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[186] 投稿者:管理人@ワントン メール HOME
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masaさん
ヒッチメンバーを製作するにあたって、取り付ける車の持つ牽引能力を最初に考慮します。牽引車の牽引能力に合わせたヒッチメンバーを取り付けるべきだと考えているからです。
実際には数値上の牽引能力よりボデー後部の強度が下回っている事がほとんどで、しかもマフラーの位置やバンパーの深さが大きくなっている事などの理由で複雑な構造にならざるをえません。 少し大きな車なら牽引可能重量で計算すると750kg/1990kgという数値になりますが、とてもこの車では無理、そんなヒッチメンバーは作れないと思う事が多いです。
トレーラーから伝わる力はヒッチボール一点に架かります。 それは前後、左右、上下、あらゆる方向の力です。 当然ヒッチメンバーの取付部分(床下のできるだけ丈夫な部分)は限られてますので、ヒッチボールと取付部の位置関係が大きな要素になります。 高低差が大きい場合は、前後方向の力もフロアーをねじり上げる(又はねじり下げる)方向にも働きます。 トレーラーがピッチングすれば、ヒッチボールに掛かる垂直荷重の変動はかなり大きく2倍以上になります。その力もフロアーをねじり上げる(又はねじり下げる)方向の力です。 水平方向に掛かる力だけを考慮したロープフックとの違いはここにあります。
取付部分の長さ(複数のボルト間隔)は出来るだけ大きく、ヒッチボールまでの距離(前後、左右、上下の距離)は出来るだけ小さくする、それが出来るのなら部材の厚みを小さくする事も可能です。 極端な例ですが、普通は60mm角パイプでメンバーを作りますが、私のハイエーストラックのメンバーは50mm角です。フレーム間隔が狭いのでそれで充分です。それで2tのトレーラーでも引っ張ります。
masaさんの求めていた答えと違う事を書いたかもしれませんね。
投稿日:2006年04月09日 (日) 21時44分
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