No.2132 ルチルが9歳になりました。 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2021年09月15日 (水) 23時10分 [ 返信] |
こんばんは。
今日はルチルの9歳の誕生日&7回目のうちの子記念日でした。
ルチルは兄弟と一緒に子猫の頃拾われて、田舎のペットショップの里親募集コーナーに預けられて、里親が全然決まらなくてたまたまお店に訪れた個人保護活動者に店長さんが「この猫たち持って行って里親募集してくれない?」と話を持ちかけ、その個人保護活動者に引き取られました。 それから2年経ってその個人保護活動者が多頭飼育崩壊になり、里親が決まらなかったら保健所に連れて行くというので、母に引き取りたいと泣きながら懇願して、未去勢のオスを7匹まとめて我が家に引き取ったのでした。 そして保護した9月15日を誕生日に決めました。
健康で仲良しな7匹とのことでしたが、保護当日から血みどろの戦いを繰り広げ、水下痢をし、中には当日に線虫が出た子も。 母が近所の保護団体にSOSを出して、一匹ずつ分けられるケージとトイレと猫砂スコップを借り、フードのカンパをいただき、全員ウイルス検査をしました。
早期に下痢がおさまった3匹を去勢・ワクチン接種し里子に出し、残りの4匹のうち1匹はコクシジウムを駆虫したら下痢がおさまり、残りの3匹のうちルチルともう1匹は肝臓の数値が悪く、3匹は何をしても下痢がおさまらなかったので4匹まとめて万全の体制で去勢手術、後日ワクチン接種しました。 コクシジウム駆虫で下痢がおさまった1匹を譲渡。 それからいろんな方法でしらみ潰しに下痢の原因を突き止めようとした矢先、1匹が先天性に肝臓が悪いことが発覚しました。後にその子は亡くなりました。
犬猿の仲のルチルともう1匹が残り、順番にケージから出して可愛がっていたら2匹が段々仲良くなってきたので油断した隙に、ルチルがもう1匹に襲いかかり、ケージの上に追い詰めた後叩き落とし、その子が脳震盪を起こし鼻血を出す事態になりました。 タクシーで病院に連れて行ったところ、脳震盪はおさまり、鼻血は鼻をぶつけた衝撃で出たもので、脳出血ではないとのこと。
数日後、母が窓を網戸にしたまま部屋を出て、その子を脱走させてしまいました。 夜に帰ってきて、翌日なんと、何をしてもおさまらなかった下痢が、2匹とも止まりました。 健康なうんちをしました。 これには獣医さんも仰天。 下痢の原因はただの多頭飼育崩壊のストレスによるものだったようです。
翌日からルチルをリビングに連れて行って、別々にしたところ、やはり健康なうんちをし続けました。 それぞれ里親募集して、トライアルに出て、ルチルじゃない方の子はとっても気に入ってもらえて正式譲渡になりました。 一方でルチルは我が家で暮らすと決めてしまったようで、トライアル先では飲まず食わず。トイレもせず。 膀胱炎になりやすい体質なので数日ねばった後、泣く泣く我が家に連れて帰りました。 ここでルチルが我が家の猫となることが決まりました。
実はルチル達の里親募集するのに、当時中3の私が慣れないパソコンで里親募集サイトを探して、見つけたのがこのサイトの里親募集掲示板。 なので今日はこのサイトと出会ってから8年目を迎える記念日でもあるのです。 ルチルともう1匹は里親募集掲示板に記事を出したこともあります。 懐かしい思い出です。
ルチルを通じてお世話になった保護団体にスカウトされ、そこでボランティアをするようになり、動物愛護に触れるようになりました。 ルチルが居なければ保護活動をすることもなく、ただペットショップの子犬を可愛い可愛いって抱っこしている人生だったと思います。 きっとカケルと出会うことも、さよと出会うことも、今まで保護した総勢29匹の動物達と出会うこともありませんでした。
写真はルチルに買った誕生日プレゼント、ハッピーバースデーの歌を歌われて困るルチル、さっそくプレゼントを食べるルチルです。
本当に可愛くて可愛くて、世界中の猫の中でルチルが一番大好きです。 言わずもがな、他の2匹ももちろん大好きですが。 ちなみになぜ猫界に限定するのかというと、範囲を全ての生き物にした場合、ルチルと接戦でゆきが現れるから。 この2匹は私にとって人生を変えてくれた特別な存在です。 ゆきは来月13歳になります。 あちこち不具合が出ていますが、なんだかんだちゃんと食べてちゃんとお散歩に行ってちゃんと寝て、元気に過ごしています。 うつ病が酷かった時、この2匹を残して死ねないという理由で自殺を踏みとどまったことが、何度あったことか… 2匹は命の恩人です。 今の私があるのはこの2匹と、今まで保護したルチルを除く28匹、今も外で病気や危険と隣り合わせで生きている地域猫達、保護団体で出会ったたくさんの動物たちのおかげです。 みんなが私の生きる希望になってくれた。 今回の入院でも4匹に会いたくて、その一心で頑張ることができました。
すっかり長くなってしまった(汗) 兎にも角にも、ルチルは無事に9歳を迎えました。 今日も便秘薬を飲んで母と一緒に便秘解消の体操をしています。
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No.2134 投稿者:nekohon(トロンボーン) 投稿日:2021年09月16日 (木) 08時20分 |
そんな壮絶な過去を持った猫さんだったんですね。 しあわせになれてよかったです。 何が何でもぎょろめ家にいたい!ここの子になりたい! そう決心していた子だったようで♡ 望み(執念?)がかなってよかったね〜
それにしても、中3でいきなり7ニャンの保護+里親募集? そりゃ保護団体に目をつけられますって! この逸材、逃してなるものか、って勢いだったんじゃないですか? そのときは拙掲示板もご利用いただいたということでありがとうございました。
個人で保護活動をしていて怖いのが、本人の大怪我・病気・突然死、これらは人力ではどうしようもない面もありますが、もうひとつが多頭飼育崩壊。こっちの方が事例件数としては多いような気がします。
多頭飼育崩壊は本当に悲惨なので・・・(涙) 私自身も絶対にそうならないよう、常々気を付けてはいるんですけれど、そのためには見捨てなければならない命もどうしても出てくるわけで・・ 辛いですね。 「動物が好き」という人の、10人に1人が、本当の意味での動物好きになってくれるだけで、少なくともペットと呼ばれる子たちの不幸はほぼなくなるだろうとは思うんですけれど。 何も知らず知ろうともしない自称動物好きが多すぎる(汗)
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No.2136 投稿者:nekohon(トロンボーン) 投稿日:2021年09月16日 (木) 08時36分 |
たとえば、ペット業界の裏側。 犬をペットショップで購入しようと考える人全員が 松本で発覚したことが、特殊事例ではなく、ふつうに行われている悲劇なのだと知ってくれたら!
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No.2138 シェルターボランティア 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2021年09月17日 (金) 15時31分 |
猫の避妊手術の時に、3匹だと午前中から夕方までかかるから、せっかくならシェルター見学して行く?って言われて、シェルターに行ったらお散歩行ってみる?って言われて、あれよあれよとボランティア沼にハマっていきました(笑) 私は犬も猫も大好きなので、シェルターのボランティアをしている時は楽しくて楽しくて、本当に幸せな時間です。 毎年恒例の里親同窓会ではモデルがたくさんいるので、一眼レフの練習もできます。 お散歩担当、譲渡会担当、撮影担当、老人ホーム訪問活動担当、里親同窓会担当、街頭募金活動担当、通院担当、いろいろやりましたが、どの活動でも動物たちの目はいつもキラキラしていて、動物と触れ合う人々の幸せそうな顔といい、それを見ているだけでどんなに疲れていても元気になっちゃいます。 せっかくなので、撮影ボランティアをしていた時の写真を何枚か載せますね。 今年も涼しくなったら里親同窓会が開かれるので、今から楽しみで仕方ありません。 外で一日活動できる体力をそれまでにつけておかないと。
松本で起こった事件、多頭飼育崩壊だったとは知りませんでした。 Twitterで何人か獣医さんのアカウントをフォローしているのですが、皆さん帝王切開の話をしていて、そっちに目がいっていました。 さっきちょうどシェルター経由で知り合った保護活動者の方が松本から何匹か保護したと書いていました。 ほんと、あちこちで多頭飼育崩壊が次々に起きて、何とかならんもんかと思いますが、今の状態では何ともならないのが事実… 異臭や騒音はするでしょうから、住宅街であれば気軽に通報できる窓口、アニマルポリスのようなものができてほしいと、切に願います。
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No.2140 投稿者:nekohon(トロンボーン) 投稿日:2021年09月18日 (土) 06時08分 |
このままカレンダー等にできる写真じゃないですか! やはりぎょろめ様はこれからももっとカメラを探求すべきと思います。 今は誰でもどこでも写真を撮れる世界になりましたが それだけにかえって才能ある人は貴重な存在 世界中の誰でも声さえだせる人ならとりあえず「歌える」けど 歌手になれる人は限られていると一緒です。
松本の件、単なる多頭飼育ならまだよかった。 繁殖目的の組織的虐待だから許せないんです。 しかも、現場にまっさきに駆け付けたのはハゲタカより恐ろしい「同業者」だったらしい。 彼ら目線で(あくまで彼ら金亡者目線で)「まだ金儲けに使える」と判断した繁殖犬はさっさと連れ出され 愛護団体がはいったときには、彼らさえ見放した、ボロッボロな犬ばかり残されていたとか。 ブリーダーの崩壊時って、いつもそうなんですよね。 まっとうな保護団体ほど、ちゃんとした手続きを踏んでから現場にはいりますから、 ハゲタカ繁殖屋にはいつも一歩遅れを取ってしまう。 くやしいです。
それから・・・ 無麻酔で手術、本当に本当に本当にヒドイ話で怒りしか覚えませんが・・・ 「産業動物」といわれている動物達、ブタやウシやニワトリたち他、多くがそうです・・・
※ハゲタカという鳥さんたちを悪く言うつもりではありません。 彼らは草原でには不可欠の、非常に大事な役割を果たしている鳥たちですから。
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No.2144 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2021年09月19日 (日) 00時36分 |
わー!! 嬉しいお言葉ありがとうございます(^_^) 私の写真は家族は絶賛してくれるのですが、他の方に見てもらう機会がなかなかなく… 何度かぼちぼちカレンダーに採用されたり入賞したりはしているのですが、なかなか日の目を見ることがありません。 そして私、室内で写真を撮るのがすこぶる下手なんです。 私のカメラの師匠は室内で写真を撮るのがとても上手で、いろいろ教わって試行錯誤しているのですが、こればっかりは経験値の差ですね… 出掛けられない間は必然的に写真が増えることがなく…家族として暮らしている動物たちの何気無いひとコマを気軽に切り取れるようになるのが私の今の目標です。
松本の件、そうなんですよね。 ニュースに「同業者が〜」と書いてあり、初めは「ブリーダー同士でも困ったら助け合うんだ」と思っていたのですが、しばらくしてから「自分たちが使えそうな個体はレスキュー、譲渡される前に持って行ったんだ」と知ってとても悲しくなりました。 やっと、やっと多頭飼育崩壊から解放されたのに、この仕打ち… せめてボロボロの状態でレスキューされた子達が保護活動者&里親さんの元で穏やかな生活を送れるよう願っています。
産業動物の件、私は犬や猫やその他動物に産業動物の肉を与えなければならないので、とても複雑です。 高くなってもいいから、良い環境で育ててほしい。
我が家は何年か前から割高の放し飼いの卵を買うようになって、昨年から庭で鶏を放し飼いにして、卵だけはなんとか自給自足になりました。 オーストラリアでは(といっても広いですが)、高い平飼い卵と安いバタリーの卵が並んでいる他、高い放し飼いの牛肉と安い牛舎飼いの牛肉が並んでいて、自分で選択して購入できるそうです。 需要はだいたい半々だと現地の日本人が言っていました。 日本でも事実が知れ渡れば、そういった販売方法が可能なのではないかと思っています。 お給料が安くて円高の日本では例え事実が知れ渡っても需要が半々になることはないでしょうから、少しだけ入荷して、早々に売り切れちゃってもいいから、そういったお店があったら嬉しいなと思います。 需要があるとわかればそこに目をつけるお店も育てる業者も出てくるでしょうし(今で言う「生体販売しないペットショップ」ブームのように)、そうしたら少しずつ良い方向に歯車が回り始めるんじゃないかと思うのです。
5月に孵化した烏骨鶏たちがもうすぐ卵を産み始める頃なので、とても楽しみにしています。 我が家は餌にものすごくこだわって自家製の配合飼料を与えているので、卵の殻は落としても割れないくらい硬いし、白身はコクがあって絶品、鶏自身もトサカからつま先までツヤツヤでふわふわです。 毎日走り回って羽ばたいて砂浴びして、雨の日は屋根の下で体を寄せ合って、私の思う「自由な生活」をさせてあげられているのかなと思います。 せっかくなのでふわっふわに育った烏骨鶏の写真を貼りますね。
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No.2145 投稿者:nekohon(トロンボーン) 投稿日:2021年09月19日 (日) 05時45分 |
2種類の肉が並んでいる、というのはすばらしいとおもいます。 (もちろん、すべての肉が放し飼い肉となるのが理想ですけれど、それはまだ当分難しいでしょう・・・)
でも日本では、有機野菜売り場でさえ、なかなか広がらない現状。 しかもJASの有機認定制度には疑問符が多すぎ。 この日本で、肉類まで分けて販売されるようになるのはいつの日か?
そもそも、まだ「菜食」が一般認知されているとは言い難いですしね。世の中にはそういう変人もいるよね、って程度じゃないですか? 外食しようとしても、ベジタリアン食・ヴィーガン食はほぼありません。とくに当地のような田舎では。
インドに行ったときは、どんな田舎の小さなレストランにも肉カレーとベジタリアンカレーが並んでいてすごいと思いました。宗教上の理由だとしても、うらやましいです。日本も早くそうなってほしい。
いくら私自身がほぼヴィーガンな食生活を送ったって、犬猫達には毎日家畜肉を与えているし、今回のタヌキさんだって、キャットフードを与えつつヒゼンダニを皆殺しにしようとしているわけですから、矛盾だらけです。
それにしても、落としても割れない卵! それこそ本当の「鶏卵」ですね。
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No.2147 投稿者:すみれ 投稿日:2021年09月20日 (月) 09時39分 |
ぎょろめさんおはようございます
ぎょろめさんがここに初登場したときから拝見しています 年齢に似合わぬ思考力行動力 世の中にこんな人がいるのだなと驚くばかりです ぎょろめさんが助けた動物たちとぎょろめさん お互いに必要な存在だったのですね コロナの後遺症に注意して 頼れる人には頼って ご自分も十分労ってくださいね ぎょろめさんはこの世の中に必要な人です お大事にしてくださいね
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No.2149 投稿者:ぎょろめ 投稿日:2021年09月21日 (火) 01時16分 |
>すみれ様
こんばんは! またまた、嬉しいお言葉をありがとうございますm(_ _)m 私は身体も弱くて運動も出来ないし、心も弱くてすぐメンタルブレイクするしで… 取り柄といえば考えることが好きなのと、知識欲があることだけだと思っているので、そう言っていただけると大変励みになります。 それでも、この掲示板に来て何年かは、浅はかで手前勝手な考えを振りかざして他の方を不快にさせてしまうことがありました。 その時、呆れずに「それは間違っている」と諭していただいた、あの経験が今すごく役に立っています。 この掲示板ではいろんなことを学ばせていただきました。 この世に必要な人ですか! 最高の褒め言葉です。 生きていることを肯定していただける機会ってそう無いですから。 リハビリしつつしっかり療養したいと思います。 ありがとうございましたm(_ _)m
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No.0 最大レス件数を超えました 投稿者:システムメッセージ 投稿日:2024年04月27日 (土) 09時25分 |
最大レス件数「8」を超えましたので、これよりレスは出来ません。
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