Hunt Saboteurs Association (HSA) による、猟期が終わると9頭の猟犬をつぎつぎと撃ち殺す猟師の記事。
https://www.huntsabs.org.uk/nine-foxhounds-shot-dead-in-forty-minutes/動画だけご覧になる場合はこちらからも
Nine Foxhounds Shot Dead in Forty Minutes「これはイギリスの話でしょ?」なんてノンキなことは言わないでください。
日本の猟師も似たようなものです。
でなければなぜ、猟期が終わると山で、それまでいなかった猟犬たちがさまよいはじめる?
弱った猟犬を保護して警察等にとどけても、なぜ元飼い主は名乗り出てこない?
うちのゴンも、獣医師により、遺棄された猟犬だといわれました。
猟犬が本当ならば、猟師同士は元飼い主を知っている人がいるかもしれないと、猟師にも会いました。
その猟師も「猟犬だろう」といいました。
が、誰がどんな猟犬を飼っているか知らないし、「猟犬はよく入れ替わるから、・・・」と言いかけて、黙っちゃって。
それ以上は聞き出せなかったのですが、ウワサは本当だと確信した瞬間でした。
猟犬たちのウワサとは。
日本で狩猟が許可されているのは冬の3〜4か月間です(※)。つまり、1年のうち、8〜9か月間は狩猟はできません。
猟師の中には、その間の飼育を面倒がる人が少なくなく、ネグレクト状態だったり、犬を山に置き去りにする猟師がいるということです。
私のかかりつけの獣医師も、
「その間はずっと裏庭に繋ぎっぱなしか、ケージに閉じ込めていたりで、散歩も連れて行かないから、近所の人も犬を飼っていると気づかない」
と怒っていました。
さらに
「おなか一杯食べさせていると狩猟本能が失われるとかいって、食べ物も最小限しか与えない」
だから、ゴンを保護したときはとても痩せていたのですが、痩せている=放浪期間が長かったとは言えない、猟犬なら捨てられた直後でもそのくらい痩せている犬はいる、とのことでした。
都市部の獣医師ではなく、こんな農村部のベテラン院長の言葉ですから、実際にそういう猟犬たちを見てきての言葉だと思います。
※日本の狩猟期間は、北海道が10月1日〜翌年1月31日、北海道以外は原則11月15日〜翌年2月15日だが、「指定管理鳥獣」(シカ・イノシシ・クマ)については一部の地域で11月1日〜翌年3月15日まで狩猟可、と決められています。なお、"害獣"としての駆除の許可がおりれば、上記以外の期間でも狩猟(駆除)は行われます。