時々 「モラは治るか?」ということが話題になりますね。 ちょっと興味深い文章を見つけたので ・・・
神経系の発達は お腹の中にいるころから急速に発達し、4歳頃までに構造としてはおおよそ出来上がる。 ただし、それは配線のつながっていないICチップのようなもので、その後の学習によって、ネットワークが完成していくのである。それには 15歳~18歳頃までかかる。 生後数ヶ月まで、脳ではシナプス(神経と神経のつなぎ目)がけいせいされるが、そのうち使われるものだけが生き残り、使われないものは失われていく。青年期の終わりに脳が完成してしまうまでに、どのシナプスが生き残るかは、その子の成長過程での体験と学習にかかっている。 子供は大きな可塑性(変化する力)を持つが、それはまだ配線が出来上がっていないため、いかようでも回路をつなぎ直すことが可能なことによる。 ことに4~5歳頃までの脳の可塑性、吸収力は極めて大きく、その時期に身につけたものが生涯を支配するといっても過言ではない。(中略) 幼い脳にとって善と悪の区別はない。与えるものを与えるままに吸収してしまう。しかも、それは単に行動の模倣に留まらない。脳のネットワーク自体に組み込まれていくのである。 子どもの「心の病」を知る 岡田尊司
最後の「脳のネットワークに組み込まれていくのである。」って なんか怖いけれど 納得した。
もう おっさんになった脳では どうしようもないです。
あっ 勝手に本の中の文章を引用してはだめでしょうか? ルール違反でしたら 削除願います。
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