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[60] 火消し屋 −炎のストッパー−
くっくる - 2005年02月27日 (日) 21時33分

初めまして(笑
falで知ってる人はどうも。
なんとなく小説書かさせてもらいますね。

[61] 序曲〜アメリカ仕込みのストッパー〜
くっくる - 2005年03月09日 (水) 19時31分

−とある3Aの球場−

バシッ!

ストライク!アウトッ

影虎「ふう・・・アメリカはパワー馬鹿ばっかりで抑えるのが大変だな。」

俺の名前は影虎寅雄(かげとらとらお)。今3Aで野球をやっている。なぜ3Aでやっているかって?
実は高校時代、高校としては珍しいストッパーをやっていた。
・・・そして甲子園にも出た。しかし、1回戦で敗退してしまった。
しかし、阪神のスカウトの目に止まり、わざわざ挨拶しに来てくれた。しかし俺は断った。日本の野球に興味を持てなかったからだ。そしてプロでも抑えとしてやっていける自信がなかった。
そこで俺はアメリカのマイナーリーグに行くことにした。アメリカで鍛えてから出直そうと思った。
−−−−−−−−
最初は2Aからのスタートだったが、監督が素質を見抜きすぐ3Aに昇格してくれた。そこそこの活躍はしてきている。
その後はなかなか上げてくれず、遂にアメリカの野球が4年も続いてしまった。マンネリな日々に俺もアメリカの野球に飽きていた。
そんな時高校時代の同期の奴から電話が来た。
「アメリカで退屈してるんだったら日本でプロテストでも受けてくればいいと思うぜ。」
そうか。日本か。そう決意した俺は今日日本に渡ってきた。

影虎「ついたか・・・。絶対首脳陣は俺の良さを見抜いてくれるはずだ。」
−−−−−−−−
俺が受ける球団は広島。ストッパー不在ということで同期の奴に薦められた。
−−−−−−−−
ざわざわ・・・
影虎「こんなにいるのか・・・。大丈夫だ。不安になることはないぞ。」
コーチ「集まったか。これより入団テストを開始する。投手はブルペンに移動、野手はファーストベース付近に集まれ。」
...ブルペン
影虎「投手は20人か・・・」
白石「やあ。君も投手か。」
影虎「うわ、でっかいなぁ^^;」
白石「ああ、脅かしちゃったね。僕の名前は白石。22歳。大学の野球部を中退して受けに着たんだ。」
影虎「俺の名前は影虎。3Aで投手やってたんよ。ところで・・・なんで中退したんだい?」
白石「練習がキツくて嫌になったんだ。」
影虎「(そんな奴がテスト受けて良いのか...?)」
コーチ「合計で20人か。これよりテストを始める。一人ずつ投げ込んでくれ。まずは江口から。」
20分後・・・
コーチ「次は影虎な。」
影虎「はい。」

ビシュッ

ストーン!

バシッ・・・ポロッ

ブルペン捕手「げ、なんだこの落ち方は!?」

影虎「フォークです。改良を加えました。名前は苗字にちなんでタイガーフォーク・・・なんて。」
コーチ「(いい球だな。これなら十分使っていける・・・)」

ビシュッ

バシッ!

コーチ「(球も速い。凄いなこいつ・・・流石3Aから来ただけの事もあるぞ。フォークが取れる捕手が問題だが今後考えていこう。)
−−−−−−−−そして・・・
コーチ「全部のテストが終わった。てっとり早くこの場で発表するぞ。・・・・影虎!白石!」
影虎「やった〜!・・・って白石も?」
白石「やったー。」
コーチ「特に影虎は即戦力として期待しているぞ。今後もがんばってくれ。」
影虎「はい!」

こうして影虎のプロとしての生活が始まった・・・!

序曲完





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