図書館でなにげなく借りた岩波のブックレット です。あした返すので、書き込みます。
香川リカ 江川紹子 二人の講演記録 2011年2月初版 『きびしい時代を生きぬく力』
冤罪で、刑務所にいた厚生省の村木厚子さんが 刑務所でどんなふうに時間を過ごしていたか、
アフガニスタンで拘束されていた 常岡浩介というジャーナリストがどうやって 殺されずに生き延びたか、
「絶望に陥りがちななかで」「希望をもって 極限状態を生きる」「どういう状況でも楽しみをみつける」「勝とうとしない」と小見出しが ついているのですが、
”配偶者のモラハラ”や”親のモラハラ”や ”その後の不自由”を生きている ここの読者にも言える境遇なのではないか、
と思いました。
私は、自分が被害者になって裁判になってから、 DV以外の暴力の被害者や人権ということに とても敏感になりました。
苦しみは比べることができないけれど、 苦しみを生き抜くための方策は知っていれば いるほどいいのではないか、と思います。
悪夢で毎日うなされているとき、 友人が星野道夫さんの写真集のことを 教えてくれ、毎晩寝る前に図書館から かりてきたアラスカの写真集をみて、 なるべく被害のことを思い出さないように していたことがあります。
眠りに落ちるわずかな時間に被害のこと 裁判のことを考えないように、すこしでも 悪夢を見たくないとやっていたことです。
こういうことも含めて、知っていると つらい日々をなんとかやりすごせるという こともあるのかな、と思い
書き込みました。
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