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投稿者:Nao
JR道場駅9時集合で、前週からの寒波の影響で雪が残っているところもありましたが、総じて天気も良く穏やかな気候の中、野鳥観察を行えました。最初は駅向こうの武庫川沿いを歩きベニマシコや、カワセミ、ホオジロ、クサシギ他水鳥などが観察出来ました。一度道場駅まで戻り千刈ダムまで往復しました。”今日の鳥"で取り上げられていた'ヤマガラ'は野鳥観察する人にとっては染みのある野鳥ですが、この日は姿を現してくれませんでした。でも、カケスや、ルリビタキがかなり長く姿を見せてくれたり、その他にもたくさん観察出来ました。この日は会員外7名来て下さり計17名、野鳥は全部で30種類、観察する事が出来ました。 (以下、この日観察出来た野鳥) コガモ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、クサシギ、イソシギ、トビ、カワセミ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、アオジ、ソウシチョウ、ルリビタキ、ベニマシコ、ミサゴ (以上30種類)
<次回の探鳥会予定> 次回は、3月9日(日)に、夙川です。歩きやすい川沿いのコースで街に近いのに、意外な珍しい野鳥にも巡り逢えたりします。 集合:9時 阪急夙川駅、解散:夙川公園内 13時頃 ご都合よろしければご参加下さい。
<探鳥会案内サイト> http://yachou-takarazuka.life.coocan.jp/TANNCHOUKAI/tannchoukai.html
【探鳥会で出逢った野鳥の一部】
1. クサシギ 駅向こうの武庫川河原にクサシギがいました。最初はイソシギかと思いましたが、飛んでいる時の尾が白くて目立つところや、横から見た時のお腹の白い部分の切れ込みがイソシギは上に切れ込んでいますがクサシギはそうでないところなどから、クサシギとわかりました。またクサシギには背中に小さな白点がいくつもあります。イソシギは多くの場所で留鳥として一年中観察できますが、クサシギは主に春と秋の渡りの時期に見られる旅鳥、もしくは冬鳥として観察されます。 下に写真比較で分かり安く説明しているサイトがありましたので、宜しければ見てみて下さい。 <イソシギとクサシギの区別の仕方> https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/isoshigi-kusashigi-chigai-miwakekata/ http://hobbysworld.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-d912.html <クサシギの特徴> チドリ目シギ科 体長約22cm。体の上面は濃褐色、腹は白色のシギ。飛翔中、白い上尾筒とその他の上部の濃い色のコントラストが目立ちます。警戒すると尾を上下に振りますが、平常時はイソシギほど頻繁には振りません。雌雄同色です。食性は主に動物食で、水深の浅い場所で、昆虫類や甲殻類、貝類などを捕食します。植物の種子を食べることもあります。
2.カケス 一般的に警戒心が強く、よく見るのは難しいとされているようなのですが、この日は少し距離は離れてはいましたが、目の前の道沿いで暫くずっと姿を見せてくれていました。カラスの仲間だそうですが色は特徴的で目立ち、鳴き声もギャア、ギャアなどと特徴的な鳴き声ですが意外にも他の野鳥の鳴き声の真似がうまいようです。 <カケスの特徴> 鳥綱スズメ目カラス科カケス属。全長約33cm。キジバトとほぼ同じ大きさです。嘴は黒くて太く、目の周囲と顎線が黒く、翼は黒と白の模様があり、肩に青い部分があります。飛翔時にはたいてい、白い腰が目立つ。雌雄同色です。留鳥または漂鳥として北海道から屋久島の平地から山地の森林に生息し、ジャー、ジャーとかギャア、ギャアなどと煩く鳴きます。春先には、オオタカやツミ、サシバなど多くの鳥の鳴き声を真似るが、ジャー、ジャーという鳴き声が混ざることで区別できます。また物音を真似するのが巧く、林業のチェーンソーや枝打ち、木を倒す時の作業音を「ジェージェー」の間奏を入れつつ再現することもあります。飼い鳥として人に慣れたものは人語の真似までするそうです。
3.ルリビタキ(オス) 千刈ダムからの帰り道、武庫川の河原の中で、ルリビタキのオスが水浴びをしたり、川が凍って表面に薄膜が残っているところで長い間まるでアイススケートをするように遊んでいるかのような可愛らしい姿をずっと見せてくれていました。寒波で川面が凍っていたおかげで貴重な様子を観る事が出来ました。 <ルリビタキ> 全長14cm。スズメ目ヒタキ科。体側面はオレンジ色の羽毛で覆われ、腹面の羽毛は白い。尾羽の羽毛は青い。オスの成鳥は頭部から上面にかけての青い羽毛で覆われる。幼鳥やメスの成鳥は上面の羽毛は緑褐色。 オスの2年未満の若鳥はメスの成鳥に比べて翼が青みがかり、体側面や尾羽の色味が強い。 オスの色彩は生まれて2年で完成しますが、1年目でも繁殖します。幼鳥はオスもメスによく似た色彩なので、メスだけで繁殖?などと見間違いすることもあるようです。
4.ハクセキレイ 河川敷で背が真っ黒のセキレイがいました。この写真のセキレイですが、背中が真っ黒でパッと見るとセグロセキレイかと思ってしまいますが、ハクセキレイの若鳥だそうです。その見極めは、眼から下が白いか黒いかで区別するようで、この写真のセキレイは眼の下が白いのでハクセキレイと認識されます。街中でもよく見かけ普段何気なく見ているセキレイですが、セグロセキレイは日本固有種、ハクセキレイはもう少し広範囲に分布が渡っている、あと鳴き声にも少し違いがあるようでした。 <ハクセキレイ> スズメ目セキレイ科。21cm。ユーラシア大陸からアフリカ大陸北部にかけて広く分布。 <セグロセキレイ> スズメ目セキレイ科。21cm。日本固有の鳥で、日本以外の地域では見ることができません。 <ハクセキレイとセグロセキレイの区別の仕方> 顔の白色部の多さで見分けることが出来ます。セグロセキレイは眼から下が黒く,ハクセキレイは眼から下が白いです。両種どちらも眼の上(眉斑)は白く,頭部が黒いですが,ハクセキレイの方が頭部の白色部が多いです。鳴き声は似ているが,セグロセキレイは「ヂュンヂュン」と少し濁った声で鳴き,ハクセキレイは「チュンチュン」と澄んだ高い声で鳴きます。
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