No.2844 ポッキーさんへ 投稿者:seiko   投稿日:2009年09月30日 (水) 00時43分 [返信]

はじめまして。
いつも拝見しています。
私にはポッキーさんのような文才がなくてうまく表現できませんが
おっしゃる通り、まだ心の傷は癒えていません。
だからここに来てしまうのだと思います。

離婚が成立して、自由を手に入れ、健康を取り戻しました。

「幸せだなあ。」と感じる瞬間が増え、
一日に満足して眠りにつく日が多くなりました。

でも時々
ここで管理人さんが記してくださった「モラルハラスメント」について読み返さないと、

「私が精神を病んでいたから、夫をゆがんだ目で見ていたのではないか？」
「夫のした数々の事柄は、普通の人になら耐えられたのではないか？」

等々
また同じ螺旋のなかに迷い込んでしまいそうになるのです。

イルゴイエンヌの本は付箋と赤線で一杯で、何度も何度も繰り返し泣きながら読んで、十分納得しているはずなのに。

２３年の結婚生活です。離婚してまだ１年です。
このサイトから離れるには、しばらくは時間がかかるのかもしれません。

私は「怒り」の感情が欠如しているので、「憎しみ」もわいてこないのです。
夫や結婚生活にたいして、
あるのはただ「悲しみ」と、「むなしさ」、「あきらめ」、「消してしまいたい」という感情です。

私の離婚は戦って「勝ち得た」ものではなく、「逃げた」という感じなんです。

離婚届けは１年も前に夫が怒りにまかせてサインしていた物を、大切に隠し持ち、黙って出しました。
私が勝手に提出する当日に、夫に「提出します。」というお知らせの手紙が届くように細工しました。

精神を病んでからは一切戦うことができなくなっていたので、自分を守るために戦わずに逃げました。

夫と話し合おうとすると全く話し合いにならず、
つたない表現ですが
私がグチャグチャになってしまうので。

グチャグチャになってまた精神病院に入院して
子供や、親や、兄弟や、職場の同僚から
「やっぱり駄目なんだ」と思われて
私自身も自分の生きる能力を信じることが出来なくなるのが怖かったのです。

ここで
調停や裁判で戦っておられる皆さんの書き込みを読むたび、
自分のとった行動が、卑怯でずる賢いものに思えます。
夫に対して、あまりにも理不尽な行動だったのではないかと、考え込んでしまいます。

でも
もう本当に１秒も耐えられなかったのです。
自殺するか、精神病院に逃げ込んで心を閉ざすか。

正々堂々と裁判で戦っておられるポッキーさんの書き込みは、眩しいです。

私には出来なかったそんな現実を、今しっかり踏ん張って戦っておられるポッキーさんや、皆さんのことが人ごととは思えず、
ついつい読ませて頂いて、余計な書き込みをしてしまいました。
気分を害された方がいらしたら
ごめんなさい。

誰でも幸せになりたいと思って結婚するのに、
結婚って難しい。

人生を生きるのも難しい。
でも
人生って差し引きゼロのような気もします。
苦しみがあれば喜びもある。

ポッキーさん、
ポッキーさんにとってベストな結果となる裁判の結審を、心から祈っています。

私も早くこのサイトから離れることが出来るように少しずつ回復していきます。

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