袋小路さん、はじめまして。両親がモラで、自身が「解離性障害」を持つくれぺりんと申します。
引き取って1年経っても、落ち着くどころか、甘えてばかりの甥っ子さん・・ということで、
昨年の袋小路さんのレスも合わせて読みました。
甥っ子さんは、お母様の養子になられたので、治療は無事、継続できていらっしゃるのですね。
「一日も早く治療を開始したい」と教授が言っていた通り、甥っ子さんにとって「療養」は
「生死を左右する」問題で、現時点では「高校」に入ることよりも大事なことです。
それ以外の事は、すべて当面「保留」にして、焦らず、長い目で見ることが結局、近道です。
解離性障害のサイトから「回復した家族になる5つのポイント」という項目をご覧になって下さい。
http://dissociation.xrea.jp/disorder/dissociation/index.html「解離」というのは「脳」に損傷を負ってしまった状態です。「脳」(心)は目に見えません。
甥っ子さんの養育歴を考えると、 例えて言うなら「全身の3分の2が、大やけどを負ってしまっ
た」のに匹敵する状態だと思います。治すのは容易でない。虐待がどれほど重い罪かという事です。
彼は生後14年間、たった一人で、母からのモラルハラスメントに責め苛まれ続けた。
別れた父からも、何らかの暴力を受けていた可能性もあります。
ただの一度も母親に安心して甘えられた瞬間がなく、むしろ、母親の「サンドバック」としての
役割を果たしてきた。そういう親子を、過去に見た事があります。
妹さんが息子を手放したがらなかったのは「格好のサンドバックを失いたくないから」です。
甥っ子さんは、今「誰かに無条件で甘えられない」と、これから生きていく基盤を持てません。
袋小路さんは彼に「一生懸命頑張るのでないなら、私は一切の援助はしない」と話しましたが、
彼は、傷ついた脳と心を抱えながら「誰の為に」何を「どう」頑張ればいいのでしょうか?
長年、子供には耐えられない境遇の中で、頑張っても頑張っても一人、暴力に晒され続けた彼。
5人兄弟でモラ父に耐えた袋小路さんと、甥っ子さんとは『立っている場所の厳しさ』が全く違う
と思います。彼は「お金の援助」では、もう生きていけないのです。「愛」がなければ・・。
>そんな母を労るどころか、実母(私の妹)の恨みを晴らさんばかりの態度に困っています。甥っ子さんの「実母」を「毒親に育てた上げた責任者」はお母様です。自覚は0でしょうけど。
彼が「人権を奪われた」14年間の出来事は、お母様が一生謝っても、もう取り返しがつかない。
お母様がボコボコにされていないのは、まだ彼には良識があるということであり、裏を返せば
最後は人を攻撃することも諦め、ひっそりと一人消えていく性格なのではないかと危惧します。
私の見たサンドバックの子は、高校生の時、富士樹海に消えました・・。
「継続して」人に労られたことのない甥っ子さんに、誰かを労ることは「まだ」出来ません。
>私も母も、自分のことは二の次・三の次で頑張ってきてこの状態ですと、気力を保つのも>大変ですし、私達自身の人生も無駄になっている気がしてきました。(労力・時間・お金)「子育て」は「親の気力・労力・時間・お金の『すべて』を投げ打って」するもの。
「親権者になる」というのは、自分のことは二の次・三の次で頑張り続けるということです。
甥っ子さんに費やす労力を「無駄」と思うなら「親権変更」の目的は何だったのでしょう?
>甥っ子は現在、自分では何一つ努力をせず、ただ適当に生きて、「自分には価値がある」「生き延びたい」という気持ちが育まれなければ、子供は何もしません。
母親から、引き離しただけでは『助けてやった』事にはならないのです。
これから、何年もかかって、甥っ子さんが「生きていきたい」と思えるようになるかならないか、
雲をつかむような話ですが、それに付き合うお気持ちになれれば、道は開けると思いますよ。
「蒔いた種は刈らねば」なりませんが、それは、親の仕事。
袋小路さんは、治療の経過の見守りに徹し、甥っ子さんの「生活指導」には関わらない方がいい
と思います。母親が2人いる状態は良くないです。
袋小路さんが、お母様と距離をおき、ご自分の人生を充実させることが、長い目で見れば、
甥っ子さんの為になる気がします。人生の目標となるような伯母がいれば、彼の力になります。
ぶっちゃけ言ってしまえば、袋小路さんが「お母様離れ」して、甥っ子さんの「唯一の味方
の存在になりきる」ことが出来れば、希望が見えてきます。残念ながら、二者択一です。
正直、中学生を養育するお金も無いというお年寄りが、娘から親権を奪うために「弁護士」を雇う
という「発想」をするだろうかと疑問を感ずるのです。
真実、袋小路さんが「甥の為の経済的援助」をしなければ、お母様は「やっていけない」のですか?