No.9394 性暴力について 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2013年02月22日 (金) 23時32分 [返信] |
されていたことを書き出していたら辛くなり、よりそいホットラインに何度も電話をしましたが繋がらなかったのでこちらに来ました。
離婚して4ヶ月になりますが、まだ罪悪感が消えず、元夫にも怒りがわかず、ただ無気力な毎日が続くので、 今までのことを紙に書き出していました。
子供が幼稚園に入った頃から始まったのですが…、高校生の頃は毎週土曜日、子供たちが部活に出掛けた後に、お風呂に呼ばれました。 下の毛を剃られるのです。 何度も嫌だと言ったけれど、「こうしてツルツルにしないとおまえは感じないから」と言われました。その後に前戯もなくバックでいきなり入れられ、それからベッドへ行きます。 ベッドでは紐で縛られました。 上半身を20回ぐらい巻き上げられ、手は上でベッドにくくりつけられ動けなくなります。 (最近見つけたのですが)巻き方は巻くのが好きな人が集まるサイトに画像で載っていてそれと同じ巻き方をされていました。
一度、パニックになったことがあります。 きつく巻かれて息ができず、二度と紐が外れないんじゃないかと言う恐怖でいっぱいになり「外して!!苦しい!外して!」と何度も叫んで暴れてしまい、仕方なく外してくれましたが、 元夫は大丈夫?と心配するどころか、機嫌が悪くなり怒鳴ってリビングへ行ってしまいました。
それ以来、元夫にわからないように紐がきつく縛られないように前で紐を引っ張りました。 少しは緩むので我慢ができました。
道具も使うのが好きで、一番嫌なのがクリキャップでした。(説明はやめておきます) いろんな機械を入れられました。 氷を入れられるときは惨めでした。
毛を剃られているので、1日中みじめでした。毛が生える時にはパンツにチクチクして惨めでした。 「毛がないと子供が変に思うからお風呂に一緒に入れないよ」と頼みましたが、「そんなこと子供は気づかないよ」と言われました。 でも、長男が小4次男が小2の時からお風呂は子供ふたりで入ってもらいました…。
毛がないので恥ずかしくて、子宮がん検診に行けませんでした。 40代後半になってやっと検診の時だけ伸ばすことが許されました。
この他にも、私は服を着たまま、元夫はズボンを下ろし、週2回、口で処理させられました。
また、毎日朝5時に指を入れられました。いきなり入れて来るので目が覚めて睡眠が短くなり、毎日辛いのでやめてほしいと頼みましたが、「何のこと?寝ぼけてるから覚えてない」と言われました。
これは性暴力ですか…? 虐待ですか…?
でもこれさえ我慢したら、毎日を機嫌良く過ごせました。 言葉の暴力もありましたが、ハネムーン期は長かったです。
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No.9397 自分の感情 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2013年02月23日 (土) 07時41分 |
ちょこぷりんさん、今までされてきたこと、言われてきたこと…惨めですし、やりきれない、忘れたくても忘れられないですよね。 ちょこぷりんさんは今まで本当によく耐えてこられたと思います。 もう、充分です。
加害者は酷いことをしただなんて全く思っていません。 自分の歪んだ欲望を満たせればそれでいいのです。 相手(妻)の感情など理解しようともしないし、勿論、理解などできません。
加害者にとっては、行為をする相手は、モノ(道具)でしかない。 だからこそ、相手の気持ちや感じているかどうかなど、全く興味がないのです。
私も、元夫と交際と別れを繰り返している間や婚姻期間中に色んなことをされました。
軽い拘束は度々でしたし、ちょこぷりんさんと同じように、下の毛を剃られたこともあります。 【私が他の男性と浮気をしないため】だと…私は、元夫との交際と別れを繰り返していた時は、暴言や罵倒、酷いことをされたりしていても相手のことが好きだったので、他の男性に興味など抱くことはありませんでしたが、元夫は疑い、それを理由にして、いつも私を責めていました。
私の裸体や元夫との行為、元夫のモノを口に入れている写真や動画なども毎回のように撮られていました。
生理中でも構わず行為を強要されました。 反対に、生理中や妊娠中は、私は服を着たままで、元夫の下半身のみ出して口で処理をすることも多々ありました。 元夫が立ったまま、私が膝まずき、元夫の下半身を出した状態や、ソファーに座った元夫のモノを出して、膝まずいた状態で私が口でしたりしていました。 普段から、口でする時は頭を押さえられ奥に突っ込まれたり、自分で奥まで入れるように強要されていたので、とても苦しかったです。 妊娠初期でつわりがある時も臨月になってもなので、とてもしんどかったです。(姿勢も口に入れるのも。)
妊娠初期のまだ安定期に入る前に性行為を求められ、激しく動かされました。 「流産するかもしれないから嫌だ!止めて!」といくら言っても聞いて貰えませんでした。
マジックや大人の玩具と言われるものを入れられたり使われたこともあります。 普通の性行為では入れない場所に入れられたこともあります。 同様に、元夫のモノを別の場所に入れられ激しく動かされたり、そのまま果てられたりすることも多々ありました。
元夫が彼の時から、元夫に悦んで欲しかった。 けれど、嫌だ、惨めだと私は感じていました。
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No.9398 私もです。 投稿者:いちだい 投稿日:2013年02月23日 (土) 11時58分 |
久しぶりに書きこみます。
ちょこぷりん様 私にとって、決して誰にも話せなかった、知られたくなかった、忘れてしまいたかったことが、夫からされた様々な性暴力でした。ここまで離婚に向けての行動が遅れた理由の一つに、「時系列表」を書くことが嫌だった、性に関することを思い出して、文にすると、自分がおかしくなりそうだった、どうしてもそれが辛かった、という子どもじみた私の思いがありました。今でもあります。
思い出すことさえせおぞましいです。 ちょこぷりん様、おそらく、ちょこぷりん様の旦那様と、私の夫とは、同じ嗜好の持ち主なのだと思います。あまりにも似たことをされているので。
私は、昔、夫から病気を移された時、やはり、病院に行くことをためらいました。毛の問題です。伸びかけでした。でもどうしようもない辛い状態(激痛)だったので、恥を忍んで行きました。幸い女医さんでした。 また、うちは、クリキャップではなく、似たような家庭用品を使われました。屈辱でした。書いているだけで心臓がおかしくなります。その他、書けないことが多いです。でも今は、幸い別居できています。
ぽかぽか様 同じです。相手を苦しめることで、支配欲が満たされ、優越感を感じるのでしょうか? 生理中の行為は身体に良くないと思います。私は子宮腺筋症になりました。
何かで読んだのですが、どんな人種にも、ある一定の割合で、そういうゆがんだ自己愛の人が生まれるらしいですね。恐ろしいことだと思います。うちの夫(今はまだ離婚していない)は、周囲には真面目そう誠実そう優秀な人と見えています。
こんな男を選んでしまい、ここまで来てしまった自分が、バカでバカで悲しいです。でも、若く無邪気だった当時の自分を、私だけは自分だけは、許してやろうじゃないかの思いも生まれてきています。「私は、愚かではあったが、悪ではなかった」との一縷の言い訳をしながら、そう思っていこうと・・・。
事情があり、ごくたまにしか書き込みが出来ませんが、またお邪魔します。皆が楽になれますように!
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No.9401 ぽかぽかさん、いちだいさんへ 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2013年02月23日 (土) 21時37分 |
こんな内容の書き込みに返信頂いてありがとうございました・・・。 嫌な思いをさせてしまったのではないかと申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私も今もう一度読み直してみて惨めでたまりません。 ぽかぽかさんのレスもあまりに酷くて読んでいて辛すぎます・・・。 いちだいさん、私と同じような目にあっていた人がいるなんて・・・・。 私も同じでした。絶対に誰にも話せない、知られたくない、そう思って耐えていました。 女性センターのことは知っていたけれど、こんなこと話せない、そう思っていました。
家を出て、この掲示板に来ても匿名なのに、性暴力の詳しい内容は話せませんでした。
でも、こうして昨日とうとうここで話せたことが、前進できたことなのではないかと思います。 大学を卒業してすぐに、まだ社会に出たこともなかった何もわからない私が年上の人と結婚して、その人のために一生懸命尽くして来た20年以上の歳月。 年上だから信じてついていけば大丈夫と思っていた自分。 頑張ったんだと褒めてもいいですよね・・?
成人したふたりの子供には話せないことがとても苦しいですが、 これからの私の生き方を見せて行くしかないのだと思います。
スレッドを何度も立てて、みなさんからたくさんの励ましのレスを頂いて本当にありがとうございました。
少し明るい気持ちになれて来ました。 何かつきもの?が取れたような感じがします。 来月からは新しい職場での研修が始まります。 頑張ろうと思います。
ぽかぽかさんも、いちだいさんも、幸せに過ごされますようにお祈りしています・・・。
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No.9403 普通と、歪んだ嗜好 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2013年02月23日 (土) 22時37分 |
ちょこぷりんさんが少しずつ元気になってこられて、嬉しいです☆
シンポジウムでリアルに出逢い、お互いの顔を知っている方もおられるなか、よく書き込みをされましたね。 ちょこぷりんさんが、被害や罪悪感から自分で抜け出す、大きな一歩だったと思います。
私が一番惨めだったのは、顔に元夫のモノを出された(かけられた)ことです。 何度もあります。 携帯で写真も撮られていました。
しかも、私に自分でおねだり(お願い)するよう、要求されました。 口調も、奴隷がご主人様にお願いするような言い方をしろと言われていました。 元夫が要求するように言わなかったり、声が小さかったりすると、もっと大きい声で俺の顔を見て言え!と言われていました。
私は、元夫以外にも性経験はありますが、元夫との期間が一番長く、様々なことをされたりしていたので、何が普通で何が異常なのか、よくわかりません。 きっと、普通の恋人同士や夫婦間で行われている行為もあり、お互いを思いやりながら、相手に気持ち良くなって欲しい…と思いつつ、相手の反応を見ながら行うのであれば、性暴力とは言わないこともあると思います。
ただ、私は、モノ(道具、奴隷)扱いだったと思います。 にもかかわらず、感じること、イクことを要求されました。 (私は、なかなかイクことはありませんでしたが。) 元夫は、ただ単に、自分の征服欲を満たしたかっただけだと思います。
感情のある人間ですから、惨めだったり、辛くなったり、悲しかったりするのが普通ですよね。
私は、『普通の行為』がよくわかりません。 今は、プライベートでの異性との関わりは全くありませんが、もしも、今後また誰かを意識するようなことがあった時には、私が『異常』だと思われるかもしれません。
来月から新しい職場での仕事が始まるんですね。 理不尽なことにはちゃんとNO!を言い、頑張り過ぎずに頑張って下さいね。 応援しております☆
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No.9404 勇気 投稿者:ラッパ水仙 投稿日:2013年02月24日 (日) 01時25分 |
ちょこぷりんさん、こんにちは。
このスレッドを立てるのには、大きな勇気が必要だったと思います。 辛かったですね、そして、夫さんのために、よく頑張りましたね。
海外に長く暮らしていると、自分がいかに「日本女性」なのか、その固定観念のようなものを強く感じます。 特に性に関しては、 ・個人的な性生活について口にするべきではない ・女性は受け身で、男性を悦ばせることが基本 のような「神話」が、潜在意識にあったり、 また外国人男性に「ステレオタイプ」として蔓延していたり。
その昔は法律になかったけれど、今は違法で「犯罪」とされるものに、「夫婦間のレイプ」があります。
夫婦と言えども、一個人。 パートナーが嫌がることを強要するのは「暴行」ですし、 そしてそれ(いじめ)で興奮するのはサディストでしょう。
でも、イヤなことをされてる方は、興奮どころか忍耐のみ。
いい機会なので書いてしまいますが、 セックス、って、お互いに大切に思っている人同士、 一緒に楽しみたいと思っている人同士、ですると すごく楽しいし、気持ちいいし、幸せな気分になります。
「自分が楽しみたい」のと同じくらい、「相手を悦ばせたい」という気持ちがあるから。 もちろん、相手が嫌がることはしません。 (そうしたら楽しくなくなってしまうでしょう?)
裸で、気持ちも正直に向き合う、自然な行為。
こういうことができる男性に言わせると、 「女性が嫌がることを強要して自分だけが快楽を貪るなんて、下手な男がすること。 女性を悦ばせて満足させてあげれば、女性の方から男性を悦ばせようとしてくれるもの。」 だそうで。
ちなみに私の前夫はサディストでしたし、(詳しくは書けません) 現夫(モラハラ夫)は「不能」なのでセックスレスです。 自分が「できない」のに、「君がよくないから」と私のせいにされました。 離婚してくれない理由のひとつは、妻が居れば彼が「普通(に性生活があるように)」に見えるからでしょう。
プライベートな性生活での暴行やイジメは、本当に陰湿で、傷が深い。 私はそういう意味でも男性が怖くて、友達以上にはなれません。
ゆっくりと前へ進んでいきましょうね、応援しています。
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No.9410 Re:性暴力について 投稿者:マリコ 投稿日:2013年02月25日 (月) 02時09分 |
ちょこぷりんさん。
テレビで深夜放映されてるポルノ、ホテルのアダルトビデオ、書店やコンビニでも簡単に買えるポルノグラフィの数々。 女性が性的対象物として商品化され、消費されてる社会。 このような社会の根っこにあるのが、女性差別です。 私たちが生きてる社会は、女性を人格を添えた人間としてではなくモノとして扱い、女性の人間としての尊厳を傷つけ、性暴力を「女性が望んでる、喜んでる」と、完全に論理をすり替えて平気な男性中心社会です。
ちょこぷりんさんは、あなたを貶め、支配し、征服し、侵害し、所有し、利用し、従属させ、奴隷化し、「俺様はお前より偉いんだから当然」と考えてる元夫から、ご自分を守れたのです。 あなたはモノではないのです。奴隷ではありません。
元夫と離婚しないで一緒に暮らすということは、夫からの性暴力を愛情として肯定しなければならなかったのではないですか。 これは、ご自身の尊厳を捨てなければならなく、今以上に辛く苦しく、出来ないことだったのではないですか。
ちょこぷりんさんは悪くありません。
>離婚して4ヶ月になりますが、まだ罪悪感が消えず、元夫にも怒りがわかず、ただ無気力な毎日が続くので、今までのことを紙に書き出していました。
罪悪感は持たなくていいのです。家庭を壊してしまった、大学生の子どもたちを置いてきてしまったという罪悪感は持たなくていいのです。 そのまま同居し続けて、息子さんたちが気がつかないで暮らせたと思いますか? 性暴力を受け貶められてもなお、加害者である父親から離れようとしないお母さんを息子さんたちが尊敬できたでしょうか? 息子さんたちが「性暴力で女性を支配していい」と学んでしまう恐れは大きいのですよ。 ちょこぷりんさん。あなたは暴力の連鎖を断ち切ることができたんですよ。
これは性暴力ですか…? 虐待ですか…?
ちょこぷりんさんが、離婚を決断しなければならないほど、屈辱を感じ、嫌だったのですから正真正銘の性暴力です。 虐待です。 ちょこぷりんさん。ほんとうにあなたは悪くありません。 あなたは性暴力の被害者なのです。 悪いのは加害者である元夫です。
>でもこれさえ我慢したら、毎日を機嫌良く過ごせました。
言葉の暴力のない期間をハネムーン期と考えられてるのでしょうか? 性暴力は、毎日のようにあったのですよね。 自分が性暴力を受けていたと認めることは辛いことです。 いま、ちょこぷりんさんは、性暴力も言葉の暴力もない安全で平穏な生活が送れてるからこそ、なおさら性暴力はなかったんだと思いたいのです。
ちょこぷりんさん。ぽかぽかさん。いちだいさん(はじめまして)。ラッパ水仙さん。 あらゆる暴力の背景に、性差別を支える社会があるのです。 沈黙を破って、過酷な経験を書いていただけたことを感謝します。 この書き込みを読み、沈黙したままの沢山の女性たちが、みなさんに激しく同意し、共感してくれてることでしょう。
沈黙を破って、安全とみなされてる家庭の中で、女性たちが夫婦間レイプに晒され、深く傷つけられてること、夫婦間レイプが違法であることを、私たち女性自身が社会に向けて訴えてていかなければと強く思います。
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No.9411 re:性暴力 投稿者:バーバラ 投稿日:2013年02月25日 (月) 10時39分 |
ちょこぷりんさんへ
書き込みを拝見して、言葉を失い、しばし 考え込んでいました。 今朝、パソコンをあけたら、マリコさんの 総括するような書き込みがあり、ほっとしています。
>これは性暴力ですか…? >虐待ですか…?
これだけのことをされていながら、やっぱりご自分は認めるのがつらいんだ、、、そのことが また衝撃でした。
私の場合は、20年もセックスレスでしたので、 性のことは考えないように暮らしてきたし、 でしたが、、、
精神的暴力については、何が暴力なのか、 何が普通ではないのか、、、そのことに調停中も裁判中もすごく混乱がありました。
弁護士さんに、「こちらでまとめるから、最初は 自分がいやだったな、とかつらかったな、と思うことを時系列関係なく、箇条書きにしてきてくださいね。」といわれて、こんなこともハラスメントだろうか、と思うことも挙げていったら
「これ、ひどいなぁ。このあなたの反応はすでに ふつうじゃないですよ」といわれて。
それからDVの本を読みあさり、日常にハラスメントがはりめぐらされていたことを理解しました。
ちょこぷりんさんも、ご自分が性暴力、性虐待の被害者だと認めることがものすごくつらいと 思いますが、でも、そこから離れる勇気と行動力をもった、ということは私は、やっぱり画期的で 人間として、尊いことだと思います。
ちょこぷりんさんが、逃げられて、そして、今、 生きておられて、うれしいです。
おこさんのことはつらいと思いますが、でも、 ちょこぷりんさんはどうか、ご自分を大切にして 生きて行ってほしいです。
マリコさんの書き込みDVの背景に女性差別があると描かれてましたが、
回復のために必要なことが二つあると思っています。真理というより、私なりの考えですが。 1,自分のDV被害を歴史的な軸と空間的な軸で俯瞰すること 簡単にいうと自分の苦しみは自分だけのものではあるけれど、 同時に 長い人類の歴史では、女性差別とともに生まれてきた暴力被害であること、 (歴史軸)、それから、日本だけではなく、世界中の女達が受けている 暴力であること(空間軸)を理解することです。 私が受けたカウンセリングでは、このことが、学べたことが一番よかったです。 とくに、私が本を読む力があることを知ってからはカウンセラーはよく、本を紹介してくれました。DV関係の本だけではなく、上野千鶴子さんの 女性学の本とか、詩人の伊藤比呂美さんの、エッセイとかも。 2,DV被害のからくり、DVという親密な関係で起こる暴力の構造を理解して 加害者の共通点や特徴をきちんと把握することで、 自分に落ち度がなかったことを確認して自尊心を取り戻す ということ です。暴力被害にはいろいろなものがあります。戦争、拷問、拉致、性暴力、犯罪 いじめ、などです。すべてがトラウマになります。そのなかでも、DVと親による児童虐待 加害者は加害者が外部にあるのではなく、親密な家族です。DVの場合は、 とくに恋愛から出発した関係の場合、相手を信頼し、自分を委ね、自分の弱みを さらし、肌をあわせた相手に、受ける暴力です。そこが残酷な点です。被害の中に 被害を受けていると気付かないままに、何年も、私やちょこぷりんさんのように20年近くも いるわけです。日常のあるゆることに、暴力のたねがあり、前回も書いたように、 一見、しあわせだったり、平穏だったりする生活にも恐怖や、不安が張り付いています。 被害者は加害者と離れたあとも、記憶に苦しむ、、、自尊心を取り戻すのに時間が かかります。でも、、、必ず回復ができる、、、たくさんの人たちが回復してきているのです。 それを信じないことには、生きる希望さえありません。だから、私は、猛烈に本を 読んだのです。正直いうと、体調を崩しながらも読んでいました。母親はわたしが そういう本を読むことをいやがり、忘れろといいました。でも、忘れられる記憶なら 苦しまないわけです。DVに関する本を読むたびに、自分がそのときどきに、選択して 一生懸命生きてきたと思ってきた自分の人生が、まるで、被害者の典型のような 人生であり、DV被害者の生活そのものだったことを知ることではずいぶんと愕然と しました。同時に、元夫が典型的なDV加害者であることにも愕然としました。 でも、私は、知ることで回復してきたし、それは私の生き抜くための方策でした。 このやり方が、どんな人にもあてはまるわけではないのかもしれません。もう、DVのことは すべて忘れて、また考えず、未来だけを考えて、美しいもの、楽しいこと、だけに意識を むけて生きて行く、というのもありかもしれません。 ちょこぷりんさんが、どのような方向で 回復していくうえでも、今回のように ご自分が受けた虐待を書き、共感してもらえたことの意味はものすごく大きいと思いました。
どうか、どうか、ご自分をいたわってあげてください。罪悪感が消えてなくなりますように。
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No.9413 ちょこぷりんさん、そして皆さまへ 投稿者:まちゆき 投稿日:2013年02月25日 (月) 11時33分 |
「夫婦・カップル版」でもお世話になっています。
わたし自身も、ちょこぷりんさんと同様の行為に近いこと、されてきましたし、現在進行形です。
しかしながら、「性暴力」という認識さえないわたし自身の感覚の麻痺に気づきました。
20年前、長男を出産、1年5カ月後に長女を出産後、育児と激しい性交痛のため、とてもセックスをする気持ちになれなかったときに、モラ夫より、すごく責められた記憶があり、いまもきっと「トラウマ」になってるのかもしれません。
「断れば緊張した日々が続く」
しかも、モラ夫との行為に「満足してしまう」わたし自身の気持ちにも問題があると感じています。 離れたい相手との行為に、「女としての快楽」を感じてしまう・・・
罪悪感というよりは、わたし自身も「きたないもの」「同類」のように思えてならないのです。
>一生懸命生きてきたと思ってきた自分の人生が、まるで、被害者の典型のような人生であり、DV被害者の生活そのものだったことを知ることではずいぶんと愕然としました。同時に、元夫が典型的なDV加害者であることにも愕然としました。
バーバラさんのこの言葉、何度も読み返しています
相談をした時に
「いままでの関係、また、いまモラ夫と共存している関係が無意味だ」と言われました。
この20年、わたしは「無意味な人生を生きてきた」にもかかわらず、終止符をうつこともできず、ずるずると続けることをしてしまっているのもわたしです。
>もう、DVのことはすべて忘れて、また考えず、未来だけを考えて、美しいもの、楽しいこと、だけに意識をむけて生きて行く、というのもありかもしれません。
わたしには、この20年はなかったことにはできない・・・ 未来だけをみていては、また同じことを繰り返す。でも、乗り越えるだけの力、タイミング、時期、すべてのことがわからなくなっている。
わたしの生きる意味って
あるんでしょうか
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No.9414 性について思うこと 投稿者:seiko 投稿日:2013年02月25日 (月) 12時55分 |
皆様お久しぶりです。 別居直後から3年ほどは毎日毎日このサイトに来て助けていただいたseikoです。 ここに来るのは1年半ぶりでしょうか。 ちょこぷりんさん・ぽかぽかさん・いちだいさん・ラッパ水仙さん・バーバラさんの 書き込みを読んでいて 自分の変化に驚いたので これを回復というなら いま苦しんでおられる方々に 少しでも未来に希望を持っていただけるかもしれないと思い書いています。
皆さんの書かれていることすべて私の元夫との性生活そのものでした。 長期の無視が始まると何か月でもセックスレスになりました。 ハネムーン期になると皆さんが書き込まれたような性生活が繰り返されます。 (風呂場でも洗面所でも台所でも車の中でも、隣の部屋に子供が勉強していても)
新婚2週間目には元夫はいやらし漫画や写真集やビデオ (たぶん裏ビデオというものだろうと思います)を見せながら私に同じことを強要しました。
パソコンインターネットというものが家庭に入ってきてからはどんどん外付けのハードディスクが増え、 世界のおぞましい凌辱シーンをため込んでいき自室にこもって家族との時間を共有することもなくなりました。
でも世間にはよき夫よき父よき職業人としての顔を保っていましたし 私もその外面を取り繕う共犯者でした。
ありとあらゆる身体の不調・精神の不調の挙句 23年めに離婚しました。
離婚して4年半 今回この一連の書き込みを読んで すっかりそんな過去を忘れ去っている自分にびっくりしています。
別れても元夫に対して怒りを感じることができず、悲しみと罪悪感に苦しみ、みじめさと敗北感に打ちひしがれて……
そして女として心地よいセックス、愛情を感じることのできるセックスを経験することのできなかった恨み……
幸せそうな老人夫婦や中年夫婦を見ると憎しみで吐き気がして……
そんなものでグルグルグルグルしてたのに 恨みとねたみと嫉みとで畜生道に落ちて行きそうだったのに……
いつのまにか消えてしまって 目にして読んで
ああ私もそうだった そんなことあったな もっとひどいこといっぱいされて でも悦んで感謝しろと強要されてたな
と思い出したけれど それはなんだか遠い昔の不味い映画を見てるような そんな もう自分とはなんの関係もないことのような そんな感じです。
一つ苦しみから抜けたのですね。 気づかないうちに。
いまももちろん 娘と音信不通だとか 経済的な心配とか 孤独感とか 老後の心配とか 健康上の問題とか 誰でも抱える問題は抱えているけど
すくなくとも 私の身体に当然の権利として 不当な性暴力を加えられる心配がなく あざやキスマークや毛のことを気にして 温泉に入れないとか 救急車で運ばれたら恥ずかしいから倒れられないとか 思わずに済み 陰部の裂傷やかゆみや出血に苦しまなくて済む。
そしてなによりそんなことがあったということを忘れてるという事実。
時の持つ力ってすごいです。
バーバラさんに 娘さんのことはすっぱり忘れて生きてやるくらいの気概を持つように とアドバイスをいただいて1年半か2年近く経ちました。
女としての恨みが 幸せな結婚をした娘・幸せな結婚を続けている母への やきもちとなって 大切な人間関係を自分から壊していたのだろうと思えるようになりました。
完全に娘とのことから解放されたわけではありませんが、 すべての依存から離れて自立しようと努力した日々が
元夫との生活を記憶の外に追い出してくれたのでしょう。
ちょこぷりんさん 離婚して4か月 まだまだ苦しいですよ。 長年蝕まれた身体と精神が健康を取り戻すには まだしばらく時間がかかると思います。 でも 抜け出せた人もいると 信じてもらえたら、少し気持ちが慰められないでしょうか。
自分にとって一番いいこと しましょうね 散歩する。 空気をすう。 音楽をきく。 自然を感じる。 なんでも いいと思えることはやってみてくださいね。
元気になられること心から祈ってます。
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No.9416 性暴力・・・ 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2013年02月25日 (月) 18時22分 |
マリコさん、ラッパ水仙さん、バーバラさん、まちゆきさん、seikoさんそしてぽかぽかさん、いちだいさん、
こんなにたくさんのレスを頂けるなんて・・・本当にありがとうございます。
性暴力を認めるのが辛い・・・と言う感覚ではなく、 心底から私がされて来たことが性暴力かどうかわかりませんでした。 毎日あった性暴力でした。 でも、DVと気付いていなかった私は、元夫からの性暴力を「愛情の表現なんだ」と理解していました。 そう、元夫からも毎日のように「こんなに嫁さんを大事にしている旦那はいない。愛情の表現なんだ。」と言われていたのです。
性暴力の被害者なんだと言うことがやっとわかりました。
>元夫と離婚しないで一緒に暮らすということは、夫からの性暴力を愛情として肯定しなければならなかったのではないですか
愛情と肯定して20年過ごして来たので、わからなかったのですね・・・。
>息子さんたちが「性暴力で女性を支配していい」と学んでしまう恐れは大きいのですよ。 ちょこぷりんさん。あなたは暴力の連鎖を断ち切ることができたんですよ。
そうですね、やっとそう思えるようになってきました。 今は、学費を出してもらわなければならないので、子供たちは元夫と仲良くしようと必死だと思います。 でも、大学を卒業して、就職して、結婚して・・・ きっといつの日か、「なぜお母さんは出て行ったのだろう?」と、考える日が来て、 私が起こした離婚と言うこの行動が、子供たちにとって意味のあることになるのですね。
ラッパ水仙さん、バーバラさん。 私が離婚を決意して家を出て、こちらのサイトを見つけて初めて書き込んだ時からずっと励まして頂いてありがとうございました。 やっと、性暴力の詳しい内容を話すことができました。 話さないことが自分を守ることだと勘違いしていました。 自分を大事にしたいと思ったので話せたと思います。
seikoさん、励ましのレスを本当にありがとうございます。 いつか過去を忘れるぐらい遠い昔のことのように感じるようになれるのですね。
このスレッドを立てた時に、レスを頂いて1週間ぐらいたったら削除しようと考えていました。
でも、もしもこのスレッドを読んでいる今性暴力を受けている方がいらっしゃったら・・・ 少しは力になれるのかもしれませんね。
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No.9419 モノ化 投稿者:くろすけ 投稿日:2013年02月25日 (月) 21時35分 |
ちょこぷりんさんが締められた後なのですが、とても考えさせられるトピで出てきてしまいました…。
マリコさんのレスにある >あなたはモノではないのです。奴隷ではありません。
カントとヌスバウムですね。 ※マイケル・サンデルの本を読みカントを知ってヌスバウムを知りました。
「(性的)モノ化」の中心的な問題は、人格の一方的な道具化にあります。 モノ化されることにより自律の否定、主観性の否定、境界の侵犯などに密接に結びつく。
カントは「他者を利用すること」を完全に否定していますが、ヌスバウムは「大人の関係に於いて一時的にモノ化することがあっても、その他の多くの部分で全体として相手の自律に対する配慮と敬意がある場合」はその限りではないと言っています。
>その他の多くの部分で全体として相手の自律に対する配慮と敬意がある。
モラの場合は著しくこの点が欠落していますよね。 拒否したいけれど、モラの報復が怖くて拒否出来ないのをモラは「同意」と捉えます。 しかしこの「同意」は「真の同意」ではあり得ません。 そこに被害者の人格はありません。
ですから「真の同意」のない性行為はレイプであり、虐待と言えるのですね。
ラッパ水仙さんの仰る >裸で、気持ちも正直に向き合う、自然な行為。
↑にはお互いに配慮と敬意が間違いなく存在します。
>私は、『普通の行為』がよくわかりません。 >今は、プライベートでの異性との関わりは全くありませんが、もしも、今後また誰かを意識するようなことがあった時には、私が『異常』だと思われるかもしれません。
ぽかぽかさん。
お顔を見ずに言葉だけでお伝えするのは難しいですが…、 性的嗜好というのは非常にデリケートな問題ですよね。 そこに「真の同意」があり、なおかつお互いへの配慮と敬意があれば、どういう嗜好であっても「普通」なのだと思います。
何よりこの先ぽかぽかさんが「誰かを意識するようなことがあった時」、その誰かにぽかぽかさんへの配慮と敬意があればまた全然違う世界があると思います。
個人的にはセックスは人の根源的な部分だと思っています。 ですからそこで相手を尊重出来ない人間は、決して他の部分でも尊重出来ないのですね。
>あらゆる暴力の背景に、性差別を支える社会があるのです。
マリコさん、「魚が水のなかで生きているように、すべての女性は性的モノ化のなかで生きている。すべての女性は四六時中、性的虐待の影で暮らしているのだ。」というマッキノンの言葉の通りですよね。
因みに私の場合、モラ男は風俗大好きでしたので殆ど行為は無かったのですが、それでも毛じらみを移されたことと(具体的に言われた事を未だ書く事が出来ませんが)全否定発言されたことは一生忘れられないと思います…。
ちょこぷりんさん、私にとってこのスレはまた新たにDVを理解する一助になりました。
モラ男は女性を常にモノとして見ているんですね。
>やっと、性暴力の詳しい内容を話すことができました。 >話さないことが自分を守ることだと勘違いしていました。 >自分を大事にしたいと思ったので話せたと思います。
ちょこぷりんさんは本当に一歩一歩確実に進んでいらっしゃるのだと感じます。 まるで蛹が蝶に羽化しているのを間近で見ているようです。
幸せになることに貪欲になって下さいね。 幸せになることがモラへの最大の報復だと思います。
勇気をありがとうございました!
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No.9420 性暴力と愛情 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2013年02月25日 (月) 22時25分 |
ちょこぷりんさん、私も同じです。
元夫の行為は愛情なんだと思っていました。 好きだからこそ、嫉妬するからこそ、そこまでするのだと思っていました。 好きでなければ、身体を求められたりはしないと思っていました。
身体中にキスマークを付けられたり、ベッド意外の様々な場所でされたりしていました。 バックからして、私の顔の前に鏡を置き、鏡を見ながらしろと言われたり、同様の状態でAVを見せられたり。 自分(元夫)が卑猥な言葉を言え、~をしろ…と強要しておきながら、こんなことをされて興奮する(感じる)なんて、お前は変態だ、お前はイヤラシイ奴だ…と言われていました。
私は、セックスで男性に悦んで貰えることに、『自分の価値』を見いだしていた部分があります。 (そう思っていた詳細は、まだ話せませんが、そのことが理由【原因】だと、自分ではわかっています…。)
◆ちょこぷりんさん、横レス失礼致します。
seikoさん、初めまして。 バーバラさんとの娘さんの件でのやりとり、覚えています。 随分と気持ちが安定し、自分の人生を生きているのだということが文章から伝わってきます。 一歩も二歩も(もっと…)先を行く先輩方は、渦中にいる方々にとっては、とても眩しく、そして、希望を与えて下さる存在です。 書き込みをして下さり、本当にありがとうございます。
北の方では、まだまだ冬真っ盛りで大雪のところもありますが、もう2月も終わりになります。 もうすぐ春がやってきますね。 私のちょこぷりんさんのイメージは、桜です。 寒い冬を持ちこたえ、その厳しい寒さの間に静かに力を溜め、春に満開の優しい色の花を咲かせる桜。 ちょこぷりんさんは、そんな桜のイメージです☆ *(^-^)*
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No.9421 くろすけさんへ 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2013年02月25日 (月) 23時45分 |
◆ちょこぷりんさん、横レス失礼致します。
言葉だけでも、くろすけさんの伝えたいことは、充分わかります。 ありがとうございます。
『何が普通』で、『何が異常(おかしい)』なのかが、よくわかりません。 好きな相手に悦んで欲しい、気持ち良いと感じて欲しい…けれど、その自分の行為が【やり過ぎ】かもしれない…という不安や心配を抱きます。
また、相手に満足して貰いたい=自分を必要として欲しい(自分の存在意義)。 だから、相手が望むことをする…そうすると、自分の領域を侵犯され、境界線がなくなり、益々、相手の要求する行為を受け入れる…そして、相手の言いなりになる。(自分もその行為を真から望んでいるかのように行動する。)
私は、私と私の身体に、もっと責任を持ち、大切にしたいと思います。
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No.9424 Re:性暴力と愛情 投稿者:seiko 投稿日:2013年02月26日 (火) 20時52分 |
ぽかぽかさん 私の元夫とぽかぽかさんの元夫は同一人物でしょうか?
> 元夫の行為は愛情なんだと思っていました。 > 好きだからこそ、嫉妬するからこそ、そこまでするのだと思っていました。 > 好きでなければ、身体を求められたりはしないと思っていました。 > > 身体中にキスマークを付けられたり、ベッド意外の様々な場所でされたりしていました。 > バックからして、私の顔の前に鏡を置き、鏡を見ながらしろと言われたり、同様の状態でAVを見せられたり。 > 自分(元夫)が卑猥な言葉を言え、~をしろ…と強要しておきながら、こんなことをされて興奮する(感じる)なんて、お前は変態だ、お前はイヤラシイ奴だ…と言われていました。 > 私は、セックスで男性に悦んで貰えることに、『自分の価値』を見いだしていた部分があります。
まったく同じです。 これの前の方の書き込みも、まったく同じです。 私のことです。 私のことが書いてある。
元夫にどんなひどいことされても言われても 無視されるよりずっとずっと良かった。 彼に悦んでほしかった。 彼が満足したあと 一人で、身体の痛みと苦しみと屈辱に耐えました。 そのあと 時には一週間ほど彼の上機嫌が続き、 四人の食卓も華やぎ、 「パパ機嫌いいなぁ」 と子供たちが喜ぶ。 幸せなひとときでした。
もちろんすぐまた恐怖が訪れるのですが。
なんてひどい生活を23年も続けてしまったのでしょうか。
でも私はその生活がDVであること そのSEXが虐待であることを知らなかった。 愛されてると思ってた。 愛してた。 でも、ただ何となく 生きているのがつらくて 死にたい死にたいと思っていました。
私が「女はこうあるべき」と育てられ、 その価値観から自由になれなかったのと同じで 夫は「あのSEXが本当に女にとって喜ばしいものである」 と信じていたのではないかと 思います。
難しい文章は書けませんが 私たちが生きてきた社会の中に、 知らず知らず テレビや映画や漫画や雑誌や 隣近所や親戚のうわさや さまざま いろんなものが 愚かな夫を作り出し その愚かな夫を支える最高に愚かな私を作り出したように思います。
マリコさんやバーバラさんの書いていらっしゃることが正しいのです。
ちょこぷりんさん「性暴力について」の書き込みをしてくださってありがとうございました。 ちょこぷりんさん・ぽかぽかさん・いちだいさん・まちゆきさん 書きにくい、文章にするのも、口にするのも 思い出すのもおぞましい記憶を ここに書き込んでくださってありがとうございました。
私 自分の人生を思い切って リセットしてよかったです。
子供のために、年老いた両親のために、世間体のために 我慢しなくて本当によかったです。
忘れていた過去を鮮明に思い出したことで 今まで十分理解できていなかった マリコさんやバーバラさんの仰っていることもわかりました。
この一連の書き込みで 新たに自分の置かれている立場に目覚める女性も多いはずです。
そして改めてお伝えしますね。 私はもう何を思い出しても 吐きません。泣きません。動じません。
「そうだったんだ」
というだけです。
過去の私を憐れむことも、かわいそうに思うことも 夫をかわいそうに思うことも、憎いとおもうことも 子供たちをかわいそうだったと、申し訳なかったと思うことも
ありません。
これを回復というのかどうかわかりません。 回復への一つの過程なのかもしれません。
少なくとも今この瞬間まったく苦しくないことを皆様にお伝えします。
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No.9425 性暴力=愛情と思っていました 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2013年02月26日 (火) 22時44分 |
seikoさん、私も同じです。
> 元夫にどんなひどいことされても言われても > 無視されるよりずっとずっと良かった。 > 彼に悦んでほしかった。 > 彼が満足したあと > 一人で、身体の痛みと苦しみと屈辱に耐えました。 > そのあと > 時には一週間ほど彼の上機嫌が続き、 > 四人の食卓も華やぎ、 > 「パパ機嫌いいなぁ」 > と子供たちが喜ぶ。 > 幸せなひとときでした。
私もこの通り全く同じ気持ちで20年以上を過ごしていたのです.....。 あの性暴力さえ耐えれば楽しく過ごせたのです。 でもマリコさんのレスに、毎日性暴力を受けていたのですよね?とありました。 正常な感覚の方々から見れば、なぜ性暴力を受けていて辛いのに楽しく過ごせたことになるのかわからないのですよね。 そう、本当は楽しくなんて過ごせていないのです。
> でも私はその生活がDVであること > そのSEXが虐待であることを知らなかった。 > 愛されてると思ってた。 > 愛してた。 > でも、ただ何となく > 生きているのがつらくて > 死にたい死にたいと思っていました。
この気持ちも同じです、私の気持ちと同じです! 私も愛されていると思っていました。 あの行為は愛されているからされているのだと思って耐えていました、疑うことを知りませんでした。
バーバラさんのレスに、これだけのことをされていながら性暴力なのか虐待なのかわからないことに衝撃した。とありました。
そうなんだ、衝撃を受ける感覚が正常なんだ.....と言うことか衝撃でした。
> 過去の私を憐れむことも、かわいそうに思うことも > 夫をかわいそうに思うことも、憎いとおもうことも > 子供たちをかわいそうだったと、申し訳なかったと思うことも > > ありません。 > > これを回復というのかどうかわかりません。 > 回復への一つの過程なのかもしれません。 > > 少なくとも今この瞬間まったく苦しくないことを皆様にお伝えします。
私もいつかそう思える日が来るのですね。 seikoさん、本当にありがとうございました。
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No.9426 逆の立場 投稿者:ラッパ水仙 投稿日:2013年02月27日 (水) 00時51分 |
皆さんのコメントを読んで、本当に深い問題だと改めて思います。
私は前夫にひどいことをされて逃げたので、 現夫が私を「求めない」ことを、「思いやり」のように誤解していました。
そのうち「求められない」ことに不安を感じるようになり、話し合おうとすると、 ・君はよくない ・そういうことを聞く君には欲情しない などと言われ、あからさまに私を拒否するようになりました。
人前では私を抱き寄せたりするのに、二人きりになると背を向けられる。
皆さんが仰るように、「何が普通かわからない」ですし、 自分の体でありながら、そういうことは自分で確認できないので、 「きっと私は彼を悦ばせられないのだ」と思ってしまいました。
何年も経ってから、 ・彼自身が(肉体的に)不能であること ・実は、女性経験がとても少ないこと などがわかってきました。
そう、「無視される」「求められない」ことも苦しかったです。女性として自信喪失しました。 でも、確かに、レイプされるよりはマシでした。
私の場合は、「普通」って、難しいなあ、と、思います。
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No.9427 seikoさんへ 投稿者:バーバラ 投稿日:2013年02月27日 (水) 09時10分 |
seikoさん、
本当におひさしぶりです。
わたしは、正直に誠実に自分の思いを書いたつもりでしたが、その後、、ぷっつりといらっしゃらなくなったので、傷つけてしまった、、、と思っていました。
見事な回復ぶりですね。すごくうれしいです。
暴力被害のトラウマの古典的名著ジュディス・ハーマンの『心的外傷と回復』に書いてある 回復の事例のようです。
被害の記憶が、ただの、感情を呼び起こさない、 ひとつのエピソードになっていく、、、それこそが回復なんですね。すごいなぁ。
私も昨年夏に精神科からもらっている薬の断薬に成功して、ずいぶんと回復しました。外に出て 女の子を見かけただけで、涙が出ていたときから すると、娘のことを考えない日も多くなりました。
もし、私のことを理解するために、娘がおなじような目にあうようなことがあるとしたら、 そのことのほうが、耐えられません。
私のことを理解しなくてもいい、そのかわり、DVの世界など想像できないような幸せな 人生を送って欲しい、そう思います。
彼女の人生に、私がいらない、としたら、 そういうふうに自立した子に育った、そのことを 誇りに思いたいです。
それから、ラッパ水仙さん、
>そのうち「求められない」ことに不安を感じる>ようになり、話し合おうとすると、 >・君はよくない >・そういうことを聞く君には欲情しない >などと言われ、あからさまに私を拒否するよう>になりました。
>人前では私を抱き寄せたりするのに、二人きり>になると背を向けられる。
あ~、私は、ずっとそうでした。娘を妊娠したときから。あまりに、人前でと二人きりのときの 態度が違うことにとまどい、自分に魅力がないからと思っていました。うちの場合は、元夫は 昨年、人妻と不倫略奪婚で結婚したようなので、不能ではないのでしょうけれど、、、
私は、元夫以外の男性とつきあったこともないので、男性のこともわからず、ずっと自分は 魅力がないんだな、まぁ、でも、浮気さえしなければいいや、くらいに思っていました。自分の 傷つきが想像以上に深いのは、裁判のときでした。
話し合いたいとしずかに言葉を選んできりだしても、いつも私は、針小棒大に欠点を羅列され、 「オレのほうが我慢しているんだ、それでも そんなことをいうのなら、出て行け」と言われて いて、もう、何年も話しかけるのもやめていました。傷つくだけだから。
それなのに、、、、、ちゃんと自分のやるべきことは心をこめてやろう、と家のこと、料理、 いろいろを精一杯やっていました。
だから、、、これがDVなんだ、と理解したときは 本当につらかった。自分が被害者だと認めれば、 自分のそれまでの人生は何だったんだろう?
と。
だから、ちょこぷりんさんの苦悩は、わかるつもりです。 人生の一番いい時代を暴力のなかでくらしてしまったけれど、これからは自分を大切にすごしましょうね。
みなさんが、いまここにいたら、しずかにハグしたいです。
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No.9429 くろすけさんへ 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2013年02月27日 (水) 21時16分 |
くろすけさん、レスありがとうございました。 くろすけさんは私が家を出てすぐの混乱していた時から励ましのコメントを下さっていました。
> モラの場合は著しくこの点が欠落していますよね。 > 拒否したいけれど、モラの報復が怖くて拒否出来ないのをモラは「同意」と捉えます。 > しかしこの「同意」は「真の同意」ではあり得ません。 > そこに被害者の人格はありません。 > > ですから「真の同意」のない性行為はレイプであり、虐待と言えるのですね。
私もこのスレッドで気持ちの区切りがつきました。 まだ、大学生ぐらいの男の子を見ると、家族で動物園に行ったことなどを思い出して涙が出たりしますし、気持ちが落ち込むこともありますが、 空虚な気持ちと向き合って行こうと思います。 くろすけさんも毎日楽しく過ごされますように....。
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No.9431 性暴力への対処は、、 投稿者:もるも 投稿日:2013年02月28日 (木) 15時09分 |
こんにちは。何度もこのスレッドを見ています いつも もんもんと考えていることが 的確に皆さんのことばになっていて 気付かされたことがたくさんありました。 性行為の後、いつも悲しく、惨めな気持ちになっていたのは そのせいなんだ、と改めて認識しました。
頼んでも直前になって避妊してもらえず、過去6回中絶しました。 その中の1回は モラ夫が 一番安いところでやれよ!というので 探したのですが そこは麻酔無しで手術され、口と体を暴れないように押さえつけられて 大変恐怖でした。 トラウマとなっているのか今でも時々 夢にみてうなされます。 しかしその後 時間がかかりすぎだ、遅い!とまた妊娠しやがって!と罵られたことの方が苦痛だったかもしれません。 自分がしたいときはこちらの都合はまるで無視し、拒否すれば最悪の状態になります。
仕事のお昼休みも家に呼ばれ、相手をするよう言われます。最悪の状態をさけるため、昼食もそこそこに AVをみせられながら、同じ事をさせられます。 私は1時間で仕事場に戻りますが モラ夫はその後必ず寝ます。 虚しい気持ちになります
でも機嫌が悪くなるよりましか、と思ってしまいます。 最近は休日の昼間、モラ夫は近くの安ホテルを(ラブホテルは近くに無い為)勝手に予約します。家には子供たちがいる為です。 そこで酒を飲みAVを見ながら行為し モラ夫が満足するまで帰れないのです 私の予定があっても無視、です。
時には そのAVの女優の名前を呼びながら 行為しています。 私でなくても良いわけです。モノとして見られている、利用されてる、と悲しくなります 拒否すれば たちまち怒り出し、恐怖の日々がはじまる、 気持ちが通じ合っていれば、愛情があれば応じることに何もためらいは無いと思います。
自分がしたい時以外は、いじめの標的とされているから 私の場合は苦痛が大きいのかと思います。
そして、これが続くのかと思うと、体が冷たくなってきます。 共存しなければならない場合、やはり我慢するしかないのでしょうか、、、 乱文お許し下さい。ここ最近、ずっと頭から離れません
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No.9432 性的暴力から離れて・・ 投稿者:サニー 投稿日:2013年02月28日 (木) 22時54分 |
皆さんが遭われた経験を読ませていただきました 性に関しても、勝手極まる、妻を人間として見ていませんね
私の夫も同じく、私の体など、モノ扱いでした 結婚以来、性行為は20年間ほぼ毎日続きました、生理中も断ると、何時間でも起きていて、舌打ちしては壁を叩き、結局眠ることが出来ないので応じていました (身内に不幸があっても関係なし) 出産のとき、たまたま個室でしたが、もう早速やってきては、口で処理する日々でした(もう20年ほど昔の事です) 退院して本当は数週間ぐらいは実家に帰りたかったけど、精神的暴力をふるう夫だと、それが許されないのですよね 「俺を放っておく気か!」ですものね
ですから、退院後自宅に直行しましたが、その晩から性行為を強いるので断ると不貞腐れ、生後一週間の赤ん坊に母乳をやっていると睨みつけ、もう生きた心地がしませんでした よく産後ブルーという言葉を聞きますが、育児が原因じゃなく、私の場合はすべて夫でした
夫と別れて、地獄のような精神的暴力の日々から抜け出していますが、つくづく、性からも逃れられてホッとしています 性行為をしなくていいなんて、夢のようです 本来なら、愛情の形であるはずの行為が、私はそれを知りません きっと、素晴らしいはずなのに、知りません 世間の、セックスレスの夫婦が羨ましくて仕方ありませんでした
性的暴力から解放されて、いまは心底、幸せを感じています
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No.9434 みなさん、辛いですね 投稿者:クレア 投稿日:2013年03月01日 (金) 09時02分 |
クレアです
私はセックスレスでした。話し合おうとしても 「お前は女じゃねえ。何でしなくちゃならねえんだよ」 と言われました。 一度だけ下半身を出した元夫が 「させてやるよ」とマグロのように目の前に転がりました。 私は呆れて「ふん」と鼻で笑ってしまったのです。
このあとは皆さんの想像通りです。怖いですね。
結婚前は私も生理中だろうがなんだろうが相手をさせられ それでも、愛されていると思ってました。
まだ20代前半の頃、心のかよう、 幸せなセックスをしたことがあっただけに、 ある意味カルチャーショックでした。
子どもが生まれてからまもなく身体的暴力があったので、 正直、なくて良かったです。 セックスをおあずけして、私がへりくだるのを 見たかったようですが それだけはありませんでした。
男性週刊誌の見出しを見るだけで吐き気がします。 なんと自分本位な妄想の中で、思いやりのないセックスを 楽しもうとしているのか。
皆さんの書き込みは夫婦間レイプの記録です。 ハグしたいです。 辛かったね。
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No.9436 ハグ 投稿者:ラッパ水仙 投稿日:2013年03月02日 (土) 01時34分 |
本当に、皆さん、辛い思いをされて、傷つけられてきたんですね。
バーバラさん、クレアさん、 セックスレスの屈辱をわかってもらえて嬉しいです。
もるもさん、サニーさん、 前出の皆さんの経験も凄まじかったけれど、 貴女方の体験も、想像を絶する酷さです。
数ヶ月前に観て、私がフラバを起こしてしまった刑事ドラマの中で、 その昔、夫婦間のレイプが認められなかった頃に、夫を殺害して入獄された妻が、 脱獄し、逃亡して何年も経ってから見つかって裁判に掛けられる場面がありました。
サディストの夫に叩かれ、殴られ、蹴られ・・・ そのあと、泣いている妻を何度も何度もレイプして、満足して眠りに就く夫が、 「お前は、本当は悦んで、楽しんでいることを、俺は知っている。だから明日もやってやる。」 と言うのを聞き、 {殺意を抱いた}妻が、夫が眠っている間に殺害してしまう。
理不尽に暴力を振るわれ、怪我をさせられた上に、 無理やりレイプされて、それを{私が悦んでいる}ですって?
ここで、殺意を抱く気持ち、本当に共感します。
加害者が、自分を加害者と認めない、狂気の世界。
こんなことを考えている人に、愛されているわけないんですよね。 でも、それを認めることが、一番つらいことも、みんな同じ。
みんな辛かったでしょう。心も体も痛かったでしょう。
いっぱいハグしてあげたいです。
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No.12258 バトンをありがとうございました 投稿者:きくこ 投稿日:2014年08月03日 (日) 21時35分 |
はじめまして、きくこです。 数日前にこのサイトを知ってから、 手が空くときはずっと、このBBSを拝見し、 先ゆくみなさんからたくさんの力を頂きました。 ありがとうございます。
私は、小さな命を授かり喪い、 そのあとの月日を支えてくれた夫と、 しばらくのち、離婚しました。
彼からの言葉の暴力が重なり、 自分が壊れたと感じ、決断しました。
彼をまだとても好きなまま、 一緒に生きていくのは心底無理だと感じ、 頭と心を精一杯動かし、そう決めた。
カウンセリングを受け、本を読み、 大事なひとたちと話し、 最後に、彼が、別れるなら死ぬと言ったときに、 もう無理だと断念しました。
私は、この人から身体的暴力を振るわれる前に 私自身を救いたい。 同時に、この人に身体的暴力を振るわせたくない。 そして、死ぬという言葉を簡単に使う人生を歩んでほしくない。 そう感じました。
その意思決定と別れから少し時間がたち、 PTSDの症状も少しおちつき、 私は永遠に壊れたわけではないと、今は感じています。
ただ、私の一部は、彼との別れにより、死んだとも感じています。 その、死の痛みと辛さは激烈です。
そして先ほど、先ゆくみなさんのこのスレッドにより、 私はすでに身体的暴力を受けていたことを知りました。 私は、すでに、身体的暴力も受けていた。。
そのことを、頭で理解することができて、本当によかったです。 ちょこぷりんさんやみなさん、本当にありがとうございました。
一方で、今の激烈な痛みの後に、 私に、何かが生まれることがあるかもしれないという希望を、 この数日、感じます。それは、さっきこのスレッドを拝見し、私がすでに身体的暴力を受けていたと知った後も、たしかに感じます。
そう感じられるのは、 支えてくれた家族、仲間、プロのひとたち、本、 そして、先ゆくみなさんのまっすぐな言葉のおかげでした。 みなさんが、生きて、ここにその証を残してくださったこと、 本当に感謝しています。
長文になってしまいました。 読んでくださり、ありがとうございました。
明日からまた、 私の人生の続きを、 少しづつでも生きていけたらと願ってます。
みなさんのやりとりを拝見し、 希望と勇気を頂きました。 本当にありがとうございました。
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No.12259 自尊心 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2014年08月04日 (月) 04時19分 |
はじめまして。 高裁で判決離婚をした、ぽかぽかと申します。
きくこさん、今まで本当によく頑張り、耐えてこられましたね。 大切なお子様を失ってしまったこと…本当に、辛いと言う言葉だけでは言い表せないと思います。
そして、元夫の心ない言動…モラや身体的DVを行う男性は、『鬱の脅し』や『死ぬ死ぬ詐欺』を、常套手段として使います。 私の元夫も、交際中からありました。
けれど、本当に死にたいと感じている人は、そんなこと口にはできません。 一人でひっそりと逝きますよ。 「別れるなら死ぬ」と言う元夫の言葉を聞き、別れを決意し行動に移されたきくこさんは、素晴らしいです☆ 『自尊心』がまだ残っていたのですね。
自尊心があるうちに離れることができて、本当に良かったです。 相手の死ぬという言葉を聞き、自分がこの人を支えてあげなければ…、自分しかこの人の側に居てあげる人はいないんだ…と、自分自身を犠牲にして何年も経過した後に、自分では気付かないうちに身心を蝕まれ、逃げる気力も生きる気力も削ぎ落とされてしまうことも少なくありません。
これから生きていく上で、きくこさんのその自尊心が自分の力になります。 きくこさんの書き込みも、これからの被害者の方々の力になります。 きくこさんも、バトンを渡して下さった大切な一人の女性です☆
周りに協力的で理解のある支えてくれる家族や友人がおられて、本当に良かったです。 孤立は、何よりも生きる力、行動する力を奪ってしまいます。
今はまだまだ、辛くても当たり前ですよ。 時間が解決してくれることもあります。 きくこさんが今、暴力のない世界に生きておられることを、誇りに思います☆
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No.12261 ぽかぽかさんからのギフト 投稿者:きくこ 投稿日:2014年08月04日 (月) 22時17分 |
朝早く起きて、仕事をする前に、 ぽかぽかさんからメールを受け取りました。
ぽかぽかさんからの言葉は、 私にとり、特別なギフトでした。 ありがとうございます。
いただいた言葉を何度も読み、書き写し、 その言葉を心に握りしめて今日の仕事に向かえました。
自尊心がこれからの私の力になること。
私のことを、 バトンを渡してくださった大切な一人の女性、 の仲間に加えてくださったこと。
私が今、身近には暴力のない世界に生きていることを、 ぽかぽかさんが誇りに思ってくださること。
あまりに貴重でありがたいことを、 こんなにもタイムリーに、 伝えてくださりありがとうございます。
今までのBBSのなかでも、 ぽかぽかさんの言葉からたくさんの力と温もりを頂きました。
今回、ぽかぽかさんから直接言葉を頂き、 ぽかぽかさんの、言い切ることができる強さと、 相手のなかにある力を引き出す慈しみのようなものを、 心身に頂きました。
ぽかぽかさんが、 いろんなときを経て今、そのようにいらっしゃること、 そこからエールをくださったこと、 大事に握りしめていきたいです。
勇敢で温かいメッセージ、 本当にありがとうございました。
ぽかぽかさんの日々が、 ぽかぽかでありますように。
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No.12273 このスレッドは 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2014年08月07日 (木) 19時25分 |
つい最近読み返したところです。
離婚して二年、まだわからなくなるのです。
元夫はあの性暴力を性暴力とは思っていなくて、 反対に私が喜んでいると本当に思っていたんだと思います。
いろいろなことが思い出されますが、楽しかったことだけです。
でも、こんな風に楽しかったことばかりを思い出すのなら、 今をもっと大事にしないといけないんだな、と思います。 年月がたって「今」を思い出したときに楽しかったことを思い出せるように。
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No.12280 記憶の温もり ちょこぷりんさんへの感謝 投稿者:きくこ 投稿日:2014年08月11日 (月) 20時08分 |
ちょこぷりんさんの書き込み、 何度も噛みしめるように、読みました。
> いろいろなことが思い出されますが、楽しかったことだけです。 > > でも、こんな風に楽しかったことばかりを思い出すのなら、 > 今をもっと大事にしないといけないんだな、と思います。 > 年月がたって「今」を思い出したときに楽しかったことを思い出せるように。
私もまた、温かい記憶、楽しかった記憶ばかりが蘇ります。 彼のことは好きなまま、続けていくのは無理だと断念したとき、 私は、彼と思い描いた長い未来を失った、と感じました。 赤ちゃんも失い、今の日常から彼を失い、 彼との未来も失った。
でも、私と彼との間にある温かい記憶、 楽しかった記憶は、 私から奪われない。
そうも感じ、別れる決心がつきました。
温かい記憶は、 きっといつかその記憶をもつ人を温めてくれる。 私の家族や、亡くなった祖父母から愛された記憶が今の私をあたためてくれるように。 そう思いました。
ちょこぷりんさんの持つ楽しかった記憶は、 息子さんたちのなかにも確かにあり、 それは奪われず、この先も息子さんたちを温めてくださるのではないか、と想像します。
そして、ちょこぷりんさんがおっしゃるように、 今を思い出したとき、 楽しかった瞬間があるよう、 今を生きていきたい、 と感じました。
私はまだヨレヨレでむちゃくちゃですが、 未来への目線を、 ちょこぷりんさんの書き込みを拝見して、 持つことができました。
ちょこぷりんさん、 ありがとうございました。 そして息子さんのご就職内定、 おめでとうございます。
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No.12281 性の自立 投稿者:存菊堂 投稿日:2014年08月12日 (火) 00時24分 |
ちょこぷりんさん、書き込まれた皆さんへ
私もこのスレッドに救われたました。 新婚1年目は今思えば100%AVを参照した「嬲る/なぶる」ようなスキルで身体を開発されその後10数年セックスレスでした。セックスレスの責任は太った私だと。 ヘンゼルとグレーテルのように無理強いして山のようなお土産を「食べろ食べろ残す気か?」と強要したのはモラ夫です。どうしても子どもの欲しかった私の気持ちを弄びました。とても惨めでした。
セックスレスは立派な暴力です。 キスもハグも身体に触れることすら許されないその異常さが今だから理解できます。 完璧に家事をし続けた1ヶ月後に「抱いてやる」みたいなご褒美SEX。 それ以外は「○ェラするならしてもいいよ」という態度でした。 SEXは好きですが○ェラは嫌いです。 「もっとこうしてほしい」と希望が言える健全な人と結婚して楽しみたかったです。 人生を棒にふるほど「住み込み家政婦」化していました。
今は「家事の自立」「経済的自立」「精神的自立」「性の自立」4つの自立を果たせてとても安定しています。 特に「性」については男性に抱かれることが「女の幸せ」だと思っていただけに脱出後に「セルフプレジャー」という言葉を知ってから依存しなくなりました。恋愛しなくても大丈夫です。
そして思い出されるのは「良い瞬間」ばかり。たとえ錯覚でも。 切り取られた絵画のように並びます。 モラ父は11個、モラ母は11個、モラ夫も11個。 意外と多いです。 これだけあればなんとか前に進めます。 両親に置きざりにされた先輩は1個しかないと言っていました。
>でも、こんな風に楽しかったことばかりを思い出すのなら、 今をもっと大事にしないといけないんだな、と思います。年月が経って「今」を思い出したときに楽しかったことを思い出せるように。
>楽しい思い出は奪われない。
同意です。 不思議と怒りも怨みもありません。 嫌な思い出は澱んだ川の底に沈みました。 私も「今」を楽しみます。 人生の時間の流れは止まらず流れていますから。
停滞していた回復に方向性をありがとうございます。 ちょこぷりんさんはじめ皆さんの悲しい書き込みにハグを。そして感謝を。
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No.12282 楽しい記憶は皆無に近い 投稿者:くろすけ 投稿日:2014年08月12日 (火) 09時34分 |
>私は、知ることで回復してきたし、それは私の生き抜くための方策でした。 >このやり方が、どんな人にもあてはまるわけではないのかもしれません。 >もう、DVのことはすべて忘れて、また考えず、未来だけを考えて、美しいもの、楽しいこと、だけに意識をむけて生きて行く、というのもありかもしれません。
上記はNo.9411バーバラさんのレスの抜粋です。
私は知る事で回復する方法が合っている様で、貪る様に知識を吸い取りました。 DVだけでなく、被害者についても。 必死でしたし、臨床心理士ではありませんが心理関係の資格も取りました。
私の中には元夫から言われたことも振るわれた暴力も厳然として残っています。 楽しい記憶がないの?と聞かれれば、探すことは可能ですが、それらを遥かに凌駕するのが元夫の仕打ちです。
だからと言って、今もモラ男への復讐の念に囚われている訳でもないのです。 彼は既に私の(今後の)人生とは関係のない人。
No.9424 seikoさんの「そうだったんだ」と同じです。
回復の仕方というのは、本当に被害者それぞれですね。
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No.12288 DVからの回復 投稿者:存菊堂 投稿日:2014年08月14日 (木) 12時12分 |
くろすけさんの書き込みを拝見して。 勝手にシンパシーを感じておりましたので「それぞれ」の回復と書かれたことについて、「全く別」の回復の話をしているのだろうか?と、いろいろ考えてしまいました。
一般的な回復の6ステップ 1.トラウマの再体験 2.否定的な自己を軽減する 3.怒りのワークの段階 4.喪のワークの段階.弔いと別れの儀式 5.被害に意味づけを行う段階 6.新しい人生を構築する段階
自分ではやっと1・2を通り、3・4飛ばしの5のあたりをウロウロしています。 バーバラさんのレスと自分なりの回復状況を確認してみました。
> 1,自分のDV被害を歴史的な軸と空間的な軸で俯瞰すること
ベースは女性学にハイデガーの未完の大作「時間と空間」より実存主義を用いて俯瞰しています。 人間は動物であり精神でもある。 二つの面に人間を切り分けて生きる意味を追究したのがハイデガーの実存哲学。 動物の欲望によって、食べ・生殖し・眠る人間・・・現存在、です。 精神によって、生きる意味に目ざめ、使命に燃える人・・・実存、と呼びます。 生まれたままの、欲望に駆られて生きる人 間→『現存在』(現にあるがままの姿) 自己にめざめ、自己実現する人→『実存』(あるべき人、真に存在すべき人の姿) 現存在は、事物だけの世界の内に存在し、 他人を、道具として扱って、欲望に駆られ 、「いつか自分が死ぬ」ことから目をそら し、ごまかして生きる。 現存在の時間は、過去→現在→未来、と流れ、時間に流されて、今・今の欲望を満たすために、現存在は生きる。 そんな空虚さを、実存は知って「いつか自 分は死ぬ」と自覚し、ならば『有限な人生 で、何をなすか?』と生きる意味に覚醒す る。 実存の、時間性。それは、到来(未来)→ 既在(過去)→現前(現在)です。 到来する未来に、私はどうあるべきか→既 にある過去により、どんな私となったか→ では現在、私は何をなすべきか? この、現存在→実存、時間性への覚醒は、 個人の超越です。ここに個人の生きる意味 があり、超越した人は、永遠に人々の心に生きる。 民族は、歴史性に覚醒したとき、文化の伝統を築き、民族の生命は、永遠に歴史に生きる。 無神論者の私がハイデガーに傾倒しながら古事記や河合隼雄さんの「中空構造日本の深層」という入り口に来ているのは風土に根付く「世界に誇る日本の文化」を紡ぎたいからだと思います。 被害者の良心や強さ。 加害者たちは今の欲の連続に生きていてあるべき姿の未来を思い描くことが苦手なのではないか?だから最先端の情報に固執もするしそれによって人を馬鹿にもする。未来を語る人、正攻法は表向きと馬鹿にする。 それでも被害者の過去は未来のために意味づけた行動をとらねば新しい人生は始められない。 少なくとも私が小さいながらしていることは日常生活で「未来の自分の安全・安心のために今、躊躇わず行動する」ことです。
> 2,DV被害のからくり、DVという親密な関係で起こる暴力の構造を理解して 加害者の共通点や特徴をきちんと把握することで、 自分に落ち度がなかったことを確認して自尊心を取り戻すということ
こちらは休み休みで進みません。 からくりを理解した上で。 先のレスの「良い瞬間」と言うのは「擬似餌」を「キレイなお魚だったね」と言う「瞬間の絵」です。 アメとムチの「甘いアメ」の思い出。 暴言前の布石、おもてなし上手の正攻法的「接待」の記憶。 理解して尚これを「良い思い出」と位置付けたいのは情緒の安定に必要だからです。 何かの研究で「6:3:1」の割合で良い思い出:嫌な思い出:どうでもいい思い出となっている人はそうでない人より比較的、情緒が安定しているそうです。 とても6割なんて無理ですから「嘘」と知りながら映像的に美しい思い出なら6割に分類しちゃおう…です。あくまでも個人的な整理術ですが。 薬を飲まずに暴露療法をすると今も床にうずくまるような激しい頭痛と吐き気にみまわれます。 だから6割の良い思い出の割合を強化してから、ゆっくり思い出してもいいのかな…とゆったり構えています。 その未来のために「今を楽しむ」ことが必要だと思うのです。楽しそうにしていると人が寄ってくるのではないかと思っています。苦しんでいる人は嫌煙されますから。 考えを整理する機会をありがとうございました。
まとまりのない文章で失礼しました。 結局、「知ること」と「楽しむ」回復は別物なのでしょうか。 包括的にはいろいろな段階があるということなのでしょうか。
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No.12289 RE:DVからの回復 投稿者:くろすけ 投稿日:2014年08月14日 (木) 14時47分 |
存菊堂さん、sympathyを感じて頂き光栄です。 私も同じです。 リアルでお話出来たら、楽しいだろうなぁと勝手に思っています・・・すみません(^_^;)
私はご存じの通り、ジュディスの「心的外傷と回復」とアドラー心理学を専ら読んでいます。 アドラー心理学とハイデガーでは前提が全く異なるので、回復へのアプローチの仕方も異なるのでしょう。
ジュディスを読みながらアドラーも学ぶというのは、トラウマ原因論を勉強しながらそれを否定するという作業です(^_^;)
1.トラウマの再体験 2.否定的な自己を軽減する 3.怒りのワークの段階 4.喪のワークの段階.弔いと別れの儀式 5.被害に意味づけを行う段階 6.新しい人生を構築する段階
上記は「心的外傷と回復」にも詳しく書かれています。
私個人の話で恐縮ですが、私はがんサバイバーでもあります。 DVと違ってがんには加害者が居ません。 天災のようなもので、「なぜこの私に?」と問うたところで何の答えも授かる事は出来ません。 起きてしまった事(がん)は、そのまま受け容れるしかなかったのです。 がんになった事で得た物(キャンサーギフト)も確かにありますが、これは私が生き延びたからこそ「得るものも確かにあった」と言えると思うのです。
「死」を覚悟したとはいえ、当時は生き延びるということが最重要事項であって、私が「がんになったこと」に意味があったとは今でも思えません。 「がんとDVとは違うじゃない!」とお叱りを受けそうですが、がん患者とDV被害者には何の罪もない(自分に落ち度がなかったことを確認)と言う意味では、上記の経緯もあり天災に遭った様なものだと思っています。
>被害者の過去は未来のために意味づけた行動をとらねば新しい人生は始められない。
従って私は↑の部分をすっ飛ばしているのですが、すっ飛ばすことを後押ししたのが「アドラー心理学」なのです。
アドラー心理学では過去・未来に焦点を当てません。 人生とは線ではなく点の連続であり、重要なのは「今、ここ」です。 そして「勇気」さえあれば、人は誰でも人生を変えられると言うアドラー。
自分の意志でDV被害から逃れ、生き延びたからこそ実感としてアドラーの言う事が理解出来る。 私がアドラーに傾倒している最大の理由です。
>結局、「知ること」と「楽しむ」回復は別物なのでしょうか。
誰もが「回復」というゴール(スタート)に向かっていることは間違いないのでしょう。
>被害の記憶が、ただの、感情を呼び起こさない、ひとつのエピソードになっていく、、、それこそが回復なんですね。 ↑はNo.9427バーバラさんのお言葉をお借りしました。
>その未来のために「今を楽しむ」ことが必要だと思うのです。 >楽しそうにしていると人が寄ってくるのではないかと思っています。 >苦しんでいる人は嫌煙されますから。
松本サリンの被害者の河野義行さんも同じことを仰っていました。
>私がつらい思いをしたからといって、いつまでも悲しいとか(犯人が)憎いとか言っていたら、1回は私に同情してくれて人が集まってくれるかもしれませんが、楽しくなければいつか人は離れていってしまうと思います。 >『昔、そんなことあったけれど、もうそんなもんいいじゃない。 >さぁ、今日はどう楽しくいこうか』とやっていれば、仲間が増えていくだろうし、困った時にアイデアも出してくれます。 ※2012年10月27日 読売新聞
アドラーも「不幸自慢は自らの不幸を武器に相手を支配しようとする」と言っています。 ※モラ男は常に被害者ぶりますが、同じですね。
更にアドラーはこうも言っています。 >もちろん、傷を負った人の語る「あなたにはわたしの気持ちがわからない」という言葉には、一定の事実が含まれるでしょう。 >苦しんでいる当事者の気持ちを完全に理解することなど、誰にも出来ません。 >しかし、自らの不幸を「特別」であるための武器として使っている限り、その人は永遠に不幸を必要とすることになります。
アドラーはトラウマを否定しますから「傷を負った人」にとっては非情に厳しい面もありますが、それ故に新たな気付きも与えてくれます。 ※アドラーに関する引用は全て「嫌われる勇気」より
「回復」に至る道のりは被害者が10人いれば10通りあるでしょうし、「回復」をどう定義づけるかによっても違って来ると思います。
けれども「その未来のために「今を楽しむ」ことが必要」ということは、欠くことの出来ない要素であると深く同意致します。
・・・なんだか取り留めのない文章になってしまい、申し訳ありません。 意図するところが存菊堂さんに伝わりますように♪ そしてリアルの知人とでは「絶対に出来ない」こうしたやり取りをさせて頂けることに、此方こそ感謝致します。ありがとうございます。
ちょこぷりんさん、ヨコレス失礼致しました<(_ _)>
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No.12290 存在承認~在り方~ 投稿者:存菊堂 投稿日:2014年08月15日 (金) 00時15分 |
ちょこぷりんさん、横レス失礼します。m(_ _)m 挨拶が遅いよ!←自分ツッコミ(≧Д≦)
くろすけさんへ
素早いお返事ありがとうございます。 くろすけさんとお話したい欲求が板上で少し満たされて幸せな心持ちです。(#^_^#) 大袈裟かも知れませんがくろすけさんの書き込みを拝見するたびに目の前の扉が パァ~と(*゚▽゚)ノ 開く感じがしています♪ くろすけさんがどなたかに紹介されていたジュディス・ハーマンの「心的外傷と回復」に目が留まり同居中に病床につく度泣きながら貪り読んだ事が思い出されます。 ジュディスの方は物凄く読みやすく、「嫌われる~」は会話形式が苦手でなかなか読み進みませんでした。 アドラーはまだよく理解できていない段階でくろすけさんのレクチャーにより理解を深めているまさに他力本願状態です(^。^;) 暴露療法のあとにトラウマを否定しちゃっていいんだ~という気の抜ける感覚。 爆発後の焼け跡を見つめるような感じ。 戦争は確かにあったけど、もはや戦場でもなく、戦後でもないよ、みたいな感じ。 戦争というと対等感がありますが、モラ夫との結婚生活は入籍後、唐突な植民地支配による略奪、横暴という感覚です。人災も心情的には天災だと捉えた方が不可効力という意味では被害者は救われやすいですね。実家も病も。
そして、こちらの板で癒されるのは同居中にあれだけ否定されていた言葉が存在しないこと。 「お前は馬鹿だ」「デブ」「何も知らん癖に」「ダメだな」「いらんことするな」「自分で調べろボケ」 「お前が好きな味は○○やろ」「急な変更に対応しろ、グズ」思考も感情も勝手に決めつけられる…。 でも、こちらでは辛かったね、よく耐えたね、よく脱出したね、と帰還兵のようなボロボロの姿でもプロセスを承認してもらえる。戦わずに植民地の捕虜収容所での生活に耐え続けただけの罪悪感いっぱいの脱走兵なのに。 結果承認でなく存在承認されることがこんなにも大きなことだと思いませんでした。 いつもいつも結果が出せない自分を責めてきました。 実家のつらい闇黒期間から思ってきましたが「いまの自分をチューニングする」(過去を切り捨てる勇気)ことって大事なんですね。これが人知れず内在する回復なら素敵な状態だと思います。
> 被害者の過去は未来のために意味づけた行動をとらねば新しい人生は始められない。
自然な流れでこう思っていたのですが、同時に「意味づけ」に窮屈さも感じていました。常にこれでいいのか?という自問自答や裁きがつきまといますから。 「勇気」… 精神的に「いまの自分をチューニングする」 とかロッククライミングでいう静的な「デッドポイント」の体感なのか。バレエならグランジュテ。それこそ勇気は人それぞれですね。
モラ夫に雁字搦めにされた理由。 それは私の弱点が使命感に燃えること。 手放した方がいいかもしれません。 なるほど、楽しむために知るのですね♪ 今までも過去に捕らわれず勇気を振り絞って挑戦した時好転したかもしれません。 じょううばさんが以前臆病さを慎重さに変えればいいと言うことも仰っていました。 「慎重に挑戦する勇気」「幸せになる勇気」「意見を述べる勇気」育んでみます。 くろすけさんの今に感謝します。(≧▽≦) よくぞガンから生還して下さいました!
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No.12354 生き残るということ 投稿者:きくこ 投稿日:2014年08月31日 (日) 19時15分 |
ちょこぷりんさんの立てられた スレッドからつながる、 みなさんの文章を 何度も読み返していました。
離婚して2ヶ月が経った、きくこです。
美しい記憶ばかりが蘇ると書き込んだあと、 存菊堂さんやくろすけさんのやりとりを 何度も読み、 そしていくつかの本を、 繰り返し読みました。
私に美しい記憶ばかりが蘇るのは、 生き残るために辛かった記憶が遠くにいっているからだ、 と頭ではわかるのだけれど、 だからといって辛かった記憶を思い出すのは、 あの書き込みをしたときの私はまだ無理だったのでしょう。
美しい記憶ばかりが蘇ってきたあと、 彼の声を聴きたいと思いました。
彼は、別れてから、本当によくがんばっている。 直接連絡をとらないという約束を守り、 私のことを心配してくれているようだ。
一度だけでいいから、話しをしたいという気持ちが、 また、激しく込み上げました。
そのあと、 何度も辛かったときの日記を読み返し、 いろんな本を読み、 今は辛かった出来事を必死で思い出しています。
美しい記憶とともに、 あのあまりにも悲しい、 尊厳のない時間を思い出さないと、 私が別れを選択したこの人生を、 私のものだと感じられなくなりそうだったからです。
そんなにも美しいことだけなら、 私は別れを選択する必要はなかった。
でも、別れを選択し、 今は連絡をとりたいと感じるけれど、 だからといってやり直したいと感じてはいない。
なぜ、今、私がここにいるか、 このように感じているかを、 私がわかるために、
前の書き込みのあと、 あえて日記を読み返し、 書き漏らしていた辛かったことを書き加え、 何度もあの体験を私に思い出させるようにしてきました。
泣いたり、吐いたりしながら。
今、ようやく、 美しい記憶と、 辛かった体験とが、 私のなかに両方あるようです。
これが回復なのか何なのかはわかりませんが、 たくさんの本を噛み砕くように読み、 辛かった日々を無理に思い出し、 美しい記憶の渦にももまれながら、 必死で目の前の仕事をやってきた。
そのなかで実感したのは、 彼への哀愁や愛着は激しくあるけれど、 この先、一緒には生きていけないだろうという感覚は 今も変わらない、ということでした。
今だに、 どうしてるかな、 元気?って、電話をして声を聴きたいな、 という気持ちが込み上げます。
フーバーリング、ともいわれるらしいこの時期を、 今はまだ、彼に連絡をすることなくいるのは、 この先一緒には生きていけないと感じている私が、 彼に連絡をすることは、 自分勝手で無責任だと、そう考えるからです。
長くなりました。
先ゆく先輩のみなさんと、 状況や歩みかたは違っても、
私もやはり、 今ここ、と、未来に責任を持ちたい。
そして、 今も未来も、ときどき、 笑える瞬間があればいい、 そう感じています。
みなさんのたくさんの書き込みと、 たくさんの本に、 そして周りで支えてくれる友人や家族に、 本当に感謝しています。
新婚から一転の一人暮らしの孤独には、 まだまだ慣れませんが、 コツコツいきたいと思います。
長文、失礼いたしました。
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No.12357 RE:生き残るということ 投稿者:くろすけ 投稿日:2014年09月01日 (月) 12時24分 |
ちょこぷりんさん、度々の横レスをどうぞお許しくださいませ。
きくこさん、初めまして。 DV男と調停離婚したくろすけと申します。
お書きになられた文章を拝見し、とても胸が痛みました。
「回復」は望めば必ず成し遂げられることですが、きくこさん、どうか無理だけはなさいません様に。
新婚で別離を選ばれたという文章から、きくこさんはアラフィフの私よりもはるかにお若い方だと存じます。
私はDV男と20年近く結婚という形式で繋がっていました。 生爪を剥がされたような辛い思いをされている被害者の方々と私の大きな違いは、別れる時に夫への「愛」は愚か、執着さえも微塵もなかったことです。 つまり元夫とは、境界線がきっちりと引けていた状態でした。
確かに20年という時間は大きすぎるものではありますが、上記のような理由で過去を縁に今後を生きて行く必要が私には全くなかったのです。
>新婚から一転の一人暮らしの孤独には、まだまだ慣れませんが、コツコツいきたいと思います。
私の勝手な考え(汗)では・・・人は恐らく孤独を埋める事は出来ないのだと思います。
「他者の存在」で「己の孤独」を癒そうとすると、それは間違いなく「依存」になります。
ただ「孤独」とは無明の黒闇の様に救いのないものとも違う。 「孤独」とは「孤立」を意味しません。 上手く説明出来ないのですが・・・悟りに近いかも知れません(更に汗)。
「孤独」を背負えると、本当の意味で「精神的自立」が可能なのかな、と私は思います。
おばさんの戯言が長くなりましたね。 申し訳ありません。
きくこさんの「これから」は私の「これから」よりも遥かに長い。 きくこさんはDV被害に遭い、それを決してなかったことには出来ませんが、今後の人生を決めてしまうものでもありません。
きくこさんの人生は、きくこさんだけのものだからです。 全ての決定権はきくこさんの手の中にあります。
きっと幸せになれますよ♪ 応援しています。
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No.12359 孤独感 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2014年09月01日 (月) 23時22分 |
きくこさんのお気持ち、とてもよくわかります。
『孤独感』
私は、子どもの頃からありました。
そして、元夫と交際中も、結婚してからもありました。
一人でいる時よりも、元夫と二人でいる時の孤独感の方が強かったし、辛かったです。
きくこさん、横レス失礼致します。
☆くろすけさんへ ご無沙汰しております。
くろすけさんの、
『他者の存在で己の孤独を癒そうとすると依存になる』
『孤独は孤立ではない』
…という言葉、よくわかります。
『自立』と『自律』
私の目標です。
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No.12361 RE:生き残るということ 投稿者:存菊堂 投稿日:2014年09月02日 (火) 01時29分 |
ちょこぷりんさんへ 再三の横レス失礼致します。
きくこさんへ
はじめまして。 別居半年アラフォーの存菊堂と申します。 私は長引く心身症による体力の限界で脱出した者です。
きくこさんの切々とした思いが胸に迫ります。
私も彼を憎めれば楽になれたのに、際限ない「怒り」は不甲斐ない己自身に向かい負のエネルギーに心と身体を蝕まれました。 「彼を見限った」と言うより、「彼の役に立たない病気がちな心身を守るために離れた」感じです。 ですから、書くの恥ずかしいほど馬鹿な思いが浮かびます。一言も頼みもしないのに婚姻費用を毎月律儀に振り込まれているせいもあります。 例えば、彼が不在の時に戻って掃除して食事を作っておいてあげないと、とか。 それも「愚弄のネタ」にしかならないので、事件が勃発するような行動はしないと決意を固めています。 ↑ このアクションによって、感謝してくれて怒鳴らなくなってくれたら、とか私を大事な家族と認めてくれたら、とか蜃気楼が浮かんでるんです、バカな習慣です。 (相手は婚費振り込んでるから当然、それ以上の要求を再開するでしょう)
幸い「身勝手な言い分と罵声」は怖くて怖くて二度と聞きたくないので、同居はありえません。 もう家族ゲームはしない、夫婦ごっこも、殿様ゲームもお姫様ゲームもしない。 「孤独と自由と安心・安全コース」がセットなら残酷物語を生きるより「孤独」のカードを選ぶしかないと思っています。 機能不全家庭で育つと、人一倍「家族」に憧れがあったんですが。
くろすけさんも仰ってますが「孤独=自立」なら、それも良い。と、思うことにしています。 不自由な思いをしてまで、もう家族はいらないな…と。 欲しかったのは健全に機能する家族です。 本当に機能する家族は「苦痛な努力」に基づいていないと思うのです。 「何をしていても楽しい」とまで楽天的なことは思いませんが、少なからず「幸せの手応え」があるんじゃないでしょうか? 擬似餌のアメでなく、が難しいですが。 ・ ・ ・ 「不幸自慢をしたら近畿圏シード」と言うほど不幸でもないですし、「餅は餅屋」の方々(DV相談員、心療内科の先生、投薬、ACやアルコール中毒専門のカウンセラー、体験者の先達、専門書)に助けられて今日も働けています。 焦らないことで「回復」が苦痛ではなくなるようです。我慢した時間と同じくらいかかるそうですし。 揺り戻しもあるあると許容しながら、ゆるゆるぼちぼち参りましょう。
自分語りばかりで恐縮ですが、「彼は素人の私の手に負えない」と、呪文を繰り返し言い聞かせ、罪悪感から解き放たれてきたように感じています。 実際、自分の回復で手一杯です。
ところで、2013年枚方市に「岡田クリニック」が開業しました。精神科医・医学博士で著書多数の岡田尊司先生のクリニックです。 この方の「パーソナリティ障害がわかる本」や「父という病」「母という病」などを今図書館で借りて読んでいます。 加害者を知りたいのではなく防衛のための、社会人教養として…です。 各職場に1~3人は知識と対策が必要な方がゴロゴロおられます。
「遺伝」か「生育歴」か「自己愛性人格障害」という修正のできない「精神病質」なのか、治療することが可能な「障害」として捉える考え方が妥当なのか、といったことが書かれてあります。 ただ、精神医学はこの分野を長年放置してきたために、治療の面で立ち遅れていることも事実。そして、多大なエネルギーと時間が必要なパーソナリティ障害の治療に本気で取り組む人が少ないという事情がやはりあるそうです。 だからと言って、悩む人は増え、重要性は増すばかり。 切り捨てや排除の論理で対処しても解決にならないので、誰しもが抱えうる問題として考えて行こう、と仰っています。
年内、初診の予約が取れないと聞いていますが、クリニックで加害者と被害者がバッティングしないことを祈るばかり。 「障害を個性に」と言われてもね…。 「治療する気持ちのある加害者がいますか?少ないんでしょ?モラ夫は餅屋のセンセにお任せします。モラ夫お大事に。どこかの支配に失敗した人に逆キレされて刺されないように。」と敵に塩を送って、精神的に更に遠い人になりたいと思います。 最初からモラ男と明らかなら、皆さん結婚しなかったのではないですか? ドS男や俺様はカッコ良く見えますか? 紳士なペルソナを被ってもモラ男です。 豹変するかしないかわからない天災のような人災だったと過去は不可抗力な出来事と思いましょう。
被災した私たち、精神的避難所の「モラハラパブ」で出会いました。 震源地を求めないことです。 地震、雷、火事、モラ夫。 せっかく、助かったんですもの。 この節目から自分の自分による自分のための生活を満喫しましょう。 応援しています。
下手な日本語で申し訳ないです。 推敲時間切れにて投稿させて頂きます。 なんとか気持ちがきこくさんに伝わりますように。
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No.12364 こんばんは 投稿者:ちょこぷりん 投稿日:2014年09月02日 (火) 19時40分 |
いつの間にかさらに長いスレッドになっていて驚いています。
私はみなさんのようにたくさんの本は読んでいません。 でも別居して離婚が成立するまでには、何冊かの本を読みました。 その時に一番私を助けてくれた本は、レジリエンスの本と、カウンセラーが語るモラルハラスメントです。
離婚してからしばらくは何度も読み返しました。 他にも新しく買って読んでみたりもしました。
でも結局私は、読めば読むほど、元夫に対する罪悪感を思い出すことになり 大事なのは前を向いて歩くことなんだと気づきました。
前を向いて歩きながら、「時間薬」を待つ。
私にはこれが一番合っているのだと思います。 現実の毎日の生活を大事にしながら時間が過ぎていく....。 そんな風に過ごしています。
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No.12367 闇のなかの灯火 孤独を引き受ける力 投稿者:きくこ 投稿日:2014年09月03日 (水) 08時57分 |
ちょこぷりんさん くろすけさん ぽかぽかさん 存菊堂さん
たくさんの温かい眼差しを頂き、 本当にありがとうございます。
ハードな出張でなかなか書き込めず、 ご心配おかけしたかもしれません。
みなさんが向けて下さった望外の言葉は、 こころの奥のほうまで届き、 私のとても柔らかいところを温めてくれました。
そして、くろすけさんの、 孤独についての言葉を自分のなかに置きながら、 考えたり感じたりしていました。
> 「他者の存在」で「己の孤独」を癒そうとすると、それは間違いなく「依存」になります。 > > ただ「孤独」とは無明の黒闇の様に救いのないものとも違う。 > 「孤独」とは「孤立」を意味しません。
私は 新婚という言葉でのイメージ?より年齢を重ねており、 アラフォーです!
実家をでて長く一人暮らしをしていました。 その間、恋愛はときどき訪れるものの、 恋人はいない時期も長かったです。 一人の時間も空間も大好きな人間でした。
そして時々、
この先また、だれかを深く愛しても、 こどもを生んだとしても、 私は、この深い孤独を抱えもちながら、 生きつづけていくんだろう、 と感じていました。
どんなに愛し合っていても、 私は私であり、相手は相手であり、 皮膚やいろんな境目があり、 境目があるかぎり、ひとつにはなれないから。
それはときにハードだけれど、 だから私は私の自由を保ち続けることができると、 そう感じていました。
その私が、 彼との別れを決意する少し前には、 知らぬ間に、完全に彼に依存していました。 彼がいないと生きていけないと、 思っていた時期もあります。
言葉の暴力が続くなか、 カウンセリングを受け、 依存していたことに気づいた瞬間、 夢から覚めたような気持ちがしました。 私が私に戻ってきた、と感じました。
なぜなんだろう。 なぜ私はあんなふうに依存していったんだろう。
そのことを昨夜からまた、考えていました。
孤独を引き受ける強さや勇気が、 不足していたのかもしれない。
それは、 私がものすごくこどもを産みたかったこと、 そしてハードに働き続けていたこと、 が、関係していると思いました。
のどから手が出るくらい、 こどもを産みたい感覚が高まったなか、 妊娠可能な残された時間は長くはないかもしれない。 私は、産みたいという欲望により、 みたくないものをみないように していたようにも思います。 授かった命を失ったあとはなおさら。
そして、異様にハードに働き続ける数年のうちに、 自分の時間がほぼなくなり、 私は私の大部分を、仕事に明け渡していました。 仕事をしている私も私なのですが、 仕事では出せない私もいる。 その私はずっと、ないがしろにされ、 置いておかれたままだった。
彼と離婚しても、 私の抱える弱さや欲望は、 まだここにあります。
そのことに、みなさんの書き込みをみて、 あらためて気づかされました。
孤独は、無明の暗闇とは違う。
いつかまた、 孤独をちゃんと抱え持つことができ、 私は自分を灯火として、 闇を照らすこともできるのではないか。
そのために私は、 自分の欲望をよくみたり、 私の時間と空間を大事にしなおすことを していきたい。
そう、今、思います。
私がこのBBSでみたのは、
私はお会いしたことのないみなさんが、 長い時間の流れのなかで、 それぞれの場所で、 血を流したりもしながら、 自分を灯火として生きていらっしゃる、
それが蛍の瞬きのように、 暗闇のあちらこちらで、 時に呼応しながら光っている、 そんな景色のようでした。
そこに闇はあるけれど、 無明の闇ではない。 瞬く灯火は遠いけれど、 ときどき私からも見える。
そのような景色が、 私に、力を与えてくれました。
ご自身を灯火として生きる、 先ゆくみなさまに、 言葉にならないほどの感謝を感じています。
それぞれの日々を生き延びられ、 ここに書きつづけてきてくださり、 本当にありがとうございました。
頂いた力を胸に、 へこたれながらも、 泣いたり笑ったりしながら、 いきたいです。 長文、失礼いたしました。
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No.12368 RE:闇のなかの灯火 孤独を引き受ける力 投稿者:くろすけ 投稿日:2014年09月03日 (水) 11時21分 |
ちょこぷりんさん、このスレッドを建てて下さってありがとうございます。 本当に感謝しております<(_ _)>
そしてきくこさん、お忙しい中でご丁寧なレスをありがとうございました。
拝読して身体が震えました。 短期間でよくぞここまで回復されましたね。
人と人との間に愛が介在する時、無意識に「相手の愛」に期待を持つのでしょう。 男女でもそうですし、親子でもそうでしょう。 ※親の愛は無償だと良く言われますが、私はそうは思っていません。
「自分の期待」が満たされるとは、つまり「相手が自分の思う通りに動いてくれること」です。 当然期待した方は喜びますから、期待に応える方はその行動がますます強化されていきます。
これはもう「支配」以外の何物でもありません。
>知らぬ間に、完全に彼に依存していました。
きくこさんの場合は「依存」と言うよりも、トラウマ性結びつき(トラウマティック・ボンディング)なのかなという気も致します。
そして加害者と離婚し、トラウマ性結びつきが解けると同時に襲ってくるのが「1人で生きて行かねばならないという不安」=「孤独」です。
カリール・ジブランの詩「子どもについて」はこの掲示板でも、時々引用されますが「結婚について」に以下の一節があります。 ※長いので端折っています。
>まことに、神の静かな追憶のうちでさえも、あなたがた二人は一緒なのです。 >しかし、それほど一緒の二人のあいだにも、自由な空間を置きなさい。
>愛し合っていなさい。 >しかし、愛が足かせにならないように。 >寧ろ二人の魂の岸辺と岸辺のあいだに、動く海があるように。
>一緒に立っていなさい。 >しかし、近づき過ぎないように。 >なぜなら、神殿の柱はそれぞれ離れて立ち、樫の木と杉の木は、おたがいの影には育たないのですから。
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>どんなに愛し合っていても、私は私であり、相手は相手であり、皮膚やいろんな境目があり、境目があるかぎり、ひとつにはなれないから。
きくこさんの書かれたことと全く同じなのです。
人は皆、独りである。
DV加害者には恐らく到底理解出来ない事だと思います。 彼らは相手を取り込もうとします(搾取)。 彼らはそれを「愛」と信じているらしい節がありますが、私は到底受け容れられません。
孤独を背負える人は1人でも生きて行けるでしょうし、パートナーと一緒でも上手く生きて行けるのだと思います。
>私は自分を灯火として、闇を照らすこともできるのではないか。 >そこに闇はあるけれど、無明の闇ではない。 >瞬く灯火は遠いけれど、ときどき私からも見える。
この掲示板は当にその灯火を見られる場所だと思います。 書込む人も読んでいる人も、周りから見れば灯火であって、決して闇と同化している訳ではない。
きくこさん、私が言葉に出来ずに居た事を言葉にして書いて下さってありがとうございます。
ここでちょっとヨコレス失礼致します。
>ぽかぽかさん♪
お久しぶりです! 『自立』と『自律』、私も目指しています。
時々こちらで垣間見るお子様との温かい生活ぶりを拝見し、ぽかぽかさんの作られるお菓子やパンをお子さんと一緒に幸せそうに頬張る姿を想像して、PCの前で1人ニンマリしています。
職場の方でもご苦労なさっていらっしゃるようですが、どうぞ頑張り過ぎないようになさって下さいね。
さて、再びきくこさんへ。 アラフォーさんはアラフィフより10歳若い! 10年ってあっと言う間の様ですが、時代(人生)が変わるには十分な時間です。 だから十分にやり直せます。
私はキリスト教徒ではありませんが、この言葉が好きです。
「叩けよ さらば開かれん」
毎度取りとめのない文章で申し訳ありません。
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No.12370 境界線 投稿者:ぽかぽか 投稿日:2014年09月04日 (木) 06時21分 |
『境界線』は、誰との関係であろうと大切です。 近づき過ぎると、結局は相手の領域を侵犯してしまうのだと思います。
私は元夫との結婚以前の男女関係の中で、相手に依存し過ぎては、相手も自分もしんどくなる…ということを経験しました。
私は、自分が好意を抱いた異性に対して『依存的』(その人が自分の生活の中心)でした。 けれど、相手が私に対して依存的な恋愛を経験し、「しんどい。」、「私には私の都合や時間がある…相手のことばかり考えたり、連絡したりばかりなんかできない。」と思いました。 きっと、自分が依存したい私は、『相手に依存される』ことが苦痛だったのだと思います。
元夫との関係では、約10年間交際と別れを繰り返してきた中で、当時は自分が相手に好意を抱いていたため、境界線を侵犯されることが当然であり、それだけ好意を抱いて貰えているからだと思っていました。
『ちょうどよい距離感』…難しいですよね。
きくこさん、横レス失礼致します。
☆くろすけさんへ ニンマリ…というお言葉、ありがとうございます。 嬉しい、楽しい笑顔とはまた違う感覚ですよね☆ ニンマリして頂けて、嬉しいです♪
先日、『ねぎみそ』を作ってみました。 豚しゃぶのたれ(つけ汁?)にして、その後は中華そばを入れて、みそラーメン!!おいしかったです☆(^_^)v
今月は、もうしばらくしたら『コーヒー酒』が2種類熟成され飲めるようになります☆ そうしたら、ティラミス作りをする予定です(^_^)v アルコールの苦手な私ですが、せっかくなので、ちび~っとだけ味比べをしてみたいなぁ…と考え中です。 使用しているブランデーの種類が違うので、それだけでどう違うのか、違わないのか試してみたいのです。(笑)
お酒の飲める『せきさん』に、押し売りもする予定です☆(笑)
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No.12372 孤独を嗜む 投稿者:存菊堂 投稿日:2014年09月04日 (木) 23時40分 |
ちょこぷりんさんのスレッドに感謝します。 回復の向こう側が見えそうです。
「孤独の名言・格言」をWikipediaで検索したら、とても優しい時間を過ごせました。 きくこさんの「詩的な志」に感動したのが起点です。 感謝します。 痛みは芸術に昇華して人を励ます力を宿せるのですね。 両親や夫による「傷つき」は不名誉でハンディキャップだと思っていましたが、 「傷つきながら抱く志(闇の中の灯火)」はとても誇り高く感じました。 「孤独を背負える力」は格好いい!
日本人の真髄は「思いやりと察しの心」など言いますが、 自分の喜びや悲しみを100%感じられるのは世界で自分1人だけです。 分かち合いと言っても、「説明」であって体感できるわけではありません。 説明から想像による追体験ができるだけ。 それを理解し、歩み寄る言葉を交わす作業に温もりを感じるのです。 近年は差別的な侮蔑発言をヘイトスピーチ(憎悪表現)として制限する動きがあるようです。 それは他人間でも家族でも大事なこと。
彼に何度も嘆願した台詞があります。 「私の行動を奴隷化できても、心の底を支配できないですよ。 威張らなくても十分尊敬しているので、このまま尊敬させて下さい。 これ以上、愚弄しつづければ、心の底で私は貴方を軽蔑してしまいます。 バカにしている女如きに、そこまで必死に罵声を浴びせるのは、余裕がなくて本当に格好わるいです。 バカならバカでいいし、そう思うのは貴方の自由です。 私はバカなままだから諦めてそっとしておいて下さい。 バカな私と結婚したことを後悔してるなら、離婚して頂いて結構です。 そして離婚する前日まで穏やかに暮らしましょう。」
長い間、彼との距離は『ヤマアラシのジレンマ』みたいだとも思っていました。 「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマ。 「寒空にいる2匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、針が刺さるので近づけない」 という否定的な意味と、 「紆余曲折の末、両者にとってちょうど良い距離に気付く」 という肯定的な意味と両義的な用例があるようです。 原文では精神的に卓越した人物ほど非社交的で、内面が空虚な凡夫はその逆であるという趣旨。 ↑ 卓越していなくても、不足感なく満ち足りていれば独りで優しい時を刻めます。
>私がものすごく子供を産みたかったこと、 >そして、ハードに働きつづけていたこと、
私にとってもあまりに、あまりに重いことば。 5年以上前を思い出します。 今は4割ぐらい子供がいなくて良かったと思えるようになりましたが。 本当は世の中に「傷つき」を理解できない幸せな人ばかりの方がいい…、そう思っています。 でも、ここにくるとどうして「痛み」がわかる人ばかりなんだろうとホッとしたり、 「痛み」のわかる「傷つき」を抱えた心を悲しく思いつつ、愛しくハグを贈りたい。 そして、孤独な時間に「痛み」は熟成するのかも。 見ないフリをしてきた自分の心、孤独な時間にしっかり見つめてあげたい。
ここで更に横レス失礼致します☆
くろすけさんへ☆
>「叩けよ、さらば開かれん」
これもニンマリする台詞ですヨ。 キリスト教徒ではありませんが(#^_^#) 新約聖書マタイ福音書出典なのに、旧約聖書の出エジプト記が思い浮かびます。
紅海を杖で真っ二つに割って、”モーゼ“の如く力強く海底を進行するくろすけさんの姿が…。 叩いて、大海を割っちゃって下さい。 あとに続きます。(≧∇≦*)
ぽかぽかさんへ☆
孤独な時間にレシピの試行錯誤! 贅沢ですね。 市販のコーヒー酒は甘過ぎたので、私も作ってみようかと。 オススメレシピを是非とも! 梅酒より簡単で年中作れるのですね。 でもアルコールアレルギーなので、お猪口一杯お清め程度の消費量。 好きなんですよ。 おっと、「百年の孤独」もサイドボードに鎮座したまま減りません。 孤独を嗜み、孤独を分かち合う淑女の皆さんに今宵は乾杯したいです、お猪口で。
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No.12396 詩と灯火のもつ力 投稿者:きくこ 投稿日:2014年09月09日 (火) 21時00分 |
スレッドを立ててくださったちょこぷりんさん、 くろすけさん ぽかぽかさん 存菊堂さん、 スレッドをつないでくださったみなさん、
本当にありがとうございます。
いろんな方の、 人生をかけた言葉に温められたり、
くろすけさんが紹介してくださった カリールジブランさんの詩に、 号泣したり、
いろんなものを頂きました。
カリールジブランさんのことをネットで調べると、 詩とともに、どんな人生を送られた方なのか、 おぼろげなりに知ることができ、 自分の好きな、エドワードサイード、 という人のことを想ったりしました。
私があのとき書き込んだ、 暗闇の中を自らを灯火として照らすさきゆくみなさんの、 その蛍の光は、確かに私には見えます。
ただ、私が私を灯火として暗闇を照らすことは、 希望としてはあるけれど、 まだ私の心身には実感としてはありません。
仕事の質量とものハードさは続いており、 それは自分を信じる力と健やかな心身を持ってして、 はじめてなすことができる質量なんだと、 最近痛感しています。
そして、今の私は、 私を信じる力が弱くなることも多い。 そのような私は、 ある意味ではその瞬間、 自分とも繋がっていない。
今の状態のまま、 今の質量の仕事を続けることに、 限界を感じました。
くろすけさんの、 くれぐれも無理をなさいませんように、 というお声がけ、
存菊堂さんが書いてくださった、 焦らないことで快復が苦痛ではなくなる、 という言葉。
そして、ちょこぷりんさんの、 > 大事なのは > 前を向いて歩きながら、「時間薬」を待つ。 > > 私にはこれが一番合っているのだと思います。 > 現実の毎日の生活を大事にしながら時間が過ぎていく....。 > そんな風に過ごしています。
という言葉が何度もこころに浮かんできます。
私は従来、待つのが苦手で、 もしかしたら今も、とても急いでいるのかもしれない。
回復を急ぐだけでなく、 今までと同じようになんとか仕事をこなし、 「私」という存在を保とうとしていたように思います。
ただ、そこで大事にしようとしていたのは、 社会的存在としての私、や、 このさきの、快復し、成長した私、 だったのかもしれません。
今の、 この、自分に自信がない瞬間も多く、 以前ほど率直に笑ったり泣いたりすることも難しく、 仕事に向かう道の途中でへたり込みたくなる、 この私、は、 大事にせず、 ないがしろにしていたのかもしれません。
たくさん本をよみ、 今、こうなるのは当たり前のこと、 と頭で理解し、 自分を労わるようでいて、 私は今の私を、十分大事にはできていなかったようです。
ちょこぷりんさんのおっしゃる、 今の生活を大事にする、 という言葉を何度も噛みしめるうちに、
その生活を送る、 日常のなかの今の私を大事にしたい、 とあらためて思いました。
私には、言葉の暴力を受けたとともに、 性的な道具のように扱われた瞬間がある。 PTSDは今はすっかり治まっていても、 それはつい二ヶ月前のことだった。
土曜、カウンセリングで、 二ヶ月でこんなに整理もついて、 大変な仕事もできてるなんて、、、 いろんな気持ちがわき起こっても当たり前のときよ、 って言われて、ほっともしました。
まずは、今の自分ができることを見極め、 謝るところは謝って仕事を軽減してもらい、 今の私を大事にしてあげる。
私が私を灯火として、 孤独を引き受け暗闇を照らすのは、 その今の、先に、あるのだろう。
そう感じました。
さきゆく先輩がたの蛍の光のまたたきを、 見させてもらい、温もりをもらい、 今ここに、私がいます。
またまた、長文になってしまいました。 読んでくださり、 本当にありがとうございます。
みなさんの、奥深いところからのメッセージを、 しっかり受け止め、生きていきたいです。
そして、ぽかぽかさんほかみなさんの、 美味しそうなレシピも、 楽しみに拝見していきたいです。
美味しいと感じる瞬間は、 今ここ、に繋がっていますものね!
これからも、 よろしくお願いします。
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No.12406 もう一度きくこ様へ 投稿者:くろすけ 投稿日:2014年09月11日 (木) 15時08分 |
ちょこぷりんさん、お借りしたスレッドなのにエンドレスになってしまいそうで、本当に申し訳ありません。
もう一度だけお許し下さい。
きくこさん、こんにちは♪ レス拝見致しました。
エドワード・サイード氏がお好きなのですね。 崇高な思想の持ち主で、亡くなられた時にはこの世界の最後の良心が逝ってしまった様に感じました。
さて。
>ただ、私が私を灯火として暗闇を照らすことは、希望としてはあるけれど、まだ私の心身には実感としてはありません。
私は思うんです。 DV被害を生き抜いた人は皆さん全てが灯火だと。
被害者が渦中に居る時、それこそ無明の黒闇に1人きりのような気にさせられ、聞こえてくるのはDV加害者の怒声だけの様な状態で、とてもこの状況を打開することは出来ないと無力感に苛まれている。
そんな時に、もし運よくこの掲示板に出会ったとしたら。
例え未だ傷が癒えておらず弱々しい灯火であっても、それはまさしく渦中の被害者にとっては暗闇に浮かぶ希望そのものです。
お仕事が結構ハードなご様子ですね。 仕事は辛いこともありますが、私がモラ男ときっちりと境界線が引けていたのは仕事のお蔭だと思います。
モラ男が何と言おうとも、仕事場での評価が自尊心を保たせてくれた。 多分、きくこさんにも仕事はプラスの方向で作用していると思います。
きくこさん、くれぐれも無理はなさいません様に。 お辛い時にはスレッドを建てて下さい。 駆けつけます。
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