| [115] ラブ!ラブ!ラブ!〜第一章「真理」〜 |
- ☆トキラ☆ライト☆トキ☆ - 2006年06月24日 (土) 00時08分
お弁当を持って私は走った。
お母さんは、後ろから見守っていた。
「…あれ?真理、足がズルズルしてる気が…」
そんなことは知らない真理は、走っていった。
「真理!」 「由美!」 親友の、杉本 由美李<スギモト ユミリ>が真理に抱きついた。
「由美ね!橋川君とさっき話したんだぁ!」 子供のようにはしゃぐ顔が、真理は大好きだった。
「橋川君かぁ…」 橋川 翔<ハシカワ ショウ>モテモテなんだけど私のタイプではない。 そんな毎日が続く私。
放課後――― 「バイバイ!真理!」
由美は、橋川君が大好き。
「ただいまぁ!」 「おかえり!お姉ちゃん!」
妹の「春」が、はしってきた。 お母さんも続いてやってきた。
「キャァ!」 ドシン! 真理がこけた。 段差も、こけそうなところもない平行な場所で。 母は、首をかしげた。
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