ネットで個人が簡単に世界に発信できるようになったのはすばらしいことだと正直に思います。
けれども、すばらしいだけでなくて。
詐欺動画や怪しすぎる支援要請、クラウドファンディング等も増えて、本当に用心が必要です。
ついこの前も、おすすめ動画にアップされたものをみて「あちゃー」でした。
ある猫達をレスキュー"したい"という動画だったのですが、どうも違和感を感じたのでちょっと検索したのです。
すると、その動画発信者は、以前1回だけ見た「ヴィーガン料理動画」の男性と同じ人でした。
以下はそのときに書いたこととほぼ同じ内容になりますけれど、その動画にはゾっとしたんです。
その男性、ヴィーガンを名乗っている上、猫保護活動もしているとの触れ込みで、いかにも動物を心から愛している人のようにつくろっていましたが、
なんと、料理をしている間中、調理台の上に、小さな子猫を複数、自由に歩き回らせていたんです。
調理台の上には、料理材料や各種調味料だけでなく、包丁や火のついたガスコンロもあります。
なのに、包丁を使っている人間の肩に猫が乗っていたり、火のついたコンロの周りを子猫たちがじゃれ歩いたり。
さらに包丁ホルダーは"おしゃれな"マグネット式のもの。そう、刃むき出しまま、壁にぺたりとくっつけるタイプ。
その真下をも生後8週くらいの子猫たちがちょこちょこ走っている!
そして、
画面内に写っていた人間はその男性だけで、最初から最後までしっかりカメラ目線でした。
つまり、子猫たちを近くで見守っている人間は、その男性を含め、誰もいなかったんです。
もう、ありえませんよね!!
猫と暮らしている人であれば、この動画を1本みただけで、この男性にとって「猫」は単なる演出道具のひとつにすぎず、「猫 <<< アクセス(金)」であることが一瞬でわかるでしょう。
わかるはずなんですが、・・・
私が上の動画を観たのは3年くらい前の話です。
でもこの男性、今も活発に活動しているみたいで、しかもお金も集まっているらしい?
「あらま?」とちょっと検索したら、やはり、黒いウワサもボロボロでてきて。
以下、猫と暮らしている人には常識のはずと思いますが。
猫を火や刃物(包丁等)には近づけないでください。
猫はちょっとしたことで驚いて駆け回ることがあります。
どれほど大人しい猫でも、いつどんな行動をとるか、人間には予想はつきません。
運よく猫が無事でも、猫が蹴飛ばした鍋がひっくり返って人間が熱湯を浴びてしまったら痛いことになります。
レスキュー動画の中には、とんでもない「やらせ動画」も多いそうです。
そういう動画はアクセス数を稼げるから。
猫や動物たちを「ただの道具」に使っている演出には騙されないでくださいね。
寄付する時や、クラファンで支援する時は、しっかり調べてください。
ってか、私も騙されやすいので、お互い気を付けましょう!
※ちょうど、ハピネス猫譲渡会様も『ボランティア団体、ペットショップ産業』で同じようなことを書かれていました。
https://ameblo.jp/tacahappy178504/entry-12849437100.html上記記事で紹介されているページの中でも、とくにこちらはぜひお読みいただきたく。
https://magazine.cainz.com/wanqol/articles/dog_social_issue