そういう意味じゃないんだがな、つまり、最初に見たいわけなんだよ」


村西「番組を?」


柳原「情報化社会だ、見れるものは速く見る、鉄則だぞ」


村西「どんな鉄則だよ・・・」


次、最近発売された、とある漫画の結末に納得がいきません「未来編」とか書いた上に続くんですよ、馬鹿をするマンガの意味ないじゃないですか


柳原「久しぶりの投稿だなと思いつつ、それは何のマンガだね?」


村西「ああ「○色○ん○」の3巻ですね、わかります


柳原「その漫画がどうかしたのか?」


村西「質問の通りです、僕も読みますが、あれはちょっとねぇ・・・○でしこと○川さんの話はよかったですけど」


柳原「オタクネタはわかんね」


村西「ですよねー」


次、フリーターになったのですが、定職に就けない夢を何度も見ます、助けてください


柳原「それは・・・頑張るしかない!」


村西「田舎の人?都会に来ればそれなりにあるよ、一度見に来れば?」


柳原「おいおい、農家の人が泣くぞ、後継ぎがいないって言われてるのに」


村西「脱サラでやる人が多いので、何とかなるでしょ」


柳原「ならねえよ」


次、巨人が強すぎます、弱くしてください


柳原「ドンを何とかするしかないな」


村西「ドンって・・・w」


柳原「ほら、読売のあの人だよ」


村西「何とかできるなら何とかしてるよね」


柳原「まあ・・・頑張れ!」


村西「返答がおかしい」


次、ケンタッキーってうまいけど、高いですよね、そこでケンタッキーとマックを合併したらどうでしょうか


柳原「確かに高いよな・・・BOXでも800円前後・・・」


村西「ときどきチキン食え星人が現れるらしいですね」


柳原「誰だよ」


村西「いや、近所のマックが売れるんで、そっちにみんな客が行くんですよ、だから売れ残ったチキンやナゲットを見せびらかして売る店員がいるんですよ」


柳原「地元ネタやめろ」


村西「はい」


柳原「まあ、その質問はお答えできません、経営者じゃあるまいし」


村西「そもそも、合併はないなぁ」


次、杉の木って勝手に切ると捕まりますか?


柳原「捕まる・・・んじゃないか?」


村西「捕まりますね、土地関連の法律で定められています」


柳原「花粉症はわかるが、そこまでするな、松坂じゃあるまいし」


村西「だね」


次、今は春ですけど、花火をしたいんですけど、どうしたら違和感なく花火ができますか?、あ、ちゃんと届は出してますよ


柳原「届!?、花火をやるのに届がいるのか!?」


村西「へぇ〜初耳ですね」


柳原「まあ、何を出したかはどうでもいい、それより花火だな。花火は人に向けないようにするんだぞ」


村西「何でお父さん口調なんですか、そういうのじゃないでしょ」


柳原「違和感って・・・よく河原で花火している奴いるじゃん、ほら電車に向かってよ」


村西「それはテレビの見すぎです」


柳原「かもな」


村西「まあ、浴衣でも来てしたらどうです?」



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