管理人さんの新刊と一緒にアマゾンに注文したら こちらが先にきて一気読みしました。
副題「どうして、私は、母を愛せないのだろう。」
「<母>という名の恐怖 <母>という名の呪縛 のがれようともがいた放蕩の果てに向き合う、 家族の歴史、母親の真実」
村山由佳 衝撃の半自伝的小説 とありますが、、
これ母娘ものです。
いやぁ、リアルにいやな母親なんです。これが そりゃあ、愛せないでしょう。
浮気する夫の愚痴もすべて娘に垂れ流し、 育てた恩をかさにきて、 娘の心にづかづか入り込んでいく。
書くことで、かろうじて自分をたもっている ような感じは、虐待されて育った萩原葉子みたい。
外から見たら、よい母親ぶっているみたいな母親なので、 本当おぞましい。10歳違いの兄は見抜いているんですね。 「母親を愛してやれなくても、それは 先に受け入れるのをこばんだのはむこうなんだ。 お前は、自分を責めなくていいよ。」
佐野洋子の『シヅ子さん』 中山千夏の『幸子さんと私―ある母娘の症例』
と娘から見た 容赦のない母親という生きものの 描写は強烈です。
これに管理人さんの本が加わりますね。
私も母親を愛せない娘です。そして、母親から おりました。
娘の人生にこの本のように土足でづかづかと 踏み込むようなことだけはしたくない。 それなら母親を降ります。
ご自分が苦しんでいる方はフラバ注意!
しかし、自分が母親を嫌悪している方は、 これは自分が悪いわけではないと確認できると 思います。
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