去年末に現れた医疥癬タヌキ。 どうもその子は、去年も疥癬症の治療をしたフルフルらしい。 野生のタヌキはどの子も似ているとはいえ、よくみれば微妙に違います。 とくに行動のクセは、夏毛のときも冬毛のときも、さらに疥癬で丸ハゲになったときもかわりませんから、よい目安となります。 私はこのタヌキはフルフルが戻ってきたものと信じています。
去年末に、1回目の投薬に成功しました。 私が与えている疥癬症の治療薬は、4週間おきに、最低3回の投薬が必要となります。 犬猫のノミダニ治療と同じ頻度ですね。
フルフルは最初から大人タヌキとして私の前に現れましたので、人馴れしていません。 人の姿に逃げちゃって、目の前では決して食べてくれない子です。 そういう子に投薬は簡単ではありませんが、そこは文明の利器。 トレイルカメラで、何時ごろ来ることが多いか、どんな食べ物が好きかを観察し、タイミングをはかれば、投薬は可能です。
投薬前、最初に来た時の映像。 赤ハゲが痛々しい。 珍しく明るい時間にカメラに写りましたが、それだけ弱っていて、餌探しをする体力もなかったからでしょう。 だからまだ明るいのにふらふらと庭に来てしまったのでしょう。
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