コーラスのメンバーMさんが「花は咲く」と「リンゴの歌」を歌ってくださった。ソプラノでいい声であるのだが、薬のため高音が出なった。みんなも一緒に歌って盛り上げた。
「リンゴの唄」吹き込みの際、作曲者の万城目正は度々ダメを出し、「もっと明るく歌うように」と指示した。しかし、この注文は当時の並木には酷で、並木は戦争で父親と次兄、3月10日の東京大空襲で母を亡くしていたため、とてもそんな気分にはなれなかったのである。その事を聞いた万城目は、「君一人が不幸じゃないんだよ」と諭して並木を励まし、あの心躍らせるような明るい歌声が生まれたという。・・・・パソコンから
|