| [136] 合同小説「入れ替え生活」 |
- トライデン&龍虎王 - 2004年04月22日 (木) 18時36分
ダース「これがコピーの実か・・・」 テーブル上の皿にいくつか置いてある。 ユウ「コピーの実か・・・・・・」 ダース「食べた時に見ていた人になれるという変わった木の実だ。」 ユウ「へぇ・・・・・・・・いかにもチクりんのためにあるようなものだな」 ダース「チクりんが向こうの世界に行った時、 持って帰って栽培している。気に入ったらしくてな(汗」 ユウ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(汗」
>※向こうの世界とは「ベールの不思議な冒険」の舞台の所です。
ダース「・・!そうだユウ、ちょっと使ってみないか?」 ユウ「ああ・・・・戻る方法はあるのか?」 ダース「ディスペルライトがある。 効果切れの時間を待たなくてもいつでも解除できるしな。」 ユウ「分かった・・・・・・・・・・・」 コピーの実を手に取る2人。
ダース「いくぞ・・・」食べる。 ユウも食べる。
2人の姿が徐々に変化していく。
ダースの髪は青く、モミアゲが少し短くなっていく。
ユウも髪が黒くなってモミアゲも長くなる。
ダースの背中からはユウの背中の羽と同じものが出てくる。
ユウの背中からは羽が消えてダースそっくりになる。
ダースもユウと全く同じ姿になる。
ユウ(ダ「・・変化が終わったな。目の前に自分がいるみたいだなこりゃ。」 ダース(ユ「うん・・・・・・・・・」 ユウ(ダ「あのさ、これ内緒にして皆に会ってみようか。ちなみに別行動で。」
ユウ(ダ(一度見てみたかったんだよな、ユウの生活)
ダース(ユ「ああ!いいよ」 ユウ(ダ「よし!じゃまた後でな!」 そういうと部屋から出る。
ユウ(ダ(まずどこに行くかな・・・・・?)
ティアラ「あれ・・・・・お兄ちゃん?」 ユウ(ダ「あ、ティアラ!」 ティアラ「探してたんだよ!何処行ってたの!」 ユウ(ダ「ゴメンゴメン、ちょっと用事があってな・・で、何か用事か?」
ティアラ「普段・・・・見せてなかった姿・・・お兄ちゃん!もう一回見せて!」
ユウ(ダ(え!!?普段見せなかった姿!!?(滝汗) ちょっと待て、俺もそんなの知らないぞ!?(滝汗) 普段見せてない姿って・・・何だ・・・!?(滝汗)
ユウ(ダ「ふ、普段見せない姿・・・でもなぁ・・・(滝汗」 もう汗だらけである。 ティアラ「どうしたの?」 ユウ(ダ「・・・!ちょ、ちょっとトイレ・・・・(汗」そそくさと逃げる。
ティアラ「なんかあの感じ・・・・・ダース君に似てる・・・・・」
ダース(ユ「ここ・・・って・・・・何処だ・・・・・(方向音痴」 ベール「あ!お兄ちゃん!」向こうから来る。
ベール「どうしたの?」 ダース(ユ「いや・・・・ベールこそここで何やってんだ?」 ベール「ちょっとお兄ちゃんを探していたの!」
ベール「あのね、ジラーチ一族の証見せて♪」
ダース(ユ(羽ってどう出すんだ・・・・・・)
ベール「?お兄ちゃん?」 ダース(ユ「ちょ・・・・・ちょっとまって!」 ベール「??」
ダース(ユ(とりあえず・・・・自分が羽を出すみたいに・・・・) ダースの背中からは羽が生える。 ベール「あ!ジラーチの羽! ジラーチの羽って、ひらひらしていてかわいいよね♪」 触りながら言う。
ベール「ところでお兄ちゃんって、ジラーチ族になってどういう心境?」
ダース(ユ「そうだな・・・・・・初めてなるポケモン・・・かな?」 ベール「そういえばそうね!前まで普通だったもんね。」 思えばお姉ちゃん達もそうだよね。 でも、私はシクー君や達也君と同じ、普通の能力者・・ 私も普通にお兄ちゃん達のようにポケモンになってみたいなぁ・・・」
ダース(ユ「なれるよ!きっと」 ベール「お兄ちゃん・・!」
ベール(・・・・?ユウ君のような感じがするのは気のせいかなぁ・・?) ダース(ユ「ん?」 ベール「あ!そろそろ夕飯の支度しなくちゃ! お兄ちゃん、ユウ君やティアラちゃんも呼んできてね!」 そういうと台所に向かう。
ベールが台所へ行った後、ユウ(ダ)が走ってきた。
ユウ(ダ「ユウ!」近寄ってくる。 ダース(ユ「おっダー・・・・じゃなくてユウか」 ユウ(ダ「おっと、俺もダースって呼ばないとな(汗) なあ、ダース。普段見せない姿って何だ? ティアラに聞かれたんだが・・・(汗」
ダース(ユ「極秘だ」 ユウ(ダ「極秘っていうぐらいだから誰にも言えないくらいやばいのか?」 ダース(ユ「ただ単に見せたくないだけだ」 ユウ(ダ「そうなのか。・・・そろそろ元に戻るか?時間切れももうすぐだしな。」 ダース(ユ「ああ」 ユウ(ダ「なら・・・ディスペルライト!」
青い光を上に投げると周囲が青い光に包まれる。
2人の姿がどんどん戻っていく。
そして元通りになる。
ダース「ふぅ・・あの時は心底あせった・・・・」 ユウ「ふう、やっぱ人になるのはつらい。」 ダース「同感だな。なかなかなりきるってのが難しいよな。」 ユウ「ああ・・・・・」
ダース「・・だからってヘンゲも嫌だけどな(汗」
ユウ「さてと・・・・・俺はそろそろティアラのとこに行くよ。」 ダース「ああ、今日は夕飯食べてけよ。ティアラ見つけたら、一緒に夕飯にしようぜ♪ ユウとティアラと一緒に夕飯したら盛り上がる事間違い無しなんだしな。」
ユウは天使の翼を出して飛んでいく。
ダース「・・これからもよろしくな。ユウ。」 そうぼそっと言うと台所に行った。
ユウはティアラをつれてくる。 ユウ「よっと・・・・・・ダース!来たぞ」 ダース「おっ!待ってたぜ!ちょうど全部の料理が出来たところだ。」 ベール「皆の分は十分あるからね♪たくさん食べてね!」
ティアラ「いただきます♪」 ユウ「おいおい・・・いきなりかよ」 ダース「ハハ、ユウも早く食わないとチキン減るぞ。」 フライドチキンを食べながら言う。
ジース「ダース、早く食いすぎると太っちゃうよ。」 ダース「大丈夫さジース。」
ユウ「じゃあ俺もいただきます」 ユウはチキンを食べる。
・・その日の夕飯はいつもよりにぎやかだったとか。 しかし彼らはいつも楽しい時を過ごせるわけではない。 だが、それを目指して戦い続ける。平和が訪れるその日まで・・
〜END〜

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