No.7616 新年度をまたぐ、裁判 投稿者:わか 投稿日:2012年05月20日 (日) 00時58分 [返信] |
皆さまの投稿、コメントを見ながら、いつも学ばさせて頂くことがいっぱいです。
愚痴…をまた少しだけさせて頂いてもよろしいでしょうか。
昨年、完全に夫の元を離れてから、調停→裁判と進めていました。
いままでの裁判では、二度の身体的暴力、その他暴言やおかしな行動について、裁判官が特にコメントする訳でないまま、和解の前触れもなく、淡々と進めていました。
ところが、先日裁判があった際、裁判官が異動になり、別な方へ。
新しい裁判官は、初顔合わせで、 『二度の身体的暴力はあっただろうが、慰謝料なくても離婚可能。財産分与もこうなるだろう。早く解決すべき。月2回の面会交渉(夫側の主張)について、弁護士は原告に確認するように。』 の、ような事を言っていたと。
私は、その回に合わせて、相談センターの記録を証拠として提出していたのですが。
え? 今までの内容、きちんと確認してる? 相談記録にも、恐怖を感じ、怯えている様子が書かれているけど…
『身体的暴力が二回あったが、慰謝料はなくても…』
慰謝料については、ほぼ諦めなければ…と思っていたのですが、この言葉に傷付いた自分がいました。
そうよね。 怪我してないし。 妊娠8カ月で、酔った夫に怒鳴られて、腕掴まれて、肩を叩かれただったけど、子どもが流産した訳でもないし。 私だって、今元気に生きているし。
納得しようと頑張っています。 この裁判官、他の仕事もあるし、さっさと片付けたいだろうし。
本当に必要な条件(離婚成立、養育権、財産分与)は揃っているので、文句は言ってはいけない。
あと、面会交渉だけは、譲れない部分でもあるし、断ろう。
モラを断ち切るのが優先。 傷ついた自分は、お金以外で解決すればいい。
言い聞かせつつ、結局傷ついている、馬鹿な私がいます。
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No.7618 わかさんへ おかしいのは被害者の恐怖を理解しない司法 投稿者:バーバラ 投稿日:2012年05月20日 (日) 11時19分 |
わかさん
裁判離婚したバーバラです。
裁判官の発言「二度の身体的暴力はあっただろうが、慰謝料なくても離婚可能。財産分与もこうなるだろう。」
はひどいと思います。
DV被害をあまりに軽く考えている、差別的視点に怒りを感じます。
どうか、ツイッターで発言したり、新聞に投書したりして(実名は伏せて)このDVに対する裁判官の無理解を世にしらしめてほしいです。
この掲示板でも読むことができ、私はよかったです。そうか、、、だから、私の裁判でもあんなに 証拠がありながら、被害がスルーされたのだと、 暗澹たる気持ちになりました。
確かに、泥沼の裁判になるのなら、親権と 離婚を獲得できるのなら、目をつぶらなきゃ ならないという現実的選択をしなければ ならないかもしれません。
でも、やっぱり、ひどすぎると思います。
裁判官の態度で、私たち被害者は深く傷つきます。私は不当判決が出たあと、寝込みました。 意見書をだしてくれた精神科医もカウンセラーも これでは、裁判所による二次被害でさらに被害者が追い詰められるとたいへん怒っていました。
わかさんが、傷つくのは、当然です。 そして、自分もカウンセリングにお金を かけながら思うのですが、なぜ、被害者の 私が少ない収入のなかから、加害によって 傷ついた自分を癒すのにお金をつかうのか、
と思います。でも、つらくて、ダメなのです。
どんどん、裁判官がおかしいと思うことを 書いてください。それを皆で共有しましょうよ。
>文句は言ってはいけない。 >言い聞かせつつ、結局傷ついている、馬鹿な私が>います。
けっして馬鹿じゃありません。自分の感覚に 自信をもってくださいね。
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No.7630 司法も所詮男の世界 投稿者:くろすけ 投稿日:2012年05月21日 (月) 09時51分 |
初めまして。 モラ夫と離婚調停中のくろすけと申します。
私も司法は決して暴力被害者の味方ではないと確信している者です。
DV防止法成立の背景は >女性への暴力に対する取組が進むきっかけになったのは、1993年の国連総会で、女性への暴力は女性の人権を著しく侵害するものであり、克服すべき重要な課題であるとして、「女性に対する暴力の撤廃に関する宣言」が採択されたこと。 >1995年に北京で開催された国連第4回世界女性会議では、「北京宣言及び行動綱領」に、女性に対する暴力を防止し、根絶するための総合的な対策を講じる必要性が明記され、この問題が世界的に共通の課題となったこと。
であるにも関わらず、夫婦間における「些細な暴力」は許容範囲内であると考える裁判官は多いのです。
私も先月末ある判決を受けたのですが、モラ夫の言い分(私はヒステリー女と説明)が同性である裁判官には受け容れやすかったのでしょう。
長い婚姻期間の間には許容できる範囲の暴力であると言われました。
「許容できる範囲の暴力」などと言い出したら全ての暴力に可能性を与えてしまう訳です。 鼻を折られ、肋骨を折られ、頭蓋骨が陥没するくらいの死に至るような暴力でなければDVとは言わないのか?と問うてみたかったです。
結局、裁判官も所詮は旧民法の影響を色濃く受けた世代に育てられた「男尊女卑感覚しかない男」なのだなというのが正直な感想です。 全て片付いたらここにその裁判官の名前を出したい位です…。
>納得しようと頑張っています。 >モラを断ち切るのが優先。 >傷ついた自分は、お金以外で解決すればいい。 >言い聞かせつつ、結局傷ついている、馬鹿な私がいます。
わかさんのお気持ち、痛いほど分ります。
私も判決に納得しようと頑張りました。 しかし納得なんて出来ません。 結局、裁判官にモラの気質を理解する同じ何かがあったのだと思うようにしました。
傷つくのは馬鹿だからではなく「普通の感覚」だからです。
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No.7635 Re:わかさんへ おかしいのは被害者の恐怖を理解しない司法 投稿者:わか 投稿日:2012年05月21日 (月) 22時42分 |
バーバラ様、くろすけ様 コメント有難うございました。
読んでいて、司法が、当たり前のように結婚中の暴力を過小評価している現実に、心が痛みました。
(以下、引用の色を変えず、読みにくくてすみません…)
バーバラ様 >私の裁判でもあんなに証拠がありながら、被害がスルーされたのだと、暗澹たる気持ちになりました。
バーバラさんは、苦々しい、判決だったのですね。 スルーという言葉、まさに、現状をすべてを表す気がしました。証拠もあるのに、見えないふりをされたかのような…。
裁判官や弁護士の、ご家族や娘さんが同じ立場になったとしても、同じようにスルーするのですかね…。
裁判官は、所詮は仕事、他人の事として処理し、離婚より、もっと重大な仕事に時間を割きたいんじゃないの?と、邪心を持ってみたくなります。
>裁判官の態度で、私たち被害者は深く傷つきます。私は不当判決が出たあと、寝込みました。
今は大丈夫ですか? 思い出してつらくなってしまっていたら、申し訳ないです。
私も、弁護士さんからの報告を聞いた時、立っているのがつらくなりました。 その際、弁護士さんの言葉なのか、裁判官の言葉なのか分かりませんんが、『このままだと泥仕合になるので…』と言われ。
え?私の裁判って、泥仕合なの? そんな言葉で片付けられてしまうの? 必死で隠れて引っ越して、お金払って裁判ひらいて、泥仕合?
すみません、なんだか感情があふれてしまいます。
くろすけ様 >長い婚姻期間の間には許容できる範囲の暴力であると言われました。
その言葉に、女性をなんだと思っているのだ、と怒りが湧いてきました。
私自身、同居の結婚生活が4年と短かったので意見を言うのもおこがましいのですが、長期に渡るということは、ただ単に暴力が蓄積して、もっと苦しむだけでは?と思いました。
>「許容できる範囲の暴力」などと言い出したら全ての暴力に可能性を与えてしまう訳です。 鼻を折られ、肋骨を折られ、頭蓋骨が陥没するくらいの死に至るような暴力でなければDVとは言わないのか?と問うてみたかったです。
裁判官は、法を根拠にしていると思うのですが、家庭内の暴力に対しては、個人の経験や感情を根拠にしてるのでは、と問いかけたくなりますね…。
夫婦とは、法の下では、そんなに我慢しなければならないものなのかとも。
お二人のコメントを読ませて頂いて、私が傷ついてるのは、当たり前の感情なのだ、と、自身の思いを受け入れよう、認めようと思いました。
書きこむ前は、ひたすら『我慢しろ、我慢しろ』と言い聞かせていた分、少し楽になりました。
おっしゃられるように、簡単に納得してはダメですよね。 もしこのまま納得いかない状態で裁判が終わったとしても、なにかしらの形で、おかしいんだ!と声をあげていかなくては…と思いました。
勇気をありがとうございました。 裁判でまた何かあったら、パブに書き込みさせて頂きます。
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