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[168] 投稿者:管理人@ワントン メール HOME
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masaさん
トレーラーの慣性ブレーキは構造上から見て3種類あります。 masaさんの言っている電気式と油圧慣性式は主にアメリカ製、もう一つの機械慣性式はヨーロッパのトレーラーによく使われています。
その内、油圧式と機械式はトレーラー単体でブレーキのシステムが完結しているのに対し、電気式はブレーキの信号を送る為の「ブレーキコントローラー」を牽引車側に取り付ける必要があります。 「ブレーキコントローラー」の付いていない牽引車ではブレーキを利かせることは出来ません。
油圧式と機械式の場合は構造上トレーラーの自重に比例した制動力が常に得られるので、積載量が変わってもそのままで問題ありません。 電気式の場合は減速時の加速度に比例した電気信号をブレーキに送る構造ですので、積載に合わせた制動力を「ブレーキコントローラー」の調整ダイヤルで調整する必要があります。例えばボートが載った状態の調整のまま空荷で走ればトレーラーのブレーキが効き過ぎてタイヤが簡単にロックしてしまいます。
面倒な調整がいらない油圧式と機械式に分がありそうですが、長い下り坂を一定速度で下る時など、油圧式又は機械式の場合重力の作用によって必要以上のブレーキが効く事になり、ブレーキが焼ける可能性があります。 電気式の場合はブレーキを踏みながらでも一定速度である限りトレーラーのブレーキは効きません。その分牽引車のブレーキを酷使している事になります。 ブレーキコントローラーにはこのような時でもトレーラーのブレーキを利かせる事の出来るマニュアルレバーが付いていますが、とっさの時に操作出るものでもありませんし、上級者向き又はマニア向きかもしれません。(電気ブレーキファンはここを強調します!!)
オートマチック車とマニュアルシフト車の優劣みたいですね。 個人的にはパーツそのものが洗練された機械慣性式が一番と思っていますが・・・ 実際にはトレーラーメーカーのお家の事情でどれが採用されるか決まるのですかね。
投稿日:2005年12月23日 (金) 21時40分
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