| [133] 出会い、紹介、運命!?の巻き |
- しんかー進化 - 2005年08月25日 (木) 16時42分
船の甲板から島を眺める一人の男の子。 彼の名前は 千葉 勝 (ちば まさる)。 あだ名はマーくんだ。
彼はこの春から 孤島の伽羅島(きゃらとう)という所の高校に通うことになった。 理由は父の仕事上の都合・・・ということだ。
マーくん「本土から来ました、千葉勝です。 よろしくお願いします。」 クラス中「ワーワー!!ヒューヒュー!!」
マーくんは席を案内してもらい、席に着いた。 すると・・・
????「よー!!よろしゅうな!!」 マーくん「は、はい。よろしくお願いします。」 ????「そない気ぃ使わんでもええで!!気楽に行こうや!!」 マーくん「は、はい・・・。」
馴れなれしいな・・・・と思いながらも、 転校する時は友達がいなくて寂しいな・・・と心配していたマーくんは 少し気さくな奴がいて安心した。
????「おお!!すまんな〜!!名前言い忘れてたわ〜!! ワイの名前は兵庫寅男(ひょうごとらお)言いますねん。 よろしくな!!君の名は・・・千葉くん?」 マーくん「あ、僕マーくんって呼ばれたんだ・・・・。 マーくんって呼んでくれれば・・・。」 兵庫 「ほお!!そうかい!!ほな、 マーくんな!!これからよろしゅう!!」 マーくん「こちらこそ!!よろしくお願いします!!」
マーくんはとっても気が楽になった。 初めてでも兵庫はとても話せる相手だった。 転校初日でもなんとか友達が見つかり一安心した。
1時間目が終了し・・・
????「よぅ!!千葉くん!!」 兵庫 「おい大阪!!こいつはマーくん言うねん。 間違えんなや。」 大阪 「マジか!?!?すまんな〜!!許してや!!」 マーくん「いや、大丈夫です・・・。初耳でしょうし・・・。」 大阪 「ワイの名前は大阪牛之助(おおさか ぎゅうのすけ)や。 仲ようして〜!!」 マーくん「あ、はい!!よろしくお願いします!!」 ????「あ、君が転校生ね!?」
見るとかわいい女の子がいた。 マーくんは少しドキッとした。
????「私の名前は神戸リプシー!!よろしくね!!」 マーくん「あ、はい・・・よろしくお願いします・・・!!」 神戸 「えぇと・・・千葉くんだっけ?」 兵庫 「おぅ。マーくんって呼べや!!」 神戸 「あ、あだ名ね!!分かったわ!!よろしく!!」 マーくん「はいっ!!よろしくお願いします!!」
かわいいからはりきった。
キーンコーンカーンコーン・・・ マーくんの緊張しっぱなしの転校初日授業は無事に終わった。
兵庫 「ほな、また明日な〜!!」 マーくん「あ、あの兵庫くん!!」 兵庫 「おぅ!!なんやあ!?」 マーくん「野球部って・・・どこでやってるのかな・・・?」
兵庫くんの目の色が変わった。
兵庫 「野球部かえ・・・!? マーくん野球やんかい!?」 マーくん「う、うん。一応・・・。」 兵庫 「ポジションは・・・?」 マーくん「ぴ・・・ピッチャーだけど・・・。」 兵庫 「・・・抑え型?」 マーくん「い、いや・・・先発・・・。」
兵庫が叫んだ。
兵庫 「神様ありがとううう!!!!!!」 マーくん「・・・え?」 兵庫 「ワイは伽羅高野球部の名外野手なんやで!!」 マーくん「え!?野球部なんだ!!??」 兵庫 「そうやで〜!!俊足&攻守&巧打が売りや!! こっちや〜!!付いてこ〜い!!」
校舎の裏に、野球グラウンドと部室があった。 グラウンド、部室共に古いがちゃんとあるということに マーくんは感動した。
マーくん「いや〜・・・。 野球部あるのかどうか心配してたんだ・・・。」 兵庫 「何ゆうてんや!!甲子園も夢とちゃうで!!」 マーくん「え!?本当なの!?」 兵庫 「ああ!!・・・ちょっとクセがあるけど・・・。」
話しながら部室で着替える。 マーくんはさっそくユニフォームを貰って袖を通す。
兵庫 「いや〜!!マトモなピッチャーがいなくて 困ってたんや〜。」 マーくん「マトモなピッチャーって言っても・・・ 僕もそんなに上手じゃないよ・・・。」 兵庫 「大丈夫やって〜!!」
ガチャ・・・
????「よう兵庫!!早いな!! ・・・そちらさんは?」 兵庫 「よう鷹次!!こちらは転校生のマーくん。」 鷹次 「ああ!!朝の・・・。 オレは福岡 鷹次(ふくおか たかじ)。 我が野球部へようこそ!!」 マーくん「はい!!よろしくお願いします!!」 兵庫 「聞いて驚けや〜!! なんと!!エースの予感やで!!」 マーくん「え!?えーす!?」 鷹次 「本当か!?やったぜ!! オレ、キャッチャーなんだ!!よろしくな!!」 マーくん「僕は、そんなに上手じゃありません!!」 兵庫 「気にするな!!はははは!!」
とほほと思うマーくんだった・・・。
兵庫 「まずは・・・チームメイトを紹介しなきゃな。」 ????「ふぅ〜!!!!へーい!!!!」 鷹次 「・・・気違いラッパーが来たぞ・・・。」 ????「てぇれ〜!!!!とぅる〜!!!!」 兵庫 「おい!!燕田!!新人の子に挨拶せぇ!!」 燕田 「おぅ!!そおりー!! ミーの名前は燕田 九郎(つばめだ くろう)!! 伽羅島初のラッパーさ!!」 マーくん「ぼ、僕は千葉勝。よろしくおねがいします!!」 燕田 「おぅ・・・。あの転校生のかい? よろしくお願いしますね〜!!」 兵庫 「しかもピッチャーだぞ!!」 燕田 「本当かい!?じゃあ僕が投げなくても もう大丈夫だね〜!!!!」 マーくん「代役してた訳ですか。」 兵庫 「一応ショートだけど、一番肩強くてな。 やってもらったんや。」 鷹次 「ざっと158キロしか出ないけどな。」 マーくん「へぇ・・・。・・・って!?ええ!? 158!?」 鷹次 「遅い?」 マーくん「速すぎです!!」 兵庫 「一応伽羅島のロケットボーイって言われてるんだ。」 マーくん「(・・・五十嵐亮みたい・・・。 って・・・158でマトモじゃないって・・・。)」
自分はちゃんと役が果たせるのかと心配になる、 マーくんだった・・・。
大阪 「いよお!!マーくん!!」 マーくん「あ、!!大阪くん!!」 大阪 「野球やるんだったのか〜!!」 兵庫 「しかもエースピッチャーやで!?」 大阪 「おっ!!嬉しいなぁ!! わいはサードや!!改めてよろしゅうな!!」 マーくん「はい!!」 大阪 「あ、うさぎちゃんが来たで。」 ????「それをいううなああああ!!!!」
見ると、背の高い体がしっかりとできた 大男がいた。
兵庫 「新人や。」 ????「おっ・・・そうなのか・・・。 オレの名前は東京だ。よろしくな。」 大阪 「そうそう。東京ウサギちゃん♪」 東京 「てめ!!!!」 大阪 「おっとっと〜!!」
大阪と東京は追いかけっこを始めた。
兵庫 「あいつの本名、 東京 兎 (とうきょう うさぎ)って いうんだよ(笑)」
マーくん「へ・・・へぇ・・・・。」 ????「よっ!!マーくん!!」 マーくん「????(誰!?)」 兵庫 「おっ!!広島!! こいつは広島 坊(ひろしま ぼう)。」 広島 「よろしくな。内野はまかせろよ!!」 兵庫 「内野オールマイティなんだよ。」 マーくん「へ〜!!すごいですね!!」 兵庫 「(小声)エラーがなければな・・・。 いいんだけど。」 マーくん「(小声)あ・・・そういうことなんですか・・・。」
兵庫 「あ、あとあいつがいたわ。 横浜〜!!」 ????「おっ〜!!今行く〜!!」
と来たのはよく似た2人。
????「なんだよ!!!!」 兵庫 「まぁ聞けや。こっちは新入りのマーくんや。」 ????「よろしく!!僕の名前は 横浜 星太(よこはま せいた)!!」 ????「なんだ、そういうことか。 オレは横浜 黒星(よこはま くろぼし)。 夜露死苦!!!!」
始めの方は普通の人、 次の方はサングラスに特攻服みたいなユニフォームを 来たヤンキーみたいな人だった。
マーくん「兄弟なんですか?」 兵庫 「あ、ああ。・・・一応双子。」
????「めーめめめー。」 兵庫 「おう!!所沢!!」 所沢 「め〜?」 兵庫 「こいつは所沢。豪快な俊足豪打のすごいやつだ!!」 所沢 「め〜!!」
のっそのっそのっそ・・・
マーくん「とてもそんな風には・・・。」 兵庫 「一応ウチのチームでは一番足速いんやで!!」 所沢 「め〜め〜」 兵庫 「こいつは転校生で新入りのマーくんや。」 所沢 「め〜。(ペコリ)」 マーくん「(慌てて ペコリ)」 所沢 「め〜」 兵庫 「ああ、もう行っていいぞ。」
のっそのっそのっそ・・・
マーくん「・・・!?」
未確認生物との接触を果たした。
兵庫 「あいつが宮城。おっ!!ちょうどいい!! 遠投練習してるぞ!!」
と、言うとグローブをはめて・・・
兵庫 「おーい宮城!!こっちこっち!!」 マーくん「え!?ここまで届くんですか!?」 宮城 「おーらーい。(ビシュウウウウ!!)」 (ばしいいいい!!!!) マーくん「・・・レーザービーム!?」 兵庫 「すげえ肩だろ?これで捕殺しまくりだ。 お!!あっちにはBBがいる!!」 マーくん「(もっと遠いぞ・・・?何する気だ?)」 兵庫 「BB!!バックホーム!!」 BB 「どりゃああ!!(ビュン!!!!!)」 (ぶううううん!!ばしいいいい!!!!!) マーくん「えーーーーーー!?!?肩良すぎ!!!!」 兵庫 「あの2人の肩は、おかしいわ・・・。」
次はピッチャーを紹介してくれると言った。
兵庫 「ここが、ぴっちゃ・・・」 神戸 「あ!!マーくん!!」
見るとリプシーちゃんがいた。
神戸 「野球やるんだ〜!!」 マーくん「え・・・うん。まぁ・・・。 神戸ちゃんもやるの?」 神戸 「うん!!女性初の甲子園投手を目指してね!!」 マーくん「へ〜!!すごいな〜!!」 兵庫 「マーくん、こちらがエースの 名古屋だ。」 名古屋 「どうも、 名古屋 竜流(なごや たつりゅう)です。」 兵庫 「腕はいいんだが・・・ スタミナがないのが欠点でな。」 神戸 「そうなの・・・。みんなスタミナがなくて・・・。」 マーくん「そうなんですか。」 兵庫 「ま、マーくんがおれば安心や!!」 マーくん「・・・う〜ん・・・。」
続く!!・・・はず。

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