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「モラル・ハラスメントのすべて」~夫の支配から逃れるための実践ガイド~
<管理人のモラハラ離婚体験記>
家庭モラル・ハラスメント
<母から愛されなかった娘の話>「母を棄ててもいいですか?支配する母親、縛られる娘」


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No.5308 モラルハラスメント 投稿者:くすのき   投稿日:2011年05月09日 (月) 18時11分 [返信]

3年前に別居、調停、離婚したものです。20年間の結婚生活、3人の娘がいます。
私は別居してからモラルハラスメントという言葉を知りました。
それは大きいきっかけでした。個人的なオリジナルな問題が客観化され、同じ苦しみを持つ人々の存在を知りました。
発狂をまぬがれたのです。

私はそれまで、「冤罪」ということをずっと考えていました。まだ夫の策略に気が付けませんでした。私の欠点がそうさせているのだ、と思い込まされていました。
いつも私が犯人になりました。ただ自然な気持ちで暮しているのに、落とし穴にしょっちゅう落とされました。足元が沼地を歩くようでした。方位磁石の利かない空間でした。
「そうではない。絶対違う。」いくら訴えても、いえ訴えるほど、ますます私は犯人にされました。ほんとうに、何も意図も悪意も創作もなく、自然に家族と暮らしているだけなのに。

・ある問題で話し合いました。明らかに常識的に私の言い分が正しい。すると私の発言をさえぎって夫は言いました。「あっ、お前今俺を怒鳴っただろう!そんなにどなるなんてお前はひどい!」
・夫の車で駅まで送ってもらう車中、険悪になりました。駅で私だけ降りて用をすませて帰ろうと乗ったバスが動いたとたん、携帯に電話が。「待ってるんやけど」
これ、分かりますか?みなさん、「帰りに待ち合わせた覚えはない。」はっきりと主張できますか?長年の間に私はもう自分に確信が持てなくなっていました。今はわかります。夫は私のバスが動くのを見て電話したのです。この恐怖、分かりますか?誰にも証明はできません。だって夫は言うでしょう。「確かに待ち合わせをした。」と。
・病気でつらくて病院へ行きたいと訴えても、「ほんとうにしんどいはずがない。なぜならさっきお前は笑っていた。」
身体のつらさはさえ私は自信がもてなくなっていました。
私は、仮病なのか?さぼろうとして私はずるいのだろうか?自分でももうわからなかったです。

モラルハラスメントをしたくても、自分の問題、自分の非を相手になすり続けることは正常な感覚ではできません。でもモラ夫は俺様の妻だから、子供だから、当然してもいいと思っているのでしょう。

身体的な暴力であっても、精神的な暴力であっても、それが「できる」人格という点では同じなのだと思います。道具が違うだけ。はさみで切るか、カッターで切るか。そして必ずこう言います。「自分のしたことは、相手のせいだ。相手が悪くなければ俺はしなかった」

モラハラを受けたものは2回ダメージをうけます。言われたこと、されたことによって。
そしてあまりの理不尽さに混乱し、耐えきれず暴力的行動に出てしまい、その行動を非難されることによって。
モラハラはなんと効果的に相手にダメージを与えるのでしょうか?

病気がそうであるように、モラ夫たちの行動はどうしてこんなに似ている、同じなのでしょうか。そしてどこでこんなにいい武器を手に入れたのでしょうか?
私はどこかに「モラルハラスメント加害者同盟」が存在し、会員に毎月発行の会報等で「効果的なモラハラの方法」や「妻のタイプ別モラハラの使い分け」「妻を発狂させる方法=証拠は絶対残らない」とかの体験記事を載せて教えあっているのかしら、などと想像していました。会費は一年で1万円とか?

自分の弱い薄いもろいプライドを守るために、自分より下とみなした妻を平気で境界に侵入し、人格を破壊する。その被害者のダメージのつらさは知らない人には理解しにくいでしょうね。


No.5309 その通りですね。 投稿者:ひよ   投稿日:2011年05月09日 (月) 18時45分

はじめまして。私も約3年前に、別居して、調停離婚したものです。同居20年、2人の娘がいます。
くすのきさんのお話を読んでいて、共鳴しました。



> これ、分かりますか?みなさん、「帰りに待ち合> ・病気でつらくて病院へ行きたいと訴えても、「ほんとうにしんどいはずがない。なぜならさっきお前は笑っていた。」

> 身体のつらさはさえ私は自信がもてなくなっていました。
> 私は、仮病なのか?さぼろうとして私はずるいのだろうか?自分でももうわからなかったです。

私はこれを何度もやられました。
つわりの時にはきまくっていて、
衰弱して、病院にも連れて行ってもらえませんでした。モウロウとする意識の中で、死ぬかもと思いました。歩けばおう吐するという、悪循環でした。
これ見よがしに、ずっと、攻撃を受けました。
近所の人は、どんどんやせて行く私を、死ぬんじゃないかって思っていたそうデス。

> 私はどこかに「モラルハラスメント加害者同盟」が存在し、会員に毎月発行の会報等で「効果的なモラハラの方法」や「妻のタイプ別モラハラの使い分け」「妻を発狂させる方法=証拠は絶対残らない」とかの体験記事を載せて教えあっているのかしら、などと想像していました。

これ、ありそうですよね。

サイトとか、本が出ていたら、どうしましょう。
伝授している人は、モラの親のような気もしますが、、、

私は今でもフラバで苦しみます。
いったいなんだったのだろうって。

説明しても理解してもらえない、あの苦しみ、
巧妙な手口、口実、貶め、罵倒、罵声、言葉のDV,無視、暴力、発狂させるまで追い詰める、
圧力。

恐ろしかった。よく言われたことは、
女子刑務所にいる方は、結構DV被害者が多いということデス。
そして、親殺しをしてしまう子供も、DV被害者が多いとのこと。

そこまでは、クローズアップされないのでしょうね。
この恐ろしい、からくりは、

モラハラを受けた私たちは、奴隷や囚人そのものだったと思います。
くすのきさんは、
きちんと、頭の中を整理されているのだと、
文面を拝見して、思いました。
凄いエネルギーだと思います。
私も、整理しなくては、、、と思いました。
全く同じことをされているんだと、思ったら、
少しは、私は悪くなかったんだ。って
感じることができそうです。
ありがとうございました。

No.5310 同じ思いをしてきました。 投稿者:シャンティ   投稿日:2011年05月09日 (月) 20時51分


 くすのきさん、初めまして。
私はまだ離婚も別居もできていないので、あまり書き込みはしないのですが、全く同じ思いをしていらっしゃるくすのきさんの書き込みを見て、思わず出てきてしまいました。

 私もモラルハラスメントを知った時に、どうして本を読んで勉強するような夫ではないのに、ここまで一致するのか・・・・とても不思議でした。

 最近、モラルハラスメントをする人はコンプレックスの強い攻撃的な人で、モラハラを受ける人はコンプレックスのあるおとなしい人だという講演を 友人がプレゼントしてくれたCDで聞きました。

 そのCDの最後には、モラハラを受ける妻の行く末は病気になるか、男を作って逃げ出すか・・・だと言っていました。

 私はうつ病になりましたし、色々な点で全くその通りだと思いました。

 色々なからくりが分かって以来、夫の浮気が原因で私へのコントロールが解けていることもあって、以前のように夫の手中から抜け出せないような事がなくなってきました。

 今は、準備をして逃げ出すか、仕返しをしてやろうか考え中です。

 モラ夫なんて人間じゃないです。
そんな奴のために人生を棒に振りたくないです。
だから、法を犯すような仕返しはしませんが、息子に 思いっきり捨ててやるのもいいし 最後の最後まで搾り取ってやる(金銭面で) お母さんが決めた方を全力でフォローするからやりたいようにやれと言われています。

 一番良いのは、すぐに離れて(思いっきり捨ててやる!)のが一番良いのでしょうが、うつ病で働けない今、それをすると自分も子供も路頭に迷うことになるので 今は明るい未来の事を思い描きながら、情けない事に共棲しています。

 でも、いつかはきっと・・・。

 くすのきさんは偉いです。
モラルハラスメントの事を知らないのにちゃんと離婚できたなんて!!
明るい未来が待っていますね!

 私も考えれば考えるほど辛くて、ぐるぐる地獄で半年くらいいたのですが、ここに来て ここに集まる同じ辛さを知っている心やさしい人たちのお陰で、かなり自分らしさを取り戻してこれました。

 くのすきさんも、ここでいっぱいお話をされて 傷を癒して頂けたらなあ・・・と思います。

No.5312 Re:モラルハラスメント 投稿者:マリコ   投稿日:2011年05月10日 (火) 00時55分

くすのきさん。はじめまして。

くすのきさんの書かれた「モラルハラスメント」を読んで、女に生まれただけで貶められる悔しさに涙がでてしまいました。

>いつも私が犯人になりました。ただ自然な気持ちで暮しているのに、落とし穴にしょっちゅう落とされました。足元が沼地を歩くようでした。方位磁石の利かない空間でした。

自然に家族と暮らしたかった、くすのきさんが、「冤罪」に陥れられる恐怖と闘わなければならなかったこと、同じにはなれないけれど、どんなに苦しく辛かったことかと思います。

くすのきさんが、「モラルハラスメント(精神的暴力)」という概念を知ることで、混乱から抜け出し、ご自分を取り戻せたこと、ほんとうによかったですね。
安全な生活を手に入れるため、くすのきさんが払われた勇気と努力に敬意を表します。

くすのきさん。私も「モラルハラスメント加害者同盟」が、実在するかもと思うくらいです。
モラルハラスメント加害者の夫や恋人たちは、余りにも巧妙に同じ物言い、同じやり方で女性や子どもを暗闇の穴に突き落とすからです。
そして、奴らはそろいも揃って、女性や子どもの苦しみや悲しみの涙を、自分エネルギーにし、プライドを保って生きているからです。

くすのきさん。私は、社会が親密な関係にある男性が女性に対して振るうモラルハラスメント(精神的暴力)が存在してることを承認しない限り、女性に我慢や忍耐を当然としている限り、モラルハラスメント加害者たちを放置している限り、「モラルハラスメント加害者同盟」は、残念ながら繁栄を続けると思っています。

内閣府調査で、「DV被害を受けてる女性が3人に1人いる」ということは、「加害者が3人に1人いる」ということですよね。なんと、おびただしい被害と加害の数でしょう!

DV問題を社会的に解決しなければならないとして制定されたDV法では、精神的暴力も身体的暴力と同様に、被害女性に深刻な影響をもたらすとしながら、DV法を無視してる現実があります。

くすのきさん。女性を人格を持った人間として尊重しない、女性を二流としか見ない社会の有り様が、「モラルハラスメント加害者同盟」があるのかと疑わずにいられない現状を生み出しているのではないでしょうか。

くすのきさん。こんな本があります。『罪もなく、自由もなく~ジニー・フォート物語』ジニー・フォート+ローラ/ファーマン著(新水社1989年)
本の帯には、こう書かれています。「夫が暴力を振るうのは、なぜ? 私を罪に落とそうとするのは、なぜ? でも、私は私の人生を生き抜きたい!」と。

古い本です。DV夫に冤罪に陥れられ刑務所に収容されて・・・ドキュメントです。私は今年の1月、パープル・プロジェクト研修で上京した折、「クレオンハウス(落合恵子さん)」で偶然見つけました。新品の筈が、1989年からの時を経て、大分痛んでいて苦笑してしまいましたが。
図書館にあるかも知れません。よかったら、お読みにください。

No.5313 Mary Winkler 事件 投稿者:ラッパ水仙   投稿日:2011年05月10日 (火) 02時37分

モラルハラスメントとは、ちょっと違うかもしれませんが、
2006年に起きた、Mary Winkler の事件は、忘れられません。

フェミニズムの国アメリカで、
しかも、この男性は牧師(神父)でしたが、
妻を精神的、肉体的に虐待し続け、
ついには妻は夫を殺害してしまったのです。

後に、殺人ではなく、精神的な問題による事故(殺意はなかった)とされ、
彼女は3人の娘の親権も獲得しました。

夫婦間であっても、嫌がることを強要するのは異常です。

世の中、いろんな趣味の方がいらっしゃるので、
自分たちが楽しんでいるなら、(SMでもコスプレでも)何でもいいでしょう。
でも、「苛めると気持ちが良いから」「彼女の困った顔、泣きそうになるのが楽しいから」
と、パートナーを虐待するのは変態です。
こういう人は、往々にして、自分以外はどうでもいいので、子供や動物のことも苛めます。

言いがかりをつけられ、怒鳴られ、殴られ、
泣きじゃくっているところを犯されたことがあります。
弱い女性が、怖がって拒否できないのを
レイプするようで、妻ながら楽しかったのでしょう。
私は大変な屈辱で、もちろん殺意を抱きました。

「俺を怒らせるお前が悪い。」というモラの常套句、
Mary Winkler の立場ならば、
「引き金を引かせた貴方が悪い。」と言い返してもよかったのではないでしょうか。

No.5326 くすのきさんへ 投稿者:バーバラ   投稿日:2011年05月12日 (木) 22時47分

くすのきさん、おひさしぶりです!
私が脱出当時2008年春からしばらく
ずいぶんと暖かいレスポンスをいただいてました。

あれから3年ですね。喘息はよくなられましたか?

>個人的なオリジナルな問題が客観化され、同じ苦>しみを持つ人々の存在を知りました。
>発狂をまぬがれたのです。

ほんとうに!

私は裁判の過程がものすごく苦しかった。
エクセルで、作った膨大な表を提出されて
私が4000万以上蓄財持ち逃げしたという
ストーリーの裁判でしたから。

あまりに突拍子もない主張だったので、
私の弁護士は、「絶対、この件はだいじょうぶ」
といわれて、実際、この蓄財説を裁判所は、
認めませんでしたが、かわりにモラハラ被害も
認められず、私は、今になって、裁判の訴状が
届いたときの場面がフラッシュバックで、記憶に
上ります。

ふとした場面で、思い出し、涙がでてきますよ。


>そして必ずこう言います。「自分のしたことは、>相手のせいだ。相手が悪くなければ俺はしなかっ>た」

私の場合は、混乱し、追い詰められ、重症の喘息で動けなくなり、私からは反撃の暴力には、でませんでしたが。

今日は、年金機構で話しをしたせいもあり、当時の
苦しさと恐怖をまざまざと思い出してしまい、思わず、書き込みました。

ところかまわず、時間かまわず、立ち上る暴力の記憶が苦しくて、PTSDや記憶の本も読んだのですが、簡単には解決しないようです。

精神科の受診のたびに、「いまは安全、安心なところにいるのだから、少しずつよくなるから希望をもちましょう」と言われます。

今日も、年金機構から家に戻ったら、なんともいえない疲労感があって、しばらく動けず、横になって
じっ~としていました。

歩き方までまで非難、モンクいわれていました。
そして、無視。

精神的なDV・モラルハラスメントが多くの人に
知られるようになりますように。




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