No.13232 意見を聞かせてください 投稿者:藍 投稿日:2015年05月16日 (土) 16時15分 [返信] |
当事者ではないので、ずっと迷っていたのですが、初めて書き込みします。
私の姉の事なんですが、同棲している相手がモラハラです。姉いわく、相手は自己愛性人格障害だろうと。 2回ほど身体的暴力もありました。
一度は別れる決心をして実家に戻りましたが、強烈に相手の元に戻りたくなり、戻ってしまいました。
頭では、戻っても同じで危険だと解っているけど、気持ちがついていかない、と言っていました。
私も色んな所に電話相談をしたり、スマホで調べたりしていますが、沢山の被害者の方は、離れても気持ちが揺れると知りました。特殊な心理状態におかれているから、と書いていました。
相手の所に戻る事に対し、向こうでも警察に行き110番登録はすること、次はまだ頑張れる、と思わず、頑張りすぎない事、安否確認の為うっとうしいかもしれないけど、毎日私とラインのやり取りをすること、という話をして戻っていきました。
そして現在は110番登録、ラインのやり取りはしています。頑張りすぎない、というのは出来ておらず、頑張っているんだと思います。
身体的暴力は今のところありませんが、言葉の暴力はたまにあるようです。『お前ごときが~』等4時間くらいグダグダ言われたそうです。
姉は『そういうのがなかったら普通なんやけどなー』と言っています。自己愛なら治らないというのも姉は解っているようですが、別れません。
私も含め家族としては、何とか離れて欲しいのですが。 無理に連れて帰ったとしても、また戻るだろうし、その時の相手が姉に何をするかわからず怖いです。
私も今でも沢山調べていますが、本人がもう無理だと決心をしない限り、別れる事は出来ないんだろうな、と思っています。 なので出来る限り、目をさまして欲しいので『~らしいよ?』とか私が得た知識をラインしています。姉もネットは見ているようですが、相手が携帯チェックしているかもしれない、との事なので下手に何でも送れないというのもあります。
家族としては、見守るしかないのでしょうか?それは間違っているのでしょうか?私もわからなくなってきました。
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No.13235 藍様 投稿者:くろすけ 投稿日:2015年05月19日 (火) 14時01分 |
なかなかレスが付かない様なので出て来ました。 DV男と調停離婚したくろすけと申します。
>私も今でも沢山調べていますが、本人がもう無理だと決心をしない限り、別れる事は出来ないんだろうな、と思っています。
仰る通りで、お姉様自身が「決断」」しなければなりません。 周囲が無理矢理引き裂いてしまえば、お姉様の自尊心は壊れたままになってしまいます。
DV被害者を支える方に是非ご一読して頂きたい本があります。 スーザン・ブルースター著「DV被害女性を支える~信頼感と自尊心をつなぎとめるために~」金剛出版
DV(モラハラを含みます)被害の渦中にいる被害者を支えるのは、実は簡単ではありません。 援助者は力づくで引き離そうとするか、援助を諦めてしまうかのどちらかになりがちです。 つまり援助者と被害者の距離感はとても難しいものです。 その点を踏まえて適切に対処を教えてくれるのが上記の本です。
お姉様と藍さんはじめご家族が一日も早く、平穏な暮らしを取り戻せます様、祈っております。
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No.13236 有り難うございます 投稿者:藍 投稿日:2015年05月19日 (火) 15時53分 |
くろすけさん、レスありがとうございます。
本、読んでみますね。 毎日、姉が無事か何かまた言われていないか心配です。私にはどうすることも出来ない為、とても歯痒く辛いです。
警察も女性センターに電話相談しても、モラハラ自体をあまり分かってもらえなかったり、被害者本人にしたら二次被害じゃないか?と思う発言をされたりしたので、モラハラの事、怖さについてもっとみんなに知ってほしいです。
レス、本当に有り難うございました。
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No.13237 藍様 投稿者:くろすけ 投稿日:2015年05月19日 (火) 21時47分 |
こんばんは。 ご丁寧なお返事ありがとうございます。 自宅ではスマホのみの為、明日改めてレスをさせて頂きますね。
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No.13238 藍様 投稿者:せき 投稿日:2015年05月19日 (火) 22時30分 |
こんばんは、初めまして。 四年前に元夫と離婚したせきと申します。
週末ばたばたとしておりましてレスしたいと思っていたところにくろすけさんが適正なレスをされてホッとしています。
くろすけさんも仰っていますし藍さん自身もお分かりですがお姉さまご本人が決断しないといけないことです。
それに現状でお姉さまに対して出来ることは十分されていると思います。
DV、特に精神的暴力は家族にもなかなか理解されないことも多いので藍さんを始めご家族が理解していらっしゃることは後々お姉さまの力になると思います。
応援しています。
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No.13239 くろすけさん、せきさん、有り難うございます 投稿者:藍 投稿日:2015年05月19日 (火) 23時46分 |
本当に有り難うございます。涙でました。
私は当事者ではない為、被害者の方のブログをどれだけ読んでも、理解しようと思っても完全には理解出来なく、またその家族としての対応も情報が少ないので、とても苦しい状態です。姉が離れる事を決心するかどうかは分かりません。待つ事はとても苦しいですね。離れたとしても、その後姉は揺り返しがあったりして苦しむんだと思うと、その時私も苦しい。でも、私に出来る事は何でもする覚悟です。
私達家族の対応が間違っていない事もわかり、少し安心しました。くろすけさんから教えていただいた本も読み、もっと理解を深めようと思います。
くろすけさん、せきさん、力を有り難うございました!前を向いて頑張ります!
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No.13240 ほたるこい 投稿者:存菊堂 投稿日:2015年05月20日 (水) 00時42分 |
藍様、はじめまして。 お姉さまのこと、ご心配ですね。 2年前にモラハラを知り別居して1年になる者です。 くろすけさん推薦の本は私も読んでいます。
でも、私はまだ今も被害者を卒業しきれていないですし、 トレーニングを受けた救援者でもありません。 ただ、1被害者として、言えること。 ①自分の被害を過小評価していた ②被害は自分のせいだと罪悪感に縛られていた ③人には言えない そうして、1人で随分悩んでいました。 モラハラやDVによって、被害者の普通の感覚はだんだん麻痺していきます。「このぐらい大したことじゃない」と。
その中で、お姉さんが妹の貴女に正直に話して繋がっておられることは、安心して貴女を信頼されているのだと思います。 それを上回る恐怖や洗脳や習慣や同情に支配されてモラ男の元に戻ってしまわれる現状があるのですが。 お姉さんが、今何をどう感じておられるのか? これを正直に言える安全な空間を妹の貴女が維持することは大変な労力であろうと想像しています。 プロのカウンセラーでも1人一回50分毎です。
個人的な素人意見で申し訳ないのですが。 貴女が貴女の人生を安全に、そして普通の感覚で楽しまれるつつ、お姉さんと繋がっていることが大切だと思います。 物事には「純粋性」というのがあって、もしお姉さんが大変な我慢をされていて、それが辛いなら、普通の人の幸福な生活にそうした抑圧がないことにまず気がつかないと次の一歩は踏み出せません。 お姉さんがご自分の生活の異常さに気づいて決別する決断までされること。とてもパワーの必要なことです。 その瞬間まで、少しでも貴女が妹として、楽しい時間をお姉さんと共有して、普通の生活を続けながら負担なく繋がっていて。
ほう ほう ほたる こい あっちのみずは にがいぞ こっちのみずは あまいぞ ほう ほう ほたる こい
ほたるこいを歌いながら。
救いたい気持ちが先行すると辛さが増すように感じます。あまりにも息苦しい世界に同調されて、貴女が苦しまれませんように。
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No.13241 藍様 再 投稿者:くろすけ 投稿日:2015年05月20日 (水) 09時44分 |
おはようございます。
昨日は取急ぎのレスで、言い忘れたことがあったのですが、
>DV、特に精神的暴力は家族にもなかなか理解されないことも多いので藍さんを始めご家族が理解していらっしゃることは後々お姉さまの力になると思います。
せきさんがフォローして下さいました♪ 藍さん、せきさんが仰っている様に、被害者にとって他ならぬ家族が理解してくれているというのはとても大きな助けなのです。
自分が被害者であると気付いても、家族が「そんなことはどの夫婦にもあることよ。我慢しなさい。」と拒絶してしまうと、被害者はSOSを出し辛くなります。 その結果、ますます孤立して被害が大きくなってしまうのです。
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さて、お薦めした本には書かれていない事に就いて少し補足させて頂きます。 既にご存知かも知れませんが、被害者が折角加害者から離れても、戻ってしまうのは「トラウマティック・ボンディング(外傷性の絆)」によるものです。 親密な間柄で継続してDVが繰り返されると、「虐待者」と優しく接してくれる「救済者」が同一なので、被害者は加害者に対して「彼には私への愛が残っている」と思い込み、加害者に執着(被害者は「愛」だと思っている)してしまうことを指します。
加害者から離れられない原因を「共依存」と指摘され易いのですが、共依存と違って被害者には全く非はありません。
藍さん、また何かありましたらいつでも此方にお越し下さい。 DV被害女性を「支える側」にも「支え」は必要です。 くれぐれもご自分を追い込まないで下さいね。
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No.13242 少し楽になりました 投稿者:藍 投稿日:2015年05月20日 (水) 10時49分 |
存菊堂さん、くろすけさん、本当に有り難うございます。ここで書き込みして良かったです。救われました。楽になりました。 私まで潰れてしまってはいけないですもんね。
私は姉が共依存だと思っていました。でも違うんですか?あと、愛ではなく執着なんですか?そう言えば、一度実家に帰ってきた時に『相手の事、好きなん?』と姉に聞いたら『うーん、好きなんやと思うよ』と言っていました。私はそこで、何か少し引っ掛かったんですよね。違和感があったというか。
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No.13243 藍様 再々 投稿者:くろすけ 投稿日:2015年05月20日 (水) 13時32分 |
共依存は「相手の問題(課題)を自分の事の様に悩み、解決しようとする」つまり「私が何とかしてあげなければ」と躍起になる・・・だけでなく、その先がまだあります。
>(上記の様な行動は)他者自身をコントロールしようという動機に結び付いているために、結果としてその行動が自己中心的、策略的なものになり、しだいにその他者との関係性から離脱できなくなるのである。(加藤篤志)
DV被害者の場合は自己中でも策略的でもありません。 寧ろ相手の機嫌ばかりを伺っています。 そこが決定的に違う所です。
>愛ではなく執着なんですか?
藍さんが「DV被害女性を支える」を手に取られた時、先ず読んで頂きたいのがp138「援助にあたっての12か条」です。 p143に詳しく書かれていますが、支援者も被害者も「感じることと考える事は同じものではないと意識することが必要」なのです。
被害者は加害者を「怖い」と思い、彼との生活が「辛い」「苦しい」と「感じている」筈です。 それなのに「大した事じゃない」「自分にも悪い所はある」「彼は24時間365日酷い訳ではない」と「考える」事で、感情に蓋をします。 実際に私自身もそうでした。
人間の感情というものを「普通に」考えた時、「怖い」と感じる相手を「愛せる」でしょうか。 彼との関係を何とかしよう、何か巧くやれる方法がある筈だ、彼が豹変する理由さえ解れば・・・etcetcetc。 既に支配被支配の関係です。
この掲示板でも何度も言われていることですが「自分が愛した相手が、実は自分を愛していなかった」と認めることのなんと辛いことでしょう。 認められないからこそ「執着」しないではいられないのです。 その上トラウマティック・ボンディングも加わる・・・。
私が今書いている事は、渦中にいる時に理解していた訳ではありません。 別れて、DV関連本を読み漁り、心理学(民間ですが資格も取りました)を学んでから理解した事です。
ちょっと書き過ぎました(^_^;) お姉様にはお姉様の感情の流れがあり、そこに「社会的通念」や「ジェンダー」などが絡み合い、雁字搦めになっていらっしゃるのでしょう。 絡まった感情の糸は、お姉様自身が一本一本解いて行かなければなりません。
お姉様の事も藍さんの事も同じ空の下、応援しております。
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No.13244 説明有り難うございます 投稿者:藍 投稿日:2015年05月20日 (水) 18時39分 |
くろすけさん、詳しい説明有り難うございます!とっても分かりやすくて、理解できました。
私が姉と話をして、姉から感じてくるのは愛ではないように感じていました。無意識では姉も分かっているんでしょうね。『感じる』と『考える』は同じではない…なるほど!!と思いました。
姉が気付いてくれたらいいんですが。
自己愛性人格障害だけではなく、何か他にもあるんじゃないかな?って姉が言っていたので、もっと複雑なのかも?と思います。
何度も有り難うございます!
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