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祖父が 「まあそろそろ来たらどうだ?」 と言ったのかもしれない。 祖母が 「まあそろそろ行こうかね」 と言ったのかもしれない。
24年?ぶりに再会していることだろう。
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昨年はコロナで会えなかった。
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まあ会っても毎回自己紹介からだけど。
「どこに住んどるの? へぇ〜ほうか〜〜! そんで、どこに住んどるの?」
みたいな感じ。でも
「さっきも聞いたか? おばあちゃん すーぐ忘れちゃうで! あはははは!!」
みたいに明るくて。 楽しかった。
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祖母と娘は会えないかもと思っていたが、 出産したとき 祖母が病院に来てくれてうれしかった。 記憶は残らなくても 一緒に撮った写真は残る。 祖母と娘が会ったことの証明だ。 それまでで一番 「写真」に価値を感じた。
それから3回くらい会えたかな。 抱いてもらったこともあったな。 娘にとっては 「写真の中のおおばあちゃん」。 空から娘を見守ってほしい。
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娘は通夜にのみ連れて行ったが、 とっても利口だった。 そして「楽しかった」らしい。 最後にもう一度会えて よかったよかった。
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しかし悲しいな。 コロナが落ち着いて やっと会えたと言いたかったのに。 前日までピンピンしていたそうだ。 高齢だから 迎えてくれる人が多くいるだろう。 何より祖父がいるから安心。 きっと笑っているだろう。 これでいいよね。
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