4年前まで、毛ほども考えなかった「モラ夫との離婚」を決意した瞬間・・・ そのキッカケとなった、考えを思い出した。 子供達の躾け方で悩んでいた先日、ふとソレを思い出した。
子供は親から躾けを受け、干渉される鬱陶しさから逃れたい為に 自立を望む気持ち(反発精神)が芽生え、外の世界へ羽ばたきたがるのだと思う。
高校生当時、親の愛が鬱陶しかった。 「早く自立したい。自分は独りでやって行ける。」と、高を括っていた。 早く「躾けられる世界」から脱出して、躾けられる事の無い「大人の世界」に入りたかった。 友人達とも、よくそんな話題で盛り上がったものだ。
そんな考えだった私は、高校を卒業と同時に結婚。 数年経って子供を産み、今度はコチラが躾ける側となって 必死に子供達を躾けていたのだが・・・
だが、いつの間にやら、私はまた「躾けられる側」に立っている事に気が付いた。
「あれ?私、大人になっても躾けられてる? 今、相手の都合で矯正されてるのよね? 子供の頃、矯正される世界が嫌で、抜け出して・・・ そして今、充分に大人の心を持っている筈なのに また、子供の頃の世界に逆戻りしているの? 大人になってから、どうして躾けられてるの? 子供の頃、親から受けた躾けは、子を持てば理解できる内容だったけど 今私が夫から受けている「躾け」は、何? 夫から、どう考えても理不尽な内容の躾けをされながら、我慢してるのは何故? そして、これが世間で当たり前の事ならば、女性は死ぬまでガキ扱いされるという事? こんな世の中で? ・・・・・そんな筈は、無い!!!」
私の頭の中で、そんな問答がクルクルクル~っと繰り返されて 「私たち夫婦は、大人同士の関係じゃない。 絶対に、オカシイ。」という結論が出た。
その時に初めて、「離婚」という2文字が、頭に浮かんだ。
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