最近では漫画の中にもモラハラが登場し、モラルハラスメントの知名度も上がったなとしみじみすることがあります。 夫婦間、職場、毒親などなどいろんな設定でネタとしてなのかもしれませんが。 モラハラなどのハラスメント体験のない人にもわかってもらえるようになってきたなと。
最近多い異世界ものや時間逆行ものではひどい目にあった主人公たちが事前に未来を知ってやり直したり。 残念ながら現実世界の私たちはそんな便利なことには出会わないんですけど、モラハラやDVな家族や周囲に立ち向かい被害者の立場から抜け出すストーリーには勇気をもらうこともあります。
私が漫画の中でこれは今思えばDVだけでなくモラハラでもあったなと思うのは1986年に連載されていた「麒麟館グラフィーティー」でしょうか。 不幸な生い立ちの女性を、コイツなら酷い目に合わせても逃げ出さないだろうと結婚に持ち込み毎日ネチネチと文句をつけては暴力をふるってサンドバッグ扱い。 熱のある奥さんを冬の北海道で締め出してさすがに奥さんも逃げ出しますが外面の良い夫に最初はみんな奥さんを責めていましたが夫のおかしさがだんだん周囲にばれていく過程はモラ夫みたいでした。 最終的には奥さんは離婚できて幸せな再婚をするあたり少女漫画ですが、奥さんをおとしめて自分は巧妙に被害者を装うあたりモラだよなぁと思いました。 まだモラハラの概念もなかった頃に描かれたので、思い出してすごいと思いました。
読むとフラッシュバックを起こされる方にはお勧めできませんが、皆さんは何かこれはモラハラだったよという作品はありますか?
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