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No.4185 8月から続いていた捕獲作戦、終了。 投稿者:ぎょろめ    投稿日:2024年12月14日 (土) 05時48分 [返信]

おはようございます!

新入りにゃんこのご紹介と、キャンペーンに応募するバーコード集めの情報を書かせてください。

葉月(はづき、通称:はっちゃん)は推定1歳半くらいのサビ柄の女の子です。

黒猫ウルソンとサビ猫ビアントの、お母さんの姉妹です。
つまり叔母さんですね。

今年8月の捕獲作戦で、ウルソンとビアントを含めた子猫4兄弟と、その母親である黒猫の「ミミさん」、その姉妹であるサビの「葉月ちゃん」の6匹がターゲットとなり、台風の中、2日かけて捕獲を行いましたが全く姿も現さず撃沈。

依頼者さんに引き続き捕獲を頑張ってもらうことになり、初めに捕まったのが、依頼者さんの元から里子に行くのが決まっていたサビの子猫と黒の子猫。

2匹同時に捕獲器に入りました。

続いて黒のウルソンが捕まり、すぐにお迎えに行きました。

次は母猫のミミさんが捕まり、こちらも依頼者さんの元から里子に行くことが決まっていたお家に行きました。

続いてサビのビアントが捕まりました。
こちらもお迎えに行って、2匹は合流。

最後にはっちゃんが捕まり、こちらも依頼者さんの元から里子に行くことが決まっていたお家へ行きました。

めでたしめでたしでした。


ところが2週間後、依頼者さんから一本の連絡が入ります。

「葉月ちゃんが里親様宅から逃げた」

依頼者さんは脱走防止策や夜鳴きのこと、慣れるまで時間がかかること等をしっかりお伝えした上で譲渡されました。

里親様に話を聞くと
「夜鳴きがうるさかった。毎日のようにケージ内の水やトイレがめちゃくちゃになっていた。」
「部屋に出してすぐ、網戸にして出掛けたら、脱走した。」
「あの子にとっては外で暮らす方が幸せ。地域猫にしたらいい。もう飼う意思は無い。」
とのことでした。

故意に逃したのではないのかとつい思ってしまいます。が、真相は闇の中。

とにかく、避妊手術もしていないので、はっちゃんを捕まえなければいけません。
依頼者さんは既にもうヘトヘトなのに、また急いで捕獲器を仕掛けます。
しかしはっちゃんは捕獲器を警戒してご飯を食べません。
このままでは、ご飯が食べられなくて他の地域に移動してしまう。
一旦捕獲作戦を中止して、まずは葉月ちゃんを定着させることから始めました。

満を持して2024年12月2日を迎えました。
捕獲作戦再開の日です。

12月5日、葉月ちゃんは捕獲器に入りました。
が、踏み板を華麗にスルー。
ご飯だけ全部食べて帰っていきました。

12月6日、ついにその日がやってきました。
レミの火葬から帰ると、依頼者さんから不在着信が入っていました。
折り返しお電話すると、葉月ちゃんを捕獲出来たとのこと!

ついに、葉月ちゃんは家猫になるための切符を手に入れました。
そのまま我が家に連れてきていただきました。

これはとんでもない可愛さです♪
しかもめちゃくちゃお利口さん。
シャーシャー言っていますが、人の言葉をちゃんと聞いてくれます。

12月8日、レミが使っていた部屋を消毒して、人馴れ訓練を開始。
ついでに人馴れが中途半端になってしまっているウルソンとビアントもベタ馴れにすべく連れてきました。
3匹とも、馴れる素質は十分にあります。

12月10日、ついにはっちゃんを手で撫でることができました!

嬉しそうに目を細めるはっちゃんを見ていると、私も嬉しくて。
これから人間と暮らすことの楽しさを覚えていってくれたらいいなぁ…と。

写真は初日のはっちゃんと、昨日のはっちゃんです。

No.4186 一瞬、毒吐きます。 投稿者:ぎょろめ   投稿日:2024年12月14日 (土) 05時52分

ブログに書いた愚痴をこちらにも書かせてください。


基本的には猫というものは、夜鳴きします。
ケージから出たくて、トイレや水やご飯も固定しなければひっくり返します。
毛布や爪とぎも固定しなければ、トイレに引きずり込んでおしっこやうんちで汚します。
平均して人間で言うと2?ス?3歳児程度の知能を持ち合わせています。

猫を飼うなら、その程度の知識と認識を持ち合わせていてください。
実際に自分の家で暮らした時のシュミレーションをしてください。

本当に我が家で飼えるのか?
20年先まで飼えるのか?

人間も自分の生活があります。
仕事、突然の病気、介護、学校、離別、その他諸々。
今大丈夫でも、これからいつでも猫ファーストな生活が出来るわけではありません。

逆に、猫がいつでも人間に合わせた暮らしをしてくれるわけではありません。
最初は環境に慣れるまでに数ヶ月?ス梵粕N。
突然病気になります。介護状態になります。
頻繁な通院が必要になるかもしれません。
それに伴ってお金もかかります。
どんなに疲れている日でも、精神的に追い詰められている時でも、ご飯やお水をあげ、トイレを掃除し、イタズラしたものを回収しなければいけません。
それが20年以上続きます。

命を預かるというのは、そういうことです。
3歳児を里子に受け入れるのと同じです。
しかも永遠に3歳児の知能なのです。
成長したってお嫁さんにもお婿さんにも行きません。
命に対して、生涯に対して、責任が生じます。

外に居ていい、外暮らしに向いている猫なんていません。
猫は愛玩動物であり、伴侶動物です。
どんな性格だろうと、どんな出身だろうと、生涯を人間と共にする必要があります。

そこから溢れてしまったのが、飼い主のいない猫です。
外部寄生虫、内部寄生虫に身体を蝕まれ、病気や怪我を抱え、どんなに寒くとも、どんなに暑くとも、どこへも逃げられない。
交通事故、虐待、病気への感染、いろんなリスクと隣り合わせ、死と隣り合わせです。
いつ餌がなくなっても、水が飲めなくなっても、住処が失われても、誰も助けてはくれない。
TNRというのは苦肉の策で、繁殖しなくなるだけで、上記のリスクを避けられるわけではありません。
野良猫だろうと、地域猫だろうと、さくらねこだろうと、同じことです。
ただこれ以上不幸な命を増やさないために不妊手術をするのであって、本人の生きる上でのリスクが減るかと言うと、そんなことはありません。

寝る場所があるから、夜は温かい部屋に入れられるから、毎日ご飯とお水をあげられるから…道路でぺっちゃんこになるリスクや、人に虐待されるリスクからは逃れられませんよね。

愛玩動物である猫が、伴侶動物である猫が外で暮らすということは、そういうことです。

家の中で飼える環境なのに、猫に対して外で暮らすのを強要するということは、間接的な虐待以外の何物でもありません。

本当に猫が好きなら、猫を愛しているなら、家から出さない。
そんなことも出来ないなら、最初から猫に手を出さないでください。

自分に「生涯愛育」が出来ないと思ったら、飼い主のいない猫を支援するとか、保護猫カフェに行くとか、別の方法だってあります。

私たちのように保護活動、保護猫活動をしている者は、不適切飼育者の不始末のために存在しているわけではありません。
中途半端な気持ちで猫に手を出す人間のケツを拭くためにボランティアをしているわけではありません。

猫を飼いたいと思ったら、立ち止まってよく考えてください。
病める時も健やかなる時も、愛し愛され、お互いが幸せに暮らせるだろうか?

少しでも不安要素があったら、飼育以外の方法で猫と関わってください。
本当に、お願いします。

以上でした。
お騒がせしてすみませんでした。

写真はサビ猫ビアントと黒猫ウルソンです。
本格的に人馴れ訓練を始めています。

続けてバーコードを集めるキャンペーンの情報を書かせていただきます!

No.4187 ママクック製品のバーコード集めます! 投稿者:ぎょろめ    投稿日:2024年12月14日 (土) 05時57分

ママクック株式会社さまが、バーコードを集めて応募すると、猫のおやつが貰えるキャンペーンを行っています。

送り先は「NPO法人せぴうるにゃん」の主たる事業所の所在地です。
検索すれば出てきますが、面倒な方はメールを送っていただけると幸いです。
折り返し住所をお伝えいたします。

対象商品は画像で載せます。
フリーズドライだけでなく、わんこ用のクッキー等も対象商品になっております。

食べ終わった袋を皆で集めて、保護猫に美味しいおやつをあげませんか?

本当はブラックフライデーで安くなるんじゃないかと期待していたのですが1個もなりませんでした(大泣き)

もしご協力いただける方がいらっしゃいましたら、何卒宜しくお願い致します。

No.4188  投稿者:nekohon   投稿日:2024年12月14日 (土) 10時09分

葉月ちゃん、こんにちは。
サビ猫は賢い子が多いといいますけれど、この子もほんと賢そうな猫さんですね。
推定1歳半ということは、1年半も過酷なお外で生き延びたということ。
それだけでも賢い猫決定なわけですが
さらにサビ猫らしい知性も感じられます。

早く人慣れして、良いご縁を結べますように。

ちょっと気になったのが、その「依頼者さん」です。
おそらく一般の方ですよね?猫ボラとかではなく。
ちゃんとした猫ボランティアさんであれば、1歳を超えた猫さんは、
まず自分の手で避妊手術を受けさせ、ある程度人慣れさせてから譲渡するはずと思うからです。
未手術で人慣れしていない猫を里親様に渡すなんて、少なくとも私の感覚では、ぜったいやってはいけないこと。
その里親様のことを何年も前からよく知っている間柄なら別です。
でも、そこまでよく知らない相手であれば、手術と人慣れは必須じゃないでしょうか?
だって、どんな人が里親に応募してくるかわからないのですもの。
そして応募してきた人はよいことばかりを言います。
「猫は粗末に扱います」なんて言うわけありません。
里親募集をする側は、(よい意味で)相手を決して信じず、自分でできる予防処置は全部すませてからお渡しするのが鉄則だと思います。
避妊去勢手術も必須事項のひとつ。
(もちろん、手術できる月齢に達していることが前提です)
里親審査も甘すぎるようですし。

もちろん、その里親がいちばん悪いとは思いますけれどね。
とはいえ、猫に慣れていない人には往々としてある反応でもあると思います。

「3歳児を里子に受け入れるのと同じです。
しかも永遠に3歳児の知能なのです。
成長したってお嫁さんにもお婿さんにも行きません。」

まさに、それ。
そこなんですよ。
それがわかっていない人が多すぎる。

そこを見極めるのが「里親審査」。
難しいですよねえ(大汗)。
ぎょろめ様、いつも本当に大変なしごとを、尊敬します。

ママクックのおやつは高いので私はめったに買えません 😣
バーコードが集まるとよいですね。集まりますように。

こちらは今日は雪です。
そちらも寒くなると思います。
冬になる前に葉月ちゃんを保護できてよかった😸

No.4193  投稿者:ぎょろめ   投稿日:2024年12月20日 (金) 20時57分

nekohon様からお返事をいただいてから、しばらく考えていました。
たしかに今回依頼者さんが避妊手術をしてから譲渡していればこんなに焦ることなかったよなぁと…イコール、私が介入して避妊手術をすればこんなことにはなっていなかったな、と。
私も依頼者さんに、譲渡してから「こんなはずじゃなかった」は通用しないので、トライアル期間を設け、脱走防止策等の条件を設け、必ず審査をしてください、私が関わった以上は猫が不幸になる道は絶対に歩ませないようにお願いしますとお伝えし、
「新しいお家には先住猫ちゃんがいて、葉月のことをすごく気に入ってくれている、お外時代の葉月も見て可愛いと仰ってくれている」
と聞いて、完全に油断しました。
もし葉月と暮らすのが難しくても、ごめんなさい、この子と一緒に暮らすのは難しいです、と依頼者さんに申し出てくれるに違いないと。
依頼者さんは今も他の子達に対してアフターフォローをしっかりして居られます。
今回は完全に私のミスです。
まさか高層階の窓を網戸にして逃げられるようにするなんていう、そんなのは全く想定外で。
逃げたんでも逃がしたんでも、何にせよ手術をしていない猫に秋に逃げられるなんていう失態はあってはならないことだし、私も考えが甘かったです。
私が基本的に預かりさんを募集しなかったり、捕獲を他のボランティアさんに任せなかったりする理由はまさにそこで、他の人の失態で=自分の支配下で猫を不幸にしたくないからなんです。
だから今回も、依頼者さんと元里親さんがご近所さんだろうとお互いを知った仲だろうと、先住猫ちゃんが居ようと、やっぱり私が関わるなら譲渡は私が介入するべきだったと思います。
知らない家のケージに2週間拘束された状態から身一つで飛び出し、寒い中高層階から逃げていった葉月のことを想うと、なんてことをしてしまったんだろうと思います。
いつもは私が関わるならこちらに全て任せてくださいと言うところで、依頼者さんも猫愛があって信念がある人だからちゃんとするだろうと、いや、依頼者さんなりに本当にちゃんとしてくれたのですが、私が基本的な知識というか譲渡するにあたっての常識というか、そういうものを事前にお知らせすべきだったなと…
これは完全に言い訳になってしまうのですが、私の年齢があまりに若いせいで、新しく猫のことで関わる方にどう接して良いのかわからなくなることがあります。
ボランティアや、逆に何にも知らない方だったら当然のようにいつも通りの態度で話せるのですが、ある程度知識があって、プライドがある方だと、どこまで介入すべきか、どこまで自分の支配下に入れるべきか、わからなくなります。
それに今回の案件は私が関わる前から里親様がある程度決まっていたので、後から審査するのもおこがましいかなとか、いろいろ考えてしまいました。
でも前に先輩に言われた「人を見る前に猫を見る」を徹底していれば、どういう態度で挑めば良いのかすぐわかったのでしょうけど…
依頼者さんのことを想っているようで、結局何ヶ月も引き延ばして依頼者さんに心身を削りながら頑張ってもらうことになってしまい、まさに本末転倒。
猫から学ぶことばっかりで…ダメですね、私は相変わらず…

No.4194  投稿者:ねこほん   投稿日:2024年12月21日 (土) 06時31分

前回の私のレスがぎょろめ様を責めているように受け取られたのならごめんなさい。
そんなつもりはありませんでした。
ただ私の中で純粋に、成猫を未手術で譲渡はダメでしょう、という気持ちばかりが強くて。
それに依頼者さんにしても、その里親さんの反応は予想外だったのでしょうね。
もっと考えてくれると思っていたのでしょうし。

その依頼者さん・里親さんに限ったことでありませんが、まだ若いぎょろめ様が、プライドの高い年長者の気分を損ねないように、彼らのやり方を批判したり、彼らの意思に反するようなこととを頼むのがどれほど難しいかもよくわかります。
人間って、自分のやり方を非難されると、まして年下に言われると、怒ってしまうのが普通の反応。
たとえそうした方がよいと心の中でわかっていても、人間は怒るし、変えよう、変わろうとはしない。
猫の保護活動って、かかわっている人を怒らせないことがすごく大事なんですよね。
相手を怒らせてしまうと、その後、その猫に係ることもできなくなってしまうことが多いですから。
いわば、猫を人質に取られていると同じような状況なんですから。

そんな中で、ぎょろめ様はよくやっていらっしゃると思います。
どんな天才経営者だって、会社創立1年目からすべてうまくいくなんてことはありませんし、大ベテランだって、会社を倒産させることはあります。
ぎょろめ様はまだ団体設立したばかり。
これからが成長期、どうぞご自分をお責めにはならないで。

幸い葉月ちゃんは再捕獲できました。
だから今度こそ大丈夫。
だってぎょろめ様が葉月ちゃんをその手でお世話できる立場になったんですもの。
今度こそ良いご縁がありますように。



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