私の古くからの知人の母親が被害者であったことを先日知りました。 彼女の了解を得て この書き込みをしています。
Aさんは85歳。 夫88歳、息子60歳の3人暮らし。 他に長女57歳、次女53歳がいるがそれぞれ別に暮らしている。
以前から夫の理不尽な言動で家族間にトラブルが多い。 夫に対して娘らが「お母さんのために」と意見しようとすると 無言の圧力をかけるので、結局皆が夫の顔色を窺って意見を通すことができない。 Aさんは自分の意見を求められてもほどんど口に出来ないほどの恐怖心を抱いている。
・長男は20歳頃から自宅に引きこもったまま。 現在は暴力的行為に及ぶことはなくなったが、Aさん夫妻は腫れものに触るように扱っていて、 部屋の前に食事を準備しておくだけで顔を合わせることはない。
・長女とは ○父を気遣って退職し、父の事業を手伝っていた長女の夫を 父が些細なことで いきなり追い出したこと、 ○長男に対する父の態度など が原因で絶縁状態。
・次女は独身で Aさん宅近くの会社に勤務している。 父とは昔から相性が悪く、ほとんどAさんの自宅に出入りすることはない。
Aさんは 常に夫の顔色をうかがいおびえており 不安神経症、糖尿病、C型肝炎、脳梗塞を患っている。 夜が不安で眠れないし、昼間も横になると恐怖感がでて休むこともできないでいる。
わたしは 小学校時代Aさんの次女の同級生でした。 何度か 彼女の自宅に遊びにも行きました。 会社を経営しておられるお宅で 裕福な普通の家庭だと思っていました。 しかし 先日 彼女と再会して そのご家族のことを知ったのです。
85歳になるまで Aさんはどんな日々をおくってこられたのでしょう。
家族全員がどんな思いで過ごしてきたことでしょう。
私はとりわけて 長男60歳の引きこもり、ということに衝撃を受けました。 輝かしい日々を生きるはずであった20歳からの40年間を引きこもり さらにこの後も 引きこもり続けるのであろう60歳。 このご家族のモラとの暮らしはまだまだ続いていくのです。
逃げるのを躊躇っておられる方々、どうか85歳になるまで待たないでください。 子供たちのために、あなた自身のために どうぞ 勇気をふるって一歩を踏み出してください。
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