ネパールと中国の国境で発生した土石流の被害は、日を追うにつれ、増えるばかりです。
亡くなられた方の数はすでに1000人を超えました。行方不明者の人数も減るどころかむしろ増えています。おそろしい規模の災害です。
まだ救助を待っている方々に1分でも早く救助の手が届きますように。
犠牲になれた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
このネパール土石流、原因は2キロにわたる氷河や岩の崩落と発表されました。
近年の地球温暖化により、各地の氷河が溶け始めています。ネパールは本当に深刻な状況ですが、同じ事がスイス・アルプス等でもおこる可能性が高まっています。また、最近多発している豪雨被害も、地球温暖化の影響と言われています。
温暖化を少しでも抑えるためには、緑を増やすのが最も効果的な方法のひとつだということは、今や小学生でも知っていることですが、緑を増やすどころか・・・
地球の「肺」としてしられるアマゾンの大密林。この緑地帯が恐ろしい勢いで破壊されつつあることは皆様もご存じだと思います。
具体的には;
●年間約3,000〜5,000平方キロメートル(東京都の約1.5倍〜2.5倍以上)
●1日あたり:約10〜15平方キロメートル(サッカー場約1,500〜2,000面分)
●1分あたり:サッカー場が約1面〜1.5面ずつ
というスピードで消えていっているのです。
アマゾン熱帯雨林が破壊されている最大の理由は「牛肉生産のための牧草地開発(畜産業)」です。
世界資源研究所(WRI
https://www.wri.org/)などのデータによると、農業による森林破壊のうち約7割から8割が肉牛の放牧地への転換によるものだそうです。
第2位の理由は、大豆栽培です。
ここで注目したいのは、ブラジルなどで大量に栽培されている大豆の約8割〜9割は、人間が直接食べるためではなく、世界中の豚や鶏、牛などの家畜の飼料(エサ)として輸出されるために栽培されている、ということです。つまりここでも結局は肉の消費拡大が大豆畑の拡張=アマゾン森林破壊=を招いているということです。
「肉のかわりに大豆でタンパク質摂取を」と呼びかけると、ときどき「大豆栽培のためにアマゾン森林が破壊されているのを知らないのか」なんて反論を受けることがありますが、そういう人たちこそ無知と言わざるを得ないでしょう。
牛が大豆などの植物性タンパク質を消費して、人間の食べられる食肉(タンパク質)に変換する効率は、約3%〜10%と非常に低いです。
・・・と言われてもピンとこないと思いますが、こう言い換えたらどうでしょう?
人間が20gのタンパク質(一般的な牛ステーキ約100g分)を得る場合に必要な量は;
●牛肉(かた・赤身): 約 100g
●大豆(乾燥): 約 57g
●大豆(ゆで): 約 125g
あるいは
●牛肉で20gのタンパク質を得る: 牛に約 1,100g の大豆を食べさせる必要がある。
●大豆で20gのタンパク質を得る: 人間が直接 57g の大豆を食べるだけで済む。
牛肉や乳製品の消費を控え、大豆などの豆類からタンパク質をとるようにするだけで、温暖化のスピードを抑える効果があることがお分りいただけたでしょうか?
ありがたいことに大豆は、水煮や炒り豆など、そのままの形で食べて美味しいだけでなく、様々な形で利用できます。
●豆腐系=豆腐・高野豆腐・油揚げ・厚揚げなど
●発酵食品系=納豆・テンペなど
●調味料=味噌・醤油・大豆油など
●豆乳とその副産物=豆乳・湯葉・おからなど
●お菓子に=きな粉など
●代替肉=大豆ミート
●その他の食べ方=もやし、枝豆など
肉消費を減らし、かわりに【大豆】を積極的にメニューに加えて下さい。