史さん、初めまして。
現在、保育園に勤めている者です。バーバラさん、ぽかぽかさんが仰っておられるように、
帰りたがらない子どもは、結構います。最近は増えているというのが保育士達の感触のようです。
昔より、帰りを急がないママも増えている感じがします。
昔「あんた達はいいけど、ママはこれからご飯を作らなきゃいけないのよ!」と怒鳴ってるママが
いて、職員達が「大変だよね~。あの時期は・・」と、ため息をついていたことがあります。
一見、優しそうなママでも「そういうことする**ちゃんは、ママ、嫌い」と言って、子供を
従わすママもいます。その子は、ママの顔色を常にうかがっているように見受けられます。
子どもを親の思い通りにしようとすれば「脅せば簡単」です。しかし、その子の将来はどうか?
「脅す子育て」に疑問を持つ方が増えたので、帰りを急がないママが増えたのではないかと思って
います。でも手間はかかりますよね・・。
私は、子どもが1才半の時から「うつ」で、とても辛かったです。「うつ」だと、周りのママが
みんな立派で、完璧で、自分だけが「一番ダメで、母親失格」と信じ込みます。
でも、これは『うつの症状』の一つで、現実ではないんです。その時は、わからないけれども。
20年経って思えば、立派なママでなかったにしても、極悪なママでもなかった、ただただ、
「我が子のママ」だっただけだと思います。子どもを、手際良く扱えるママでなくていいと思い
ます。子どもの願いはただ一つ、ママが生きて、そばにいてくれる事ですから。
夕方の時間帯は、まだ幼児は体力が無いし、保育園の人間関係もいろいろ苦労があるようなので、
お子さんは、思いのほか疲れています。人疲れで、長い時間ぐずったり、絶叫するような
「夕方泣き」が見られることもよくありますが、それは、その子がそれだけ「感性が高い」と
いうことでもあると思います。
史さんのお子さんも、敏感にいろいろな事を感じとっていらっしゃるのではないでしょうか。
小学校に上がると、体力もつき、やや鈍感になる安定期に入るので、それまでの辛抱ですよ。
私は「うつ」の時、子どもと楽しく遊んだり話したりする余裕がありませんでした。それで、
夜寝る前に一緒に寝転がって、一冊だけ絵本を読みました。後は寝るだけなので、子どもと
寄り添う余裕がわずかに出てくるので、1日1回だけのサービスです。
「ぐりとぐら」シリーズ、「あおくんときいろちゃん」「おだんごぱん」「てぶくろ」
「くまのコールテンくん」「どろんこハリー」「はらぺこあおむし」「いそがしいよる」
「こんとあき」「ちいさいおうち」「ラチとらいおん」「まよなかのだいどころ」等、
お気に入りの本は、移動図書館で何度も借りては繰り返し読み、私も絵本が好きになりました。
バーバラさんの挙げておられた「かいじゅうたちのいるところ」は、子どもは怖がるんじゃない
かと思うような凄い絵なのですが、子ども達には絶大な人気の、素晴らしい絵本です。
子どもに良い絵本は、大人が読んでも癒されるので、東京子ども図書館のブックリストを参考に
なさってみたらいかがでしょうか。町の図書館にブックリストが有ることもあります。
http://www.tcl.or.jp/publication7.html「改訂新版・私たちの選んだ子どもの本 東京子ども図書館編 1050 円 」は、アマゾンで
購入可能なようです。
史さんは、お子さんの前で泣かれたことはありますか?
幼児と一緒にいると、どうしようもない、「もう、やだ」という時がありますよね。私は、
泣き叫ぶ子どもの手を引っ張って、玄関に入った途端「わーん」と大泣きしたことがあります。
そのうち、なんだか二人とも泣き止み、何事もなかったかのように普段の暮らしに戻りました。
「涙を流す」ことが必要な時が、大人にも子供にもあるのではないでしょうか。
泣くし、あらゆる相談電話にかけまくったし、相談センターのような所にも行ったし、とにかく
他人に「辛い、辛い」と言っているうちに、子どもの方が落ち着いてしまったという感じです。
良く聴いてくれる人を探し求めて、何度でも何度でも気持ちを吐き出して、やり過ごされるのも
一つの手かと思います。史さんが、少しでも楽になれば、お子さんも嬉しいと思いますよ。