2424441

←クリックでアマゾンへ

「モラル・ハラスメントのすべて」~夫の支配から逃れるための実践ガイド~
<管理人のモラハラ離婚体験記>
家庭モラル・ハラスメント
<母から愛されなかった娘の話>「母を棄ててもいいですか?支配する母親、縛られる娘」


■■■■■■■■■■■■■■

この画像をクリックしてお買い物をしてくださると、モラハラ被害者同盟への 支援金となります。家電、食品、消耗品なんでもかまいません。どんなお買い物でもOKです。ご支援よろしくお願いいたします。

■■■■■■■■■■■■■■■■
アマゾンへはこちらをクリックして下さい。
ここに書いて下さった感想は広報に使わせていただくことがありますのでご了承下さい。
夕ご飯のおかずから、子どもの愚痴まで何でもOKの掲示板ですが

男性の書き込みはできません。
公序良俗に反する関係の方の書き込みはご遠慮下さい。

*お願い* 目が弱い方のために5行に1行程度改行を入れて下さい。
ご自分のサイトやブログのURLを貼った宣伝は、月1回程度にして下さい。

ハンドルネームは、検索をして同一の方がいないかどうか確かめてからつけて下さい。現在いない場合でも、過去に書き込みをされた方がいる場合もあります。
その際は変更をお願いすることがありますのでご了承ください。
「匿名」というハンドルは使えません。

レスポンスへのお礼などは新しいスレッドをたてず、同じスレッドで返信をしてください。お返事を下さる方は、忙しい中、いろいろと文章を考えたり調べたりして、あなたのために時間を割いてくださっています。質問したことに関してお返事がありましたら、<必ず>「見ました」という印のお返事をしてください。もしお返事不要な場合はつぶやき板をご利用ください。

お互い適度な距離を持つことが掲示板が平和に動く秘訣です。

つかず 離れず 美しく。


利用上の注意は>>>>こちら 携帯からは>>>>こちら 夫婦・カップル板は>>>>こちら
ホームページへ戻る


名前
タイトル
本文
文字色
削除キー
項目の保存 クッキー:

このレスは下記の投稿への返信になります。戻る

No.5363 ハラスメントという言葉の語源 投稿者:バーバラ   投稿日:2011年05月17日 (火) 23時14分 [返信]

カップル版にも少し書きましたが、
内田樹の本『子どもは判ってくれない』(2006文春文庫)に学内のセクシャル・ハラスメント対策に関連しての記述があり、はじめてハラスメントという
言葉の語源をしりました。

内田樹はモラル・ハラスメントという言葉は
つかっていませんが、非常によく、ハラスメントというものを理解しているなと感心したので、転記しますね。


「ガイドラインでは、「セクシャル・ハラスメントとは修学、就労の関係における、相手を深いにさせる性的な言動」というふうに定義されている。

おそらくそれが、一般的な定義なのだろうけれど、この定義には、何かが、「足りない」気がするのだ。英語のハラスメントという語は、フランス語の
harassementに由来する。

原語の意味は、「深い、極端な疲労」である。

もとの動詞はharasserで、これは猟犬をけしかけるときの叫び声haraceから作られた言葉である。

原義は、「猟犬をけしかけること。」つまり、
ハラスメントとは、ほんらいは猟犬に追われた獲物が感じるであろう絶望的な疲労感を指すのである。

だから、「ハラスメント」は広義には、「強者が弱者を」「傷つけ、いたぶるために」「執拗に攻撃すること」を意味する。

ここにはたんに、「相手を不快にさせること」というのでは足りない、もっと邪悪な意味が込められている。

それは何だろうと、考えていたら、一番近い日本語を教えてもらった。

「呪い」である。

「呪い」というと大仰に聞こえるかもしれないけれど、田口ランディさんによると、それはごく日常的に行われていることだ。

(ここで、田口ランディ『根をもつこと、翼をもつこと』晶文社 2001,273~274 の抜粋)

コミュニケーションできない人間関係というものは、ほとんどの場合、そういうかたちで展開する。
こたえることのできない質問を執拗に受けるという仕方で、沈黙を強いられるときの不快感と疲労感はうまく言葉では言えないものだか、あれは「呪い」
をかけられていたのである。

「ハラスメント」というのも、おそらく本来は
「それにきっぱりとこたえることのできない種類の問いかけや要求を、身近にいる人間から執拗に繰り返されることによって、生気を奪われ、深い疲労を覚えること」という事況を指していたのではないだろうか。

(中略)

セクシャル・ハラスメントは主に職場と学校を想定しているけれど、「呪いとしてのハラスメント」のもっとも活発な培養基は家庭である。親子関係と夫婦関係のうちで今も「呪い」はとめどなく増殖している。

(中略)
もし、「深い疲労感」を与える人間がいたら、その人は、「呪い」をかけているのだと知ること、そして、できうるかぎりすみやかにその関係から離脱すること、これに尽きると思う。

*モラルハラスメントは精神の吸血鬼ともいわれますよね。私は、モラハラとは関係のない本を読んだすつもりだったのに、あまりに膝をうつ記述だってので、つい書き込みました。

私の場合、身体的暴力も経済的暴力もなかったので、本当になんで、こんなにつらいのか、くるしいのか、わからないで、どんどん追い詰められていった十数年でした。

モラルハラスメントという言葉に出会わなかったら、あのまま生殺しのようななかで病気になって
死んでいたと思います。

この言葉によって、自分の状況が
理解でき、生き延びる人が増えますように!

被害があることは悲しいけれど、現実だから。

No.5366 吸血鬼と呪い 投稿者:くすのき   投稿日:2011年05月18日 (水) 09時00分

バーバラさん。
先週の投稿にレスをありがとうございました。
喘息はだいぶ改善し、仕事もできました。今は失業中でシュウカツで苦戦しているのですが。
3年前。バーバラさんにどれだけ救っていただいたか。

元夫のいない暮しは幸福です。失ったもの、されたことの記憶はつらいし、経済的にはきびしい不安な日々ですが、安心・安全な暮しは最優先すべきことです。逃げられたことの幸運に感謝です。

私はかなり切りつめて暮していますが、今世の中全体もそうなので、暮しやすい。
欲しい古本が安く手に入ります。10分の1の値段で、当時買えなかったハリーポッターを全巻そろえました。(*^_^*)
ハリーポッターに出てくる「ディメンター」をご存じですか?吸魂鬼ともいい、人から平和や希望、幸福を吸い取るのです。ローリングは鬱病の経験から書いた、と言っています。
「最悪の経験でした。また笑えるようになることがどうしても信じられなかった。感情そのものがなくなる感じでした。悲しいというのとは全く違います。悲しみというのは、つらいけど、健全な感情です。鬱は、それとはまったく違います。」
私はまさに、ディメンターはモラ夫のことだと思いました。

当時、喘息発作のときに、医師に言われました。「これはしんどいね。」
さあっと身体に血液が入る感じがしました。しんどいって感じてもいいんだ。
「しんどいはずがない。」元夫に言い続けられていたから。
それは「呪い」だった。

意を決して相談に言った弁護士に言われました。
「ご主人が怖いですか?」
私はもうほんとうにびっくりしました。そうだ、怖いんだ。もう物凄く、物凄く。それまで、わからなかった。
「はい、怖いです。」私ははじめて言葉にしました。
「呪い」がほどけかけた瞬間でした。
それから、逃げるための戦いが始まりました。

バーバラさん。
そうです、「呪い」です。まさに。

>コミュニケーションできない人間関係というものは、ほとんどの場合、そういうかたちで展開する。
こたえることのできない質問を執拗に受けるという仕方で、沈黙を強いられるときの不快感と疲労感はうまく言葉では言えないものだか、あれは「呪い」
をかけられていたのである。

>「ハラスメント」というのも、おそらく本来は
「それにきっぱりとこたえることのできない種類の問いかけや要求を、身近にいる人間から執拗に繰り返されることによって、生気を奪われ、深い疲労を覚えること」という事況を指していたのではないだろうか

モラハラは言葉で呪いをかける。
しかし、言葉で寿ぐこともできるのです。
人を救うおおきな力になるのです。

バーバラさん。
いつも「寿ぎの言葉」をありがとうございます。




Number
Pass