2車線道路のほぼ真ん中に、アナグマさんが倒れていました。
体の方に目立った外傷はありません。が、頭部はやや変形していました。口から血を吐いていました。流れ出たというより、吹き出したといったほうがよさそうなほど、大量の血が。
野生動物たちは、外見がどの子も似ていて、見分けは困難です。でも、あの大きさ、むっちりとふとった体、黒みがかった体毛、アナグマとしては太めで短めのマズル。
たぶん、ガー吉です。
ガー吉は去年の秋にはじめて庭に現れた子です。穴吉ともすぐに仲良くなり、その後、一緒に行動するようになりました。穴吉ほどではありませんが、私にもけっこう馴れてきていました。
寒い冬が終わって、これから良い季節になるというのに。
ガー吉、どうして?
うちの動物墓地に、膝くらいの深さまで穴を掘って、ガー吉を埋めました。
お墓には、山から拾ってきた石をいくつも並べました。
うちに通うようになって約半年の間、少なくとも飢えからは解放された。
それがせめてもの慰めでしょうか。
その後、
穴吉の姿は見ました。穴吉は私の手から食べ物をとるほど馴れている子なので、見間違うはずはありません。
やはりあれは、ガー吉・・・
車を運転される方にお願いです。
野生動物たちにはくれぐれも注意してください。
私自身、運転する身ですから、事故を100%避けることは不可能と理解しています。
とはいえ、動物の飛び出しに注意しながら運転するかしないかでは、ぜんぜん違うと思うのです。
動物の姿をみかけたら徐行して、安全運転を心がけてください。
ガー吉との出会いはこちらのページをご覧ください。
https://nekohon.jp/wildlife-wp/anaguma-garkichi2411/