「頑張る」「頑張れ」とか言われるけど、
元々どういう意味なのか調べてみた。。。

「頑」の声符は「元」（音声）
この「元」の意味をたどっていくと
節くれだった丸太を削ることを「刓」（がん）
と言い、「元」には簡単に切ったり削ったり
し難いものという意味がある。

「張」これはそのまま弓の弦をはる、と言う意味で
「はる」は張るでなく、手を加えると言う事。
後に張大にすることをいい「大」と同じ意味を持つ。

この二文字どうやら江戸時代からの当て字の
ようで、中国から伝わってきたものでないみたい。
（中国には頑、張と言う文字はあるが、頑張とは使わない）

でも、上の説明のように昔の人は上手い文字を
当てたものだと感心する。。。
文字の意味を簡単に言えば、
「ものすごく大変」と言う事になるだろうか。


さて、ここから本題。。。

頑張るということを子供達に話をしますが、
この頑張るには段階があって、厳密に言えば
一人ひとり皆違うと言うこと。

たとえば、入部したばかりの子供にデイフェンスを
教えると、少し恥かしいのか？夢中になって動く事に
抵抗があるのか、最初から出来る子はまずいない・・・
このレベルだと、とにかくボールを奪うために
一生懸命動く事が「頑張る」だと思う。

ディフェンスが出来るようになると
次は、オフェンス。。。
ボールを持った時、まるで時限爆弾でも持っているかのように、
直ぐに誰かにパスをしてしまう・・・
こういうこと。。。皆経験してますね〜
今、このレベルにある子は
ドリブルを使う勇気を出すことです。
これも「頑張ってみる」ですね。

ドリブルが出来たら１対１で負けない
技術を身に付け、試合で試す。
上手く行けば「頑張った」ことになるでしょう。

さて次は、時限爆弾のパスじゃなくて（笑）！
攻撃的なパス。。。
このパスもね、焦ったりしてると
なかなか上手く行かない・・・
動こうとしない子供にパスをして取られたり、
パスの選択が悪い為に同じ様にカットされる。
ここで「頑張る」とは
しっかり経験を積んで、上手く行ったこと、
行かなかったこと、を身体にインプットすることなんですね。
（忘れちゃ〜ダメ〜）
バスケットの中で、最も難しい技術だと思う。
ですから、相当頑張らないと上手くできませんよ。

次はシュート。。。
シューとを頑張るのは、「落とさない」「外さない」
に尽きます。。。
そのためには、たくさんシュートを打つ以外にありません。
もちろん正しいフォームでないと身に付きませんよ。


と、ここまでは初級レベル。

次は中級、上級です。

頑張れと言われたので頑張っていると
そう思いながらやっている子がいると思いますが、
中級以上は、ただやみくもにディフェンスしても
ドリブルしても、
それは頑張った事にならないのです・・・

１対１で勝負する所なのか？
パスを出して、２対１を作るべきなのか、
時間をかけて勝負する場面なのか、
そういう判断が出来て、頑張ったと評価できます。
５年生はこのレベルに入ってきているので、
自分がやろうとしたこと、失敗したことを
もう一度、思い返してみてください。

そして最も重要なのは、
全ての頑張りの源である、挑戦しようとする強い「気持ち」「心」です。