No.3848 イギリス、すごい! 投稿者:ねこほん 投稿日:2024年05月29日 (水) 18時30分 [ 返信] |
弐寺皆伝様の記事「 イギリスの生体輸出禁止法案が成立」 なんと! すばらしすぎませんか!? 上記ブログ記事にある リンク先の動画(注:英語です)も見たのですが 途中から涙が😂 「輸送」が家畜たちにどれほどのストレスを与えるか。 それは、最近の出来事、アニマル・ライツ・センター様の記事「 緊急報告:救われた豚たちとその大きな代償」からもわかります。 レスキューのための懇切丁寧な輸送でしたが、それでも、8頭の豚さんたちのうち2頭が亡くなってしまいました。 金儲けだけを目的に、何の配慮もなく輸送される家畜たちのストレスの大きさは想像に余りあるものがあります。 動物愛護後進国の日本は、・・・まずはせめて、ただの趣味のため(=ペット等)の生体輸入を、即刻、完全廃止してほしい!! 密輸を含めて。 あと、ぜひ止めてほしいのが、馬の空輸。 ほとんどの日本人が知らないことでしょうけれど、馬刺しにされるために空輸される馬たちがいます。 馬刺しって、繊細な馬たちを苦しめて空輸してまで必要なものですか?
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No.3849 昔の貨車輸送はどれほど辛かっただろうか 投稿者:すぎたま 投稿日:2024年05月30日 (木) 05時35分 |
nekohonさまおはようございます。
今はありませんが、かつて国鉄には「家畜車」、「豚積車」という貨車がありました。これには主として牛やブタなどが積まれましたが、馬を普通の有蓋貨車に積み、ドアを開けたまま運んだという記録も残っています。 問題はこれらの貨車は、バネが固くて極めて乗り心地が悪かったし、蒸気機関車の煙からも身を守ることが出来ない構造ということでしょう。 豚積車に至っては、車内が「二階建て」になっていて、上段と下段にそれぞれブタを積むので、上から排泄物などが降り注ぐという、動物にとって地獄のような環境で、しかも輸送先は最終的に屠畜場ということであったようです。 牛を輸送するときも、目の高さに板が打ち付けてあるので、なるべく外が見えないようにしてありました。この理由は、外が見えると牛が「乗り物酔い」するためだそうです。ということは、多かれ少なかれ、牛たちはガタガタ揺れる貨車で、乗り物酔いさせられていたということです。 牛や馬は重いので、あまりバネを柔らかく出来ないという理由もあったのでしょうが、およそ家畜が輸送されるにあたっての快適性などは考慮されていませんでした。せいぜい豚積車には、不添人室という部屋があって、水タンクの水をかけたり、飲ませることが出来た程度のことです。 また、当時の貨物列車は、かなり長時間操車場で停車したままとなる場合があり、仮に炎天下でも、極寒でも下車させるわけにはいかないので、そのまま放置ということになっていたようで、時には死んでしまう個体が出たりもしていたらしいです。 第二次大戦の時は、特に東北地方から、軍馬の徴用があり、それにも家畜車が使われたという記録があります。家畜車は壁がツーツーカーカーになるような構造ですが、冷暖房があるわけではないので、先の運命も含めてさぞ辛かったでしょうね。
私ら鉄道ファンから見ても、鉄道の歴史の中には「負の歴史」はたくさん見つかります。ファンとしては、そのようなことに鉄道を使って欲しくないのですが、歴史としてあったことはあったことなので、事実を確認しておく必要はあろうと思います。 現在は貨物列車そのものがほとんどコンテナになってしまい、あとは石油や鉱石類など「生き物では無い」ものしか運びませんが、例えば競馬馬などは、「馬運車」という車で輸送されるので、動物の輸送という行為自体が無くなったわけではありません。鉄道で運ばなくなっただけのことです。
アニマルウェルフェアという観点からは、まだまだ後進国の日本ということですね…。
上げ馬神事も、土壁を撤去して、勾配も緩くしたので、今年はどの馬も何事も無く道を走ったそうですが、神事ということで思考停止しないで、神事に限りませんが時代と共にどんなものも変わっていって欲しいと思います。
「ドラえもん」で有名な藤子・F・不二雄氏ですが、氏の描かれた「ミノタウロスの皿」という短編作品が衝撃的です。未読でしたらみなさん読まれることをおすすめします。だいぶんいろいろ考えさせられました(少しネタバレ気味しておくと、人間と牛の立場が逆転した星の話です)。
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No.3850 投稿者:nekohon 投稿日:2024年05月31日 (金) 06時48分 |
すぎたま様
過去の話じゃないんです。 家畜たちは、貨車がトラックに変っただけで、今も苦しめられています。 蒸気機関車の煙こそありませんが、今日の一般路や高速道路を走るトラックの周りは排ガス・騒音だらけですし、線路よりカーブも多く、停車・発進の繰り返しで、どちらがストレスが多いか。
「仮に炎天下でも、極寒でも下車させるわけにはいかないので、そのまま放置ということになっていたようで、時には死んでしまう個体が出たりもしていたらしいです。」 今も全部同じですよ。 死ぬ個体が出るのは「時には」程度でもありません。むしろ死んでしまえればその方がその子には楽なくらい。 多くが衰弱しきった状態に追い込まれます。 屠殺場についてからも、1日またはそれ以上待たされることも珍しくなく、その間、餌・水無し、屋根だけはあるがろくな壁も無く、真冬でも遠慮なく上から冷水を浴びせられる。 家畜たちにとっては「負の歴史」なんてものじゃなく、今現在もまさに「負」なんです。
「上げ馬神事」 壁がなくなったのは進歩ですが、理想は馬を使わない神事。 動物虐待をともなう「伝統行事」が批判されると、必ず、「伝統は大事、守っていかなければいけない」という人たちが現れます。 でも守るべき「伝統」とは、その本来の精神とか、祈りとか、感謝の気持ちとかじゃないんですか? 豊作を祈り占う行事であれば、馬を虐待するより、参加者全員で田圃の一枚でも耕作したらよいです。 その方が確実に「実り」は増えますから。
「ミノタウロスの皿」 知りませんでした。情報ありがとうございます。
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