No.8669 どうした!あさイチ・・? 投稿者:くれぺりん 投稿日:2012年10月01日 (月) 00時51分 [返信] |
スレッドNo.8641で、NHKの「あさイチ」を見て、落ち込まれた方の投稿を読み、私も 「あさイチ」の「児童虐待」の放送で、嫌な思いをしたので、その事をレスしました。 その後、百聞は一見に如かずなので「問題の放送」を見てみました(NHKオンデマンドに、 210円も払って、傷つきに行く私はバカですが・・)
テーマは新シリーズ「私がオちたわけ」の第1弾として「”暴力”がやめられない」 今回は「女性から男性への暴力」を取り上げています。
初っ端から「実在の夫婦」の妻から夫への激しいモラハラ映像が流れ、コメンテーターも絶句。 これは、あさイチでは扱いきれないテーマでは?、と直感したのではないかと思います。 すぐに、室井佑月さんが、常識的なコメントを出しています。「これは、病気ではないか」と。
しかし、キャスターの有働さんが「そうとも言えないんです。誰でもなり得ることかもしれないんです」と 「共依存」や「自己愛性・境界性人格障害の可能性」に話題が行くことを、不自然に「阻止した」時、 私の心が、有働さんと「あさイチ」から離れ始めました。
専門家として登場した臨床心理士、 NPO法人代表は「暴力は犯罪である」という視点を、 わざと外して話をします。犯罪と言わずに、あくまでも優しく加害者に寄り添う姿勢です。 視聴者は加害者に共感することを求められ、モラハラ被害者にとっては、耐え難い雰囲気が 専門家のコメントによって作り上げられていきます。 視聴者からも、番組中に「暴力はいけない」というFAXがありましたが、無視されました。 イノッチに「イジメ」ではないかと突っ込まれて、臨床心理士はしどろもどろになっていました。
専門家は「ストレスがあったり、淋しかったり、仕事で真面目すぎて、暴力を振るってしまう。 加害者が考え方を直すことで、変えていける」と主張します。 激しい暴力を振るわれている被害者の気持ちを、少しも思いやることなく、「辛いから、暴力を振るって しまう」加害者を「かわいそうな普通の女性」として、あくまで擁護し続けます。 責めたら、テレビを消されちゃいますからね・・。
紹介された2例の女性とも、4,50代とは思えないほど「自己中心的」な「幼い暴君」です。 小さなことに言いがかりをつけて「相手が、自分の思い通り、計画通りに動かない」からといって、 家族に、モラハラし続けているのです。日本では、これは犯罪にならないのですよね。 暴力を振るわれている男性は、ガリガリに痩せ、うつのようで、共依存の「洗脳状態」に置かれている 感じです。男性のコメントから「共依存」を読み取れない番組スタッフは、無知過ぎます。
仕事や介護、子どもの独立など女性の多くが経験するストレスが根底にある、との説明でしたが 彼女達のは、普通の女性が、イライラして、周りについ当たってしまったというレベルではない、 病的に繰り返される配偶者への暴力で、相手が子供ならNHKに「通報」義務が発生するでしょう。
ひどい暴力行為をしながら「やめたいのにやめられないの」と哀れっぽく訴える女性を見て、 私の「母」と重なり「これはモラだ。一生、治らない」と直感しました。 モラは外面は良いので、インタビューに行った有働さんは、すっかり騙されてしまいました。 あんなひどい暴力映像を見ていながら、「会ってみたら、とっても上品な奥様で・・」 その「ギャップ」こそ「モラ」である証拠なのに・・。
モラハラ被害者は、この番組で「デジャヴ」を見せられるような思いをすると思います。 まず救わなきゃいけないのは、暴力を振るわれ、洗脳されている「被害者」と思われるのに 彼の存在を無視し、臨床心理士は、意味不明に笑いながら、加害者を擁護し続けました。 NPO代表は「私が家事をせねば、という考え方を変えれば、暴力・暴言が止まる」との論法。
イノッチもコメンテーターも、最後まで納得できないようで、有働さんだけ一人浮いてました。
「治す方法」が紹介されましたが、法人で行う「加害者更正プログラム」の一部だそうです。 「認知療法と良く似た偽物」で、肝心の「認知の歪みに気づくプロセス」が外されています。
番組で実際に夫に暴力を振るっている女性達が、このプログラムで更正したわけではありません。 更生し、共依存状態の見られなくなった夫婦が、紹介されれば、信憑性があり、希望が持てるのでは ないかと思うのですが、そういう事例は「なぜか」出てきません。
法人のブログを見ても「どれだけの加害者がプログラムによって治ったか」数字を伴った実績が記載されて いません。そして、法人代表がプログラムのファシリテーターの資格を取ったと言う団体のブログには、 良いDV加害者プログラムの見分け方として、 *真の変化をとげる人は少ないことをDV被害者に伝えること。 *中には参加して悪化する人もいるとDV被害者に警告すること。 と明記してあります。この一番、肝心と思われることが、番組からは抜けています。
法人の加害者更正プログラムの対象者は *DVをやめたいと思っている『男性』で、重度の精神疾患やアルコール・薬物依存症のない方。 とされています。しかし「参加者の声」としてあげられているのは、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 最近妻に逃げられた会社員のAさんが、DV加害者更正プログラムに見えました。 Aさんはアルコールを浴びるほど飲み、ギャンブルが好きで毎日のようにパチンコに通ってました。 奥様には、ぶつ、蹴るの身体的暴力や、めすブタ、死ねなどと言葉の暴力を、又、経済的には、 酒とギャンブルにお金を注ぎ込んでいる状態でした。
参加されたことにより、DVによって、奥様に大きな傷を付けてしまったことに気づいて、 禁酒の会や、ギャンブル依存症を治す会にも参加し初め、又、プログラムで習ったことを壁に貼って、 自分を見つめ直してます。そして毎日、メールや電話で奥様に今迄の行為を謝り続けてます。 奥様はその様な夫の変化に気づいて、もう一度やり直そうと考え始めました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「対象者でない」アルコール依存症の参加者の声。矛盾しています。
私は、個人的に「モラ」は重度の精神疾患を伴っているもの、と考えています。 「自分から治したい」と努力する人は「一時的な精神障害で不適応行動」を起こしている人で、 「一時的に暴れている人」と「モラ」とは全く別物だと思っています。
このNPO法人では「重度の精神疾患のある加害者=モラ」そして「女性」は、更正プログラムの対象者 ではないのに、なぜ番組に出演したのは「女性のモラ」なのでしょう?
ゲストの「専門家たち」は、番組終了間際のFAX紹介コーナーでは「心療内科に行っても治りません」と 「全否定」しました。治りたい加害者はこの人達の所へ行けば、いいようです。
10月の「暴力を振るわれている妻」という放送で、この NPO法人の「加害者更正プログラム」が 紹介されると、法人のブログに書いてありました。 このプログラムは約20万円かかります(あくまでも、ブログ上では) 「真の変化をとげる人は少ない」「中には悪化する人もいる」との警告は書かれていません。
ちょっと暴れてしまう程度の人を「あなたはDV加害者」と煽って、セッションを受けさせる。 本物の悪質な「DV加害者」について「タッチしない」で「DV更正プログラム」とは・・。
番組にモラハラ映像で出演した夫婦は、多少の出演料はもらったでしょうが、あさイチの スタッフは「いい映像が撮れた!」と喜んで、後はスッカリこの夫婦のことは忘れてしまうのでしょう。 あの暴力を見ても「ただ事じゃない」とは思わない神経が、恐ろしいです。
そもそも、カメラの回っている前で、本当に「モラハラ」するか?という素朴な疑問も・・。 そういう事ができる女性となると、やはり室井佑月さんの「病院に行った方が・・」という 番組の主旨にそぐわない、素直な感想が、自然に思えてきます。
今回から「このように困った事態に陥った視聴者」を助けるシリーズを、始めるそうです。
プロデューサーが「私が墜ちたワケ」という新シリーズを立ち上げた理由(一部) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「世の中にはこういう怖いものもある」という喚起と言いますか…その知識があるとないとでは大きな差が 出てくるといった情報を、できるだけ広く伝えていきたいですね。それは病気に対しても同じことが言えます が、「基本的に自分の身は自分で守る」という意識改革のお手伝いをできるような番組であり続けたい―― 作り手としては、そんなふうに思っています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「テレコ!」より引用
仰る通りに「自分の身を守るため」、私は「あさイチ」は視聴しないと「意識改革」しました。 元々、家事に支障が出るし、天気が良い日にまで、気分を台無しにされたくないし。
NHKは受信料収入を増やすべく、視聴者開拓の為、こういう番組を作っていくんだそうです。
同志社女子大メディア学科の影山貴彦教授は「これまでNHKが培ってきた硬質なイメージを逆手にとった “あざとさ”が見られ、あえて苦情を言う人は少なくても、度が過ぎれば視聴者が離れる結果を招くだろう」 と話しています(2011年12月29日 産経新聞より)
以前「公共放送の役割は、必要で正しい情報を提供することだ」と語っていた「あさイチ」の プロデューサー。初心を貫いて欲しかったです。
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No.8673 くれぺりんさんへ 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2012年10月01日 (月) 09時30分 |
おはようございます。 私が何かわからないけれど異様に感じたことを的確に書かれています!! こういうことだったのですね!
今日は忙しいのでまた来ます!
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No.8681 あさイチ 投稿者:ガーネット 投稿日:2012年10月02日 (火) 22時28分 |
くれぺりんさん、詳細レポありがとうございます。 ショッキングな内容で驚きました。
私もあまり見たことがないのですが、放射能の食品汚染調査の放送を たまたま見ていて、おかしいなと思ったら後からやらせ疑惑で問題になりました。 (「あさイチ 放射能 汚染 やらせ」で検索すると50,000件ヒットします。)
その件と、司会者のハイテンションが苦手であさイチは見ていません。 視聴者は主婦が多いでしょうから、主婦に衝撃を与えたり 共感される内容、迎合する番組作りになっていると想像します。 今回の放送は、協力したNPOのいうままの構成にしたのかなという気もします。
民放に勤めている方に「視聴率とスポンサー(お金)が全て」と聞きました。 NHKは予算も人も豊富で、製作スケジュールと予算にかなり余裕があるそうです。 国営放送ではないですが、それに近いのでは。 NHKは受信料を取って運営している以上、公平性やモラルを持って 番組作りをして欲しいです。 以前、問題がいろいろ噴出しましたが、いまだ不信感がぬぐえないですね。
最近のNHKショッキングな内容、民放かと思うような軟派な番組が増えました。 本当に「あざとい」という言葉がぴったりです。
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No.8683 ちょこぷりんさんへ 投稿者:くれぺりん 投稿日:2012年10月03日 (水) 10時13分 |
ちょこぷりんさん、こんにちは。
>私が何かわからないけれど異様に感じたことを的確に書かれています!! ちょこぷりんさんは「言葉の暴力に耐えているご主人は私そのものでした」と仰ってました。 あの放送では、虐待されている夫の気持ちは、最後まで置き去りで、救われませんでした。 次のコーナーでは、出演者は楽しく笑っていた。おかしいと思います。
実際の夫婦の『DV映像』を撮らせ、放送するのは「人権侵害」なのでは・・。 DV加害者は「出演料の為」なら、被害者をも操る事ができるような人非人です。 NHKは、被害者が女性でも、同じ事をするのでしょうか。 子供だったら、虐待させて撮影してから「通報」するのでしょうか。 むしろ「やらせ」であってほしいです。 あのままでは、被害男性は、救われないままなのですから。
ちょこぷりんさんの投稿で、いろいろ考えさせられました。自分が「嫌だ、おかしい」と感じた 気持ちを流さずに、感じていくことも大切なんだな、と思いました。ありがとうございました。
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No.8686 ガーネットさんへ 投稿者:くれぺりん 投稿日:2012年10月04日 (木) 19時09分 |
ガーネットさん、こんばんは。レスありがとうございます。 私も、見てみたら、あまりにショックだったので、別スレをたてました。 わざわざ見るというより、連ドラの流れで、つい何気なく見てしまう番組なので ふさわしくない、スタッフの手に負えないことは、NHKスペシャルにでも任してほしいです。
>放射能の食品汚染調査 たまたま、問題後の「反省篇」を見て「全国7家族のみの調査」というのに驚きました。
>主婦に衝撃を与えたり、共感される内容、迎合する番組作りになっていると想像します。 「エア恋愛」「セックスレス」「美肌」とかなら、それでいいじゃないですか。 ただ、今回からの「私のオちたわけ」シリーズは、やばいと思います。
あのNPOは、ブログ上は、DVシェルターもやってる事になっています。だから、暴力がやめられ なくて悩んでる人が、たくさんNPOの更正プログラムに有料で参加し、それがDVシェルター運営に 役立てば良い事ではないかと、正直、スレッドにするのを大変、悩みました。支援団体はどこも お金に困っているわけですから。
でも「心ある支援団体」なら「定点カメラを仕掛けて、DV映像を撮影する」手法を良しとする だろうか?と思ったのです。特に臨床心理士が、しょっちゅう笑っていたのが異様過ぎて・・。 後で、視聴者のネットでの反応をみると、ほとんどが批判的でした。心療内科否定、偽の認知療法 絶対DVという言葉を使わなかった違和感、暴力は男でも女でも犯罪なのにとか。
ネットに寄せられた感想のうち、深く共感を感じたものを掲載させて頂きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 視聴者がより豊かな気持ちで暮らせるように、国民が幸せになるように、 この国がより発展し良い国になるように・・・との思いでつくられた番組ではありませんね。
その真逆ですね。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>国営放送ではないですが、それに近いのでは。 2011年3月12日、午後のニュースで、原発1号機があばら骨になっている映像がうつり、私は 仰天しました。しかし、アナウンサーも解説者もそれには一切、触れず、別の話をしていた。 NHKの技術の粋を集めたカメラで、直前に1号機爆発の瞬間の映像が撮影されているはずなのに。 しばらく経って、OKが出たのか「建屋が骨組みになっているようですが・・」とアナウンサー。 速報しなかったNHKは、もう「皆様のNHK」ではないのだと、残念に思いました。
>NHKは受信料を取って運営している以上、公平性やモラルを持って、番組作りをして欲しい。 今年度から、朝7時のニュースの半分は動画・スポーツ・エンタメになり、国政が流れません。 真実の報道を放棄し、国民に「賢く、見ざる・言わざる・聞かざるになれ」ということ?
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No.8688 良識のあるNPO法人 投稿者:くれぺりん 投稿日:2012年10月05日 (金) 18時55分 |
番組に出演していたNPO法人代表が「更正プログラム」のファシリテーターの資格を 取ったという「某NPO法人」に問い合わせてみたところ、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「あさイチ」の件ですが、当初「当法人」がNHKから取材を受け、番組の担当者の 意図やDVに関する知識等に疑問があり協力をお断りしたという経緯があります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー との、お返事がありました。
最初に、プロデューサーの意図があり、良識のあるNPO法人からは「断られ」、 番組の意図に合ったNPO法人を探し求めて「あの放送内容」になったようです。
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No.13633 わたしのちち 投稿者:ぴんくのたまご 投稿日:2015年12月21日 (月) 08時52分 |
私の父は裏表が激しい人です。 実家は自営業の歯医者です。父は歯科医・母は歯科衛生士として働いています。そこで父は患者さんからジョークを言ったりして、みんなから慕われています。 しかし家に帰ると一変。患者さんの悪口から始まり、最後はいつも母に当たり散らします。 また、今までで1番ひどかったのは病院の儲け金を父が無くしたのですが、それを何故か母や娘の私のせいにしてきたのです。そしてイライラして物を投げたり、罵声を浴びせてきました。 結局は自分の上着のポケットに入っていたのですがそれも「お前が管理してないからだ!!」と母にキツく当たりました。 母は父の恐怖心から何も言えずにいます。 私もそういった父の姿をみてきたせいで男性恐怖症です。 今も私達は父に怯えています。
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