「カウンセラーに分かってもらえません」というタイトルで2年ほど前にも書き込みさせていただきました。 当時、ここで共感してくださった方々には本当に救われました。ありがとうございました。 その後、グレーなC級モラ夫を実家へ追い払い、別居して丸2年です。
「子供たちから父親を奪っていいのだろうか」という罪悪感や、 経済力のなさから来る将来への不安感などから、どうしても離婚に踏み切れず、 別居後半年ほど経ったころ、修復への望みをかけて5人目のカウンセラーを依頼しました。
良い人だと思って相談を始めたのですが、やはりハズレでした。
夫のことを典型的なACだと言い、 最初のうちは私の苦しみをいたわるような言葉をくれていましたが、 夫のカウンセリングを2回終えたころのある日、 その女性カウンセラーが私に電話をかけてきてこう言いました。
「あのね、私がご主人に洗脳されてるとKARAさんは思うかもしれないけどね、 よくよく話を聞いてみると、KARAさんもちょっと過敏になりすぎなんじゃないかしら。 ご主人、どれもそんなつもりはなかったって言ってるわよ」
夫は共感能力が極めて低い人ですが、 社会的通念に照らし合わせた場合、何か正しいかということを「知識としては」知っているため、 耳触りのいいことを他人の前ではスラスラと言います。さも反省しているかのように。 このカウンセラーもそれをすっかり信じ込み、 完全に「情」でものを言ってるようでした。
「私のカウンセリングの師匠もとんでもないDV野郎だったんだけどさ、 再婚した奥さんのことは全く殴る気が起きないって言ってるわよ。 だからね、言われる側にも何か雰囲気があるっていうかさ、 コイツにはぶつけたくなってしまう、みたいな何かがあるんだと思うのよね」
私はあまりにも信じられなくて、 「先生の言ってることは、DV被害者にはおよそ言うべきでないことです。 ここまで来ても、やっぱり私が悪いのだろうかと混乱しています。 すごく傷つきましたし悲しいです…。」と、半べそで訴えました。
するとそのカウンセラーは、しばらく黙っていました。 まずいことを言ったかもしれない、という空気は確実に流れました。 ですが謝罪などは全然なく、 「だからね、そのDV被害者っていう感覚も捨てなさい。 被害者、加害者って言ってたら修復なんてできないわよ!」 と言い、私をなだめて電話を切りました。
すると2時間後ぐらいに再び電話がかかってきました。
「私ね、さっきなんであんなこと言ったのかなって、 あれからずっと考えたんだけどね…」
要するに言い訳電話でした。 あとになってから発言の重大性に気づいたのでしょう。
「私はね、あなたが離婚ではなくて 修復を希望してるからああ言ったんだなって思ったの。 離婚を希望してるなら、つらかったね、悲しかったね、って共感してあげるわよ。 もう別れるんだから、よく頑張ったねって、慰めることを重視するわけよ。 でもあなたの場合は修復を希望してるわけだから…」
あの発言のどこに言い訳の余地が存在するんだろうと思ったら あきれ果てて聞いてられませんでした。 はっきり言ってあれは、カウンセラーとしては致命的な発言です。 一発アウトだと思います。
「私もね、カウンセラーの看板下げて仕事してるけど、 クライアントさんにたくさん教わるし、日々勉強だと思ってる。 もしもKARAさんに嫌な思いをさせてしまったのならごめんなさいね。」
私は、 「わざわざお電話までくださってありがとうございました」 とお礼を言って電話を切りましたが、 結局、このまま彼女に相談する気にはなれず、辞めました。
その後もいろいろ悩みもがき、ようやく私も夫への執着が解け、 今は離婚に向けて別のカウンセラーに相談中です。
納得のいく人生を歩もうともがき苦しみ、 5人目のカウンセラーにも傷つけられ…。
カウンセラー探しとはかくも難しいものかと痛感させられます。
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