No.6095 広島でまた悲しい事件が・・・ 投稿者:COCOA 投稿日:2011年09月12日 (月) 13時41分 [返信] |
今PCひらいたところで、 夜中に・・・DV被害者である33歳の女性が苦しみの果てから夫を刺したというニュースを観ました。
33歳で5人の子供を持ち、更に自営業・・・ この女性の奴隷のような毎日が目に浮かぶようです。
警察に相談に行った時もよほどの状況だったでしょうし、決心だったでしょうに・・・ DVサイクルや被害者の心理状態を理解している相談員が対応していれば、防げたかもしれない彼女の極限の中でのとっさの行動かと・・・ 他人ごとではなく、私もある日そうなったかもしれない・・・
悲しくて・・・悲しくて・・・涙が止まりません。
この女性の逃げ道が、もしあったなら・・・ 誰かがこの女性と子供さん5人を連れて逃げていたら・・・ この女性に、「ここにいたらだめだよ!自分が理性すら失くし、廃人の様になる前に逃げるんだよ!」と手を引いて連れて逃げていたら・・・と 自分の事のように辛いです。
暴力を受けて自分が解らなくなっている時、自分が何をしているか解りませんでした。 服を裂かれて、罵られて・・・途中から心が蓋をしてしまいます。 気がつけばこぼれたビールをなでていた事もありました。
解らない状態なのだと・・・
どうか、助けてあげてほしい。あった事もない、どんな人かもわからない。 どこに行ったらいいのか?どうしたらこの地獄から抜け出せるのか・・・5人の子供を抱え、暴力の中で苦しみ、我を失った彼女を助けてほしいです。
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No.6096 広島の事件 投稿者:バーバラ 投稿日:2011年09月12日 (月) 17時28分 |
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No.6097 Re:広島の事件 投稿者:COCOA 投稿日:2011年09月13日 (火) 02時24分 |
バーバラさん。 そう、この事件です。
詳しい内容は解らないのに・・・この短い記事を読んだだけで、リアルに家庭の情景が浮かんできます。それは過去の自分とも重なって、失望と悲しみのどん底に突き落とされ、自分を失い、抜け殻になっている女性が、目の前の恐怖から逃れようとした一瞬の防衛反応の様に感じました。
あの日、子供が止めていなければ、私はどうなっていたのだろうか? あのまま夫に殴られ続け意識が朦朧とした中で何をしただろう? 私は死んでいたかも・・・あるいは・・・そこまで考えてしまいました。
この事件の詳細が解り、明らかにDV事件なら、彼女は助けてあげなければいけないと・・・ 残された5人のお子さんは・・・
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No.6099 Re:広島の事件 投稿者:袋小路 投稿日:2011年09月13日 (火) 18時46分 |
COCOAさん
とても痛ましい事件ですね。 ご自身の経験も思い出されて、自身のことのように辛い思いをされているようにお見受けします。
私も子供の頃、父を殺せたら楽になるのでは?と思ったことがありました。 でも、母と兄弟5人(うちも子供が5人です)で励ましあいました。
「あんな人間とは思えないヤツを殺しても殺人罪になる。 割が合わないから我慢しよう」と。
一方的に我慢して、その環境に居続けるという結論を出したのは正しいこととは思いませんが 殺人はいけない、という理性を保てたことはとても重要だったと思っています。
COCOAさんの言うとおり、誰か逃げなくちゃダメだと教えてくれる誰か(第三者)が居たら 良かったのに、と思います。 もしくは、私たち家族みたいに話し合って、励ましあえればよかったのに。 (ちなみに、今思えば、当時の母には父から逃げるという考えがなかったというか、 既に奪われていたように感じます。逃げてもどうにも出来ないから我慢するしかないという 諦めで生きていたように思います。当時、自分がもっと大人だったら母を助けられたかもしれない。)
でもやっぱり、家族のことって人にはなかなか言えないものですよね、、、 「そんなのウチの旦那だって言うよ」とか言われたらそれだけでも辛さが倍増しますよね。
誰にもわかってもらえない、世界でひとりぼっちになったかのような脱力感。
この事件の母親はきっと、もう他にどうしようもなかったほど、追い詰められていたのでしょうね。 とても辛い事件です。
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No.6100 袋小路さんへ 投稿者:COCOA 投稿日:2011年09月13日 (火) 20時27分 |
袋小路さん、お返事をありがとうございます。 今袋小路さんが甥子さんを心配し、面倒を見ていらっしゃるのが良く解りました。
そして袋小路さんがお育ちになった環境の事を知り、ここに、私の一番心配な子供の将来の姿である人に出会った気がします。 それは、まるで袋小路さんがタイムスリップして語りかけて下さっているようで・・・・
こんな悲惨な事件から、袋小路さんのお話を聞けたことで、私は今少し心が救われました。
心が止まってしまい、動けない私を子供達が警察・弁護士・女性相談・行政書士まで全部手配し、連れ出してくれたのです。
私は大人になった子供達と、妹、母親、親戚、友人、そして社会に助けてもらいました。 だからこの広島の女性の話が、悔しく、悲しく、いたたまれないのです。
袋小路さん、ありがとうございます。また袋小路さんのスレに投稿させて下さい。
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No.6103 Re:広島でまた悲しい事件が・・・ 投稿者:愛 投稿日:2011年09月14日 (水) 00時01分 |
痛ましい事件ですね。
ニュースで見ていると、私も心臓がドキドキしてしまいます。
私は「殺されるかも」と本気で思っていましたから。今でもですが。
警察が避難施設を紹介しても、「今は大丈夫」と断ったそうですね。
被害者は麻痺してるし、愛してるから落ち着いてくれると信じてる。それに罪悪感があって、行動力や希望がなくなっていてる。
そんな中で、また暴力が始まり、暴力を辞めるように懇願しても、よけても、逃げても、執拗にふるわれる暴力。恐怖と絶望の中での、咄嗟の防衛本能でしょうね。
悲しいですね。怖いです。
5人のお子さんも、これからトラウマや社会で辛い思いをするのでしょうか。守られるべきですよね。
悲しいです。
警察にも、被害者が簡単に逃げる選択をできない事を知って欲しいです。 家の事だから、自分や子供がの生きている基盤の事だから、大変なことなんですよね。 逃げてもなんとかなると誰かに引っ張ってもらわないと逃げられない人がいるんですよね。
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No.6105 広島の事件 投稿者:せき 投稿日:2011年09月14日 (水) 00時47分 |
皆さんこんばんは。
この事件近隣なのにこちらでは報道されませんでした。 このあいだの高知の事件は報道されたのを見たのですが・・
私も思いだしました。
寝ているモラを見て考えてはいけないことを いつも思っていたことを。
一歩間違えれば私も同じようになっていたと思います。 でもこの苦しみはほんとに皆さんのおっしゃるように他人には理解しにくいのです。
逆に近ければ近いほど二次被害に遭うこともあります。
私の場合はやはりモラに気づきいろいろな第三者にSOSを出せたことが抜け出せたきっかけかなと思います。
だからもっと社会がDVや虐待に対して関心を持ってほしいと思います。
この掲示板でも警察や女性センターの対応の まずさを時々見かけます。 実際私が調停の控え室でお見かけした女性と 同伴していた相談員らしき方の全然わかってない 逆に不安をあおるような言動にずっとイライラしていました。
私はたまたま相談員のかたも良い方に当たっただけかもしれません。 でもPCで調べて「モラルハラスメント」という言葉に出会わなければ今でも元夫と一緒にいたように 思います。
私は今週お世話になった女性センターの ワークショップに参加してきます。
社会がもっとDVに関心を持ってもらうことも必要ですが私たち被害者がもっと声を上げていくことも 必要なのかなと思ったりします。
大きな力はないけれど自分の周りで苦しんでいる 方がいればそっと手を差し伸べることって 被害者にとっては一番力になるような気がします。
だからこの広島の女性のことを思うと 胸が締め付けられる思いです
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No.6107 Re:広島でまた悲しい事件が・・・ 投稿者:マリコ 投稿日:2011年09月14日 (水) 02時46分 |
COCOAさん。
悲しい事件ですね。
33歳のその方と5人の子供たちがいまどうしてるかと思うと心が痛みます。
★以下フラバ注意 配偶者間の殺人、傷害、暴行における検挙数は、平成22年、警察庁の統計によると、総数3、159件、うち2、927件(92、7%)は女性が被害者です。 殺人は女性が被害にあったのは184件中114件(62%)です。 傷害は1、523件中1、437件(94、4%)、暴行は1、452件中1、376件(94、8%)です。
圧倒的に、女性が暴力の被害者であることが分かります。
ところが、殺人だけは、男性の被害者が70件(38、0%)と、急増しています。
DV被害者である妻による殺人は、夫が日常的に暴力をふるい、「おまえが逃げたら、日本中どこまでも追いかけてやる。お前の家族もただではおかないからな」と脅迫され、追い詰められ、夫の暴力から逃れたい一心で、夫が泥酔し寝込んだところを襲って、殺人を犯してしまうことが多いのです。
女性が、夫にまともに手向かったら、たちまち男の強い力でねじ伏せられてしまうからです。夫が寝入る前に、妻がどんなに激しい暴力をふるわれていても、妻の正当防衛が認められることは殆どありません。 寝ていて抵抗できない夫を殺すということは、明白な殺意があったと見なされ、重い量刑が言い渡されます。
また、裁判官の「家庭の中で、女性は男性をケアする役割を負っている。夫を殺すなどとんでもない。女としての規範に反する」というジェンダーバイヤスが反映し、女性への判決は厳しいものになりがちです。
DV加害者男性の殺人は、日常的に暴れまくって殺人を犯すのです。男性は暴力から逃れるためではなく、女性を自分の物として支配し、所有するため最終的に殺人を選択するのです。 「妻が包丁を持って暴れたので、妻から包丁を取り上げようとして、もみ合ってるうちに包丁が誤って妻に刺さってしまった。殺意はなかった」と、殺意を否定します。
殺人は、殺意があったかどうかが重要です。殺意がなかったと判断されると、男性の刑はきわめて軽い物になります。 死人に口なしです。殺された女性がどんなに悔しいかと思います。
裁判員裁判によって裁かれるとしたら、親密な関係における暴力(DV)が、どういうことが背景になって起きているのか、しっかり理解してほしいものです。
アメリカではDV法ができ、女性が逃げ込めるシェルター(セキュウリティがしっかりしている。場所も公開されている)が各地に数多く完備されたことで、女性が夫を殺すことが激減したといわれてます。
DVは殺すか殺されるかまで行く暴力でもあります。 駆け込めるシェルターが日本でも各地にできたら、このような悲劇は減少することでしょう。
日本においては、公的シェルターとされてる「女性相談所」は、1956年施行された売春防止法に基づき、要保護女子の転落を未然に防止し、保護更生させるため指導措置をする「女性保護施設」でした。 2001年10月13日施行されたDV防止法の成立に伴い、ドメステイック・バイオレンスの相談・医学的心理相談・一時保護等を併せて行うこととしたものです。
従って、残念ながら、DV被害を受けた母と子が傷ついた心身を回復できる環境には設計されていません。
民間のシェルターが、殆ど公的資金も投入されないまま、自分たちで資金を調達し、ボランテアで母と子の支援をしてるのが現状です。
日本は経済大国・先進国と称しながら、あらゆる暴力根絶対策と女性や子どもへの支援が、ほんとうに遅れています。
3日に一人の女性が、1週間に一人の子供が虐待により殺されてます。そして、5日に一人の女性が暴力から逃げる手段として殺人を犯しています。 暴力の犠牲になってるのは、その多くが女性と子どもです。 悲劇の根絶のため、私に残されている命を使いたいと思っています。
COCOAさん、とても辛いことを書いていただき、ありがとうございます。
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No.6117 広島の事件 投稿者:コハル 投稿日:2011年09月15日 (木) 20時58分 |
はじめまして 1年くらい前にこちらの掲示板でモラハラという言葉に出会え、長年の苦しみが理解できたものです。 (根本的な解決はまだですが・・・)
今回の事件は、ワタシの近くで起きました。 人を殺すのは悪いこと。 それは誰でも知っています。
できれば、そこまで追い込まれていた彼女の気持ちをきちんと判る方に聞いて頂きたい。
5人の子供・・・ 子供が多いと勝手に夫婦円満だと思われる。 殴られて、蹴られて、強要されるなんで誰が想像できますか?
何も感じないように生きるってどんなことかわかるのでしょうか?
最後には泣くことさえできなくなりました。
たまたま見ていたニュースで相談員らしきオジサンが 「秘密は守られるので、相談して欲しい」 とか云っていたけれど、話せば済むわけではないんです。
心を殺してギリギリで生きている人がいるなんて信じられないでしょうね。
一歩間違えれば、彼女はワタシです。
彼女は相談したことで絶望したのでは、、、と思うのは、考えすぎなんでしょうか。
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No.6129 これから・・・ 投稿者:COCOA 投稿日:2011年09月18日 (日) 15時57分 |
愛さん、せきさん、コハルさん。 私達は苦しみながらたどりついたこのパブがありました。
お互いの苦しみを、痛みを解り合える。 人に言えない、こんな悲しい家庭の事を話せる場所がある事を知りました。 もし、彼女が誰かに話せていたら・・・
せきさんの身近な積極的な行動に勇気を貰いました。 私もなにかしたくて、何か力になりたくて仕方ありません。
マリコさん。 私はまだ裁判の途中です。 でも、苦しんでいた私を一番支えていたのはここの方々の声でした。 一人ではない、苦しみを解ってもらえる心強さは、自分の人生を変える大きな力になると感じました。
私もこの先、微力でも、今まだ苦しんでいらっしゃる方々の力になれればと考えています。 何か出来ることがあればと思っています。
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