No.2589 祝20周年 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2022年05月07日 (土) 04時23分 [ 返信] |
こんばんは。 ご無沙汰しております、ぎょろめです。
遅ればせながら、サイト開設20周年おめでとうございます。 ここに通っている皆様も、おめでとうございます。 猫とも保護活動とも関わったことがなく、右も左もわからない私が猫と暮らすにあたって、皆さんにアドバイスをいただいて、励まされて…時には若気の至りで突っ走る私にお叱りをいただいて。 私の猫歴はこのサイトに育てていただいたと言っても過言ではないです。 このサイト自体の情報量と価値は果てしなく、それは今更言うまでもないですが、この掲示板にはこのサイトが持つ情報以上の価値が確実にあります。 猫が好きでいろんなことを経験された方々からアドバイスを受けたり、ほのぼの世間話やうちの子自慢をしたり、そういう日常をたまらなく愛おしく思います。 これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今うちにいる唯一の保護猫のラビちゃんをご紹介します。 昨年、とあるにゃんこの飼い主さんが高齢になって骨を折った上に、白内障でほとんど目が見えなくなり、にゃんこを飼育するのが難しくなってしまい… しかもにゃんこも20歳と高齢で、衰弱していて入院処置をしているが、最後はお家でゆっくり人の温もりを感じてほしいとのことで、近所の保護猫カフェのTwitterに情報が載っていました。 私は猫生の中でも看取りをめちゃくちゃ重視するタイプでして… というか、保護活動の中で、かな。 いろんな活動の中でも、お家でゆっくり看取らせていただくこと、最期の瞬間に共に生きることを選んでもらえることをすごく尊く思うんです。 たくさん可愛がられて、温かいストーブの前のもふもふ毛布の中で、ちゅーるとかモンプチとか食べながら、ああ、なんか気持ちが良いなぁ、うとうとしちゃうなぁ…っていう時間をどうしても提供したくて。 ちゃんと病院通ってるしうちの猫に危害は加えないから!!と母にスライディング土下座して、なんとか許可をもらいました。 保護猫カフェの方にすぐ連絡して、面接のために保護猫カフェにお伺いしました。 私、そもそも猫カフェという所に一度も行ったことが無かったのですが、譲渡適齢期のやんちゃな子猫がいつまででも遊びに付き合ってくれて、美味しい紅茶の隣にはボス猫が私を見定めるように座っていて、私の荷物とお土産の紙袋をガサガサあさる猫がいて… ジャズ調の音楽がのんびりした時間と共に流れていて、すっごく幸せでした。 近くだったら通っちゃう!と思いました。 うちに来た場合の飼育環境のお話をして、譲渡条件のお話をして、無事に合格をもらって、にゃんこが入院している病院に電話をして、数日後に我が家に連れてくる手配をしていただきました。 家族もいつ来るの?どんな子?とワクワクがとまりません。
ところが、そのにゃんこは我が家に来る前に病院で天国へと旅立ってしまいました。
それからしばらくして、私が足が奇形の茶トラ猫チャムのことでバタバタしている頃に、その保護猫カフェさんから電話がありました。 なんでも、そのお家に先日亡くなったにゃんこの他にもう一匹高齢のにゃんこがいて、その子をうちにお願いできないか?とのご相談でした。 うちにはチャムがいて、手術やリハビリも長期戦になる予定だったので、その時はお断りしました。 その後チャムの里親が決まったので返還してほしいと言われて、チャムは帰っていきました。 これはもうお話をいただいた子を迎え入れるご縁だろう!ということで、我が家で引き受けることに。 片目が無い、15歳の男の子とのこと。 それがラビちゃんとの出会いでした。 うちに来る前にカフェのオーナーさんがひと通りの検査と予防医療をしてくれて、検査もオールクリア、至れり尽くせりでした。
ラビちゃんは我が家に来てからとりあえずケージ生活をしてもらいました。 だいぶガリガリです。 人懐こくて手を出したりはしないけど、引っ込み思案で、お家から持ってきたドームベッドから3日も出てきませんでした。 人が見ていない時に夜泣きしたりトイレに行ったりご飯を食べたりしますが、それ以外はずっとベッドの中でうずくまっていました。 5日経って、思い切ってベッドを撤去したところ、すんなりケージに設置したペットヒーターの上にお引越ししてくれました。 それからついこの前まで4ヶ月間、ホットカーペットの上に住んでいました。 たまにケージから出てきますが、トイレもお水もご飯もケージの中で済むので、ほとんどはホットカーペットの上でゴロゴロしていました。 人懐こくて、いつもご機嫌で、本当に可愛い子です。 そんなラビちゃんですが、我が家に来た時から口内炎なり始めてる?という症状があり、それから徐々に口内炎が悪化してきました。 抗生剤が効かないくらいになって、いよいよ抜歯手術を前提とした全身検査をすることに。 結果はまたしてもオールクリア。 小さい頃に肺炎になった形跡があるのと、左の腎臓が少し変形しているかな?という感じでしたが、恐らく手術にそんなに影響してくるものではないとのこと。 いつもは1ヶ月待ちの手術の予約、たまたま4日後のお昼が空いていて、そこにねじ込んでもらいました。 手術までの間、自宅で点滴したり抗生剤のお注射を打ったりして痛みをごまかしつつ、いよいよ手術に挑みました。
夕方、無事に帰ってきましたが、まだフラフラしていて、手術跡もすごく痛いみたいで、ボロボロでした。 なんとか痛みを最小限にするように処置していただきましたが、それでもそうとう痛いだろうとのことでした。 それから数日は食欲も無く、水も飲みたがらないので抗生剤の投薬と自宅での点滴を毎日続けました。 それから2週間かけて徐々に回復して、ある日を境にご飯をめちゃくちゃもりもり食べるようになりました。 うちに来てからずっと少食だっただけにこれにはびっくり。 ガリガリなので、食べさせようといろいろ工夫して苦労していたのですが、どうやら歯が痛いから食べられなかっただけみたいでした。 症状にもっと早く気付けていれば… 先日、先生に無事通院終了の合格をもらいました。 口が痛くて毛繕い出来なくてベタベタだったのと、よだれも涙も沢山出るのでボロボロだったのですが、今は毎日自分でお手入れして、ピッカピカのダンディーなにゃんこになりました。 綺麗にしようとして拭いたりブラシしたりしていたのがバカみたい(笑) 猫様は本当に綺麗好きなんだなぁと思います。 実は私、初めて一緒に暮らしたにゃんこを、抜歯手術に耐えられなくて亡くしています。 だから今回もヒヤヒヤでした。 もうどうやったってやるしかないけど、死んだらどうしよう、手術をしても効果がなかったらどうしようとずっと思っていました。 だから、いま毎日朝昼晩とご飯の催促に来て、人一倍飯くれー!!と叫ぶラビちゃんが、愛おしくてたまりません。 歯が痛くなくなったお陰で本人の気分もだいぶ良いみたいで、もうケージに戻ろうとしなくなり、好きな時に甘えに来るようになりました。 いっつもご機嫌でゴロゴロ言っています。 本当に可愛い子。 出会えて良かったと心の底から思います。
別件ですが、お世話になった方が所属している、地域で信頼が厚い団体さんのミルクボランティアに応募してみました。 衰弱していたり、まだへその緒がついていたりして、生存確率が半々なことも多々あるが大丈夫か、とのこと。 もちろんばっちこいと返事をしました。 次に哺乳が必要な子が保護されたら、連絡が来るそうです。 映像授業を受けながらなのでバタバタしそうですが、ちょっと楽しみです…べいびーにゃんず…
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No.2590 投稿者:nekohon 投稿日:2022年05月07日 (土) 13時07分 |
まず、亡くなられた20歳の猫様の御冥福をお祈り申し上げます。 20歳といえばトロと同じです。 高齢猫の最期の看取りはつらいもの。 飼い主の中には看取りたくないからと保健所に連れ込む大馬鹿野郎がいましたし (今は多分保健所はそんな理由では引き取らない・・・?) また、少し前まで、アンケートで猫を飼う理由として 「最期を見なくて済むから(昔ながらの放し飼いだと多くの猫は最期は人目に付かないところに隠れて迎えた)」 がトップ3に入ってくるほど人々は無責任でした。 ホントの話ですよ?信じられます?
ラビちゃん。 食べられるようになってよかったねえ! 大人猫って、食べて寝るくらいしかすることがない生活ですが、 その食べるが痛くて十分に食べられないというのは おそらく、人間が考える以上につらいことでしょう。 今は「痛くない!食べられる!」と嬉しくて 夢中で食べすぎているかもしれませんね。 去年保護した「ごりん」が、やはり口内炎で、奥歯2本を抜く手術もして、 今はすっかりデブ猫になりました。 保護時4kgが今は7kg半ば。 保護時のすらりとした姿の面影もありません(笑) ラビちゃんはあまり真似をしないでね。
これから子猫シーズンですね。 子猫の人工飼育はそりゃもー可愛くて! どれほど睡眠不足になろうと、肉体的にヘロヘロになろうと、 赤ちゃん猫の可愛さの前にはすべての苦労が吹っ飛びます(=^・^=) もし哺乳することになったら、ぜひ可愛い写真を見せてください。 今から私も楽しみにしていますので。
さいごになりましたが 20周年のことありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。
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No.2591 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2022年05月09日 (月) 06時53分 |
>nekohon様
いやぁ、でも私も看取りを光栄だと思えるまでは、本当にいちいち自分を保てなくなるまでボロボロになってましたから、気持ちはわからないでもないんですけどね… でもそれが責任ってもんだし、猫様の気持ちを推し量ったらどうしてほしいのか明白なはず。 それでもやっぱり1匹1匹辛いし悲しい。心が張り裂けそうになる。ロスは何年も続く。 それでも看取りを進んでやるのは、シニアにゃんこのあの安心しきったお顔を眺めているのが好きだから、シェルター等たくさん猫がいるところだと1匹にかけられる時間が短くなってしまうので、私みたいな小規模の人しかできないと思うから…あとはたぶん、大好きな人に看取られることを幸せだと思うから、でしょうね。 昨年、大好きな祖母が亡くなったのですが、癌で一人暮らしで入退院を繰り返して、でも最後は我が家に連れて帰って看取ることができました。 「死にゆく人間なんて見せるもんじゃない」「迷惑かけたくない」と我が家に来るのを拒否していましたが、私が病院に乗り込んで「おばあちゃんは家族だから、最期の瞬間までずっと一緒に居たいんだよ」「一緒に帰ろう」と言ったら、もう力も無くて声も涙も出なかったけど、泣き出してしまいました。 本当は我が家に来たかったんです。 看取るまでの介護は大変だったけど、大好きだった穴子の握りを食べて、アイスコーヒーを飲んで、孫達と遊んで、調子に乗っていきなり「東京音頭を流せ」と言って手だけで踊って見せたり、「明日はお好み焼きを食べるんだ。明後日牡蠣フライかな。その次は…」と嬉しそうに話していた、あの笑顔を見て、看取りが光栄なことだと、思わずにはいられませんでした。 それからいっそう、看取りこそ自分のやるべきこと、と思うようになりました。 ラビちゃんも看取り覚悟で引き取りましたが、まぁ元気なこと!笑 まだまだ一緒に居られそうで、嬉しい限りです。本当に可愛いんですよ。 高齢だから、今まで食べられなかったからってつい甘やかしちゃうので、食べさせすぎないようにほんと気をつけないとですね。
子猫、我が家に来ることになったら、ぜひ載せさせていただきます。 写真は最新のラビちゃんです。
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No.2592 投稿者:nekohon 投稿日:2022年05月09日 (月) 07時10分 |
しっかり看取れる人こそ、本当に動物を愛している人だと思います。 看取りたくない人は動物と一緒に暮らす資格はありません。
では私は、うちの片目天使(ほんとうに天使です、性格良すぎ)と、赤ちゃん時代の画像を。
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No.2593 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2022年05月11日 (水) 05時38分 |
ハートのおしっぽは平和の象徴ですな♪ 我が家も家族でよく「猫で苦労してる人がたくさんいるのに、なんでこう、うちに来る子はこんなに性質が良くて家族を困らせない子ばかりなんだ」と話しています。 明日はもっとわがまま聞かせてね、っていつも思いながら生活しています。
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No.2594 投稿者:nekohon 投稿日:2022年05月11日 (水) 06時36分 |
んだ、んだ! うちもおんなじだべ。
性格の悪い猫って、私もまだ出会ったことがありません。マジで。 だから猫が好き。
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