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柚良 棗@管理人
たったったったっ
スタスタスタスタ
「シンク〜、待ってくださいよ!」
「……」
「シンクってば〜」
「……」
「…僕との関係、バラしますよ」
「…何?」
本当、ウザイ。 ボクが一度、イオンがあまりにもうるさいから仕方なくヤらせたらコレだ。 いい加減にしてよね。毎日ボクの後を付け回して…やられてる方は気分のいいもんじゃない。
「えへへ、やっと止まってくれましたね」
「キモイ」
「えー酷い」
「それで、僕シンクに用があったんですよ!」
「用もないのに人のこと付け回すんだったら一発殴ってやろうと思ったけど、ちゃんとあったんだ」
「失礼ですねー、ちゃんとありますよ」
…どうでもいいから早く済ませてよ…ボクだって暇じゃない。
「…シンク、スク水選手権って知ってます?」
「は?」
「知らないんですかぁ。スクール水着を着て、コンテストに出るんですよ」
「…ふーん。それで?」
嫌な予感がする。 気のせいだと思いたいけど、ボクのこの予感は必ずと言っていいほど当たるんだよね…。
「一緒に、出ましょう?」
「断る」
「えー、導師の権利使っちゃいますよ?」
「それも断る」
「大丈夫です、シンクに拒否権はありません」
「どこが大丈夫なのさ!」
「色々保障はしますよ?」
「どんな」
「優勝とか」
「いらないよ」
「えー。優勝したら休暇1ヶ月ですよー?」
「…それは、欲しい…かも」
「でしょう?」
っていうか、本当に六神将で参謀総長のボクが1ヶ月も休暇を取れるわけ?
「あ、今本当に休暇が取れるのかって疑ったでしょう。取れますよ、絶対に。導師の権限力を馬鹿にしちゃいけませんよv」
[17] 2006年08月10日 (木) 22時47分
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