以前見かけたネタの確認が取れたのでご披露します。

台湾海軍の保有する艦艇に、“チェンクン”級というフリゲート艦が存在します。これは米海軍の“オリヴァー・ハザード・ペリー”級をライセンス生産したものですが、艦名の由来がなかなか興味深いもので…

ちなみにベースとなった“オリヴァー・ハザード・ペリー”ですが、この艦名は合衆国初期の著名な海軍提督に由来するもので、実は幕末日本に開国を迫ったいわゆる“ペリー提督（マシュー・カルブレイス・ペリー）”の年の離れた実兄にあたる人物です。

さて“チェンクン”級の各艦名の由来ですが以下のようになっています。

チェンクン…鄭成功の“成功”
チェンホ…鄭和
チクァン…戚継光の“継光”
ユェフェイ…岳飛
ツーイー…郭子儀の“子儀”
パンチャオ…班超
チャンツェン…張騫
ティエンタン…田単

姓名が一字ずつの場合はフルネームですが、二字名の場合は諱だけを艦名に採っています。そしてラインナップといえば田中芳樹の『中国武将列伝』に出てくる人物ばかりですが、中国の人にとって“歴史上の名将”といえば浮かぶのはここに挙げられたような人物なのでしょうね。（張騫だけはちょっと毛色が違う気も…）三国時代の人物がいないのはやはり本場ならでは（？）というところでしょうか。間違っても諸葛亮なんざ出るはずもなく(^_^;)　

台湾海軍は小規模ながらこの“チェンクン”級以外にも艦艇を保有していますが、それらの艦名は地名などに由来するものであり、人名を関した物はこのクラスに限られます。しかし同クラスの今後の増強予定はないようなので、さしあたって“名将”の名を冠した艦名が新たに登場することはなさそうなのが少々残念です。他にどのような候補名が挙がるのか興味深いものがあるんですけどね。

メール HOME 2004年12月12日 (日) 18時14分

そ、そんな、ペリーに兄貴がいたなんて！？

アメリカじゃほとんど知名度ゼロの人間だと思っていましたが、兄貴の方は結構有名人なんですかね？

「鄭成功」
ネーミングとして非常に納得できます。そもそも中国が台湾島を領有するようになったきっかけは確か鄭成功だったと思いますので。大陸反攻を企図し、一時は南京をも手中に収めかけた英雄ですが、これって本土に喧嘩売ってることにならないのかな？

「鄭和」「戚継光」
かたや大船団の総司令官、かたや倭寇対策に貢献した名将。これらも順当ですね。

「岳飛」
この人、性格的にはこの中で最低な気がしますが・・・
本場中国での岳飛に対する評価のほどはよく判りませんが、田中芳樹先生の言を鵜呑みにすれば、相当評価が高いようですけど。
もっとも、日本の源義経の判官贔屓と同じで、
「政治センスがちょっとアレだけど、戦に強かった悲劇の英雄」
ってことで人気があるのでしょうけど。
『中国の大盗賊』読んで、李自成が判官贔屓されている、ってのを初めて知ってちょっとびっくりでした。
閑話休題


他、自分は中国の名将って言うと
・韋叡
・徐達
・陳覇先
・馬援
とかを連想します。
一応、台湾軍が名前にしやすいように、南方で活躍した人物を挙げてみましたけど、ダメっすか？

諸葛亮
確かに、「名将」ってことなら入る余地はなさそうですな、残念il|li _|￣|○ il|li
でも、国家に尽くした「忠臣」としてなら評価してあげたいのですが・・・　やはり亡国の宰相は不吉なのかな？

メール HOME 2004年12月12日 (日) 23時21分

「もし、日本の海上自衛隊が歴史上の名将の名前を護衛艦に名付けるとしたら」
ってことで、候補を挙げておきます。

◆古代編
・「ひらふ」（阿倍比羅夫）
・「あらかひ」（物部麁鹿火）
・「てんじ」（天智天皇）

・・・だめだ、ダサ過ぎる　「終了」

メール HOME 2004年12月12日 (日) 23時27分

　■ペリー兄弟
兄のオリヴァー（1785-1819）、弟のマシュー（1794-1858）ということで、兄は34才という若さで病死しましたが、その短い生涯の中では英仏戦争で活躍しその後司令官として功績を重ねたようです。

　■岳飛
田中芳樹作品でも、『紅塵』ではその人格的な問題について触れられていましたね。「英雄」といえどもけして完璧な人物ではないというところでしょうか。彼は特に各種の才能のバランスを欠くところがあったように感じられます。

　■その他候補
李靖とかもアリでしょうかね。しかしこうやって並べてみると三国時代の人物って加えにくいような。

メール HOME 2004年12月13日 (月) 01時28分

海自はひらがな艦名ですからどうも緊張感が…（そのほうが穏当なのか？）　ただ若干マジレス気味に申し上げると、日本では旧海軍以来人名を艦名に採ることは避けています。何でも明治時代に艦名候補の規定を定めた際に、天皇の意向でそうなったとのこと。

「すなわち（明治天皇に）相伺い候ところ、歴代の尊号等を相用い候儀は相見合わせ…」

“御歴代の尊号”すなわち「神武」「天智」などや、“武臣”当時からすれば「楠木」「新田」といったあたりでしょうか、それらを艦名候補に加えてはどうでしょうか、と明治天皇にお伺いを立てたところ、国名（大和とか武蔵とか）にするように、との意向だったそうです。海自でも、結局艦名の基準に人名は含まれていません。（片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』より）

だもんで個人的には日本の艦艇に人名が付いていると違和感が激しいんですよね。外国艦は全然平気なんですが。少なくとも旧日本海軍に関してはアウトなわけで、かつての某有名架空戦記に登場した「信玄」やら「信長」ってのは噴飯物だったわけですが。

関係ないけどSEEDに「オダ・ノブナガ」ってあるそうですね。あれはネタ的に面白そうなんで個人的にはアリだなと思います。

メール HOME 2004年12月13日 (月) 01時41分

「名将、海を征く」と聞くと、「信長・嵐世紀」のＰＫ版の仮想シナリオでで武将を輸入できる（？）イベントがあったのを思い出します。戚継光と張居正とヌルハチとアルタンハーンの４人でしたが…。

2004年12月13日 (月) 21時46分

＞嵐世記PKイベント
ファンクラブ限定の「PK用追加歴史イベント」というものでしょうか。そんなのもあったんですね。
ちなみに私はアルタン・ハーンの名を見ると『GE・TEN３』でしたっけ（２？）、東アジアまで巻き込んだSLGのことを思い出します。実際にプレイしたことはなく雑誌記事で見ただけなんですけど、画面スチル写真に必ずこの人の名前が出ていたんですよね。

そうそう、このスレの親記事で私が書いたことについて。「諸葛亮は名将じゃない」みたいな表現がありましたが、私はけして彼が軍事的に無能だと思ってはおりませんのであしからず。軍の運営に関してはかなりの手腕を持っていたことは確かでしょう。

ただ実戦指揮官としてはさすがに随一とはいえないでしょうけど。軍事面トータルで見ても、彼に匹敵するかあるいは上回る人物は他に存在したでしょうね。個人的にはやはり政治向きの方面を重視したいところです。そちらにしたって他の時代まで視点を広げれば同クラスのタマはごろごろいそうですが。とりあえず東晋の王導とか。

メール HOME 2004年12月13日 (月) 22時28分

　うわ、すごい

＞岳飛
　名声だけならトップクラスな気も
　現代中国人に聞いてももはや神格化してる人物の一人の一人らしいですし（と大学の先生が言ってました）田中氏にはけちょんけちょんに斬られてましたが
　どーでもいいですが海軍と聞くとまっさきにエ○ァと富嶽作戦が頭よぎってしまう自分はアウトですか？

＞輸入武将
　自分はＰＫ版烈風伝思い出しますね。劉禅と愉快な仲間たちが出たのはおもろかたです。やる気は無いですが

＞諸葛亮
　自分も「勝つ」人とは言えなくても「負けない人」とは言えると思います。局地戦で見るとまさしく蜀の「常勝」。けどやっぱり司馬懿には適わないのかなぁ・・・清廉な政治家としてのほうが評価が高いんでしょうね（少なくとも日本では）

＞玉川様
　８９２非常に呼んでて面白かったです
　そーいやアンダーネームっぽい軍艦思いつきませぬ
　地名や植物の印象が濃いですね。あとは伊
　
　・・・武蔵って地名ありましたっけ（大汗）

2004年12月13日 (月) 23時57分

ぎゃ〜〜今地図で見つけました。しかも関東・・・
見事に田舎者っぷりを発揮しました

やっぱこういうレベルの高いスレには自分入れませんわ

2004年12月14日 (火) 00時01分

◆自衛隊の艦船名
　人名は無しですか・・・　ちょっとしょんぼり。
ただ、よくよく考えてみると軍人・武人系とかはいまの日本では厳しそうですよね。しかもひらがな表記だから、いまひとつしまらないし。
・阿倍比羅夫
・物部麁鹿火
とかも、朝鮮半島に遠征した人物だし。
でも、「おきながたらし」とか・・・　不味すぎる？

◆ガンダムの艦船名
「機動戦士ガンダム」
　地球連邦軍しか知りませんが
・地名系
「サラミス」「マダガスカル」「アルビオン」「バーミンガム」
・人名系
「マゼラン」「コロンブス」

「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ
こちらは確かに人名系多いですが・・・
「ノブナガ・オダ」なんてのがあったとは（絶句
これはかなり法則性がはっきりしています。
○ＺＡＦＴ（ザフト）
　大型戦艦は
・ナスカ級　
・ローラシア級　
・ゴンドワナ級　のどれか（大陸の呼称？）が多い
で、艦船名はすべて人名（学者など）
・「ヴェサリウス」（錬金術師）
・「ガモフ」（生物学者）
・「ホイジンガー」（哲学者）
・「ヘルダーリン」（詩人）
・「ルソー」（政治学者・教育学者）
・「ヴォルテール」（啓蒙思想家）
・「レセップス」（スエズ運河設計者）
・「ヘンリー＝カーター」　など
○地球連合軍
　こちらも人名系（ほとんど英雄・軍人）
・「アガメムノン級」・「メネラオス」・「モントゴメリー」
・「ロー」・「バーナード」・「ワシントン」
・「ドゥーリットル」・「グラント」・「チャーチル」
・「ハインライン」・「ボライソー」・「ホーンブロワー」
・「イェルマーク」他多数
○オーブ連合首長国
・「イズモ級」
・「クサナギ」
　・・・おお、ちゃんと日本の旧国名だ（え

メール HOME 2004年12月14日 (火) 02時02分

そういえば、「Ｖガンダム」には確か、「ラー＝カイラム級」の「ジャンヌ＝ダルク」って軍艦がありましたね。
あと、「銀河英雄伝説」の軍艦も検証してみると面白いかも。

＞水戎葵様
・岳飛
　田中芳樹先生はどっちかっていうと「岳飛万歳」の方だと思います。秦檜のことを「史上最悪の政治家」みたいに断罪していますが、あまりに一面的な見解だと思います。田中先生って、自分の好悪によって評価基準が違ったりするので。
・諸葛亮
　私は諸葛亮大好きなので(^_^;)
ただ、彼よりも戦上手な人物は幾らでもいるのは事実なので、「武将」として評価されないのは致し方ないかも。人気も、中国だと日本ほどではないそうで。どちらかというと日本人好みの人物なのかも。
　

メール HOME 2004年12月14日 (火) 02時24分

＞水戎葵さん
ドンマイであります。私はむしろ、旧国名に慣れすぎて現在の都道府県がパッと思い浮かばなかったり。←それはさすがにどうかと

日本の艦船名に人名が付かないのは先述したとおりですが、使用されるのは旧国名の他に、山、川、湖、島、岬、海峡、水道、湾、名所旧跡などの地名系、雪、風、潮、月などの気象現象系、鳥、鷹、鳳などの鳥類（飛翔）系、草木系などになっています。これは旧海軍、海自双方に共通ですが、海自では旧国名を使用しない替わりに湖の名を採るなど若干の相違があります。

日本以外の海軍を擁する国のほとんどで人名も使用していますが、基本的にフルネームかあるいはファミリーネームからの採用が多いと思います（親記事の台湾フリゲート「成功」や「子儀」は珍しい例かと）。王侯から政治家、軍人、海将など何らかの業績があった人物を顕彰する意味合いが強いですね。アメリカが分かりやすく、一例として原子力空母に歴代大統領の名前を付けるのが有名です。現在はレーガンやブッシュ（父）まで採用されています（正式にはフルネーム表記です）。さすがにちょっと違和感あるかも。

他に日本で見られない艦船名基準としては意外にも「都市名」があります。名所旧跡などは都市名と重なる場合もありますが、一般的な都市名は採用されていません。外国ではそれこそ「ロンドン」や「サンフランシスコ」をはじめとして枚挙にいとまがありません（ちなみに「ニューヨーク」や「ワシントン」は州名として採用されています）。

それともう一つ、日本では「神話」、厳密に言えば神様の名前も使用しません。「神社名」はあるのですが。一方で外国ではたとえば、ギリシャ神話からの命名などイギリスが得意としています。

さらに、外国艦には「古戦場もしくは激戦地」からの命名もあります。かつて横須賀に駐留していた米空母「ミッドウェー」が有名でしょうか。「イオー・ジマ」や「オキナワ」などは日本人として少々複雑な心境かも？　一方で、米海軍は「ダナン」（ベトナムの地名）を命名する予定がありましたが、ベトナム戦争が敗北に終わったため縁起が悪いとして採用を取り止めたという逸話があります。

また日本語ではいまいちニュアンスが伝わりにくいのですが、「強そう」「景気の良さそう」な意味を表す言葉というのもあります。「ドレッドノート（剛毅な）」「カレイジャス（勇気のある）」「ヴィクトリアス（勝利の）」「グローリアス（栄光ある）」「ヴァンガード（前衛、先陣）」「エンタープライズ（冒険）」などが挙げられます。戦意昂揚効果も兼ねたところでしょうか。そういえばズバリ「インヴィンシブル（無敵の）」というのもありました。轟沈しましたが…(T_T)

ざっとご紹介しましたが、艦船の命名由来を調べるのってなかなか楽しいモノがあります。

メール HOME 2004年12月14日 (火) 04時19分

＞オジオンさん
というわけで私“艦名由来マニア”だったりするのですが(^_^;)　ガンダム系も各種取り揃えていますね。

ペガサス級強襲揚陸艦は「色」か「馬」で、「ホワイトベース」が「木馬」とあだ名されたことから派生したのでしょう。「ペガサス」「サラブレッド」「スタリオン」は馬系、「トロイホース」はまさに木馬、改名して「グレイファントム」は色絡み？　「ブランリヴァル」はご丁寧に「白い対抗馬」ですし、「アルビオン」は英国の古名ですから地名ですがそもそもは「白亜の地」という意味だそうですね。

「マゼラン」は「コロンブス」と組になる航海者名ですよね。マゼラン級の他の艦は「タイタン」「ネレイド」「アナンケ」など太陽系の衛星名から採られています。「サラミス」は地名（海戦で有名ですね）で、同クラスの他の艦は地名全般で島（マダガスカル）、都市（ボスニア）、山（モンブラン）など多岐にわたります。『ガンダム・センチネル』では懲りまくって「ナガト（長門）」だの「プリンツ・オイゲン」など出てくるのが激ツボ♪

「アーガマ」は仏教用語の「阿含」で、また「ラー・カイラム」などの「ラー・○○」は由来があるのか造語なのかイマイチ不明ですが。ご指摘のように「Ｖガンダム」には「ジャンヌ・ダルク」が登場しますね。ちなみに敵方のザンスカール帝国の艦船名は木星の衛星名から採られています。「アドラステア」とか「シノーぺ」とか。木星帰りの宰相フォンセ・カガチの意向でしょうか。

SEEDはまた凝ってますね。私の知らなかったのも見られて有難いです。たしか各種兵器にも逐一命名してるんですよね。ちなみに「オダ・ノブナガ」は「アガメムノン級」の一艦だったかと思います。何かの雑誌記事で見かけた気がするのですが、公式設定じゃあなかったのかな。検索かけても出てこない…　もしかして勘違いだったか？

銀英伝系はズバリ、主に神話系ですね。帝国軍がゲルマン（北欧）系、同盟軍がそれ以外。私はことに、同盟軍の敢えてマイナー系なセレクトが実にツボに来ました。そもそも私が神話に興味を持った動機が「銀英伝艦艇名の由来を知りたかったから」なわけでして。ちなみに私がメールアドレスやサイトのIDに使用しているのがズバリ「トリグラフ（Triglav）」だったりします。掲示板では「ヒューベリオン（Hyperion）」と「ユリシーズ（Ulysses）」、「マサソイト（Masasoite）」を使ってますし(^_^;)

銀英伝艦艇名の由来については、

http://www.linkclub.or.jp/~suno/index.html

が詳しいです。さらに外伝の同盟軍だけですが

http://homepage3.nifty.com/lepi0628/gin/senkan.htm

にも解説があります。

ところで私ずっと疑問なんですが、「Hyperion」がなぜ「ヒュー“ベ”リオン」と濁るんでしょうね。これって銀英伝だけじゃないかと思うのですが。元ネタの神話でも「ヒュペリオン」や「ハイペリオン」て書いてますし、SEEDのも「ガンダムハイペリオン」ですよね(^_^)

メール HOME 2004年12月14日 (火) 04時27分

ちなみに、「ジャンヌ・ダルク」はフランスの練習用空母として現存していますね。

あと三国志の人物達はどうも本場のほうでは、一種「神話・伝説」の人物と近いので使用しないかな。関羽はかなり高位の道教の神様ですし、諸葛亮も道教の神様のようですから。

あと銀英伝ではミュラーの旗艦がアーサー王伝説のキャラの名前ですね。とくにパーシバルなんて。
ついでに李靖・薬師は道教の神様に李靖がいるから難しいかな？那侘の親父が李靖というとか。李勣は北朝鮮との腐れ縁の同盟関係があるのでややこしいと。

では再見！

2004年12月14日 (火) 08時14分

＞玉川雄一様
　おお、ムッチャ賢くなった気分です。
◆ガンダム系
　あと、「AOZ」では「アスワン」てのが登場していますね。やはりティターンズは地名系でせめている模様。やはり「地球人＝エリート」の意識があるからでしょうか？
　ジオン系は全く判りませんな。
「レウルーラ」とか「サダラーン」とか、一体どこから拾ってきた物なのか全く以て意味不明。ご存じでしたら、是非ご教授下さい。スペースノイドなら、宇宙っぽく恒星の名前（シリウス、デネブ、アルタイルなど）をつけたほうが良さそうな気がしますが。
◆アメリカ海軍
　空母の「タイコンデロガ」ってのはやはり独立戦争の「タイコンデロガ砦」から来ているんですかね？

＞武侯仁従様
◆銀河英雄伝説
　確か、道教系の艦船名では「盤古」ってのがあったような。結構中国系の人名はありましたが、他には中国系の名前はなかった様な気がします。
　「円卓の騎士」からは、他にも「トリスタン」（ロイエンタール旗艦）が出ていたような気がします。
他にも探せば一杯ありそうですが、今日はこの辺で。

メール HOME 2004年12月15日 (水) 01時50分

　■武侯仁従さん
おフランスは本命の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」がどうにも不調のようで大変ですね。おまけに二番艦は予算不足で建造中止とか。完成していたら「ナポレオン・ボナパルト」とか付けるつもりだったのかしら？

　■オジオンさん
「アスワン」は「アレキサンドリア」級ですね。他に「アル・ギザ」もありますからこのクラスはエジプトの地名を由来に持つという共通点があります。もしさらに建造されていたと仮定するならば、「カイロ」「テーベ」「メンフィス」「アブキール」などがそれっぽいかも。
ちなみに同型艦の「ハリオ」「ガウンランド」も地名のようですが詳しい由来は不明。また、とある外伝作品で「メソポタミア」なる同型艦が登場していたとのこと。

ジオン系の艦名は造語と由来を持つ言葉とに二分されますが、「レウルーラ」「サダラーン」は造語だと思われます。主にTV作品では造語の割合が高いようですね。「ザンジバル」はどちらかといえば例外かと。
OVA系作品になると由来を持つ艦名のオンパレード。「グラーフ・ツェッペリン」「ジークフリート」「ヴァルキューレ」「ペール・ギュント」「ニーベルング」「リリー・マルレーン」「ケルゲレン」などまあ色々と。ゲルマン系名称が多いのはご愛敬。最近の「MS IGLOO」でも「ヨーツンヘイム」「ヨルムンガンド」などが命名されていますし。
造語系名称は、同型艦で韻を踏むのが基準となっているようです。ムサイ級の「ファルメル」「キャメル」「スワメル」「トクメル」や、グワジン級以下の“赤い大型戦艦”の系譜として「グワジン」「グワメル」「グワラン」「グワデン」「グワリブ」、「グワンバン」「グワンザン」、「グワダン」「グワレイ」やエンドラ級「エンドラ」「ミンドラ」「サンドラ」など。こう並べてみると何故か微笑ましい気もします(^_^;)

今のところ、宇宙世紀の艦船名で恒星名はないですね。衛星系は連邦やザンスカールが使用していますが。思うに、ジオン系の名称は“ゲルマン風”という不文律（？）があるようで、由来を持つ物はそこから取られる場合が多いようです。古くはギレン総帥の「ジーク・ジオン」コールや「ヒトラーの尻尾」があるわけですが、「0080」あたりから“ジオン＝ゲルマン”的要素が強まっていったようで、命名基準にもそれが如実に表れているのがわかります。

米海軍は独立戦争絡みの艦名も多いです。仰る通り「タイコンデロガ」もそのひとつ。他には「レキシントン」「サラトガ」「ヨークタウン」「タイコンデロガ」「バンカー・ヒル」「ベニントン」「オリスカニー」「プリンストン」「ヴァリー・フォージ」「カウペンス」「コンコード」（以上、地名）や「フランクリン」「ハンコック」（人名）など多数あります。そういえばズバリ「インディペンデンス」もありますね(^_^)

艦船名は大まかな命名基準の他に、グループ（同型艦）内でさらにローカルな基準によって命名されている場合も少なくありません。「三景艦」と呼ばれた日本の「松島」「橋立」「厳島」もその一種といえますし、イギリスの“コロニー（植民地）”級と呼ばれた「フィジー」級巡洋艦（「フィジー」や「ケニア」など）、“トライバル（種族）”級駆逐艦（「グルカ」「ベドウィン」など）のように、かなり意図的に艦名を揃えたものもあります。

メール HOME 2004年12月16日 (木) 00時04分

>玉川雄一様
私が言っている「嵐世記」のPK版はPS2版のものですので、補足させていただきます。この仮想シナリオでは劉備に敵対する大名（大抵は島津or肝付）に呂布が仕官するイベントなど面白いイベントが多くあります。

2004年12月17日 (金) 13時33分

＞「アレキサンドリア」級
　こういうクラスの宇宙戦艦が存在していたとは・・・（無知　
何かヘレニズム世界の至る所に「アレキサンドリア」なる都市はあるようですが、ヘレニズム系の名前で統一したりしてくれると雰囲気が出るかも知れませんね。
でも「メソポタミア」がありなら、語感の良い地名は他に幾らでもありますよね。まだまだガンダム「アナザーストーリー」は安泰のようですね。

＞ジオンの命名はゲルマン系
「レウルーラ」「サダラーン」は造語ですか、ちょっと残念。
どうもＯＶＡ系列では「ジオン＝ドイツ・ゲルマン」のような印象のようですが、自分は「Zion」→「Zionism（シオニズム）」で、ユダヤ・ヘブライ系のイメージの方が強かったりします。
話が逸れてしまいますが、富野監督は多分ジオン＝ダイクンを「宇宙世紀の預言者キリスト」に仕立てたかったんじゃないかな、と。そう思いこんでいます。
そういう意味で、実はゲルマン系の命名には若干抵抗を覚えたりしますが・・・
やっぱ語感が格好いいですからね〜＞ミーハー

＞造語系
・ムサイ級
「ファルメル」「キャメル」「スワメル」「トクメル」
・グワジン級以下
「グワジン」「グワメル」「グワラン」「グワデン」「グワリブ」、「グワンバン」「グワンザン」、「グワダン」「グワレイ」
・エンドラ級「エンドラ」「ミンドラ」「サンドラ」
　・・・サンドラって、何か娘っこの名前のような(^_^;)。いや、本当に微笑ましい。ジオン系ＭＳも造語が韻を踏んでいて良い感じですからね。

＞恒星系の命名
う〜ん、無しですか。
私なら真っ先に命名すると思いますが。そういうと惑星系ではその名もズバリ「ジュピトリス」ってのがありましたね。木星帰りの船だから、全く何のひねりもないネーミングですが。

＞米国軍艦の命名
独立戦争絡み、本当に多いんですね。
これって日本で当てはめれば「五稜郭」とか「会津若松」とかが戦艦名になっているって事ですよね。
あと、確か戊辰戦争でアメリカ絡みだと「石壁（ｽﾄｰﾝｳｫｰﾙ）」て戦艦を新政府が買い取っていますが、これもやはりアメリカ南北戦争の英雄、「ストーンウォール」ジャクソン将軍から来ているんですかね？

＞命名法則
　もう、ここまで来ると本当に一種の美学というか、命名者のフェティシズムのようなものを感じてしまったり。
しかし、命名の時に意見が割れたりしたらどうやって調整するんでしょうかね？

メール HOME 2004年12月18日 (土) 02時44分

オジオン様
　田中先生の文章は私めにはあまりにも刺激的なのであまり触れてませんが、そうですか賛成派でしたか。う〜んあんまりそうは感じれなかったんですが、今度読み込んでみます
　諸葛亮は曹操クラスには当然敵わないと思うのですが司馬懿クラスになら戦略・戦術面では・・・となんかおかしくなりそうなのでやめわすわ。

＞玉川様
　うわっ、なんか複雑ですね
　自分空母以上クラスならなんとなくしっくり来るのですが、軽巡洋艦以下だとどーしても「何これ？」って名前が多く感じてしまいますわ。おいしそうな野菜の名前に見えたりしますし（殴
　ひとつ聞きたいのですが名前の重複とかあったりするんですか？例えば「高雄」は幕府残存勢力に奪われた秋田藩の軍艦と太平洋戦争時の重巡洋艦の名前で被ってたような気が・・・教えて先生！

2004年12月21日 (火) 18時41分

　■水野さん
コンシューマー版でのイベントでしたか。そちらになると他作品からのゲスト登場もあるようで、たしか将星録か烈風伝では「諸王の戦い」というシナリオもあったようですね。嵐世記のものもそれらの系統にあたるということでしょうか。単に勢力として登場するだけでなく、専用の新規イベントがあるのはサービス良いですね。しかし劉備もここまで呂布に狙われるとは(^_^;)

　■オジオンさん
＞“ZION”とシオニズム
まさにこの辺りの話題なのですが、かつてはジオンは“ZION”と表記していましたが、ガンダム作品を海外展開するにあたってシオニズムへの連想を考慮したためか現在では“ZEON”と綴りを変えています。確かに潜在的にはシオニズムのイメージはあったのかもしれませんが、さすがに現実に絡む可能性があるとまずかったということでしょうか。

ところで「ジオン公国」のアルファベット表記ですが、ゲームの初代「ギレンの野望」（セガサターン版）の頃は“ZION DUKEDOM”と表記されていました。のちに“ZION”が“ZEON”に改められたのは前述した通りですが、「公国」を表す“DUKEDOM”の方も、ニュアンスの面から“PRINCIPALITY”へと変更になりました。こちらの方が「公王」のイメージに近いのだとか。ということで、現在での表記は“PRINCIPALITY OF ZEON”となっていますね。ガンプラの箱書きなどで確認できます。

＞ストーンウォール
この艦は1864年に竣工して南軍に在籍して南北戦争に従事し、のち江戸幕府に売却されて「甲鉄」のち「東」と改名されたものですね。ジャクソン将軍は同艦竣工の前年の1863年に死亡していることから、彼の功績を讃えるためにその名を採った可能性は高いと思われます。ただ私の参考にした資料では、由来はジャクソン将軍のあだ名ではなくそのもとになった「石壁」そのものを挙げています。南軍軍艦の命名基準が厳密にどのようなものであったかは分かりませんが、敢えてこの名を冠したからにはジャクソン将軍のことが念頭にあったとは思いますが…

＞命名に関して
旧海軍では、戦艦・巡洋戦艦・巡洋艦は海軍大臣の選定した候補名から天皇に裁定を仰ぎ、それ以外の小艦艇については海軍大臣に命名が一任されていたそうです。やはり時には何らかの意図を含んで命名されることもあったようで、当初の予定艦名から変更になった場合もありました。

大正時代に建造が予定された巡洋戦艦「天城」型の四艦はそれぞれ山名に由来していましたが、それは「天城」「赤城」「愛鷹」「愛宕」でした。頭文字が「あ」で揃っていますね。ですが、「愛鷹」は富士山の脇に位置する低い山だというので「高雄」と改められたと伝わっています。
ところがこの天城型、ワシントン軍縮条約により建造が中止になってしまいました。このうち「天城」「赤城」は航空母艦として建造されることになりましたが、「天城」は関東大震災により建造中の船体が破損してしまい、やはり解体予定だった戦艦「加賀」が替わりに航空母艦として建造されることになりました。「赤城」の方は順当に完成し、かくして太平洋戦争序盤で活躍した「赤城」「加賀」の誕生となったわけです。この二艦が空母であるにもかかわらず山名や旧国名を由来に持つのはこういった事情があります。

海上自衛隊では海幕が候補名を作成し防衛庁長官が命名しているそうですが、以下のような逸話があります。今から３０年ほど前に建造されたベテラン護衛艦に「はるな」「ひえい」の二艦があります。護衛艦のうち大型の戦闘艦艇は山名から命名されることになっていましたが、これは同時に旧海軍で武勲を馳せた戦艦「榛名」「比叡」から継承されたともいえるものでした。これは大正の初年から太平洋戦争末期まで３０年近く活躍した「金剛」型戦艦に属するもので、「金剛」「比叡」「榛名」「霧島」の四艦からなりました。当初は巡洋戦艦として建造されたため、上述の「天城」型と同じく山名から命名されています。なお後に戦艦（原則として旧国名から命名）へと類別が変更されましたが、艦名はそのままとされました。
そうなると、続いて建造される護衛艦にはやはり「こんごう」あるいは「きりしま」の名が襲名されるのではないかとのもっぱらの噂でしたが、当時防衛庁長官だった故・金丸信氏の意向により彼自身の故郷にある白根山から採った「しらね」と命名されたというのです。真偽の程は定かではありませんが、彼ならやりかねない…？

ところで、その時ポシャった「こんごう」「きりしま」の艦名ですが、90年代に建造されたイージス護衛艦で見事復活を果たしました。現在では「こんごう」「きりしま」「みょうこう」「ちょうかい」の四艦が就役しています。「みょうこう」は「妙高」、「ちょうかい」は「鳥海」といずれもやはり旧海軍で活躍した重巡洋艦であり、同じく山名から命名されています。厳密に言えば「妙高」と「鳥海」は同型艦どうしではなかったので、どちらかの同型艦名の襲名でそろえてほしかったかな、と個人的には思いましたが…

私は無闇に旧日本軍を賛美したり現在日本の軍国化を吹聴する意図は微塵もありませんが、護衛艦の命名に関してはできうるかぎりで旧海軍からの襲名がなされればいいな、と思っています。あまりあからさまだと色々と問題もありそうなので程々に…

メール HOME 2004年12月23日 (木) 12時30分

　■水戎さん
私はみずほ先生より小石を選びます。（何

ちなみに個人的には司馬懿は当時最高クラスの軍事指揮官と位置づけていますがこの辺は長くなるのでまたいずれ(^_^)

＞命名について
巡洋艦以下だと絶対数が多くなりますから、命名基準としてもプールに余裕があるものを選ばざるを得なかったということでしょうね。その意味では、多様な候補名から時には珍妙な命名がなされることもあったかもしれません。ただどの艦にも何らかの由来があるのでそれを探してゆくと面白い発見がありますね。
艦名の命名基準についてはこちらを参照されるとよいでしょう。“東西艦名考”
http://forum.nifty.com/frekishi/other/cont/kanmei.htm

艦名の重複についてですが、“重複”はまずあり得ないといって差し支えないでしょう。同一の艦名が継承されるのは、先代艦が喪失、解体、売却、改名などで籍を失った後に新たに行われることになるので、同一時期に同じ艦名を持つ艦が複数存在することはありません。一方で何代にも渡って受け継がれた由緒ある艦名も存在するわけです。

ご質問の「高雄」もその一例で、まず先の方は初名をアメリカ船「アシュロット」、秋田藩が購入して「高雄」と改名、のち幕府軍に接収されて「第二回天」と改名されるも宮古湾海戦で座礁、といった経歴を辿った艦ですね。厳密にはまだ「日本（帝国）海軍」以前の艦ということになります。
続いて、日本海軍での初代「高雄」は明治初年に建造された運送船、二代目は明治後期の巡洋艦でした。そして三代目は上のレスで触れた大正時代の「天城」型巡洋戦艦の予定艦名でしたが建造中止に、そして四代目が水戎さんも触れられた昭和初期〜太平洋戦争時の重巡洋艦でした。つまり日本海軍のほぼ全時期にわたって継承されていった艦名だったことになります。
艦名は京都の高雄山に由来するもので、付近に愛宕山もあったせいか二代目から四代目まではいずれも「高雄」と「愛宕」が同型艦として存在していました。ちなみに台湾にも「高雄（たかお、現地名カオシュン）」の地名がありますが、これは日本の台湾支配期に読みを日本風にあてたものであり、上記の艦名の由来とは関係ないようです。ただし商船にはこちらの台湾の高雄から命名された貨物船「高雄丸」があり、台湾バナナの輸送に活躍したとか。

というわけで国内では重複艦名は存在しませんが、二国を跨って同一艦名が同時に存在したことは珍しくないと思われます。一例として「エンタープライズ」があり、かたや米海軍最大の武勲艦で“ビッグＥ”と称された航空母艦、かたや英国の軽巡洋艦にも同名の艦がありました。米空母の方があまりにも有名なので英軽巡の「エンタープライズ」の影が薄くなりがちですが、こちらもその名に恥じない武勲艦でした。

襲名に関しては日本でもまま見られますが米英では帆船時代からの伝統艦名も多く、英海軍「アーク・ロイヤル」は５代、「エンタープライズ」は米海軍で８代、英海軍ではなんと１７代（？）を数えます。ちなみに米海軍では、第二次大戦時の空母「エンタープライズ」が第７代、現在の原子力空母がが第８代です。番外としてスペースシャトルにも命名されていますし、『スタートレック』にも未来の（？）エンタープライズが登場していますね。

ちなみに「大和」の艦名は、初代は明治〜大正時代の測量船でした。地図をご覧になると、日本海に「大和堆」という地名がありますがこれは同艦の測量によることからの命名だといいます。この初代艦は昭和初期に除籍され、二代目がかの戦艦「大和」でした。ちなみに除籍となった旧「大和」は横須賀港で少年刑務所の宿泊船として残存し、太平洋戦争終戦直後に台風で沈むまで健在でした。実は二代目より少しだけ遅くまで存在していたのですね。
その後三代目は宇宙戦艦ヤマトとしてイスカンダルへ…というか、あれって沈んだ戦艦大和を復活させたんでしたっけ？　そして四代目「やまと」は原子力潜水艦兼独立国家に…　なかなか波瀾の多い艦名ですねえ。

メール HOME 2004年12月23日 (木) 12時34分

◆“ZION”とシオニズム
＞ガンダム作品を海外展開するにあたってシオニズムへの連想を考慮したためか現在では“ZEON”と綴りを変えています。
　がびょ〜ん、知りませんでした（お
たしかに、「シオン公国」はマズすぎですよね。

◆「ジオン公国」のアルファベット表記
＞「公国」を表す“DUKEDOM”の方も、ニュアンスの面から“PRINCIPALITY”へと変更になりました。こちらの方が「公王」のイメージに近いのだとか。
「Dukedom」＝王国から受爵した公爵の領地
て、イメージですからね。これだと、宗主国（連合）
に尻尾を振っているようで、ちょっと戦意が振るいそうにないですね(^^;)

◆ストーンウォール
ありがとうございます。長年の疑問に答えが出た感じです。
こういうことって、なかなか調べるだけの根気が湧いてこなくて、ついつい詳しい方に頼ってしまいがちですが、オジオンの周囲にそういう人間があまりいない物で(^^;)

◆命名に関して
＞旧海軍では、戦艦・巡洋戦艦・巡洋艦は海軍大臣の選定した候補名から天皇に裁定を仰ぎ、それ以外の小艦艇については海軍大臣に命名が一任されていたそうです。やはり時には何らかの意図を含んで命名されることもあったようで、当初の予定艦名から変更になった場合もありました。
　なるほど〜。

＞私は無闇に旧日本軍を賛美したり現在日本の軍国化を吹聴する意図は微塵もありませんが、護衛艦の命名に関してはできうるかぎりで旧海軍からの襲名がなされればいいな、と思っています。あまりあからさまだと色々と問題もありそうなので程々に…

う〜ん、
周辺諸国に遠慮すること無いと思うんですがね。
無論、私も旧大戦を礼賛するような人間ではないですし、むしろ批判的に受け止めている方です。
ただ、艦船の命名法にまで他国にとやかく言われるのは独立国として如何なものかと思う訳ですよ。
何も、「いわれひこ」とか「わかたける」とか命名している訳ではないのだから、日本の自然の山々や旧国名を艦船名に付けるくらい、良いですよね？

メール HOME 2004年12月24日 (金) 01時46分

>玉川さま
私の友人にはみずほ先生と井出（正一）元厚生大臣萌えな余り、「長野県の人は眼鏡をかけていなければ萌えない」という名言を吐いた人がいます（笑）。

さて、コンシューマー版の嵐世記の「輸入イベント」で面白いのが、戚継光の恐妻イベントとか張居正の「倭人の政は…」と日本の政治を批判を始めてしまう仕官イベントとか、安倍晴明と足利義昭の珍問答とか凝ったイベントがありますよ。しかも、張居正の政治力が悔しい位に優秀なので言い返せないのが悔しいですね。

＞オジオン様
私は思い切って、現代的に現在の都道府県を艦名に付けてみたら？
とも思うのですが…。

2004年12月24日 (金) 14時31分

「大和」はいやですが、「三笠」は復活して欲しいです。「大和」は名作ですが、亡国の船ですよ。戦後日本でいうと、造り過ぎた本四連絡橋と同じですよ。戦略不在の名艦は国家・社会にとって悲劇そのものですから。

あと私も、みずほ先生萌えです。真無双３の月英も結構みずほ先生と同じなので少し萌えです。赤毛のロン毛で。年齢と既婚というのが共通です。その上にアネサン女房？！

2004年12月25日 (土) 14時59分

「現在の都道府県」、とかになると地元への利益（？）誘導に熱心な政治家とかが命名合戦を起こしそうですが、それは旧国名とか名山とかでも一緒かな？
個人的には典雅な響きなら何でも良かったりして（お

「やまと」だと、別の意味で騒ぐアニメ・漫画ファンが出てきそうですね(^^;)

と、「イスカンダル」の語源が「アレクサンドリア」だと知ってちょっと愕然としているオジオン。

メール HOME 2004年12月25日 (土) 23時54分

＞諸葛亮>司馬懿
　ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ。ネタです。
　まあ元から別路線ですからね

＞高雄
　ご丁寧な解説ありがとうございます
　な〜る、襲名みたいなものなんですか
　「アークロイヤル５」
　馬の名前にしか見えな（鉄拳
　それからアニメなどを通して軍事ネタを見るときはジャーマンティストを高頻度で感じるのはやっぱり製作者の好みが要因なのでしょうか？バイブル系（旧約）のネタは最近はあまり見かけませんが

＞オジオン様
　海の名前ですらつっこまれる時代ですけどね
　至って問題はないと思いますが

＞水野さま
　県名襲名
　見える、見えるぞ
　・・・いまだに選ばれない青森の名前を必死に嘆寧している私の姿が
　やっぱ力ある県が優先されるんですかね？鹿児島あたり早そう

＞大和
　場合によっては年号復活するかもしれませんねｗ「大和」
　私個人は「日向」が好きですねぇ。

2005年01月02日 (日) 22時55分

なんだなんだ、みんなして宇宙人派なのか…
まあいい、その分小石は俺（←え？）が幸せにする！

　■襲名
基本的に、武勲を挙げた艦の名前は継承されることが多いです。海上自衛隊の創成期に、初の国産護衛艦に旧海軍で活躍した「雪風」「春風」の名を継承した「ゆきかぜ」「はるかぜ」と命名した例を初めとして、二代、三代と襲名されている艦名は色々とあります。

一方で、喪失した艦船の名については二通りあって、「縁起が悪い」と封印される場合と、「雪辱を期して（？）」再復活する場合とに分かれます。前者は、特に事故などによって失われた場合に多いのですが、中には継承されるたびに不幸な結末を辿る「呪われた艦名」というものもあるようで…
後者の場合は、特に米海軍が顕著でした。米海軍は太平洋戦争序盤で少なからぬ数の空母を日本軍に沈められましたが、その全ての艦名を戦争中期以降に完成した新型空母に継承させています。それも予定されていた艦名を押しのけての命名で、弾かれた予定艦名が玉突き状にスライドして、当初のものとは別の艦に命名された例もあった程です。

旧海軍では喪失艦名の継承は基本的に行われませんでしたが、敗戦で一旦リセットされたこともあり、海自では武勲艦の名を中心に多くの艦名が蘇っています。

　■あおもり
…という艦名はありませんが、原子力船「むつ」ってのはありましたね。それと戦艦「陸奥」がありましたが、この艦は最初から最後まで不運に見舞われて…　青森県関連ならば、「とわだ」「しもきた」などありますよ。

メール HOME 2005年01月03日 (月) 10時40分

しょうもない質問なのですが、自分の力ではどうにもわからないので質問させてください。

久しぶりに三国志９をやろうと思い立ち、南越王趙佗の末裔という設定の新武将一族を作ったのはいいのですが、ひとつこまったことがありまして、質問させていただきたいのです。

いざ、２０７年のシナリオから始めようとして新勢力を作ろうとしたのはいいのですが、勢力の「色」がどれにするべきか、悩んでしまいました。

候補としては、秦系の流れをくんでいるから。「黒」系なんじゃないかとは、思うのです。
漢は「赤」だったかな？漢と同じ色ってことは無いと思うんですが、どうなんでしょうか？
ただ、趙姓なので、「赤」なのかもしれません。

やはり、ゲームをプレイするうえでの妄想には、軍装の色は微妙に重要だと思うので、皆さんの意見を聞かせてもらおうと思ったのですが、実際には、軍装の色の重要性ってどうだったんでしょうか？

2004年12月20日 (月) 22時29分

　自分はむしろ「秦や漢に負けてたまるか」みたいな彼のイメージがするのでここは・・・な、何なんでしょうねぇ（蹴
　ベトナムっつーと田んぼが浮かんできたのでみど（大蹴
　

2004年12月21日 (火) 18時54分

やはり、特定とかは出来ないものなのでしょうかねぇ？

きっと当時も勢力によって固有の色があったとは、思うんですが、どういう基準だったのでしょうか？

例えば、国号に準ずるものとか、古代の例に従うとか、あとは、国のもつ徳で色を決めたんでしょうか？

劉邦はたしか誇大広告（？）の類の影響だったかと記憶していますが。

ベトナムなら水田のイメージだと黄色もありですが、黄巾とかぶるし、縁起も悪そうです。（＾＾；

2004年12月21日 (火) 19時11分

おはようございます。
昨晩、寝込んだ後なのでちょっとぼけてますが・・・

・カラーリング
五行相剋・五行相生から、王朝にもそれぞれカラーが
あったことは確かです。ただあくまで天命を受けた（受けようとする）「王朝」であって、軍閥程度にはそういう類の物はなかったのではないでしょうか？
むしろ、部隊ごとにカラーを設定しているとかの方があり得そうな気がします。

すみません、もっと博学な方が書き込まれるのをお待ち下さい<(_ _)>

メール HOME 2004年12月22日 (水) 07時42分

やっとネット徘徊の時間が

ここって日本史の話題ＯＫでしか？
多少お聞きしたいことがあるのですが・・・

2004年12月13日 (月) 23時28分

お久しぶりです。

＞日本史の話題
　一向に差し支えございません。
一応、「交流掲示板」と分けていますが、ゲームの話題も「歴史掲示板」ですので。

メール HOME 2004年12月14日 (火) 02時05分