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No.6147 正直な気持ち 投稿者:COCOA   投稿日:2011年09月25日 (日) 10時31分 [返信]

昨夜、大好きな患者さんが亡くなりました。
87歳のお爺ちゃんです。
もうすぐ2度目の冬・・・という頃、やっと行ける施設があって、明後日転院の予定でした。

まだお話が出来る頃、お婆ちゃんとの馴れ初めを聞いて、「わしが、好きです。結婚して下さいと言った。」と照れて話していたお爺ちゃんは、看護師にだけ看取られて・・・

ほとんど面会のなかったお爺ちゃんに、連絡を受けた親族さんがぞろぞろとやって来られました。どこからわいて来たのかというくらい・・・

お爺ちゃんは、静かに息を引き取りました。夕食に三口ほどの桃のすりつぶしを食べました。

足の悪いお婆ちゃんが車に乗せてもらいやっとお見舞いに来て、一日付き添っている日は二人が幸せそうで・・・可愛いお婆ちゃんでね・・・傍らで、お弁当を食べて、うたた寝しているお婆ちゃんをそっと見ているお爺ちゃんを思い出します。

最後まで、静かに・・・穏やかに・・・

そしたら、私は力が抜けました。
何だか気を張って生きている自分が、続かないなあと思ってしまいました。

田舎の医療過疎になりそうな町の、更に奥深い山の中でも、ゆっくり静かに生きれたらそれがいいかなと・・・
私はとても疲れている自分に気がつきました。




No.6151 COCOAさんへ 投稿者:せき   投稿日:2011年09月26日 (月) 00時19分

こんばんはせきです。

書き込み拝見しました。

私も今の職場で最期の場に出会うときがあります

親族が亡くなったのに他の話をしながら笑っている人。

「ありがとうございましたありがとうございました」
と何度も繰り返しながらドクターに頭を下げている人。

なかなか親族が迎えにこられない人

その人それぞれに人生があるのだなと思います。

私は昔からですが
「終わりよければすべてよし」
という言葉が好きです。

どんなに苦しくても最期にまぁまぁまんざら
悪くなかったなぐらいで人生終えたいと思っています。
だからそのおじいちゃんも最期おばあちゃんと少しでもいっしょにいれて幸せだったのかな?
いや、COCOAさんにお年を召されてもなれ初めをうれしそうに話されていたのだから
おじいちゃん自身は幸せだったのではないか
と勝手に推測してしまいました。

COCOAさん
私も去年のことを思えば突っ走りすぎていました。

今はモラのことより
これからどうやって家計を支えようかとか
現実問題のほうがのしかかってきています。

でも今までモラといたときに限界突破してもなお
無駄な努力をして自分を追い詰めていたことを
思い出しては
「少しのんびりしよう」
と自分を甘やかしています。

こうやってPCに向かっているのもそうです。


それに今振り返ればほんとに内容のない結婚生活だったなと思います。
でも昨日母と話したとき
「一つだけあの人に感謝していることがある
 あの人に出会って結婚して被害者になって
 自分にとって誰が大事で何が大事かよっくわかっ
 た。
 その点だけは感謝している」
と言いました。

モラといたら人間的な感情もどんどん消えうせていっていたと思います。
でも私は日々降りかかる問題もありますが
そういう感情を取り戻せただけでも人として
また生きていけるかなと思います

COCOAさんの20数年に比べれば私はたったの
10年弱なのでまだまだひよっこですが
COCOAさんがそういう優しい感情を持てている
ということのほうが重要な気がします。

なので疲れたときは休んでください。

これからそちらも寒くなりますよね。

体に気をつけてくださいね。

No.6152 せきさんへ 投稿者:COCOA   投稿日:2011年09月26日 (月) 02時57分

せきさん、こんばんわ。
温かいお返事をありがとうございます。
嬉しく読み返しています。

自分でも意識しているのですが、大波小波の感情の揺れの中で、しっかりスランプに入ってしまって・・・
仕事でアクシデントも続いたり ・・・
四人の子供達の事もそれぞれに心配になって・・・気がつけば脱力してしまいました。

今日の休みは、山の中の実家に帰ってきました。
まだまだ緑の山の中、上流に向かって川辺を車で走るとそれだけで気持ちが休まります。
川の中でアユ釣りの人が時間を忘れて釣り糸を垂れている姿も絵の中のようでした。

花の苗を買って、実家の鉢に寄せ植えをして、母の作ったちらし寿司を食べて・・・
マッサージ機に横になりうたた寝をして・・・
野菜を貰って帰る所に、最近越してきた都会からのIターンの御夫婦の車が・・・会釈をしたら、バックして来られて。
今から近くの温泉に行くから、母に一緒に行きませんか?と誘って下さって・・・

少し距離を置いていたよそからの人。何故こんな山奥に?・・・と
ご主人が少しずつリフォームしていかれる民家。
初めての稲刈りを済ませて、車で20分の温泉に行って来るところだと。
蕎麦も作られ、お蕎麦屋さんの娘さんだったという奥さんは近所にふるまって下さり・・・。
悪い人じゃあない・・・

話してみようかな・・・と
もし、この先、温かいお付き合いが出来るのなら、淋しくないかも・・・

今から20年も前に、父達が発足した「ふるさと会」に、今年初めて出てみようかと思います。
新しい、人づきあいがそこにあるかも・・・と

少し早めにゆっくりとした田舎暮らしに入ろうかなどと考えました。

> 「少しのんびりしよう」
> と自分を甘やかしています。
・・・そう、せきさん。私もこの頃そう思います。

私の人生は、この一年あまりで大きく変わりました。

何より、「自分で考えて生きている。」と感じるようになりました。
それは、自由であり、強さなのだと思います。
少しずつ、自分の生き方が見えてきました。

せきさんも、医療現場にいらっしゃるのですね。
オフタイム、ゆっくり休んで下さいね。

もうすぐ中国山地は美しく色づきますね・・・*





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