No.2022 次男のこと 投稿者:やさぐれキューピー 投稿日:2008年06月05日 (木) 11時27分 [返信] |
こんにちは。やさぐれキューピーです。 時々次男のことを書きこんでいましたが、きのう 心理テスト(早い話が知能テストです)の結果がでました。 結果は、軽度知能障害をともなう広汎性発達障害でした。就学をひかえているのですが、特別支援教育をうけたほうがいいと・・・。要するに、特殊学級または養護学校のレベルですね、とのことでした。
少しずつ、同年代のお友達との差が広がっていっていくのはわかっていました。でも、もしかしたら就学前にがんばればどうにか追いつけるんじゃないかなという淡い期待もありました。でも、先生の言葉はそれをはっきり否定しました。
本人に負担を与えるだけです。そうやって無理をさせつづけ、大きくなってから攻撃性ばかりが強くなってしまってという例も多いのです、と・・・。
正直、本当に正直なところ予想はできていてもショックです。でも、先生のいうこともよくわかります。モラ夫の妹が同じような障害をもっていますが、世間体大事なモラ舅・姑の意向で中学・高校は普通の公立の学校にすすみ、30代後半で見事に「攻撃性ばかりが強くなって」という状態です。
子供を「鼻つまみ者」にだけはさせないようにしないと・・・。
きのう病院から帰ってきて夕飯の買い物にいきました。ヤケ酒でビールでも飲もうかな・・・と思ってビール売り場の前まできたのですが、やっぱりやめようと思って通りすぎようとしたら次男が 「はいお母さん、ビール買うんでしょ?」とビールをとってカゴに入れました。いつも私が飲んでいるカロリーオフのビール(^^;
知能障害と診断された通り、次男はもう5歳ならできてもいい抽象的思考ができないし、意志の疎通も難しい時があります。でも、こんなふうに人の考えていることを次男なりに想像することもできるんだなあと改めてしみじみ嬉しかったです。
障害者への偏見もまだまだ根強いのも事実です。 でも、人を見下して傷つけるだけのモラのような 「厄介者」にはしないようにがんばります。
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No.2026 Re:次男のこと 投稿者:おぼろ 投稿日:2008年06月06日 (金) 09時56分 |
やさぐれキューピーさんへ。
こんにちは。息子さんの診断結果がでたのですね。 以前にも息子さんのことを心配されている書き込みがあったので、気にしておりました。
私の長男も中学で不登校になり、その後検査を受けて、学習障害であることがわかりました。 小さい頃からなんとなく気がかりな部分があったので、はっきりしたときの、やっぱりそうだったのかという納得と、なんで早く対処しなかったんだろうと自分を責める気持ちがせめぎあって、しばらく落ち着きませんでした。
我が家の場合とやさぐれキューピーさんの状況は違うとは思うのですが、今、やさぐれキューピーさんが直面されているであろう感情、お察しいたします。
私、長男のことを通して考えるようになりました。 “障害”という分類は大多数の人と同じやりかたではうまくいかないだけだと。得意とする方法が違うだけで“障害”というくくりにされてしまっているだけだと。 (だから私は“障害”という言い方が好きではありません) でも同じ人間だから、「心」もあるし「尊厳」もあると。
息子さんは5歳ながらに、お母さんの気持ちを察して、さらにそれを和ませる術を持っている。(ビール買うんでしょ、泣かされます) 人として大切な「こころ」、充分育ってます。 そして、そういうふうに育てたのはやさぐれキューピーさんです。 自信を持ってください。 モラになんてなりようがない。
“障害”に対する世間の偏見はまだまだ多いと私も思っています。 息子さんが大きくなるまで、やさぐれキューピーさんには大変なこと、いろいろあると思います。 でも、息子さんのピュアな心を守るためだと思ってがんばってください。応援します。
ウチの息子は、中学は全部休みました。高校は、息子のありのままをうけとめてくれる学校に出会い、今元気に通っています。ありのままをうけとめられたことで(本人も自分のことをありのままでうけいれられるようになったと思う)、息子は目に見えて変わりました。 その姿を見て、私自身がありのままをみつめることに気づかされたんです。そうしたらモラハラという言葉に出会い、このサイトにたどり着きました。 息子に感謝しています。
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No.2027 Re:次男のこと 投稿者:のんのん 投稿日:2008年06月06日 (金) 12時51分 |
やさぐれキューピーさんへ 今ゆっくりお話できる状態ではないのですが時々こちらをのぞかせていただいています。
ずっと前になりますが、長男(軽い知的障害があります)が不登校など起こしたとき、近所の私の恩師に相談した時、
「学校へ行かなくても80歳まで生きられる!」 「便所の火事で行くのよ!」 「便所の火事ってなんですか」 「やけくそよ」 この言葉で、ずいぶん気持ちが楽になりました。
お母さんとのビールの会話、やさしくてかわいいお子さんですね。あせらず見てあげてください。きっと、自立できますよ。影ながら応援しています。
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No.2028 Re:次男のこと 投稿者:fog 投稿日:2008年06月07日 (土) 14時57分 |
やさぐれキューピーさん、はじめまして。 二男さんの事、ご心配だった事と思います。
私自身は、過去保育園に勤務していた事もあり、様々な子供さんとお母さん方と接してきました。
その時思ったのは、
子供さんのありのままの姿を認めながら、子供さんの心にとって、何が一番必要で、どんな環境を用意してやればいいのかと言う事と、ちゃんと向き合えるお母さんの手に育てられた子供さん達は 障害があろうが無かろうが、とても穏やかで安定した性格であったなぁ・・・ と言う事です。
逆に、どんなに「この子供さんは賢いなぁ・・」と感じられても、ありのままの本人を認めてあげられない親御さんの元で育てられた子供さんは、なんとなく問題行動が多いように感じていました。
情緒の発達と、知能の発達は別物なんだと思います。
人として生きていくのに必要なのは まず情緒じゃないか・・・と 私は思うのです。
優しい心を損なうことなく、ご二男さんの心を大切に見守ってあげて下さいね。
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No.2029 皆さんありがとうございます 投稿者:やさぐれキューピー 投稿日:2008年06月07日 (土) 17時53分 |
こんにちは。やさぐれキューピーです。 皆さん、レスありがとうございます。 こうやって顔もわからなくても書き込みをして お返事いただいて、ということで本当にほっとできています。
次男の診断はたしかにショックでした。でも、私自身それまで見えていなかったものにたくさん気づかされました。もう一度、私も次男と育っていくつもりでがんばります。
>おぼろさん 気にかけていていただいてありがとうございます。
>>“障害”という分類は大多数の人と同じやりかたではうまくいかないだけだと。得意とする方法が 違うだけで“障害”というくくりにされてしまっているだけだと たしかにそうですよね。次男は次男なりにいいところもいっぱいあるし、苦手としているものでもこちらの伝え方をちょっと変えたらうまくできたこともたくさんありました。
現実には彼らには生きづらい、不便なことがたくさんあるのも事実だけど、伸びる力を信じて少しでも生きていく力をつけてあげる手助けができるようにがんばります。
>のんのんさん 学校へ行かなくても80歳まで生きられるって、まさにその通りですね。逆に、いわゆるいい学校を出たといっても必ずしも本人が幸せになっているかというとそうとも限らないですしね。 「便所の火事」、これからもときどき思い出します(笑)
>fogさん
>>情緒の発達と、知能の発達は別物なんだと思います。
この言葉、はっとさせられました。うちは男の子二人兄弟なんですが、次男は長男がだだをこねているときにとりなしたり、なぐさめたりすることもあるのです。もちろん次男がだだをこねてしょうがないときもありますが。 今回書き込んだビールの件もそうなんですが、次男のときどき見せる気遣いなどは「知能障害」という診断とはなんだかズレているような気がしていたのです。
知識や思考力など、そういったものはたしかに遅れています。でも、次男は人をなぐさめ、元気づけてくれることもできます。そういった次男のいい面を大事にしていきます。
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No.2032 ありのままでいられなかった子供 投稿者:やさぐれキューピー 投稿日:2008年06月09日 (月) 11時08分 |
fogさんのレスを読んでいて、私自身も 「ありのまま」ではいられなかったことをつくづく 感じています。
両親はコンプレックスの固まりのような人たちで、自分たちの満たされなかった欲求を子供でかなえようとしました。 「いい大学にはいれ」「医者か弁護士になれ。女は外交官と結婚しろ」 ・・・まあこうやって書いてみると笑っちゃうんですけどね(苦笑)
3人兄弟でしたが、みんな成績は「そこそこ」だったので虐待まがいの脅しがつづきました。 私は真冬にバケツで冷水をあびせられ、兄は包丁をつきつけられていました。3人のなかでは成績のよかった姉も大学進学のさいにつまづくとひどい言葉の暴力を浴びせられていました。
母が私たちによく言っていた言葉があります。 「親が子供を飼うのは世間体のためなんだからね」 さすがに、これを言うたびに父は「言い過ぎだ」とは言っていましたが・・・。
ストレスだらけの家庭で、兄は小学生だった私に暴力をふるいました。私も過呼吸や自傷などがありました。一番「まとも」と見られていた姉は母の言う価値観をすり込まれて姉自身結婚相手に無用な高望みをし続けたあげく、今はシングルマザーで子供を育てています。 3人とも、それぞれ自分でやってみたいこと、それから自分にはもう限界なことがたくさんありました。それらがたまたま親の欲求と合致すれば認められ、そうでなければ手ひどく拒絶されました。 ありのままでいることを許されなかった子供が 大きくなってもどれほどの傷を抱えて生きていかなければならないかはよく理解できます。理解できるようになんてなりたくなかったけど・・・。
私もいままで子供のありのままの姿を認められず、彼にとっては無理難題を押しつけてきました。 今から、やりなおします。子供たちに人としての情緒をしっかり育ててあげるために。
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