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[223] エク蝶(ダイジェスト抜粋+加筆修正編集版:第五章)
- 2018年06月24日 (日) 09時34分

出来ました。
ニーズがあるか分からないエク蝶 あらすじ&突っ込み、
第五幕スタートです。
章の小見出しは<嵐の知らせ><輝ける魂>の二つです。
ナマデン的には推理のネタバレパートなんでしょうが…。

<嵐の知らせ> part.1

ーーいきなりですが。ビーンズのためし読みの箇所はここから抜粋してます。
でも普通、最終章の前の章をためし読みに使いますかね?
初見じゃ人間関係が分からないし、読んだ人間も意味が全く分からない所なのですが。
編集部的には読まれても(もともと意味が繋がらないので)問題ないと思ったのでしょうか…。


ー本文ー

その日、王国は急な雨に見舞われた。昼下がりの突然の雨に人々は近場の建物へと身を寄せた。中級死神(クティス)ジゼが降り立った王立図書館もそうした事情で、いつもより大勢の人々で込み合っていた。
だがジゼは怯むことなく堂々と人混みの中を歩いた。赤頭巾(レッドキャップ)で顔を隠すことさえしなかった。真っ直ぐに受け付けに行き、係りの若者に話しかける。
「古い演劇の原作や脚本を探しているのです。そういったものはこちらにあるのでしょうか?」(原文ママ)

ーー堂々と人混みを歩く主人公の目的が、本の検索っていう展開を見たのは(悪い意味で)初めてです。レガテアと相対する時ですら、堂々としてないのに。
人から隠れないことで、ジゼデンの焦燥感や追い詰められていることを表現しているそうですが、全然そう見えません。


ジゼデンはオペラ『風恋物語』が無いかと若者に問う。現在貸し出されており、無いと答える若者。
ジゼデンは歌姫と指輪のエピソードが無いか、また出演者のリストが無いかと食い下がる。若者は古い本なので内容は分からない、そして出演者のリストはオペラ座に有ったが火事で焼けてしまっただろうという。
ジゼデンは自分で探すと答え、棚を漁りはじめる。
「真っ昼間から動くなんて珍しいねえ。生者とも生き生きと話しちゃってさ」
ジゼデンの眼鏡が光って表情はほとんど見えない。
「相当に追い詰められているな。駄目だこりゃ。」
ハイドは子犬に化けると、出ていってしまった。

ーーオペラの内容知りたいだけなら、図書館の手当たり次第見ないで、老婦人に聞きに言ったほうが早い気がします

芝居と指輪が自分の過去に関わっていると考えるジゼデン。次々に本を手に取り読み漁った。
〔どれも違う。どこなの私の記憶は?わたしは何者なの?わたしは何をしていたの?わたしは一体、誰と恋に堕ち、何故、死んでしまったの?わたしは…?〕
「おい、あのばあさんから借りて来たぞ。これだろ?エーレンフェルス著、風恋物語!」

ーーだからいったじゃないですかー!

「ざっと読んでやろうか。ええーっと。まず、歌のうまい風の精霊の娘がいた、と。彼女は人間の若者に恋をして、魔女の魔法で人間にしてもらった。でも、その若者が王子様だったってんで、結局恋は破れて、魔法は消えてしまう。
んで、彼女は歌いながら消えてしまうけれど、彼女は王国を守る風になったんだと。へえー、悲恋なんだねえ」
「それだわ」
「お役に立てて光栄だぜ」(原文ママ)

ーージュゼットと大恋愛中なのに不吉なオチにしてますね。
ひょっとして この物語はジゼとリュグの悲恋をベースにかかれたのではなく
たまたま風恋物語の悲恋オペラが2人の人生とかぶっただけなんでしょうか?
なんか、考えるのも面倒なのでどっちでもいいかなぁ!


いきなり雨音が強くなり、突風が窓を開けジゼデンを連れ去る。
「うおおおん!光れ、赤頭巾(レッドキャップ)っ!」
とハイドが吠えると、ジゼデンの肩の上で赤頭巾が輝き始めた。
ハイドは赤い光を追うが次の瞬間、赤頭巾の輝きもジゼデンの姿も、忽然と消えてしまった。西風がハイドの帽子を吹き飛ばした。
「嘘だろ、おい…!」

ーー風恋物語もう触れられません。魔女とかが重要キャラとして足されてますが、全力でスルーされてます。図書館も同じです。というかこの段落が要らないんじゃないでしょうか…。
読者とハイドはジゼデンの混乱に付き合わされただけ。まさしくこっちが「嘘だろ、おい…!」です。

続きます

[224]
匿名 - 2018年06月24日 (日) 09時34分

エク蝶 あらすじ&突っ込み、
第五幕続きです。

<嵐の知らせ> part.2

ー本文ー

雨の中、旋風がぶつかりあい凄まじい唸りをあげていた。捩れた風で編み込まれた特殊な空間にジゼは放り出されていた。
「ジゼ…、すまない」
その人物は振り向いた。(原文ママ。『その』って、記述がない相手をいきなり指されても)

ーーここからジゼデンとアーヴの会話がだらだら始まりますが、解読不能です。
割愛したものを載せますので新年早々気持ちが悪くならない程度に、ご賞味下さい。


ジゼデン「やはりアーヴさまでしたのね。オペラ座を焼いたのも西風でした」
「教えてくださいアーヴさま。この肖像は私なのでしょう?」
アーヴ「お前の思い込みだ。他人の空似だ」
ジゼデン「体に染み込んだ記憶は変えられない」
「この絵の蝶(割愛しましたが肖像画には蝶のかんざしがあります)は、輪郭だけをざっくりと描いています。死渡りを使った時と同じ手法です」
「(私の手法と、エレンの手法がソックリだったから)エレンさまが生前のわたしの先生だったんです」
アーヴ「お前の師匠は僕ひとりだ。この先もずっと…!」
ジゼデン「そうおっしゃるなら教えてください!レガテアさまとわたしが似ている理由を!」

ーーアッ、やっぱ エレンは師匠だったわ。
君はエレンのフォロワーで、模写してたんだよ(直接会ってない)とか言えば
似てる理由言わなくて済むんですかね(困惑)


アーヴ「ジゼ、よく聞くんだ。ミラダさまがご決断なさった」
ジゼデン「この王国を助けてくださるのですね?ミラダさまはなんと?」
アーヴ「ミラダさまは冥王の鎌で、このマグメルド王国そのものの魂を滅ぼされる決断をした」
ジゼデン「王国を見捨てたのですか…?」
アーヴの手がジゼの頭から赤頭巾を剥ぎ取っていく。
アーヴ「違う。最小の犠牲で世界を救うおつもりなのだ。マグメルド王国が冥王の鎌で消去されれば、王国に関する記憶は人々の頭から跡形もなく消える。
進みす過ぎた技術の拡散も食い止められる。すべてが片付くんだ。ジゼ、お前がひとりで背負うことはない」
風の刃に赤頭巾を切り刻ませ、アーヴは言った。
アーヴ「処分が決まるまでここにいなさい。案ずることはない。ミラダさまはお前に甘い。僕がかけあって罪を軽くする」
ジゼデン「アーヴさま、教えて!何故、ミラダさまはわたしだけ特別扱いを?わたしに何をさせたかったのですか!?」
アーヴ「それを聞いてどうする?ひとつとして取り返しはつかない」
ジゼデン「お願い、教えて!わたしにアーヴさまを傷つけさせないで!」
ジゼの手にきらりと、エレンのパレットナイフの刃が煌めいた。
アーヴ「僕を倒してでも王国に戻る気なのか?」
ジゼはナイフを自分の首に突きつけた。
ジゼデン「違うわ。傷つくのはあなたの心です。全てを話しわたしを解放しなければ、何度再生されようと自身を滅ぼします」
「ごめんなさい!アーヴさま!わたし、真実を知りたいんです!」
アーヴ「それもお前の生前の師匠、エレンとやらが教えた手か!」
アーヴの蝙蝠傘がジゼの手からナイフを弾き飛ばす。
アーヴ「馬鹿なことを考えるな。君の存在が失われれば、この世は無くなるんだぞ!」
ジゼデン「どういう意味です…?」
「わたしが居なくなっては困る。だからミラダさまはレガテアさまを身代わりに…?」
アーヴ「それ以上何も言うな!レガテアの背後にはお前を狙っているものがいる。陛下はそいつの挑戦を受け、お前を向かわせた。神と人とが、お前という存在をめぐり、争っているんだ!」
「お前は風檻の中でおとなしくしてればいい。王国を消せばお前を悲しませるすべてのこと、人がはじめから存在しなかったことになる。お前は解放される。自由になれる!」
飛び去るアーヴの背中にジゼは叫んだ。
ジゼデン「そんな自由いらないわ!わたしが鎌を取り戻し、レガテアさまの背後にいるその人を捕らえればいいのでしょう?戻って、アーヴさま!」

ー長い…。もう矛盾には付き合いきれません。
もう主人公が諸悪の根元でしたなんてのは諦めましたから、具体的な解決策の検討に入りなさいよ。RPGでお使いだけで、進んだ感じがしてない状態そのままですよ。

続きます。

[225]
匿名 - 2018年06月24日 (日) 09時39分

エク蝶 あらすじ&突っ込み、
第五幕続きです。

<嵐の知らせ> part.3

ー本文ー

旋風の格子はジゼデンの体を容易く押し戻した。
「セーラさま、エレンさま、小鳥のピートさん、怪人、質屋のおばあさま、黄昏号の皆さん。ーこの国で知り合った人たちをわたしは忘れない。王国の消去などさせません!風よ!」
ジゼデンは涙を拭い、旋風の渦へ飛び込んだ。
「行くのよ、ジゼ!渡るのよ!」
ジゼデンは気迫だけで風を押し渡った。こじ開けられた風檻は歪み、空半分の雲を吹き飛ばした。ジゼデンは意識を失いかけた。
「風をつかむのよ…!」
だが冥王が決断したためか王国は完全に無風だった。
「もう駄目なの?」
水路に浮かぶ船がジゼを照らした。神々の黄昏号だ。
「ビンゴォッ!ジゼだ!」
ハイドの指示で少女たちが帆を開いてジゼを受け止める。
「王城へ繋がる水路は!」
「あるよ、任せて!」
「こちら神々の黄昏号。神々の黄昏が来る!繰り返す、神々の黄昏が来る!神との戦いに備えよ!」
「ようやく、自由を取り戻す時が来たのよ!永遠なんてクソ喰らえ!」

ー神々の黄昏号なので、自分の船が来るように見えるじゃないですかーー!!

ハイドはジゼデンの姿にほっとする。
「赤頭巾(レッドキャップ)は剥がれたか。じゃあ、あんたはもう許されたんだな」
ーー許された、って ミスったら食うで!ってのが破棄されたってことでいいんでしょうか?

「ミラダさまがご決断されたと聞きました」
「冥王の鎌で王国もろとも消す気だな。で、あんたはどうする気だ?」
「ええ。わたしはこれより、レガテアさまと最終交渉に向かいます!」
「それでこそあんただ。よおし、最後の最後まで見届けてやる!」

ーーミラダの決断、どこから情報漏れてるんですかね?空にミラダの姿が出て 声が国に響いて、宣言した
みたいな演出を入れたほうがよかったのでは…。
ジゼデンが言う前に少女たちノリノリだし。


この段落終わりです。次はお待ちかね(待ってない)リュグナート初登場です。

[226]
匿名 - 2018年06月24日 (日) 09時56分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:レガも輝く魂()のはずなのに、彼女が消えたら滅ぶ!みたいフリがないのは何で?
☆ジゼの特殊性()を出すためにスルーしたんじゃないですかね。
レガテアは消えても問題ない(仮説)のか、そうでないのかははっきりしてません。

Q:ジゼデンが消えれば世界が滅ぶって、何で??最後に判明するのかな?
☆それが…判明しないのです。
世界が滅ぶ=
1:(輝く魂をめぐって)神と人とが争う結果、人間界でラグナログが起こること
2:それ以外の大きな因果律が働き、世界が無かったことのように消失する
3:それ以外のなにか
読み手には全く分かりません。なんとなく1っぽい気がしますが、確証はもてません。
この場合、争う魂が消えたのに なんで争うのか訳分からないですが。てめーのせいで消えた()とかなすりあいバトルでもはじまるんですかね? そんなに消滅を恐れてるなら、最初から全神々の力を団結させて閉じ込めておいてくださいよ。ミラダに丸投げしてる場合じゃない。
魅了されてるからそんな事しないのぉ☆ アッ、ハイ

そういえば、ハイドに喰われたら魂消えるんですかね?はっきりとかかれてないので不明なんですよね。        
続編にネタふりしてるつもりなのか知りませんが、意味不明です。
本人が一番分かっていないと思いますが。
◇それが…判明しないのです。

((((;゜Д゜)))

本を読み進めていて謎解き部分であるはずのクライマックスで
伏線皆無・説明皆無の壮大な妄言に出くわしたら、自分なら即廃棄する…
なんというか…ホントお疲れ様です…

[227]
匿名 - 2018年06月24日 (日) 10時01分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:「赤頭巾(レッドキャップ)は剥がれたか。じゃあ、あんたはもう許されたんだな」

師匠が一方的にバラバラにしただけなのに、「許された」とかいう訳の分からなさ


確か、交渉失敗したら地獄行きにするで→
逃げても分かるように監視キャップつけるで!ついでに監視役もつけるで
ってやつですよな?

まぁ、すでに交渉失敗してるようにしか見えないので
ハイドはちゃんと食べないといけないんですけどね、本来ならば
(惚れてるので食わないだけ)

☆状況的には
1:契約者(魔界の王)無視して、保護者が一方的に契約書破った状態→
2:破ったことは契約者代行のハイドは知らない
3:契約書なくなったからもう地獄いきじゃないよ
4:俺も地獄行きとかさせたくなかったからほっとした!
5:地獄行きではない=やったね許されたね!

軽い契約書だな!まぁ、リアルでも人に金貸しても
ちゃんとした書類がないと色々アレ(あってもアレなことはある)から…

Q:ジゼデン「そうおっしゃるなら教えてください!レガテアさまとわたしが似ている理由を!」
アーヴ「ジゼ、よく聞くんだ。ミラダさまがご決断なさった」

とりあえず会話になってない件。アーヴは答えをはぐらかすために、別の話題に摩り替えたんでいいんかな。

☆そうだと思います

Qレガテアの背後にはお前を狙っているもの(リュグ)がいる。陛下はそいつの挑戦(=ジゼが、ミラダとリュグどっちを選ぶか勝負すること)を受け、お前を向かわせた。

これは何故?挑戦なんぞ受けずに、黙ってさっくり殺してもいいんじゃないの?

いなくなると世界が滅ぶ(理由不明)ぐらいの重要人物且つポンコツ死神なのに
単身で送ったら、しくじる(というか、リュグに捕まる)に決まってるし 事実危うく消されかけた
オペラ座燃やしたってことは、生前の記憶を取り戻させるわけにはいかなかったんだろうし
…このあたりも超劣化ヴァルキリープロファイルだなホント
☆ミラダとリュグはアテクシの恋の奴隷!
アテクシをめぐってあらそうの。なんて罪な女!をやりたかっただけかと

Q:管理人さま、教えて!結局ミラダは、ジゼに何をさせたかったのですか!?
☆ジゼの質問は一部割愛してるのですが、まとめつつ返答しておきます
・自分だけ直接交渉した死神の理由→輝く魂だから
・特別扱いしてる理由→輝く魂だから
・自分とミラダの間に何があったのか→ジゼが「生き返りたい」交渉をして メロメロになっておKした
・どうして自分の死と向き合わせるのか、何をさせたいのか→全てを知ったとき。自分とリュグ、どっちを取るか試したい

[234]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時25分

お久しぶりです。
エク蝶あらすじ&突っ込み、第五幕2節です。この章ラストです。
(今までぼーっとして段落と書いていました。不注意でごめんなさい)

オデストの配信があったため更新を開けました。
(主に自分の)SAN値へのDMGが二乗になってクリティカルになってしまいそうだったので…。

では22ページでの(伏線回収できていない)クライマックスです。

<輝ける魂> part.1

登場人物

リュグナート:諸悪の元凶の片割れ(もう一人は当然ミラダ)であり、輝ける魂被害者。黒髪と空色の瞳、長身の端正な顔の紳士。
ジュゼットが全てでそれ以外のことは目に入らない。しかしジュゼット関係なく運命に挑む予定だったらしい。(よくわからん)
第三幕で3行出て以来の登場だが、8ページでポエムを撒き散らして死ぬ。

ー本文ー

黄昏号の船体が、黄金の地下水門(地下水門は下水道では…。黄金?)をこじ開けた。
「くそっ!他の船は囮か!」
少女兵が銃を構える。ジゼデンが飛び出そうとすると
「ここは私たちに任せて」
と、黄昏号の乗組員たちが武器を手に整列していた。

不死の都では諦めない限り、永遠に戦い続けることが出来る。どんなに銃弾を浴びようと体は再生される。だが、痛みがないわけではない。(原文ママ)

ーー不死の『都』と『王国』ではだいぶ違うような…。
後、確か腹は減るんですよね?永遠に戦い続けることは本当に出来るんですかね?


抜け道はハイドに教えたと言う少女たちに背中を押されジゼデンは走った。
(場面転換)
ガラス張りの霊廟に着くジゼデン。ガラスの棺に老若男女の姿が。(全員寵姫ですか?)
ハイド「少女王に魂を盗られた者たちだ。セーラもエレンもここにいる。二人の棺の側にレガテアの許へ向かう階段があるそうだ。薔薇の香りを辿ればいい。こっちだ!」
百合の園にオパール色に輝くエレンとセーラの棺があった。(あ、こっちが寵姫か)
棺には以前ハイドが束ねた薔薇の花束があった。穏やかな表情で眠る二人。(エレンはともかくセーラは、悲しみで汚れた魂の色だって言われてましたが)
ハイド「セーラは昔エレンと組んでヤバイ研究に手を染めていた。生命を弄んでありえないモノを生み出していたらしい」

その時、ぐおおおんっと何かが雄叫びをあげた。ジゼとハイドが振り向いた。
(原文ママ。『何かが 背後から 雄叫びを』くらい入れましょうよ。
この辺から「ガッシ!ボカッ!」アタシは死んだ。みたいな文書が増えてきます。)

人の背丈の二倍はある、巨大な機械人形だった。
ハイド「魔道人形(ゴレム)ときやがったか!」
黒い毛皮が翻ると、帽子を被った少年が現れた。
魔道人形を挑発するハイド。向き合った巨人は互い殴り合い、沈んだ。(2体居たの!?)
「へっ、楽勝!」
ちらっと少年がジゼデンを見るとジゼデンは深々と頭を下げていた。
少年は照れたように横を向き、毛皮の狼に戻ってしまった。
ハイド「レガテアはこの上機械尖塔の中にいる。」
ジゼデンは螺旋階段を昇り始めた。

ーーゴレム、弱っ!!上役に言って、HP1にしてもらったんですか?
ジゼデンもなぜか言葉を急に発しなくなるし。普通に礼を言えよ。
ゴレム自身については、生命を弄んだわりには機械人形?
そのくせ魔道人形とか呼んでるし。(なんでお前は)知ってるのか、ハイド!


ーー突っ込みがここからマジで追い付かなくなります。
皆様、覚悟はよろしいですか?
続きます。

[235]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時31分

続きです。(全部酷くて)削れないので長くなりました。

<輝ける魂> part.2

ー本文ー

螺旋階段を駆け上った先には、硝子と鉄で出来た時計塔。(機械尖塔の中に時計塔があるのかよ…。)
砂時計を思わせる巨大な硝子装置の中、おびただしい魂の蝶が捕らわれていた。
それらは魔法の技で蒸留され、輝く光の粒となっていく。
ハイド「魂を分解して、生命エネルギーにして取り出してやがんのか!?」
「魔道人形もオペラ座の怪人人形もこいつで魂込めて動かしてやがったんだ!」
粉雪のような魂は、白いドレスを広げ、膝を抱えて眠る少女へと吸い寄せられていく。
レガテアとジゼデンの目があった瞬間、レガテアが鎌を振り下ろし、硝子の装置を砕いた。
レガテア「お前たちの汚れた翅などもう要らぬ」
装置から飛び立つ魂の蝶の群れ。
ジゼデン「あなたは魂で動く、作られた人形だったのね」
レガテア「そうよ。あなたの身代わりに作られた人形に過ぎないのよ」

ーーこのあとジゼデンに成り代わる云々言っているのですが、装置壊して良かったんでしょうか。ジゼデン倒しても生命エネルギーはいると思いますし。
それとも輝ける魂は吸収すると永久機関なんでしょうか。(でも装置壊れてる)

二人は色彩を反転すれば驚くほど似ている。(中略)
二人は同じ原型を持ちながら逆の道を辿って、正反対の存在となっていた。
(原文ママ。似ていると考えるとセーラ気づかなかったのが不自然だし、
正反対というには電波度合いは一緒だと思いますよ)

レガテア「おねえさまを消し、わたくしが本物になる」「止めても無駄よ」
レガテアは鎌を手にした。
一方、ジゼデンの手にはハイドが、ハート形のような不思議な形をした深紅色に光る小さなナイフを吐き出した。
ハイド「幽界から盗ってきた。俺の心臓が変化したものだ」
「オレ様のハートを貸すぜ。使いこなせ、ジゼ!」(頑張る女の子達が泣いて喜ぶ決め台詞です。ハハッ。)

ジゼデンの首を狙うレガテア。鎌をナイフで受け流すジゼデン。(なんで下町生まれの元女優のどじっ子死神が、いきなりナイフ使えるんだ?)
レガテア「もう、人の魂には頼らない。あなたを倒して、わたくしが本物になる!」
ジゼデン「それがあなたの本当の気持ちなの?」
レガテア「黙れ!」(「黙りなさい!」ではないんですね…。ずっと思ってましたがレガテアの語尾って、ブレブレ…。)

「あなたを見てると苛々する。いい?わたくしはあなたをおびき寄せ、鎌を奪うために剥製のふりをしていたの!
助けて欲しかったなんて嘘。弱者を守るために神になろうとしたのも嘘。輝ける魂が欲しいと言ったのも嘘。
今までわたしがあなたに言ってきたことはすべて、あなたに取って代わるための嘘だったのよ!」(原文ママ)

ーーこれこの本で一番萎える台詞でないですかね。
今までアホみたいに強制されて我慢してきたお使いが、無意味って目下ラスボスに言われているようなもんですし。
まさによるくにのリュリュ救済方法が見つからないまま、「絶対助ける!」って祭壇に向かう状態ですね。最悪です。(直球)


あまりに長くなってしまったので、今回はリュグナート登場までいきます。
続きます。

[237]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時33分

<輝ける魂> part.3

ー本文ー

ジゼデン「ひとつだけ本当の事があるわ。あなたはそのペンダントをくれたひとを探している。その人の心を確かめたいのでしょう!?」
レガテア「何も知らないくせに!わたくしの心に踏み込まないで!」
レガテアが滅茶苦茶に突きだした鎌を、ジゼデンはナイフで打ち返した。
レガテアの腕から鎌がこぼれ落ち、ジゼデンは素早くそれを拾い上げた。
ハイド「やった!さ、こいつの胸から不正に溜め込んだ魂を叩き出して、上に報告だ!」
ジゼデン「出来ないわ」
ハイド「な、なにをバカ言って…!」
ジゼデン「だってこの方は、わたしの身代わりにされていたのよ。
魂を奪うなんて出来ないわ!」「どうすればいいの…!」
作られた人形のため涙を流す死神を目の当たりにし、レガテアもまた震えた。

ーーどうするって、てめえのミスで鎌とられて被害者が増えたのに、ここぞというときにケツふきよりデモデモダッテかよ!このあとリュグナート来なかったら、どうなってたんでしょうね。都合いい舞台装置が来るまで永遠進行不能バグに陥りそうですが。

死神の背後にひとつの影が現れる。
「ー何故、魂を取らない」
「生死に拘らずレガテアの魂を守ること。それが君の敬愛する、冥王の命令だろう」
そこには仮面をつけた長身の紳士が立っていた。
ジゼデン「あなたが、エレンさんの言っていたオペラ座の支配人?」
紳士が仮面をとる。
「それとも、やっと私の許へ戻る気になったか、ジュゼット」
ジゼデンは撃ち抜かれたように胸を押さえた。記憶と違う姿。それでもジゼデンには分かっていた。
「あなた…、リュグナートさま…」

ーーここで一旦切ります。

[238]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時46分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:結局、レガはどうして剥製になったり 輝く魂が欲しいと嘘つけばホンモノなれると思ったの?
☆馬鹿だから。
穢れてないのぉ!っていう下りの辻褄あわせの為に『リュグに言い含められただけ!』とかにしとけばマシだったのでは。

Q:どんなに銃弾を浴びようと体は再生される
え、そうだったの!?
餓死したら、飢えたまま生き返って、そのまま食べなければしたらまた餓死するの?

☆おそらく、そういうことかと…

Q:確か地上の水路(川)から軍艦でやって上陸したのに、何で地下水路の扉破るん? 潜水したの?

☆潜水したのではなく、地上はしってた電車が途中から地下鉄なるようなものだと思います

・水門をやぶる戦艦 荒ぶる水しぶき(カッコイイ!)
・その水門が黄金だと幻想的じゃないの?水しぶきと門でキラキラしてステキ (カッコイイ!)
・地下道から潜入(カッコイイ!)
をやりたかったのだけは伝わります

[239]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時52分

お待たせしました。
エク蝶あらすじ&突っ込み、第五幕2節続きです。
かなり酷いテキストが続きますので、突っ込みが控えめになるかもしれません。

今回はリュグナート登場から退場まで。

<輝ける魂> part.4

ー本文ー

(前回のジゼデンが『リュグナートさま…』と呼んだ続きからです。)

リュグナート「思い出したね」
リュグナートはジゼデンを抱き寄せた。奪われた記憶が溢れ、眩暈を感じるほど絶対的な幸福に酔いしれた。
しかし酔いを拒むように身を離すジゼデン。

ジゼデン「何故このようなことをなさったのです。自国を傾けてまで、なにをなさっておいでなのです。
陛下、わたしは死んだのですよ、いつまで過去に拘っておいでなのですか!」(原文ママ)

ーー以前指摘されていた箇所ですね。なんというおまゆう。
あと小さいことですが、過去のジュゼットの記憶が戻ったら『陛下』とは呼ばないのでは。しかも元『陛下』ですし。
『殿下』か『リュグナートさま』ならわかりますけど。


リュグナート「君なら、怒ると思ってた。戻ったね、私のジュゼットに」
ハイド「こいつはマグメルド王国の先王、リュグナートじゃねえか!」
「まさかレガテアの誕生も、その即位も、鎌を奪わせたのも。全部、リュグナートが仕組んだ罠だったってのか?
自分の女を、ジゼを、<死>から取り戻すための…?」
リュグナート王は静かに頷いた。

ーーだから『元王』では…。というのは置いといて本当ににハイドの言った通り全てがリュグナートの策略だったと言う流れで話が進みます。
つまり
・レガテアの辻褄合わない行動(剥製なってホンモノになろうとしたこと等)
・セーラが失恋で研究没頭
等々計算にいれて、全てを操っていたらしいです。
リュグって頭イイナァ(棒)


リュグナート「そう。すべてはジュゼットを取り戻すためだ。今から百十年前のことだ。冥王は何の咎もない君の命を奪った。」
「運命だけなら割りきれただろう。だが私は知ってしまった。魂を運ぶ君の姿を偶然見つけたんだ。君は安らかな眠りを与えられることもなく、魂を奪われたまま、冥王の操り人形にされていた。私は冥王を許せなかった!」
ジゼデン「冥王さまは、わたしに蘇りを約束して下さったんです」
リュグナート「出来るはずもない使命を与えてだろう」
強い瞳がジゼを見つめた。ジゼは答えられなかった。
リュグナート「優しい君は全てを許す。だが私は許さない。私は、神々のおごりを正す!」

ーー「この程度の仕事出来て当然なのだ」って、1章でアーヴが言ってましたよ。出来もしないって、おたくのジュゼットたんが下級骨死神未満と認めているのでは。ジゼデンも否定しねえのか。

続きます。

[240]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 05時57分

<輝ける魂> part.5

ー本文ー

リュグナート王は跪き、ジゼデンの左手の薬指に指輪をはめる。接吻を落とすと眩い魂が現れ、翅を広げた。
リュグナート「君の魂、輝ける魂だ」
その清廉な輝きに、ジゼデンは息を呑んだ。夢の世界出会った少年が指輪を奪った過去が蘇る。ジゼデンの記憶を奪ったのは冥界ではなかったのだ。
ハイド「あれはリュグナートあんただったのか!指輪が奪われた時、ジゼの最愛の者の記憶、つまりあんたに関わる記憶はすべて消え果てた!
ジゼを確実に取り戻すため記憶を奪ったんだな!」

ーーハイドがナマデンの設定垂れ流し機械になってます。
あと記憶を奪うことで、何かスムーズに進んだことありましたっけ。
やっぱりこのへん一番毒素が高いです。推理の謎解きシーンのつもりで本人だけが盛り上がってるせいでしょうね。ついてけねーよ。


リュグナート「この人形レガテアは、エーレンフェルスが形を作り、セーラが臓器を育て、私が自分の魂を切り分けて与えたものだ。
レガテアを器とし、冥王から取り戻したジュゼットの輝ける魂を入れれば君は人間として蘇る」
ハイド「何故ジゼの魂をすぐにレガテアに移さなかった?」
リュグナート「答えを待っていた。全てを知った上で、私のジュゼットの心が私と冥王のどちらを選ぶのか」
ハイド「たかがひとりの女のために、本気で神に挑むきなのか!」
か弱いはずの人間が、冥界の神を相手に戦い、勝とうとしているのだ。底知れぬ恐怖感に狼は戦慄した。
リュグナート「勿論だ」

ーー全て知った上での答えなら、わざわざ記憶を奪う必要ねーよ!戦慄してんのはこっちだ!
突っ込みが追い付かない…。


ジゼデン「待って!それではあなたを慕い、本物のジュゼットになろうと多くの魂を飲み込んできたレガテアさまの心はどうなるのです。」
リュグナート「人形に心など無い」
ジゼデンは絶句した、その時鐘の音が響き、おびただしい烏の大群が現れた。先陣を切る烏丸が鋭く鳴いた。
烏丸「冥王の使い烏丸である!この王国の魂はまもなく消去される!無関係なものは去れ!」

ーーやーっと、この作品で唯一マトモだと思われる烏丸さんが着ましたね。
とはいえ、お忘れかもしれませんが、ナマの家紋はヤタガラスを象った烏丸です。
つまり、所詮は(r

[241]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時02分

<輝ける魂> part.6

ー本文ー

ハイド「チッ、やっぱりあんたとは馬が合いすぎるらしいな」
「こんな中途半端に退きたくないってことさ、時間稼ぎしてやる!」
ハイドと烏丸は、鋭い牙と爪で弾き会って火花を散らした。その向こうに、いつの間にか黄泉門(よみど)があった。
ジゼデン「ミラダ…さま…」
開き始めた門の中の巨大な冥王の影がゆっくりと大鎌を振りかぶっていく。
ハイド「冥王の天罰が王国を焼きに来る!ジゼッ鎌で弾け!」
鎌をとるジゼデンの手をリュグナート王が剣の柄でうち据えた。取り落とした鎌をリュグナートが弾く。
ジゼデン「なにをなさいますの!」
叫ぶジゼデンをリュグナートが抱き寄せていた。
ジゼデン「離してください。王国が亡びてしまうんです!」
リュグナート「嫌だ。君が死ぬところを、もう二度と私に見せないでくれ!」

ーー普通に弾かないままだと、ジゼデンも死にませんか?

冥王の大鎌から束になった雷が落ちた。リュグナートを庇い、死神の鎌を避雷針にレガテアがすべての雷をその身に引き寄せたのだ。
レガテア「リュグナートさまがご無事で、よかった…」
王国を焼ききるため放たれた天罰の雷。それが小さな体を駆け抜けたのだ。
ぼろぼろになってレガテアは倒れた。

ーーお久しぶりですねえ、レガテアさま。リュグナート出てからここまで描写無しです。
しかし王国が焼けるはずが、少女ひとりで受け止められてますけど。ナニコレ。


ジゼデン「レガテアさま!」
リュグナート「君が悲しむことはない。人形はまた作ればいい」
ジゼデン「人形なんかじゃないわ!彼女の心があなたを守ろうとしたのよ!」
リュグナート「そんな心など要らぬ。これはジュゼットの魂と心を移すための器にすぎないのだ」
レガテア「そうです。わたくしは人形です。お望みとあらば、喜んでこの身を捧げます…」
リュグナートは(ジゼの)魂の蝶を手にレガテアへと近づいた。

ーーぼろぼろになったレガテアの体に、魂いれて大丈夫なの?


リュグナート「私が望んだのは、君と共に生きたいというささやかな幸せだった。ジュゼット君を神に奪われるなら神殺しの罪を犯そう。
私は何処までもやり抜く。何故なら君もまた他の者の愛など求めていない。私たちは私たちの幸せ以外、なにも求めていないからだ」
絶対的な真実がジゼデンの心を甘美な絶望で塞いだ。

ーー頑張る女の子達を応援する物語?嘘だろ…。感情移入出来ないにも程がある…。

レガテアの口に魂の蝶を押し当てた。ゆっくりと飲み込まれていく輝ける魂。
リュグナート「待たせたね、私のジュゼット」
そのとき、リュグナートの背を一陣の風が過った。死神の鎌を振り、ジゼデンが魂を刈り取っていた。
リュグナートの魂の色は、燃え盛る情熱と沸き上がる怒りを映した血のような深い紅だった。
リュグナート「そうだな。君なら、怒ると思ってたんだ…ジュゼット」
リュグナートの微笑みに十五歳の王子の笑みが重なる。ジゼデンは歯を食い縛り、鎌を握りしめていた。

ーーリュグナート退場です。ナマデン先生は読者が怒るポイントも分かりましょうね。

[242]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時17分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:なにもかもリュグの計画通り(要約) ワケワカらん
☆何回も指摘されてたとおもうが、まったくもってガバガバだなぁ…
色々やらかして、恋人が来るとは限らないよね?
子孫をアレコレしたらヌエコがやってくる!とかいうアレはナマの発想だって、はっきりわかったんだからね。
後から、気まぐれに世界の掟を壊す「夜の君」とかいう神のがしれっと出てくるので、
続編では彼(?)が一枚噛んでいた、という想定だったのだろうというのは予想できます

Q:どうしてもわからんことがあるんだけど
ジゼデンの魂をミラダが持ってて→リュグナートが奪い→レガテアに注入しようとしてる…
…「中級死神ジゼ」は何故自我を持って動いてるの?
レガテア以上に元から魂すっからかんじゃないの?
☆心があるからだと思います

Q:イマサラかもしれないけど、リュグは何でレガに自分の魂を分けて入れたの?
☆何も書いてないので、想像するしかないです。
推測ですが、つめものの臓器を維持する=「生きてないといけない」=魂IN

Q:イマサラかもしれないけど、何でリュグはわざわざ幽閉された体にしたの?
☆何も書いてないので、想像するしかないです。
…エク蝶には、そういう投げっぱなしが多いので、質問されても答えれないことが多いのですよね。
ナマ的に、読者に想像の余地を残してるつもりなんでしょうが…。
手抜きの言い訳としか…。ナマはここでも見ればいいよ…
http://www.raitonoveru.jp/howto/h2/408a.html

アッ、答えですか?それも、ジゼちゃんGET計画のひとつです(投げやり)

[244]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時23分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります


Q:しっかし、説明台詞多いな…会話と会話の間の描写が一切ない(地の文がない)状況なのはあらすじの方が略したからなのか
元から(なんか台本みたいなので、シナリオライターの悪癖?)なのか…。


☆会話の描写がないのは、おっしゃる通り自分がはしょってます。
ただ原文を見るとカットした理由が、皆さんにも察して頂けるかと…。
以下、同じ箇所を見比べていただければ。

「そうだ。この人形レガテアは、エーレンフェルスが形を作り、セーラが臓器を育て、私が自分の魂を切り分けて与えたものだ。
レガテアを器とし、冥王から取り出したジュゼットの輝ける魂を入れれば、君は人間として蘇る」
「わたしが蘇る?」
ジゼがかすれ声で呟いた。と、霊狼のオペラ座色の瞳がきらりと光った。
「妙だな。あんた、何故、ジゼの魂をすぐにレガテアに移さなかった?」
「答えを待っていた。すべてを知った上で、私のジュゼットの心がどちらを選ぶのか。その答えを待っていた。私を選ぶか、それとも冥王選ぶか−」
リュグナートの眼光に問われ、ジゼの心に鋭い痛みが走った。
「あんた本気か?本気で神に挑む気なのか?たかがひとりの女のために、冥界を敵に回すのか!」
霊狼は毛を逆立てた。か弱いはずの人間。それが冥界の神を相手に戦いを挑んでいるのだ。
そして今、彼はその戦いに勝とうとしているのだ。底知れぬ恐怖感に狼は戦慄した。
「勿論だ」
(原文ママ)

いかがでしょう?
実は今までの要約は、前後の重複する部分をある程度削ってのせています。
読み手にとって話の分かる描写はほとんどセリフのなかに有って、地の文には紋切り型の描写が多く無いと困る情報がほぼ無いんです。

一方でオペラ座の描写はすでに見ていただいた通り地の部だらだら書いています。したいところだけ書いてることはハッキリわかります。

また以前指摘されていましたが「」のセリフ内は全部改行なしです。
書き込みに怒られているで直していますが、リュグナートのセリフも6行位ズラズラ並んでいます。すごく読みづらい…。

…最近、古代文か暗号の解読班になってきた気がします。
こうなったら毒を食らわば皿まで!最後まで更新するまで失踪はしません!
ゲームマスター…、いやシナリオデザイナーに負けてたまるか!
(狂気に血走った目でダイスをふる)

ーーポエム管理人より
古代文の解読の方がきっと楽しい(苦笑)

[245]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時25分

エク蝶あらすじ&突っ込み、第五幕2節続きです。
一度、書いたものが全部消えてしまいました…。呪いか祟りなのか…。うごごごご…。
今回はジゼデン(ナマデン)様の素晴らしい演説()中心です。

<輝ける魂> part.7

ー本文ー

(ジゼデンがリュグナートの魂を刈り取ったところからです。今回は少な目なので原文ママを載せていくつもりです)

倒れてきた王の体を支え、レガテアは目を見開いた。
「どうしてこんなことが出来るの!リュグナート様はあなたの最愛の人なのでしょう?あなたはリュグナートさまが愛したただひとりの人、ジュゼットなのでしょう!?」
その言葉と共に、レガテアの唇からジゼの魂が吐き出された。ジゼはレガテアに向き合った。

ーーレガテアが「様」と「さま」とひとセリフのなかで違ってますね。このへん校正・編集共に、完全に投げてます。 しっかし、ハイドといい口から吐く描写が多いですね。ナマデン先生の性癖ですか?

「ジュゼットは死にました。今のわたしは<死>と<時>を司る冥王ミラダさまの遣い、中級死神ジゼです」
斜陽が眼鏡を光らせ、ジゼの表情を冷たく隠す。レガテアはリュグナートの体を支えきれず、床に崩れた。
「たとえあなたが死神でも、あなたはリュグナート様に選ばれたのに。人形のわたくしと違って愛される存在で、相思相愛だったのに。どうして?どうして、こんな……!」
動かぬ王の胸で泣き崩れる人形の少女を見つめ、表情のないジゼは淡々と語った。
「この世界は無慈悲です。罪なき者が死に、悪人が生き残る。死は雨のごとく平等に降り注ぎ、善悪の裁きとはならない。何の拠り所もなく人はこの世に立っているのです。
そうして生きるうちに世の不条理に傷つき、自らも何かを傷つけ、汚れながら生きるしかない。どんなに優しげな人たちも皆、心に毒々しい闇を抱えて生きてる。生きることは汚れること」

ーー無慈悲と理不尽が、たった4行でごっちゃになっています。見かけだけにこだわって言いたいことが定まっていないのが丸わかりです。
あ、ナマデン先生が一番言いたかったことは「どんなに優しげな人たちも皆、心に毒々しい闇を抱えて生きてる」というところなのは分かります。
だいたい冥王に贔屓されて、15年生きても汚れない特別な輝ける魂をもって、人としての人生経験の少なそうな死神の
お ま え が い う な

セーラとエレン、それぞれの魂の色を思いレガテアはまた涙した。苦しげに息を継ぎ、リュグナートの紅い魂を見つめながら、口を開く。
「そうね……。リュグナート様の魂も汚れていた。ジュゼットを思うあの方の魂だけは純粋であると信じていたのに。あの方だけが汚れない魂の持ち主だと思っていたのに。
だからあの方だけは守りたいと思ってきたのに。何故、人は誰かを恨まなければ生きていけないの?」

ーーリュグナートが輝ける魂じゃないと分かったら守らなかったんですかね?
汚れてる魂を見て、人は恨まなければ生きていけないとか、話が飛躍しすぎだし。 まぁ、レガテアも(ナマデンの一人遊びの)お人形ですからね…。


涙を零すレガテアに、死神ジゼは鎌を掲げた。
「レガテアさま、交渉を果たします。あなたにこの世にあっても汚れずにいる、輝ける魂をお見せします」
ジゼの白い指先が鎌の柄を滑る。鎌はねじれて縮まり、倫世のペンへと姿を変えた。掲げられたペン先に放たれた魂の蝶たちが集ってくる。レガテアは大きな瞳を見開いた。赤、橙、黄色、緑、青、紫……、色とりどりの汚れた翅は重なり、交じり合って、純白へと変わった。
「輝ける、魂……」
「人は生きることで汚れる。誰かを妬み、恨んで、取り戻せない過去に悲しみ、魂を汚す」
ジゼは唄うように囁いた。
「けれど人はまた誰かと寄り添うことで、その汚れをはらっていくの。七色の色が重なり、白い光となるように。魂は誰かと共に生きることで、再び輝いていくのよ」
明かされた真実に人形レガテアは息を呑んだ。

ーー色が白いだけで中身は(r
光の三原色は3つですよ、先生。まぁ、七つも混ざると結局白になるはずですが。七色なのに六つしかありませんよ、先生。 黄色だけ色がついているのは何故ですか、先生。
汚れずにいる魂の回答なのに、再び輝くって一回汚れてるじゃないですか。
だいたい『妬み・恨み』以外に、『怒り・憎しみ』とか無いんですかね。ナマデン辞書引きですか?


続きます。

[246]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時34分

続きです。ここからは原文からダイジェストに戻します。

<輝ける魂> part.8

ー本文ー

ジゼデンの魂が空にある黄金の黄泉門へ羽ばたく。ジゼデンの魂を手にした冥王の影を認め、ジゼデンはペンで文字を書いた。
『冥王ミラダさま。どうか彷徨える魂たちを戻してあげて下さい』
解き放たれた魂たちはそれぞれ本人の胸へと飛び立った。ただひとつ赤々と燃え盛るリュグナート王の魂だけがジゼデンの手に残る。

ーー分解されてレガテアに取り込まれた魂は勿論触れられません

レガテア「待って。リュグナート様の魂をどうするの?行くならわたくしも連れてって!」
ジゼデン「あなたは生きなければ駄目。まだあなたの魂は汚れていないでしょう。恐れず人を憎みなさい。愛しなさい。悲しんで、裏切られて、それでも信合える喜びを知りなさい。あなたにはそれを許してくれる人たちがいる」
ーー穢れてないから死にませんとか、訳分からないです。
生まれてすぐの穢れてない魂の持ち主も、理不尽に死ぬはずなんですが…。
リュグは死をもって罪を償わせる。
てめーは、今まで誰かの大切な人を奪ってきた。
そのた悲しみを味わって、生きて罪を償えってならまだ分かりますが


ーー昔は穢れてなかったけど、今穢れてないかどうかは断言できませんよね?剥製だったから穢れてない(キリッ)は自己申告ですし。人を疑わない子なのぉ☆ アッ、ハイ

ーー「このようなものの代わりにわたくしがいるのではない!」とかいって散々オーバーキルしてたやつが汚れていないわけねーだろ。

魂の戻ったエレンとセーラが支え合って現れる。
「レガテア!」
二人に抱きしめられ、レガテアは呆然とした。
レガテア「何故……?わたくしは、ただの、人形なのよ……」
ジゼデン「いいえ。あなたの心も体も魂も、もう、あなたひとりのものよ。あなたはあなただわ、レガテア」

ーー吸収した魂は自分のモノらしい(笑)
ご飯たべたら血肉になったようなもんですけどね。
リュグから切った魂で、エネルギー足りないから吸収してる、と認識してたんですけどね。そうなら、支えてもらわないといけないのって解決してないような(困惑)


ジゼデンは硝子玉のペンダントをレガテアへと見せる。レガテアは返しと言いそうになったが、その言葉を呑み込み、小さく頷いた。(わざわざ見せるのは本妻が自分だと主張してるのか)
ジゼデン「それではごきげんよう、生者のみなさま」
レガテア「ジゼさん!わたくしたち、また、会えますか?」

レガテアは叫んでいた。ジゼは答えず、風道を急いだ。空を覆っていた烏の群れはいつの間にか引き揚げ、そこには大きな虹の橋が架かっていた。
赤い蝶を手にどこまでも、どこまでも。延々と続く虹の大橋を渡って、小さくなっていく死神の影を見送り、レガテアは涙を拭いた。
「ありがとう、おねえさま。わたくし、生きます。あなたの分も……」(原文ママ)

ーー虹の橋のくだりは珍しく改行してるのでお気に入りでテラシスしてたんでしょう。
一方でセーラとエレンは「レガテア!」以外のセリフはありません。ハイドも烏丸も交戦したあと触れられてません。リュグナートの死体は誰も見向きしてません。雑過ぎる。勝手にいい話風に締めんな。

次回は、教えて!ミラダのコーナー、この章ラストです。

[248]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時47分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:小さくなっていく死神の影を見送り、レガテアは涙を拭いた
なんぞいい話にしてるけど あんまり解決してないよね?

・レガが魂エネルギー足りなくって吸収してた(仮説)件=解決してない
・レガ吸収した魂(分解されてレガテアに取り込まれた魂)=戻ったやつもいるかもしれんが、燃費によっては完全消滅した奴もいるよね。
・国が荒れ放題=解決してない。立て直すには 元;国王のレガとセーラがやるんだろうが…。
・進みすぎた技術=殺人病魔とか、人形化スライム君とか放置していて大丈夫っすかねぇ。
・時間とめる結界&なんかあった絶壁=とけたんですかねぇ?鎌もどったし。

国民の不満たまりまくってるから 国内色々ゴタゴタしそうだなぁ。
そうなったら他国から金の卵扱いされてた技術者やら、金持ちは、国外亡命しそうだし色々ガタガタになりそうw
ミラダの滅び回避されても、そのうち滅びそう…まぁ自業自得だけど。

Q:何で最後ジゼデンは急に輝ける魂の真実(重ねると輝く)に気付いたんだろう
そんな伏線あったっけ?

☆真実はジゼデンが元々知っていたような描写です。(記憶を奪われた時に、そのことも忘れた体)
◆本当に伏線かどうかはわからない
実はてんてーそんなの考えてないのかもしれないけど
>砂時計を思わせる巨大な硝子装置の中、
>おびただしい魂の蝶が捕らわれていた。
>それらは魔法の技で蒸留され、輝く光の粒となっていく

このシーンで魂の蝶が集中してる所を見てジゼデンは気づいたとか
でも「蒸留」って不純物を取り除く作業のことだから
蝶を重ならせ混じりあわせなくても硝子装置で汚れを払ってることにならない?
それにレガテアは気付かないの?取り除いた不純物の行く先は?と色々疑問が

あとはこの輝く魂理論でいくと、マグメルドで
金の有り余る貴族が集まってお互い褒めつつ怠惰に過ごしてたり
気の合う悪人同士が集まって酒盛りしてたり
売れない画家たちがお互いの絵をいいねいいねしてたりしても
交じりあった魂の蝶は輝く魂になるのかな?と疑問が
マイナス感情は持たないがその集団だけが楽しいみたいな
これが究極になると交じって輝くようになった
自分達は正しいと思っている人間集団同士で戦争が起きない?と思う

Q:あなたにこの世にあっても汚れずにいる、輝ける魂をお見せします

…と言いつつ、ジゼデンの主張は次のとおり

>汚れながら生きるしかない
>生きることは汚れること
>人は生きることで汚れる

「生きてる限り絶対に汚れる」って自分で断言してますやん!!
しかも生きてる限り魂が重なることはあり得ないから、ここって結局
「人は生きてる限り必ず魂が汚れる。死んでも何もしなければ魂は汚れたまま。死んだ後で死神が魂を混ぜれば白くなる(白くなることに何の意味があるのかは不明)」って断言してるだけだよな
(魂が自然に混ざることがないのは、魂収集装置で証明済み。エッツ、まさか自然に混じるの?)
これでなんでいいこと言った風にドヤってんの?なんでレガデン納得してんの?バカなの?しぬの?

あと「色とりどりの…」の後に「汚れた」と続けるセンスは頭がおかしいと思う
汚ないなら「雑多な色」とか、表現の仕方ってもんがあるだろ…
☆ナマだから(r

[249]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 06時59分

エク蝶あらすじ&突っ込み、第五幕二節は今回でラストです。
ミラダさまがジゼデンと輝ける魂について解説してくれるよ!セリフは原文ママで抜き出すようにしています。

<輝ける魂> part.9

ー本文ー

黄昏の色が空を染める。金色の光の中、大気は蜜のようにとろけ、段々と甘い芳香を放っていった。(原文ママ)

ーー魅力的=とろけるなのは、先生がスイーツ()だからですか。ハイドの声といいそれまでの描写が下手なので、ベタベタしたイメージで生理的に受け付けないのですが。

冥王ミラダは上級死神アーヴを従え、虹の橋の上にいた。着物は乱れ、髪はもつれて酷い有り様で、急いで人界にやって来たことは明白だ。(何で裁きを下す決定を自分がしてるのに急いで来てるのかは分かりません。)
ジゼデン「お答え下さい。ミラダさまは何故わたしに、このような運命をお与えになったのです?」
ミラダ「それは、お前が輝ける魂の持ち主だったからだ」
「強過ぎる輝きは、地上にあっては騒乱を引き起こす。現に、お前に惹かれたリュグナートは冥界に戦いを挑んだ」
「お前のような魂の持ち主は稀に生まれる。それは妾はけして見逃すことはなかった。見つけ出した魂は地上に生まれる前にすくい上げ、必ず側に置いたものだ。だが何故、お前だけが妾の手をすり抜け、妾の目の届かぬ場所で生きていたものか。妾自身にも分からぬ」

ーー以前に騒乱を引き起こした輝ける魂が居たような口ぶりですが、それならジゼデンではなくその輝ける魂が今でも寵愛されてそうですよね。それはそれでアセルスの零姫みたいに逃走してるのぉ、とかいいそうですが。
そのくせ見逃すことはなかったとか、矛盾したこといってますけど。


ジゼデン「ミラダさま。その話が誠なら、わたしはどうしたらよいのでしょうか?」
ミラダ「此度の騒動はすべて、妾がお前の魂に気づかなかったことに端を発する。一度生まれてしまった魂を、慌てて狩り入れても仕方なかったのだ」(普通『刈り入れ』じゃないですか?死神の鎌は農耕の鎌なんですから)
ーー巻き戻して、狩ればいいじゃん…
とか思いますが、そうるすと世界が破綻する(かもしれない)って設定があったんですよね


「お前のことは妾が守る。だから、ジゼ、お前は好きな<時>に戻るがいい」
ーーだから世界が破綻するかも(r

ジゼデン〔わたしが死ななければリュグナートさまの魂は、ここまで苦しまずにすむ。幼い恋の中で、わたしが消えたりしなければ、リュグナートさまは正しく王国をお治めになる。わたしたちの幸せが、蘇る〕

ーー自分で身分違いの女優と言っているのに、生き返ったら王妃におさまる気まんまんですね。わたしの幸せがみんなの幸せなのぉって感じで、厚かましいというかなんというか…。
さらには、契約をドジ()で守らず報酬だけフルでもらうって、はは、それ作者の経験&願望そのものじゃないですか。さすがキャラクターは書き手の鏡とは言ったものです。

ミラダ「そうだ。彼の許に戻るがいい。お前が輝ける魂を持っていても、災いを呼び寄せず、穏やかに暮らせるように、お前の人生は妾が見守る」
ーー災い予防とか、今まで出来てなかったじゃないですか!!

アーヴ「ジゼ。陛下のお許しを得たんだよ。彼の許へ、お戻り……」
ジゼデン「いいえ」
「わたしが得たもの(=時間を戻す権利??)はすべて、あの子にあげて下さい。なにもないあの子、レガテアに」

ーーまずミラダさま。ただでさえミラダもポンコツ冥王で他の神から突き上げられてるのに、本当に管理できる&責任とれるんですか。上級死神もアーヴみたいなレベルだと不安ばかりですし。結局ジゼデンに条件を提示して先伸ばしした理由はなんだったのか…。
次にジゼデン。このセリフ、先生が何かステキ!って思って深く考えずパクっていれたんでしょうね。レガテア=なにもないあの子って、自分より長生きして国を統治している人間の人生を真っ向否定とは恐れ入りますね。わざわざレガテアからリュグナート取り上げといて。


続きます

[251]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 07時11分

<輝ける魂> part.10

ー本文ー

(ジゼデン「わたしが得たものはすべて、あの子にあげて下さい。なにもないあの子、レガテアに」のセリフの続きからです)

ミラダ「何故だ」
ジゼデン「わたしが過去に戻り、生き続ければ、あの子は生まれない。あの子の存在は消えてしまう。誰にも思い出されず、はじめからいなかったように」
「リュグナートさまに指輪を奪われて、わたしは知ったのです。悲しもうとしても涙もでない空虚な心を。魂にぽっかり穴が空いたような実態のない虚しさを。そんな思いを、あの二人にさせるわけにはいきません」
ミラダ「それが運命というものだ。ジゼ、お前は許されたのだぞ」
ジゼデン「いいえ」
「誰かの存在を消すなど、あってはならないのです。それがどんなに辛く苦しい選択だったとしても、すべての者は存在するべきなのです。だって……」

ーー盛り上がっているところ失礼します。
今時間を巻き戻したら、ジゼデンによって怨霊にされた魂(件の夫婦)、100年の停滞で肉体的&精神的ダメージを受けた王国民、病魔に襲われた動物たち、失恋ショックで暴走したセーラ、トチ狂ってるエレン、リュグナート等々
全員が今よりマシな人生になると思うんですが。
たった一人の犠牲でたくさんの人が救われるんですよ?
それよりもレガテアと彼女の喪失感を抱くはずのセーラ&エレンの方が重要だと?
つまりジゼデン(ナマデン)公式にすると…
レガテア(ジゼデン)≧セーラとエレン>越えられない壁>リュグナート>モブの皆さん
あれこれって…
ケツムカデ≧糞旦那>越えられない壁>晴明>パセリ一族+全国で鬼に苦しむ民
…気のせいですね!(真実から目を逸らしながら)


ジゼはすっと顔をあげた。太陽を映す黒い瞳が、冥王の美しい顔を見つめて、力強く輝く。
「だって世界は……、ミラダさまは、すべてを許しているんですもの。わたしが、そうさせてしまったんですもの。わたしが、あなたを変えたのでしょう?」
ーー全部許してるんだから、レガも許すべきだ。(その結果、他はイケニエ) うーん、この

「そうだ。お前が妾を変えてしまった」
冥王の美しい顔は、過ぎ去った時を追いかけるように虹の彼方に向けられた。
「お前の魂を奪った時、死者となったお前は妾にこう言った。死を避けられないなら、せめて人々に心残りを与えないように魂を狩り取れ、とな。
幼い王子が恋の絶頂でお前を失えば、立ち直れぬほどの痛手を受ける。自分を殺すなら、王子が成人し、人の死を乗り越える力をつけるまで待てばよかったのだと。そうお前は言ったのだ」

ーーリュグはジゼが死んだのは運命だとか乗り越えてませんでしたっけ?暴走したのは、死神になってパシリが許せなかっただけで。
アテクシの言うとおりになったし!こうですか?


涼しげな夜の気配が近づいてきた。冥王の瞳が王国へと転じる。
「お前は自分の死が王国の上に影を落とすと嘆いたが、事態は果たしてそのようになった。リュグナートは即位するなり、国を傾けてまで妾に挑戦した。妾は知ってしまったのだよ。人々の心残りがどれほど世界を変えてしまうものなのかと―」(原文ママ)

ーー「せめて安らかに眠ってほしい」と言っていたのは人の死を乗り越える力がついていたからなのでは…。というかジゼデンがふらふらドジ()やってるところ見たからキレた訳で。
死神の仕事をさせることが全くプラス…いや全部マイナス結果に極振りじゃねーか!
冥王何年やってんのか分かりませんが、イマサラ心残りが世界を変える()とか気が付いたんですか?
こんな無能が<死>と<時>を無慈悲()に扱ってる世界なんてゾッとします。

[252]
匿名 - 2018年07月15日 (日) 07時13分

「神に挑み、<時>淀ませたリュグナートの罪は重い。だがそれはお前を愛するゆえだ。ジゼよ。あれほどに愛されて、お前はまだ幼い恋と思うのか。
もう一度だけ言おう。戻れジゼ。彼の許へ。あれはたいした男だ。あの力を正しく使えたなら、世界はもっと輝けるものになる」
ジゼ頑なに首を振った。眼鏡が夕日を反射し、ジゼの表情を完全に奪う。
「ジゼ……」
冥王は声もなく、首を振り続けるジゼに手を伸ばしかけ、躊躇い、そして踏み留まった。
「いや、もう聞くまい。妾の死神ジゼよ。お前は気が済むだけ妾の許で働き、魂を導くが良い。だが、時は何者をも変えてゆく。幼い王子を冷酷な王に変えたように、平和な王国を永遠の都に変えたように。お前もまた時の侵食を免れはせぬのだ。
お前がその心を変え、いつか良いと思う日が来たのなら……。ジゼ、お前はあの男の胸へお帰り。それが一番いいのだから」(原文ママ)

ーー死神としてドジ()して気がすむまで被害者を増やしいていいと言われた上に、都合が悪くなったら高飛びしてOKとの許可まで頂けました。これで飯を奢ってくれたら、誰かさんの理想の上司像ですね(骨)

赤い蝶がジゼデンの手を離れ、冥王ミラダの指先に灯る。その傍らには、いつの間にか桃色の瞳の黒い狼毛皮が漂っていた。(桃色の、瞳の黒い、狼毛皮とも読めますね…)
〔あの人はこれから裁かれる〕
〔わたしが消えれば、この世も消える。その通りなんだ。わたしが過去に戻り、人間として生き続け、ミラダさまの死神にならない道を歩めば、その後の未来はすべて変わってしまう。今あるこの世界は失われてしまう。<時>を巻き戻してはならないんだわ……〕
ーーだーから、いっそ失われたほうがマシなんだってばよ。いっそ地上まるっとなくなってしまえ

冥王ミラダの姿が消え、顔を曇らせたアーヴが姿を消し、霊狼ハイドが何か言いたそうにして、何も言えずにうな垂れて去って行くと、ジゼは泣いた。声が嗄れ果てるまでジゼは泣き叫んだ。そして泣き疲れて、深い眠りに落ちた。(原文ママ)

ーー誰もいない虹の橋の上で泣き寝入りしたら、落下しそうですが残念なことに誰かに回収されてます。ミラダも四の五の言ってないで強制的にのしつけてリュグナートに送れ。
ジゼデン以外に全く優しくない世界ですね、ホント。とりあえずこの章終わりです。

ついにあと終幕を残すのみ!電波文章と解説に、あともう少しだけお付き合いください

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匿名 - 2018年07月15日 (日) 07時21分

Q&Aについて返答記号
☆ 返答の回答にしっくりくる(と思ったもの)
◆ しっくりはこないものの、スレ内での返答。当時のライブ感等を考慮して、あえて残してあります

Q:ツッコミが追いつきません

@時は何者をも変えてゆく。幼い王子を冷酷な王に変えたように、平和な王国を永遠の都に変えたように。
→永遠の都になったのは…時が止まったせいで変わったから??時間のせいにしてもいいけど 冷酷な王が変わったのは時じゃなくって、輝く魂のせいじゃないかな? 輝く魂に魅了されて 死神にしたミラダのせい。
ミラダは、自分が悪い(=ジゼ、お前は悪くないんだよ!)ってフォローさせてるつもりなんでしょうか…

Aそんな思いを、あの二人にさせるわけにはいきません
存在ごとなかったことにするなら、彼女(=そもそも居ない人)への喪失感なんかも感じたりもしないんじゃないの?
記憶がない空虚さと同列に語るな。

B何というか…ナマデンの願望駄々漏れで酷く萎えるね
いやここまでも駄々漏れてたんだけど
物語として書きたいオチにナマデンの実生活での願望が足されたのを隠す気すらない感じ
クソ甘い監督者に守られながらみんなのため犠牲になるアテクシ聖女がやりたいってだけ

解説さんの言うとおり時間を巻き戻した方がみんな不幸にならない
レガテアはジゼデン入れるための人形なんだから生かすも何もないし
あれを生かすために今後も他人の魂を消化しなきゃならないなら生かしておくべきじゃない
一方でレガテアに自分の得たもの全てをあげると言っておきながら
レガテアが一番求めていた「リュグナートに愛されること」は奪ってしまっている
だったらリュグナートの記憶を消すなりして生かしておいて
レガテアには輝ける魂(一応本人も輝いてるっぽいけど)を譲渡して愛されるようにしてやらないとおかしい
現状レガテアに残されたのは問題が山積したマグメルド(一応囲ってる美少女や、セーラ&エレンとかは残るけど)しかない

もっと言えばジゼデン誕生直後に時間を巻き戻してミラダが即回収すればいいんだよ
つまりこの物語そのものを無かったことにするのが一番平和

☆ナマだから



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