No.4506 『フランス「ファストファッション規制法」可決。画期的な一歩と、その裏に潜むジレンマ』 投稿者:nekohon 投稿日:2025年07月29日 (火) 17時13分 [ 返信] |
極端なビジネスモデルを展開しているSHEINやTemuなどの「ウルトラ・ファストファッション」を規制する法律です。 https://ideasforgood.jp/2025/06/17/france-fastfashion-law/以下、掘潤激論サミット『”ファストファッション規制”強化すべき?』TOKYO MX 72025/7/18放送分より ・製造段階の環境負荷 衣類1枚製造するために、CO2を約25.5キロ排出 (=500mlペットボトル約255本分を製造するときと同じ量) ・大量廃棄による環境破壊 世界の衣類廃棄量は年間約9200トン、約3000億着分 ・労働環境問題 低賃金・長時間労働・安全でない作業環境・児童労働・強制労働・等 最近は、1回か2回着ただけで伸びて着られなくなってしまうような服も売られています。 でも、そんな服、いかにも不自然で、環境にも人権的にも悪そう。 フランスの法規制、なんかウラがありそうな気もしますけれど(汗)、そのコンセプトには私も賛成です。
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No.4507 ホモ・サピエンスの偉大なる歴史 投稿者:nekohon 投稿日:2025年07月30日 (水) 08時01分 |
ところで今、ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』(柴田裕之訳、河出文庫)とい本を読んでいます。 今までの一般的な人類史とちょっと違う視点から書かれていて、めちゃ面白いです。
文庫本で上下二巻とそれなりの長さの本なんですけれど、その出だしといいますか、最初の章で、まず、ドカンと読者を攻撃(?)してきます。私としては小気味よい内容ですが、驚く読者も多いかも?
まあ、要するに、ホモ・サピエンスが他の動物達にたいして「何を」してきたかの告発ですね。 以下、簡単にまとめますと・・・
600万年前 人とチンパンジーの共通祖先が分岐。 250万年前 アフリカでヒト(ホモ)が進化する。最初の石器。 200万年前 人類がアフリカ大陸からユーラシア大陸へ拡がり、いくつかのヒト(ホモ)種が進化する。
20万年前 東アフリカでホモ・サピエンスが出現。
4万5千年前 オーストラリア大陸にホモ・サピエンスが移住。体重が50kg以上あるオーストラリア大陸の動物種24種のうち、23種が絶滅、それより小さい種も多数が絶滅する。
3万年前 ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)が絶滅。それまでにホモ・エレクトス、ホモ・デニソワ(デニソワ人)、ホモ・ソロエンシス、ホモ・フローレシエンシス等も絶している。 ホモ・サピエンスだけが生き残る。
1万4千年前 ホモ・サピエンスが北アメリカ大陸に渡る。2000年以内に、ケナガマンモスほか、北アメリカ大陸の大型哺乳類47属のうち34属が絶滅。
1万3千年前、ホモ・サピエンスが南アメリカ大陸に渡る。大型哺乳類60属のうち50属が絶滅。
4000年前 ホモ・サピエンスがウランゲリ島に渡る。地上に生息していた最後のマンモス種が絶滅。
12世紀頃 ホモ・サピエンスがニュージーランドに渡る。大型動物の大半と、全鳥類種の6割が絶滅。
(以上、ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』(柴田裕之訳)参考)
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No.4508 投稿者:nekohon 投稿日:2025年07月30日 (水) 08時04分 |
ついでに。
ホモ・サピエンスによる、「他生物種絶滅達成偉業」はもちろん、上記だけでありません。 大航海時代(15〜17世紀)以降に絶滅した恒温動物に限って見てみても;
哺乳類: ステラー大海獣、フクロオオカミ、ブルーバック、クァッガ、メガネグマ、ジャワトラ、バリトラ、ヨウスコウカワイルカ、ピレネーアイベックス、サウジガゼル、バーバリライオン、カリルモンクアザラシ、クリスマスアブラコウモリ、キタシロサイ、タイワンウンピョウ、その他、その他 (日本)ニホンオオカミ、エゾオオカミ、ニホンアシカ、ニホンカワウソ、オガサワラアブラコウモリ、オキナワオオコウモリ、等
鳥類: リョコウバト、ドードー、モア、テイオウキツツキ、ワキアカカイツブリ、オオウミガラス、コウゴコンゴウインコ、タヒチクイナ、タヒチシギ、ワライフウロウ、その他、その他 (日本)シマハヤブサ、オガサワラガビチョウ、オガサワラカラスバト、オアガサワマシコ、ハシブトゴイ、キタタキ、ダイトウノスリ、ダイトウミソサザイ、ダイトウヤマガラ、ダイトウウグイス、カンムリツクシガモ、リュウキュウカワスバト、ミヤコショウビン、ムコジマメグロ、マミジロクイナ、等
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