両さんは大晦日に夜勤の仕事をまかされ 帰ろうとした所纏が夜食を持ってやってきた
両津:「いやーうまいわ纏が作る夜食は」
纏:「それはよかったよ」
両津:「それにしてもよくこの大晦日の日の夜に派出所に来る気になったな」
纏:「勘吉が仕事さぼってないかどうか見に来たんだよ、よくさぼるから」
両津:「その理由で来たのかよ、でもお前が持ってきた夜食のおかげで仕事する気になったよ」
纏:「そうか」
両津:「纏が作る夜食はうまいし、気が強いし、美人だしな」
纏:「え、お、おい、やだな勘吉てれるじゃねーかよ(顔が赤くなる)」
両津:「これでもう少しで女らしさがあればなー」
纏:「大きなお世話だ(怒る)」
両津:「よし、パトロールに行くかな、纏もどうだ」
纏:「え、いいけど。ちょうど帰る所だからそのついでに」
そしてパトロールに出る両さんと纏
両津:「さすがに人はいないな」
纏:「それはそうだろ、みんな家に居たり、カウントダウンする所にいったりしてるからな」
両津:「これなら異状はないな」
纏:「そうだな、じゃああたしは帰るからちゃんと仕事しろよ」
両津:「わかってるってじゃあーな」
纏と別れた後両さんは派出所に戻った
両津:「それにしても寒いな、もう少しストーブ近づけよう」
テレビのからの声:「さぁー今年も残す所後一時間となりました」
両津:「後一時間か、わしの漫画連載して29年そして来年は30周年こうして今のわしがいられるのは秋本のおかげだ、連載して1400回もいって・・・あいつもすごいな。わしのような中年の男が主役の漫画がコミックで140巻以上でてるなんてわしでも正直驚くよ。この漫画を連載していろんな奴に出会い、そして別れ、いろいろ出来事があったよ。今思えばわしはいろんな人に迷惑をかけてきたよ、部長や中川や麗子達に、いつまでもたってもわしが子供だからな・・・よし来年は生まれか変わらないとな」
そして次の年がやってくる
両津:「よ〜しいくぞカウントダウン」
テレビからの声:「10・9・8・7・6・」
両津:「5・4・3・2・1・ゼロ よっしゃやってきた2006年そしてこち亀連載30周年」
こうして2006年を迎えた両さん、そして夜が明けて
中川:「新年迎えましたね」
麗子:「こうして三人で新年初出勤ってのもいいわよね」
部長:「まったくだ、それにしてもあのバカちゃんと派出所にいるんだろーな」
中川:「どっか行ってサボってると思いますよ」
派出所につくと
麗子:「あれ、両ちゃん、どうしたの?」
両津:「みなさま明けましておめでとうございます、今年もどうかよろしくお願いします」
深く頭を下げた両さん
部長:「ど、どうしたんだお前、熱でもあるのか?」
両津:「私両津勘吉巡査長は今年は生まれ変わります」
麗子:「生まれ変わる?」
両津:「みなさんの迷惑をおかけならないよう仕事を尽くします」
部長:「ほぉ〜生まれ変わるのか、ではどこが生まれ変わってるのか見せてもらおうか」
両津:「派出所の中をご覧ください」
中川:「こ、これは」
麗子:「派出所の中がすごい綺麗になってる」
部長:「こ、これは全部お前がやったのか?」
両津:「その通りです、ではみなさん仕事を頑張ってください」
部長:「か、変わったな両津」
麗子:「見直したわ、両ちゃん」
中川:「先輩、僕は信じてましたよ」
両津:「ではみなさん仕事のほう頑張ってください、私はこれから浅草寺で初詣に行ってきます、ちゃんとみなさんにお土産買ってきますので」
そして両さんは去って行った
部長:「あいつもやっと大人になってきたな」
中川:「そうですね」
麗子:「ほんと」
部長:「では二人とも市民の平和のために仕事頑張ろう」
中川・麗子:「はい」
終わり
最後に両さんからみんなにメッセージが
両津:「おい、こち亀を読んでる君たち、来年で30周年だけどこのこち亀が連載してるかぎり、こち亀は永久に不滅だ、そして来年もよろしく頼むぞ、では良いお年を」