| [38] サガフロンティア 裏座談会 |
- 匿名 - 2018年02月27日 (火) 07時37分
※留意事項※ 適宜改行・空行挿入済。原本は変則的な3段組みで発言者が変わるときに段落あり ナマデンの肩書は「アセルス編設定担当」 まったく発言がない項目、一言程度しかない項目、話題に出てこない項目は割愛し、「赤カブ」 「開発2部」「サガフロ2」の3項目のみ引用 (1ページ半程度に相当、「サガフロ2」の項目は発言はゼロだが暗に言及されている) 他の項目は「合宿」(ここに「赤カブ」)「食事」「バトル」「プロレス技」「思い出」 (最後の2項目が「開発2部」「サガフロ2」)
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【赤カブ】 仲間になるキャラクターとしては、きわめて異色の存在である赤カブ。 戦闘でもとくに役に立たないこのキャラクターが、ゲーム内に登場することになった理由 とは……?
前田 ベントスタッフでは「赤カブが9番目の寵姫」って説があるらしいよ。 名前に色名が入っているし、花札で“かぶ”って言ったら9じゃない。 生田 いやですよ、そんなの(笑)。 河津 くそーっ、そのネタを4ヶ月前に聞いてれば、青オイチョってキャラクターも出せたのに(笑)。 生田 もっといやだ〜。 前田 あと、この本のボツになった企画で、99番目までの全部の寵姫の名前を作るってのもあった らしいよ。 生田 それは大変ですよね。 全部ゴロ合わせにしなくちゃいけないし、みんなキレイじゃないといけないし。 高井 キレイじゃないといけないの? 生田 寵姫ですから、それはもちろん。
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- 匿名 - 2018年02月27日 (火) 07時38分
【開発2部】 7つのシナリオをクリアした時点で行けるようになる「開発2部」は、開発スタッフ全員が ゲーム中のキャラクターの姿を借りて登場する、遊び心満載のオマケ。 一見の価値ありだ。
河津 全部のシナリオをクリアするとつぎのシナリオが出てくる、っていうのは一般的すぎるんで、 やりたくなかった。 オマケとして開発室をつけようってのは、かなり最初のころから考えていたネタだよね。 スタッフのみんなに、思う存分自分の口で語らせてあげようという僕の親心(笑)。 高井 そうしたら、つぎからつぎへとイベントバトルのオンパレードになってしまったという(笑)。 すぐ不思議空間に連れていかれたり(笑)。 前田 誰がどのキャラクターをとるかってのも、なかなか性格が表われておもしろかったよね。 高井 そうそう「開発2部」を作ってるときに、生田さんのところへ行って、「石井さん、ゾズマを とったよ」って教えてあげたら、「ええっ、信じられないですねぇ。とんでもないですね」 って、お怒りになって(笑)。 石井 イヤな女だな(笑)。 で、高井は何のキャラクターをとったの? 高井 時の君。 石井 それもふざけてるよな(笑)。 松井 河津さんって、どこに登場してましたっけ? 河津 最後にクリア回数を表示するヴァジュイール。 べつに名乗ってはないけど。 石井 なんで河津さんのヴァジュイールはよくて、オレのゾズマはとんでもないわけ? なんか差をつけられたカンジだなあ(笑)。 生田 イヤな女ですから(笑)。
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- 匿名 - 2018年02月27日 (火) 07時39分
【サガフロ2】 開発2部の次回作が何になるかは、まだ決まっていない。 しかし、ここでは読者サービスということで、「もしも『2』を作ることになったら」と 仮定して話を進めていただいた。
石井 主人公がみんな最後まで素手だと作るのがラクでいいよね(笑)。 河津 バトルはもうちょっといろんなことをやりたいね。 フィールドに高低差をつけたりとか。 石井 それってかなり前から言われてることだけど、実際にやろうとするとなかなかできないよね。 河津 エフェクトを考えると、こわくてやれない。 ボス戦だけなら、なんとかなるかもしれないけど……。 ボスが背中を向けていて、自分のキャラクターが崖の上にいたり、とか表現できるとカッコイイ よね。 石井 高低差をつけることで、戦略的にどれだけおもしろくなるか、見きわめないとね。 高いところに上がるのがあからさまに有利だと、プレイヤーはもうそうれしかやらなく なっちゃうだろうし。 松井 移動の概念が入った場合、戦闘がワンステップ増えちゃうのも、どうかなってところですよね。 前田 連携はどうですか? 河津 あれは一発ネタっぽいんで、次回作でもやるかどうかはわからない。 高井 あのシステムだと、つぎはもうリアルタイムでコマンドを入力したくなっちゃうんじゃないですか。 言わばアクティブタイムバトルの連携。 『FF』にやってもらってもいいな(笑)。
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- 匿名 - 2018年02月27日 (火) 07時40分
河津 ストーリーに関しては、今回、ウチのRPGにないパターンをいろいろやっちゃったんで―― 耽美系とか(笑)。 ネタとしては昔からあったんだけど、あれ単体で何千円も払えとは、なかなか言えないじゃない。 異なるタイプの主人公が複数いる『サガフロンティア』だからできたんだろうね。 松井 つぎは学園ものの『サガ』をやりましょうよ。 石井 ヴァジュイールが学生服で登場してもおもしろいよね。 ゲタ箱を開けると、「ヴァジュイール様へ」って書かれた手紙がドサっと出てきたり(笑)。 高井 生徒会室に入っていくと、「美しいものを見せろ」とか言われて(笑)。 松井 アブないよ、そいつ(笑)。 河津 それで、うしろに化学部のヤツがひかえてて、花火を上げる(笑)。 前田 そう言えば河津さんって、同じキャラクターをつぎの作品にも登場させるってことは、ほとんど やらないですよね。 河津 登場させるんだったら、同じ舞台を使って、ストーリー的に本当のつづきものにしないと。 石井 じゃあつぎは、舞台が変わってもせめてヴァジュイールってモンスターぐらいは出しますか。 河津 花火ぐらいは次回作に出してあげてもいいかな(笑)。
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>>解体新書のスタッフ一覧 http://hakuteikoubou.skr.jp/storage/staff/1994_PS/SF.html これを見るとナマデンは「アセルス編の企画を担当」というだけでシナリオを手がけたと書いてあるわけではないんだな
ついでにLoMの動画とスタッフ一覧 https://www.youtube.com/watch?v=mE6R23oPNCs http://hakuteikoubou.skr.jp/storage/staff/1994_PS/seikenLoM.html
河津=河津秋敏(ディレクター) 石井=石井浩一(企画チーフ) 高井=高井浩(グラフィック) 前田=前田靖幸(宣伝P) 生田=いうまでもなくナマデン(設定だけ考えた、自称ライター
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