上記の件に限らず。
全国で多頭飼育崩壊がなくなりません。
以下、最近3年で発覚した多頭飼育崩壊の例。全部ではありません、一部です。しかも猫だけに限っています。
犬でも多頭飼育崩壊は起こってますし、ウサギの多頭飼育崩壊もありました。
【岩手県】2024年7月 猫80頭。
その家の住民は、2011年、東日本大震災後に帰郷、間もなく家にいついた野良ネコを1匹飼い始めた。そのネコが子どもを産み続けたが、下手に保健所に相談すると猫が殺されてると思い躊躇している間に、さらにその子たちが交配して増えてしまった。
【東京都府中市】2024年7月 猫28頭。
マンション全面リフォームのための退去通告がきたが、飼い主はわずか2頭しか連れていけないという。
【北名古屋市】2024年5月 猫30頭以上。
飼い主が亡くなり、親族が行政に相談して発覚。猫達は外に出て餌はもらっていたが足りずにガリガリ、室内には亡骸も。室内はひどい刺激臭でウンチが積み上がり二階の床は腐って抜け落ちていました。
【埼玉県】2024年4月 猫46頭。
ずっと一緒に居られると思って居た飼い主さん、1頭1頭にはお名前がちゃんと付けられ、毛も艶々、なのに、お別れしなければならなくなって、猫たちは全員保健所に・・・
【福島県相馬市】2023年8月 猫70頭。
飼い主死亡で、猫たちが取り残されました。家の中は、ペットボトルやキャットフードの空袋他、あらゆるゴミが腰の高さまで積み上がり、床も天井板も抜けて、そのゴミ屋敷ぶりもトップクラス。衛生状態がどうのとか言うレベルをはるかに越えた、それはひどい現場でした。
【北海道砂川市】2023年8月 猫20頭〜
ボロッボロのゴミ屋敷の中に取り残された猫たちは、2023年夏の異常な猛暑に苦しめられ、ニオイもひどく、さらに家の退去も求められて・・・
【福岡市】2023年4月 猫40頭〜。
飼い主さんは自分が食べなくても猫達には食べさせようとしていた。猫たちも人懐こくかわいがられていたことは確か。が、生活困窮はどうしようもなく、人も猫達も救助が必要な状態に。
【兵庫県】2023年4月 猫23頭。
室内に中に一歩足を踏み入れたらすぐに覚えのある鼻をつーんとつく異臭。糞尿が積み重なり、飲み水もなく。保護になれたボランティアさんさえ絶句する悲惨な状況でした。
【神奈川県】2022年10月 猫60頭前後、犬75頭以上。
警察も介入。所有権放棄、ネグレクト、狂犬病、適正飼養に関して説得、やっと所有権放棄の意向を固めさせた。
【群馬県高槻市】2022年10月 猫180頭〜
飼い主は現在入院中、だが殺処分は1匹もしたくないと。高崎市とは複数回話し合いを持ったが、なかなか多頭飼育崩壊現場の緊急性についての共通認識を持つところまで至らず、救助は難航。
【さいたま市浦和区】2022年9月 猫180頭〜
ブリーダー 矢野悦子容疑者(60)が動物虐待の疑いで逮捕。猫で金儲けをしていた人物なのでこの事例に限ってリンクを貼ります。→
https://youtu.be/Bb_eDkX7Wlo【埼玉県春日部市】2022年8月 猫23頭+死亡少なくとも12頭。
あらゆるゴミが積み上がりドロドロで床も見えない室内、アンモニア臭で涙がとまらないような部屋で、50代女性は猫達と暮らしながら仕事にも通っていた。
【福島県郡山市】2022年5月 猫52頭+死亡約70頭。
50代夫婦は猫達を空気穴もあけていない衣装ケースに詰め込んで夜逃げ、約70頭は窒息死。軽自動車に他の残り52頭と暮らしていた。
【和歌山県】2022年5月 猫27頭。
飼い主の男性が突然亡くなり、娘さんが片付けに実家へ赴いたところ、多頭飼育崩壊が発覚。
【沖縄 うるま市】2021年12月 猫33頭。
野良猫に餌をあげたら、近所の人に文句を言われ、仕方なく室内で飼ったものの繁殖を繰り返し、2年程で33頭までに増え、室内は荒れ果てたが、車がなく、金銭的にも手術は難しく、困り果てていました。
【沖縄 与那原町】2021年9月 子猫17頭(乳飲み子含む)+大人猫14頭(全て未手術)=計31頭
最初は、お子さんが、怪我をした猫を「かわいそう」と連れてきたのが始まりました。発情が始まるとうるさいと外に出すようにしてしまったため、どんどん増えてしまいました。
【長野県】2021年7月 猫50頭以上、犬6頭。
あるブリーダー宅が火事になり、そこから引き取った子に去勢避妊手術を施さなかった結果、母猫は産んだばかりの我が子を食べて飢えをしのぎ、ネグレクトされていた犬達は毛が禿げ爪が伸びて歩くこともできず・・・
【東京都東大和市】2021年7月 猫約80頭。
飼い主さんは猫達を可愛がってはいたようです。が、去勢避妊手術に対するちょっとした認識不足が悲劇を生んでしまいました。